桃源郷への道 10
★部分を削除改定しました。
完全ver.はムーンライトにて。
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「失礼。……本当に、あなたは……かわいらしいひとだ。……今日は手短に終わらせてあげようと思っていたのですが……もう少し、おつきあいしていただきましょう。」
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ジョージオさまの口元が緩んだ。
色気だだ漏れ……というか、何というか……
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ジョージオさまは満足そうに私を翻弄した。
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「……とても意地悪な顔をしてらっしゃいましたわ。」
ことが終わり、私を腕に抱いたままベッドに横臥したジョージオさまにそう言ってみた。
ジョージオさまは、にこっと爽やかにほほえまれた。
先ほどとは別人のように、穏やかだ。
「あなたがあまりに、かわいらしいから。……うれしいよ。フィズ。……もっともっとあなたが欲しいけれど……夜までお預け、だね。」
……まだ、足りないのですか。
私だけでなく、ジョージオさまも、かなり汗だくなのに……。
「……お嫌ですか?」
返事をしなかった私に、ジョージオさまは少しだけ不安になられたらしい。
慌てて私は首を横に振った。
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身体は疲れたけれど……何だか気持ちよくて……眠いわ……。
「少し眠りましょうか。このまま……。」
ジョージオさまの言葉が途切れた。
2人とも重くなってしまったまぶたをこれ以上上げていることができず……どちらからともなく、眠ってしまった。
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