ゆうやのプレイ4
レトロ風ゲーム『勇者のRPG』作品にて、ただ1人除いて誰もが進む事を成せなかった場所、それが最終ステージの『魔王のお城』の前にそびえ立つ門である。
「うわぁ… 今、38%だ」
その場所までやって来たゆうやの現在のクリア率である。 時間をかけてきたにもかかわらずにこの結果。サイトにあった42%の凄さを知った。1%にかなり内容が詰まっているためにかなりの差があって、ゲームをやる本格的な人との格の違いはやっぱり大きいんだなと認識させられた。
・・優那はこの時に44%あったことは知らない。
「いざ!魔王城へ」なんて思っていたけど情報通り、『カギがかかっています』なんて表示されて入ることが出来なかった。
ここでゆうやは悩みに悩んで、〝鍵〟からカナカナの町で牢屋から助けてくれた「ぬすっと少女」を引き出した。
「最後の直前まで来て仲間が3人のままはオカシイよな・・・、あの少女がどこかで仲間に出来てここを開けられる・・」
そう予測をたてて、外れていない確率が高いだろうと確信に近いなにかを持てた気がした。
そう! これは正しい予測で『カナカナの町』の近くに何かあることの布石である。
カナカナの町の攻略時にもあったのだがとても気付きにくい。それがここまで来ているとその者のセリフの変化無しによって、少し分かりやすくなるのである。
因みに「ぬすっと少女」は違う町で仲間に入れられる隠しキャラであって、〝鍵〟の入手イベントでは連想に加担するだけの全く関係は無い。
結局、ゆうやは手掛かりが得られずに粘りに粘ってから、3冊目優那の攻略法に手を伸ばすことになる。
「このゲームはどれもこれもヒントが小さ過ぎて分かるか!!」
姉への尊敬と理不尽への叫びであった。




