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浜辺にて

 カナカナの町の家にキョーさんがお見送りで遊びに来ています。

「こちらでも、お隣さんですね~♪

 よろしくお願いしますね」

「そうですね、よろしくお願いします」

 この独特なほんわかした空気がキョーさんと居て和むんだよね~♪

「キョーさんはどうやってカナカナの町へ来たの?」

 行き来が出来るくらいだからそういうこと(・・・・・・)なんだろう、遂にきいちゃうよ!

「えーと??」

 首を傾げたキョーさん

 あれ、シクジった? やっぱりきいてはイケナイことだったのか! 不思議そうな顔をされた!?

 少しの沈黙が痛い…何か考えてのか視線がゆらゆら~してる

「『モンスター対策剤』を持っていないでしょうか~?」

 何それ?知らない

「それって何ですか?」

「ふわぁ~! ただ者ではないと思っていましたがそうでしたか♪」

 キョーさんが急に感動して明るい声をあげた

「ユウナさんたちは対抗策があるんですね~

 そういえば、メタルリング家(あのいえ)に行ってたって聞いたばかりでした、あははは~♪」

 答えが返ってくる前になにかが自己解決していて、一人頷きほのぼのと笑顔を見せて私たちを褒めてくれた。

「あの・・ユウナ様、『モンスター対策剤』というのは、モンスターが嫌に感じるにおいを発して寄り付かせないようにする薬みたいですよ」

「みのりさんは知ってるの?」

「はい、マァマ様にききました」

 色々話された時に話題に出たんだね、『モンスター対策剤』か・・ゲームでも『かほり袋(大、中、小)』があってモンスターに遭遇しなくなるっていうアイテムがあったなぁ、効果はそれぞれ100歩、50歩、25歩、歩は1マス移動で1歩だ。

「忘れてました~、はいそうです」

 売っている場所をきいてみるとこの町くらいしか無いのでは?という。モンスター溢れる世界で何でと思っていると、理由は至極単純で値段である。命を守れるのだから当然っちゃ当然だが、ひとつで6000Gする。しかも、その『モンスター対策剤』の効果は大体半日程度だから何個も携帯しないといけなくて普通の人は買えない、だから金持ちの多いこの町に流通していて、他では数個程度しか無いと分かった。

 今回、勇者様たちにはキョーさんが会って軽いノリで誘ったからのようで強くなったわけじゃなかった、一気にモンスターが強くなってくるのに無理だよね…

「お父様に「この先は知らないから情報集めで、このまま一気に人助けしながら魔王を倒しに行ってみるか」なんて言ってました~、大丈夫でしょうかね?」

 うん、無謀ですよ。我が子には絶対に会わないように祈っております!

 それから色々お喋りをしてから、『アイテム』として送ってあげる事を伝えたら喜んでくれた。


 キョーさんは久しぶりの家族に会ったのだが、ゆっくりすることはなく、次の日にはいつもの格好で頼んできたのでキョーさんに触れて「アイテム」と言ったらキチンと収納されたのだった。『仲間』以外もできたね♪ 絆の深さを感じられてなんか嬉しいよ

 ・・成功しか見てないから本当に信頼が無いと入れられないのか分からなくなってきたなぁ…

 ホント町の家でキョーさんを出すと「ほわぁ~!」って感じで何故か尊敬された。

「うふふ♪ これはお礼です~」

『『モンスター対策剤』×3手に入れた』

 高価な物もらっちゃったよ、ありがとうございます!

・・・。

『入り江の洞窟』、次に進むべき場所

 カナカナの町から南へ行った先には海が広がっていて、海岸がある。

 次の町へ行くには青い海に通った道・水色の海の道の底を進み抜けると辿り着ける。

 当然、海の中は歩けない!

 そこで必要なのが、王様より情報を頂いた海岸沿いにある洞窟に眠ると言われている伝説のお宝だった。

・・・。

「ということで、これが海だね! キレイだね♪」

「すごいねー!」「広いですねぇ!」

 思っていたよりも町からずっと近くて想定の何倍も早く海に着いた。 カナカナの町周辺の(マス)規模を考えたら何日もかかると思ってたけど、またマップが変わったってことだね。

 私も海を初めて見るからちょっと感動している。

 青く透明な海で南国を思い出すようだ。水色の海の道は無いね、どの辺から入れるか想像でしか分からないなぁ、もしかしたら船でもあるのかな? 町で人力車だったのだから無さそうだけどボートくらいなら・・・。

「このまま浜辺を右側に進んで行くよ!」

「「おー!」」

「あ、千ちゃん・・・」

 今、きづいちゃった…、みんなも忘れてたみたい。


・・ということで

「海だよ!」

「そうだね?」

 だよねー、近場だもんね。

 千ちゃんの両親も聞いていたのかあっさりと許可を出してくれた。今までが今までだったから自由に生きてくれって感じだった。 同行してなくても『仲間』である。そのため、千ちゃん()経験値は入っていたから既に並んでいる。


ユウナLV.31:絶世の美女,15歳(不老、不死)

HP:320 MP:640 ATK:4  DEF:41 MAT:5 MGR:33 CT:700


マルシカクLV.31:まってておねえちゃん,7歳(不老、不死)

HP:200 MP:130 ATK:42 DEF:23 MAT:100 MGR:32 CT:40


みのりLV.31:聖女は果報者,17歳《16歳》(不老、不死)

HP:85 MP:81 ATK:13  DEF:21 MAT:69 MGR:74 CT:18


千 LV.31:まっすぐ短刀使い,9歳(*不老、不死)

HP:29 MP:33 ATK:98  DEF:13 MAT:5 MGR:16 CT:64


 職業欄がすごいの。私は『絶世の美女』だよ! あの伯爵様の影響だよ。

 マルシカクちゃんは何か私に遂げようとしてそうだし。みのりさんは休日中のアレだよね、でもCTが上がってる。

 それで千ちゃんだよ、強いけどすごい危険! これから敵も強くなる場所だし下手したら『不死』を使っちゃう可能性もあるのが怖い、あるから連れていけるんだけどそんなの経験したくない!

「頑張るからね!」

 今までやっていたお仕事とは違う冒険にキラキラした目だ!

 動機なんてみんなと同じ、止めることなんて出来ないよ! 楽しもうね!

・・・。

 千ちゃんに戦闘は浜辺に来るまでに何回もやっているので『ターン制』について特異パターン以外は理解して貰えたと思う。

「海のそばって気持ち良いねぇ、泳ぐことってあるのかな?」

 そろそろ暖気って言うし海で泳ぐってあるのかなと思って質問してみた

「分からない」「泳ぐ、ですか?」「???」

 千ちゃん、みのりさん、マルシカクちゃんからの返事に肯定は無くてあれ?って思った。みのりさんに関しては『泳ぐ』が何だか分からないみたいだ。水着があるのだから泳ぐのもあると思ってたけど

「水に入って体を浮かせて進む、みたいな…?」

 泳ぐってなんて説明すればいいのか分からずになんとなくで説明すれば、みのりさんに驚かれてしまった

「ふぇ!? 水に入って浮くのですか?」

「おふろで『タオル』とかうく(・・)よね!」

「はぅ! たしかにそうですね・・」

 さすがマルシカクちゃん、経験が無いのに、浮力とか理論は知らなくても身近な例がすぐ出てきた、ありがと!

「モンスターが危ないね、襲われないかな?」

 千ちゃんの指摘にハッとなる、たしかに危険だ。魔王出現前は知らないけど、今、海で泳ぐ人はいないか。


・・・ザザザザザザザァァァ

「なんかきたよ!!」「にゃ、にゃんでしょうか!?」「どうしよう!?」

 うわ!? なんか、進む遥か先の方に砂が左右に飛び散り上がっている!?

 しかもなんか、こっちに近付いて来ているような気がするよ!

「みんな止まって!! 判断出来るまで待とう!」

「「はい!」」「うん!」

 冷静に行動出来る私すごくない!? すっかり馴染んだよ!

 みんなもピタッと落ち着いて警戒に移るからとうそつがとれてる(・・・・・・・・・)っていうのかな?

「わんちゃんだ♪」

 舞う砂が近付いてきたら戦闘ウィンドウが現れる、敵だ!

 徐々に何かが見えてきたものは犬だった、走る犬だ。ただの犬で無い、2足で疾走する犬だった。

 うん、なんか気持ち悪い。見た目は大きな大きな普通の犬なのに気持ちが悪い。きっと常識が邪魔してそう感じているだけで普通の黒犬だろう。マルシカクちゃんも目が輝いているもん! よく見たら、かわいい補正されてるし!

「あ、戦闘だよ!」

「そう、ですか?」

 2人は切り替えるけど、千ちゃんはまだ慣れてないから犬と戦闘になるのか疑問みたいだ。ナイフは構えておいてね! 正直、千ちゃんと最も相性悪いからね!

 そう、私はこの相手を知っている。 似ている犬種(モンスター)ですって言われたら分からないけど黒い2足で立ち駆ける犬なんて間違いないだろう。記憶力を試す時だね!!

「ケイレルナインシュナイン・ムートル・ナハテンハイマー・ケシー!」

「「「???」」」

 だんだんと減速してきた犬が近付いて止まった時に言い放つ。みんなが「はい?」とか「え?」みたいになったけどやってきた犬の名前だよ。

「ワン!! ワワワン、ワン!!」

 犬だ! 読み取る能力が無いから感じ取れない!(・・・・・・) でも、なんか怒っているようだ。

 彼女が「ケイレルナインシュ()イン・ムート(ル×)・ナ()テンハイマー・ケシーだ!」と憤慨しているのは誰も(・・)伝えてくれなかった。

 もしかしたらと思って『メニュー』を開いてみたけど『~気がする』みたいな翻訳も無く何を怒っているかも、何故襲ってきたのかも分からない。戦闘ウィンドウが開きっぱなしなのだから私たちのターンを待っているのは間違いない

「とりあえず戦うけど、ごめんね! 千ちゃんは後ろで『防御』する態勢をとっておいて」

「・・・はい…」

 寂しそうな千ちゃんに胸が痛くなる。だけど許して…。


 本来は、ゲームで『仲間』の人数は勇者を含めて5人。しかし戦闘に参加出来るのは3人であった。

 グリードやイントリッヒの時には結局戦闘に参加しなかったので忘れていたけど、千ちゃんが仲間になって伯爵のあれこれがあってからこのシステムを思い出して、久しぶりに『用語・遊び方』を調べたところ、『戦闘』のところに追加で『戦闘人数に制限はもたない』と追記されていたのだ。


 私は一撃で落とされる可能性の高いみのりさんに防御アップをかけておく

「はぅぅ…わたくしよりもマルシカク様にかけてあげて下さい…」

 みのりさんは、今回は千ちゃんへの掛け合いから危険だって察していて、自分が最初にかけられたのが申し訳ないようだ。

「みのりさん、これだけはハッキリ言いますので聞いて下さい

 私は絶対に『仲間全員』を!守ることを優先します!!」

 『不死』があることはみのりさんも知っている。私がマルシカクちゃんを一番に守りたいのも知っていると思っている(・・・・・・)

「仲間の命に優先順位はありません!」

「はわぁ!」

 ボッと顔を赤らめたみのりさんは自分が間違っていたことを悟ったのか、照れながらもキリッと表情を引き締めて自分はこの敵にどう動けばいいか考え始めた。

 ・・自分の想いを言ってなんだけど私も体が暑く、顔が熱くなってきた…恥ずかしい…

「おねえちゃんかっこいーよ!大すき!!」

「うん!ユウナちゃん格好いい! 千も後ろで頑張る!!」

 あぅ…柄にも無いことからの賞讃を浴びてさらに恥ずかしい気持ちに! でも、みんなそれぞれが自分の『場所』に納得してくれて嬉しいよぉ!

 みのりさんは千ちゃんを引っ込めて自分に防御アップをかけられたことから、相手に物理より魔法で自分は今、攻撃するより攻撃を通りやすくするのが大事だと推測した

「魔法防御ダウン!」

 さすがみのりさん、正解だよ!

「おねえちゃん、何がいーい?」

 マルシカクちゃんかわいい! 小さな子が何かを質問してくる姿ってかわいいよね?

 うん…同級生はウザイ、メンドイって言ってた。「じゃあ、あれは?」とか「〇〇って?」みたいに連続でくるのとか、考えてわかりやすく言ってあげようって、私は心が笑顔になるけど普通は違ったみたいなんだよね。

「マルシカクちゃんかわいいよ♪」

「え? ・・んんっ ・・うん! おねえちゃんも!」

 しまったと思いつつ、ついつい空気を違えた本音がこぼれてしまったらマルシカクちゃんが予期しないことにスゴく照れていてモジモジ、戦闘中じゃなかったら抱き締めたい!

 すぐに気を取り直して「ギガファイアーで」と言う。

 ケシー(略)が堂々たる姿で攻撃を受けるとマルシカクちゃんへとタックルをかます、その光景は目を背けたくなる威力に見えるけど、衝撃は無いようで平然としていた。

 マルシカクちゃんのHPが一気に110ほど減っている、やっぱり強い!

「マルシカクちゃん大丈夫!?」

「うん! だいじょーぶだよ!」

 やっぱり精神的に強い! かなりの恐怖だろうけど無理はしてないのが分かる。 みのりさんも怯えてる、マルシカクちゃんが受けたからもあるだろうけど普通に怖い。千ちゃんはマルシカクちゃんを心配してるだけ、やっぱり元暗殺者だけあって精神は強いのかな。

 ゲームで怖いのはノックバック、ターン制で関係は無いけど僧侶(回復役)にされ続けるとジリ貧になりかなりキツくなる、ケシーとの対戦の一番の対策は足装備の充実と僧侶の防具固めが特に重要だった。

「みのりさん回復お願い。防御アップ!」

 マルシカクちゃんをみのりさんに任せて次は千ちゃんを上げた。

 2ターン目も終わり、心は痛いが運良く、ケシーはマルシカクちゃんに突撃した。

「私が回復するからみのりさんは攻撃ダウンを!」

「はい!!」

 ケシーの攻撃はみのりさんへ、私にこなくてモヤモヤする!

「きゃ!? はぅ…痛く無いですぅ」

 いつもマルシカクちゃんの一撃終了が多いからみのりさんが受けた経験なんて無効化の時くらいだろう、かなりの恐怖に涙目だ、しかし戦意が削がれるなんてことは無く立ち向かってる。 減ったHPは64、やっぱり千ちゃんが受けたら無理か…、バフとデバフでどのくらいまで軽減されるかなって思ったけど…、一応、ギャルセット着せているけど彼女に向かないことを祈ろう。

「みのりさん、攻撃して! 防御アップ!」

 切れたみのりさんの魔法をかけ直しながら指示

「は、はい! ホーリーレイ!」

 みのりさんの攻撃が決まると、そろそろだと予想通りにケシーが「ワンワン!」激しくほえだした! 相変わらず何言ってるか分からない、何故セリフ翻訳をしてくれなかったんだろう? 意味の無い会話なのか・・もしかしたら、ちょっと表現がいき過ぎた内容だから自主規制されたからとか?

 それにしても攻撃力の高い体力お化け相手は結構辛いね、いくらマルシカクちゃんが強くても1人だとターンがかかっちゃう。一撃ダウンさえを免れれば回復出来るけどそれ以上があると予想出来るなら対策は万全にしたい。一番いいのはレベル上げしてから進むことなんだけど・・素材集めや遊びとして以外はする気ないからね♪

「ここからは千ちゃんも戦って! 最初に行動して、終わったら後ろに!」

「はい!頑張るです!」

 ATK依存攻撃は多分半減されちゃうけど千ちゃんも強いからダメージがいっぱい通る、はやく終わらせよう!

 ケシーの次の攻撃が千ちゃんを除いた全員に走り抜けながらのひっかきで走りながらの通り抜けに手を振ってきた。これはタックルより弱いけど前にいるキャラ全員攻撃、ゲームなら攻撃に集中出来るラッキーだけど、HPとDFEが低い2人が負うと次で危ないのでみのりさんと回復(ヒール)に、そのせいで結局3ターンかかる。千ちゃんにはいかなかったから良かった。

「ワンワワンワン?」

『あなたたちは魔王様の存在を消そうとする存在ではないのか?』

 おぉ? 残りHP1/3であろう時にケシーの鳴き声と共に会話ウィンドウが現れたよ

「違うよ、襲ってこなければ戦わないよ。 ・・・ていうか(モンスターが消えちゃうかもだから)戦いたくないな」

『わんちゃんが喋ったの?』マルシカクちゃんからそんな顔を向けられて頷いたらニパッと笑顔で杖を下ろす、一応戦闘は終わってないからね?

 少し悩んでいたケシーだがゆっくりとこちらに歩き出すと戦闘ウィンドウが消えたので戦闘終了の指示を出す。 四天王バラットの時と同じでリザルトは保留になっている

「ねぇねぇ、ユウナちゃんがよく前でこうしてるのって何なのかな?」

 千ちゃんが寄ってきて、(エアー)コントローラー操作の真似をしながら尋ねてきた。たしかに見えてないから奇妙に映るよね、マルシカクちゃんもみのりさんも気にしないから忘れてたよ、仲間だけでも見えるようにならないのかなぁ

「これはね、うーん、画面・・えー、『仲間』の力とか…、あ!いつも服の着せ替えとかやってるでしょ? それが見えていて魔法みたいのでやってるんだよ」

「すごいね! それは千は出来るの?」

「これは出来ないかな…」

「残念…」

 ちょっと残念って感じで待ってくれてるケシーの方を見た。

「ちょっと!みゃったー!!」

 ドドドド!とケシーが来た時みたいに遠くから駆けてくる・・・黒い布が!?

「ニャッハー!! 来たニャ!呼んだかニャ!ニャッッハー!!」

 あまり御世話になってない方のあやしい商売人さんだった! 呼んでないよ!?

「疲れたニャ…… ちょっと待つニャ…」

 息をゼェゼェ吐いてると思われるのをしばし待機

「ニャニャニャニャッハー!! 復活ニャ! 快活ニャ! 狡猾ニャー!」

 このわけ分からんノリが懐かしいと感じられるのは幸せだろうか

「これニャ! 買えニャ! 全部で400Gニャ!!」

 押し売りだ!? でも安い。なんだろう、両側捻れてる袋に入ったキャンディ?

「これもニャ! 200Gニャ! 無理矢理ニャ! ニャッハー!!」

 これまたキャンディ、計8個のキャンディ600Gの押し売り、安いからいいけどとお金を払う。

「ありがとうニャ!毎度ありニャ!ニャニャニャニャッハー!!

 あ、次回は出演するから楽しみにニャ! ニャー!!」

 慌ただしく、(おそらく)番宣をして帰っていったニャッハーさん。

 とりあえずケシーを見ても何かを待っているみたいなので、キャンディを2つずつみんなに渡して舐める

「あまくておいしー♪」

「こちらは少しだけ酸っぱいです」

 イチゴ味とレモン味だった。

・・・。

「そこのあんた、アタイのことを知っているみたいだけど、アタイの名前はケイレルナインシュライン・ムート・ナアテンハイマー・ケシーだよ!」

「そ、それは失礼しました…」

 やばい、何が違ったか分からないけど名前を言い間違えてたみたいだ。

「ケイレンライムーハンマーケシー?」

 千ちゃんはもちろん、みんなも分からなかった。

 あれ?「ワン」が聞こえないし、みんなにも同じように聞こえてる?

「ケシーでいいよ!」

「ケシーさん!」「ケシーちゃん!」

「フフフ、スマナカッタね!

 もう、攻撃したりしないから許しておくれ」

 姉御肌のいい人、犬?だ! 円らな瞳がキラリと光る

「魔王様に牙向けるなら容赦はしないからね!

 またね!」

「「「またね!」」」「ま、またねです…?」

 来た時同様に砂を巻き上げて帰っていく、犬で話が出来たのもあるだろうけどマルシカクちゃんと千ちゃんは気に入ったみたいだ

「千ちゃん、強いモンスターと戦ってみてどうだった、やめたくなった?」

「・・いいえ! 付いてく!」

「ん、よろしくね」

「うん!」

 あのレベルの敵は少ないけどトラウマになったとかはなかった、千ちゃんが仲間になりました!

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