〜イサムサプライズ編〜
自宅
イサムの自宅で、会議が行われていた。
「もうすぐキノコの誕生日だな」
「なんだよ、俺たちを呼んで」シャニカマが言う。
「作戦会議だとかなんとか・・・」デュラ田が困惑の表情を浮かべる。
「こっちの世界では、サプライズと言うものが女子にウケるらしいな」
イサムは少し前にインターネットで読んだクソみたいな恋愛テクニックの記事で覚えた事を言う。
「キノコくんに、サプライズでプレゼントって事か?」デュラ田は呑み込んだようだ。
「男が男にサプライズってキモくねぇ?」シャニカマが言う。
「分かってないねぇ。シャニカマくん。」イサムはドヤ顔で語る。
「あえて学校で、サプライズをやるわけさ。俺らがキノコに、そうすると、あの男子たち素敵!って教室にいる女子たちにモテるわけですわ」
「・・・なるほど」
シャニカマは踏み台にプレゼントを貰うキノコが可哀想で仕方ないが、自分のイメージアップになるのであれば構わない、と乗り気だ。
「ひとり500円で、1500円で買えるプレゼントを考えたいんだ」
「お菓子とかは無難だよな」
「かと言って、近所のババアじゃあるまいし・・・」
「漫画か?」
「漫画なら、アイツは自分で買うさ」
「たまに鼻毛出てるし、鼻毛カッターとかどうだ?」
「でも、なんか微妙じゃない?」
「私服ダセェし、シャツのプレゼントは?」
「確かに良いかもな。」
「無難なブランドの安いやつあるかな」
「ファストファッションの店なら有名キャラのやつとかあるよな」
「ああいうの着るだけでも、キノコのダサさは激減するしな・・・」
「そうしよう」
「ところでアイツの服のサイズっていくだろうな?」
「ダサいのDだろ?」
「そんなサイズねーよ」
「Sだよぉっ!」キノコが泣きながら言う。
3人はすっかり、忘れていたが、キノコ本人もいたのである。
逆にサプライズだった。




