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この世界に残るもの  作者: 深空 律
第一部 知らない世界
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8/71

第8話 暮らす

翌朝、大和は目が覚めても、しばらく天井を眺めていた。木の梁は少し歪み、板の隙間から細い光が差し込んでいる。静かだった。怪物はいない。走らなくていいし、腕から妙な刃を出す必要もない。


「……平和だ」


口にしてみると、それだけで少し可笑しかった。身体を起こし、昨日の戦いで傷を負った場所を確かめる。当然のように何も残っていない。


「便利なんだけどなあ」


右腕を見る。どこから見ても普通の人間の腕だ。これが変形し、怪物を殺せる。考え始めれば、また面倒なことばかり浮かんでくる。大和は立ち上がった。


「今日は考えない」


そう決めて外へ出ると、村はすでに動き始めていた。荷物を運ぶ者。火を起こす者。畑へ向かう者。家畜らしい動物へ餌をやる子供。大和が知らないだけで、ここには毎日繰り返されている生活がある。


昨日まで、怪物ばかり見ていた。だが本当は、怪物と戦う時間より、こうして暮らしている時間の方がずっと長いのだろう。


「ヤマト」


声を掛けられて振り向くと、アキトが立っていた。手には斧を持っている。


「おはようございます」


「もう動けるか?」


「はい」


「なら来い」


「どこへ?」


アキトは斧を大和へ差し出した。


「働くと言っただろう」


大和は斧を見る。


「早速?」


「飯を食うなら働く」


「正論だ」


文句は言えない。大和はアキトについて村の端まで行った。そこには大量の丸太や枝、乾燥させた木材、その横には薪が積んである。


「これ?」


「割る」


アキトが言った。大和は少し安心した。


「薪割りなら分かります」


「やったことがあるのか?」


「ないです」


アキトが大和を見る。


「分かると言っただろう」


「見たことはあります」


「同じじゃない」


「ごもっとも」


アキトは一本の木を台へ立て、斧を振り上げた。乾いた音とともに木がきれいに割れる。


「こうだ」


「簡単そう」


「やってみろ」


大和は斧を受け取り、丸太を立てた。先日、槍を投げた時のことを思い出す。力を入れすぎるな。軽く。本当に軽く。斧を振り下ろした。ばきん。丸太は割れた。そこまではよかった。斧はその下の台にまで深々と食い込んでいた。


「……」


大和とアキトが、二人そろって斧を見る。


「軽くやったんですけど」


「もっと軽くしろ」


「はい」


大和は斧を抜こうとした。抜けない。少し力を入れる。台ごと持ち上がった。


「……」


「もっと丁寧に扱え」


「はい」


何だろう。怪物と戦っている時より恥ずかしい。二本目はかなり弱く振った。ぱこん。木が途中まで割れる。


「お。これくらい?」


「もう少し」


もう一度振る。ぱき。今度はきれいに割れた。


「できた」


アキトが頷く。


「そのくらいでいい」


大和は少し得意になる。


「力加減さえ覚えたら余裕ですね」


その十分後、大和は斧の柄を折った。


「……」


手の中には半分になった柄が残っている。大和はアキトを見た。アキトは何も言わない。その沈黙が痛い。


「すみません」


「二本目だ」


「一本目は折ってないですよ」


「台を壊した」


「あれも数える?」


「数える」


大和は素直に頭を下げた。


「すみませんでした」


アキトはため息をつき、折れた柄を拾った。


「力が強いことと、仕事ができることは違う」


大和は少し笑った。


「それ、かなり刺さります」


「何がだ」


「いや」


足元には割った薪と、使えなくした柄が並んでいた。大和は折れた方を拾い集めた。アキトが新しい斧を持ってくる。


「もう一度」


「まだやらせてくれる?」


「できるようになるまでやれ」


「厳しいなあ」


「飯を食うんだろう」


「食べます」


「なら働け」


「はい」


それから大和は、かなり真面目に薪を割った。


昼前には、ようやく手頃な大きさの薪が積み上がった。身体はまったく疲れていない。ただ、精神的には少し疲れた。


「終わった……」


大和がその場に座ると、アキトが薪の山を眺めた。


「最初よりはましになった」


「褒めてます?」


「褒めている」


「もっと分かりやすく褒めてください」


「斧を三本目まで壊さなかった」


「基準が低い」


アキトが少し笑った。大和も笑う。その時、遠くから声が飛んできた。


「ヤマト!」


レティが両手に籠を抱えて走ってくる。


「お昼!」


「助かった」


大和が立ち上がると、レティは木陰に籠を置いた。中にはパン、焼いた肉、野菜、果物が入っている。


「これ全部?」


「アキトの分も」


「ああ」


少し残念そうな大和を見て、レティが笑う。


「足りなかったら持ってくるよ」


「いや、十分」


三人で木陰へ座る。大和は肉を一つ取った。


「うまい」


「まだ食べてないよ」


レティが言う。


「あ」


見れば、まだ口へ運んでもいない。


「見た目で言った」


「ちゃんと食べて」


「はい」


一口食べる。


「うまい」


レティの尻尾が動いた。大和はそれを見る。


「本当に分かりやすいな」


「何が?」


「いや」


大和はもう一つ肉を取った。


「これ、レティが作った?」


「肉は私」


「へえ。普通にうまい」


「普通に?」


「かなりうまい」


尻尾がさらに動く。アキトは黙って食べている。大和はふと思いついて聞いた。


「この肉って何です?」


レティが動物の名前らしい言葉を言った。知らない。


「分からない」


「ヤマトのところにはいない?」


「多分」


「じゃあ、ヤマトのところでは何食べてたの?」


大和は少し考えた。


「牛。豚。鶏」


「とりはいる」


「鳥いるんだ」


少し嬉しい。共通点だ。レティが聞く。


「毎日肉食べてた?」


「食べようと思えば」


「すごい」


「そう?」


「肉、高いよ」


大和の手が止まった。高い。ここでも、そういう感覚はあるらしい。


「俺のところは……食べ物を作るのが、かなり上手かった」


「どうやって?」


「それが」


大和は笑った。


「俺、食べてただけだから分からない」


レティが笑い、アキトも僅かに笑った。


「でも、店に行けば、いつでも大体何でも買えた」


レティの目が丸くなる。


「いつでも?」


「夜でも」


「夜?」


「夜中でも開いてる店があった」


「なんで?」


大和は答えようとして止まった。


「……なんでだろ」


考えたこともなかった。夜中でも明るくて、食べ物が並び、誰かが働いていた。


「便利だったから?」


「変なの」


レティが言う。


「それは俺も今思った」


大和は笑った。食べ終わる頃、レティが大和の手を見た。


「痛くない?」


「何が?」


「斧」


大和が手を見る。豆も傷もない。


「全然」


「いいなあ」


「いや」


大和は笑った。


「道具壊すから、あんまり良くない」


アキトが即座に頷いた。


「本当に良くない」


「まだ言う?」


昼からは仕事が変わった。今度はシェルドだった。


「薪はもういい」


「追放された?」


「道具が減る」


「完全に信用失ってる」


「こっちだ」


連れていかれたのは村の倉庫だった。中には袋、壺、木箱、乾燥した食料、道具、武器。かなりの量がある。シェルドは一つずつ確認していた。


「何するんです?」


「数える」


「俺が?」


「俺と」


「何を?」


「全部」


大和は倉庫を見渡した。


「薪割りの方がよかった」


「戻るか?」


「斧壊すのでやめときます」


シェルドは木の板を一枚持っている。そこに記号のようなものが刻まれていた。


「文字?」


「そうだ」


シェルドは袋を指した。


「乾燥した豆」


次。


「麦」


次。


「塩」


数を確認し、板へ書いていく。大和は見ながら聞いた。


「毎日やるんですか?」


「全部はやらない」


「じゃあ今日は?」


「お前に覚えさせる」


「俺?」


「村にいるなら、村の物がどこにあるか知っておいた方がいい」


大和は少しだけ黙った。村にいるなら、と当然のように言われた。大和は背筋を伸ばして返事をした。


「はい」


数える。運ぶ。場所を覚える。力仕事なら、大和はかなり役に立った。大きな袋を二つ、三つまとめて持とうとすると、シェルドに止められる。


「一つずつ運べ」


「持てますよ」


「落とした時の被害が増える」


「なるほど」


怪力、却下。一つずつ運ぶ。


「効率悪くない?」


「お前はまず壊さないことを覚えろ」


「アキトと同じこと言ってる」


「アキトから聞いた」


「もう広まってる?」


「斧を壊した話なら、村中知っている」


「早すぎるだろ!」


外から子供の笑い声が聞こえた。嫌な予感がして倉庫から出ると、犬耳の子供が大和を見ながら小さな枝を斧のように振った。


「ヤマト!」


「何?」


「ばきっ!」


子供が笑う。周りの子供も笑う。


「もうネタにされてる!」


シェルドは止めない。むしろ少し口元が緩んでいる。


「絶対楽しんでるだろ」


「仕事をしろ」


「はいはい」


倉庫の作業を続けるうち、大和はシェルドが何度も同じ袋を確認していることに気づいた。


「これ、昨日どれくらい使ったか分かるんです?」


「大体は」


「大体?」


「使った者が報告する」


「書かない?」


「必要な時は書く」


大和は板を見る。総量らしいものはある。だが、毎日の出入りまでは細かく残していないようだった。


「ふーん」


「何だ」


「いや」


大和は少し考える。昔、仕事で見た在庫の表を思い出した。自分が直接管理していたわけではないが、見たことはある。何個入った。何個出た。残り何個。そういう当たり前の管理。


「もっと楽にできそうだけど」


シェルドが見る。


「何を」


「これ」


大和は板を指した。


「どうやって?」


聞かれて、大和は口を開き――止まった。


「……ちょっと考えないと分からない」


シェルドは少しだけ眉を上げる。


「分からないのに言ったのか」


「俺のところでは、もっと細かく管理してたんです」


「どうやって」


「だから、そこを思い出してる」


シェルドはしばらく大和を見た。


「思い出したら言え」


それだけだった。大和は少し意外に思った。


「聞くんですね」


「使えるなら使う」


「使えなかったら?」


「使わない」


「分かりやすい」


大和は笑った。


夕方、ようやく倉庫から解放された。身体ではなく頭が疲れた。数字。物の場所。知らない名前。村の道を歩いていると、今度はルシアンに声を掛けられた。


「ヤマト」


「何?」


「来い」


「今日はみんな俺を連れ回すな」


「嫌ならいい」


「そう言われると行きます」


連れていかれたのは村の外れにある広い空き地だった。地面には石や木、古い道具が置かれている。


「何ここ?」


「試す場所」


「何を?」


ルシアンは大和を見る。


「お前」


嫌な予感がした。


「身体」


「やっぱり」


ルシアンは昨日から、大和の能力をかなり気にしている。


「刃は出しませんよ」


「出せと言ってない」


「じゃあ何する?」


ルシアンは大きな石を指した。大和の腰くらいある。


「持てる?」


「多分」


大和は石へ手を掛けた。持ち上がる。


「うわ」


自分でも少し笑う。重さはある。でも、持てる。ルシアンは驚くより先に、大和の身体の使い方を見ていた。


「置け」


置く。


「次」


もっと大きい。


「これも?」


「持てるなら」


手を掛けて力を入れると、今度の石も持ち上がった。重いが、まだいけそうだった。


「何キロくらいあるんだろ」


「きろ?」


「ああ、重さの単位」


ルシアンが聞く。


「お前のところでは重さを数字にする?」


「する」


「ここでもする」


「単位が違うのか」


大和は少し面白くなる。


「こういう違いあるんだな」


ルシアンは石より、大和の持ち方を見ている。


「力は強い」


「それは分かってる」


「でも下手だ」


「アキトにも言われた」


「見れば分かる」


「今日みんな厳しくない?」


次は木の棒だった。


「握れ」


「握るだけ?」


「折らない程度に」


「その条件必要?」


「必要だろ」


大和が棒を握ると、ルシアンが反対側から引いた。


「これくらい?」


「強い」


弱める。


「これ?」


「まだ」


さらに弱める。


「これ?」


「それくらい」


大和は少し考えた。


「俺、普通の力加減が分からなくなってる?」


「多分」


「怪物と戦うなら問題ない?」


「問題ない」


「生活では?」


「斧が折れる」


「それもう聞いた」


ルシアンの口元が少し動いた。大和が見る。


「今笑った?」


「笑ってない」


「笑っただろ」


「続けるぞ」


「逃げた」


その後も、大和は石を持ち、物を掴み、投げ、走り、止まる。そんな地味なことを繰り返した。意外と面白かった。何ができるのか。どこまでできるのか。そして、何ができないのか。怪物との戦闘中では分からないことだった。


「俺、思ったより使いにくいな」


大和が地面へ座ると、ルシアンも近くに座った。


「何が」


「この身体」


「強いだろ」


「強いけど」


大和は手を開く。


「強ければ何でもできると思ってた」


「できない」


「今日、嫌というほど分かった」


少し間を置いて、大和はルシアンを見る。


「怖くない?」


ルシアンの視線が、大和の右腕へ移った。


「お前が?」


「これ」


右腕を指す。


「レティを守った時の」


ルシアンは少し考えた。


「怖い」


やっぱり。大和は少し笑った。


「正直だな」


「嘘をつく理由がない」


「でも普通に近くにいる」


「今は普通だから」


「変わったら?」


「離れる」


即答だった。大和は笑った。


「そこも正直」


ルシアンは大和を見る。


「ただ」


「ん?」


「あの時、変わっても、お前はレティを守った」


大和は黙る。


「形が怪物に似ていても、行動まで同じとは限らない」


大和は少しだけ表情を変えた。


「……ありがとう」


「何が」


「いや」


大和は立ち上がった。


「なんとなく」


ルシアンはそれ以上聞かなかった。村へ戻る途中、大和は水を運んでいる者たちを見た。大きな桶を二人で運び、川と村を何度も往復している。


「あれ、毎日?」


「そうだ」


「大変じゃない?」


「水は必要だ」


「いや、それは分かるけど」


川と村の間には少し高低差がある。遠くはないが、何往復もするなら面倒だ。大和は立ち止まった。昔見た何かが、頭の中にぼんやり浮かぶ。水。回る。運ぶ。


「……水車?」


ルシアンが大和を見る。


「何だそれ」


大和は川を見る。頭の中には、観光地で見たような巨大な木の輪が浮かんでいる。でも、それをどう作る?何に繋ぐ?水を上げるなら別の仕組みもいる。


「いや、まだ分からない」


「何が」


「俺のいたところでは、水の力を使っていろんなことをしてた」


ルシアンが少し興味を示した。


「どうやって?」


「大きい車輪みたいなのを回す」


「それで?」


「……それで」


大和は止まった。


「何してたっけ」


ルシアンが無言で見る。


「いや、本当に見たことはあるんだって!」


「見ただけか」


「見ただけ」


「役に立たない」


「今思い出すから!」


ルシアンは歩き出した。大和も追う。


「でも回転を使うんだよ」


「何に」


「だから、それを考える」


「思い出したら言え」


「シェルドと同じこと言うなあ」


夕食は、昨日より人が多かった。大和たちだけではない。近くの家の者や子供、老人まで集まり、大きな机を囲んでいる。決まった席もあまりないらしい。大和も気づけば普通に座っていた。誰も「客」として扱わない。


料理を取り、足りなければ自分で取る。アビナが大和の皿から肉を取った。


「おい」


「何ニャ?」


「自分の取れ」


「こっちの方がおいしそう」


「同じだって!」


昨日と同じ。レティが笑う。大和は今度、先にアビナの皿から肉を取った。


「ニャ!」


「お返し」


「それ私の!」


「俺のも俺のだった」


「返すニャ!」


「もう食った」


アビナが大和を睨む。大和は得意そうに食べた。


「うまい」


「同じニャ!」


周りが笑い、子供も笑い、大和も笑う。その横で、ノルアは静かに食事をしていた。大和がふと見ると目が合った。ノルアは少しだけ笑った。昨日まで、ほとんど話していない。大和は少し気になっていた。


食事が終わり、外へ出る。夜の村は暗い。大和の知っている夜とはまるで違う。街灯はない。家から漏れる火の光だけ。その代わり、空には数え切れないほどの星があった。


「すげえ」


大和は立ち止まった。現代にいた頃も星は見えた。だが、こんなに見えた記憶はない。


「何が?」


声がした。ノルアだった。少し離れた場所で、一人空を見ている。


「星」


大和が答える。ノルアも空を見る。


「いつもあるよ」


「俺のところでは、こんなに見えなかった」


「星が少ない?」


「いや」


大和は少し考える。


「多分、明るすぎた」


「夜なのに?」


「夜なのに」


ノルアが不思議そうに見る。大和は近くの石へ座った。


「町中、ずっと明るかった」


「火?」


「火じゃなくて……光る道具があった」


「魔法?」


大和は少し笑う。


「俺から見ると、今の俺の身体の方が魔法だけどな」


ノルアも少し笑った。大和は空を見る。


「家も、道も、店も、夜でも全部明るかった」


ノルアは家々を見回し、暗い道へ視線を戻した。


「眠れない」


大和が笑う。


「カーテン閉めるんだよ」


「何で夜を明るくして、また暗くするの?」


大和は止まった。


「……確かに」


考えたこともなかった。ノルアが小さく笑う。大和も笑った。しばらく二人で星を見る。やがてノルアが聞いた。


「帰りたい?」


大和はすぐには答えなかった。家族の待つ家より先に、病室が浮かんだ。母親の手と、冷たい装置。自分はあのあとどうなったのか。家族はどうなったのか。


「帰れるなら、帰りたい」


ノルアが僅かに俯いた。膝の上で指を重ね、黙っている。大和は続ける。


「でも」


ノルアが見る。大和は村を眺めた。家。火。聞こえる笑い声。アビナの声。レティの声。誰かがまだ片付けをしている。


「明日の飯も食いたい」


ノルアは一瞬、何を言われたのか分からない顔をした。そのあと笑った。


「それだけ?」


「大事だろ」


「大事だけど」


「あと、薪割りも」


「好きなの?」


「違う」


即答だった。


「斧壊したから」


ノルアが口元を押さえる。


「知ってる」


大和はショックを受けた。


「ノルアまで知ってるの?」


「みんな知ってる」


「本当に村中じゃん……」


ノルアが声を出して笑った。大和は初めて、ノルアがちゃんと笑うところを見た。


「笑うんだ」


言ったあと、失礼だったかと思った。ノルアの耳が少し動く。


「笑うよ」


「いや、あんまり喋らないから」


「見てる方が好き」


「俺のことも?」


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