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美しい幼馴染と共に、僕は大切なモノを探して日本各地を巡る  作者: NAOKI


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【Vol.9】僕と麻希の秘密!優奈VS麻希!そして、僕は占いで示された場所に行く

 いよいよ、主人公と麻希の、絶対に言えない秘密が、明らかになります。一体、どんな秘密なのでしょうか。どうぞお読み下さい!

 その日の夜、僕が家に帰ると、すぐにスマホに電話がかかってきた。ディスプレイを見ると、驚愕の人物からの着信だと分かった。昨日店に行った麻希からの着信。

 ―なんで、麻希から電話がかかってきたんやろ。昨日、優奈を麻希の店に連れて行って、麻希はもう諦めてくれたと思ったのに、なんでや。無視する訳にもいかんし、出るか―

 麻希からの電話に出る事にした。ボタンをスライドする。

「もしもし、麻希。なんで電話してきたんや。あかんやんか。昨日、僕が彼女である優奈を麻希の店に連れて行ったのは、麻希に諦めてもらう為やったんやで。優奈、めっちゃ綺麗でセクシーやったやろ。麻希が優奈に勝てる訳ないやんか」

「・・・お兄ちゃん、お兄ちゃんの魂胆は分かってるわ。優奈さん、確かにめっちゃ綺麗でセクシーで、私なんか勝てる訳ないよね。でも、でもね、お兄ちゃんの事、諦めきれへん。私、今でもお兄ちゃんの事が好きや。昨日、お兄ちゃんと久々に会えて、自分の気持ちがよく分かったわ。ねぇ、会いたい。会いたいよ。今から私の部屋に来て」

「麻希・・・なんでや。なんで諦めてくれへんねん。僕と麻希、もう深い関係になったらあかんねんで!僕等は実の兄妹なんやで!」

「兄妹なのは勿論分かってるけど、この気持ち、どうにもならへんねん。お願い!会って話がしたいねん!今日はお店休みやし、これから私の部屋に来て!来てくれへんかったら、死ぬから!本気やで!」

「待ってくれ!分かった。そこまで言うなら、行くわ。でも何もせぇへんからな!話するだけやで!え~と、確か前に場所言ってたな。時間かかるかもしれへんけど行くから、早まった事を絶対にするなよ!場所分からんかったら電話するわ」

 電話を切り、出掛けていた服装そのままで家を出発。麻希の部屋に向かいながら考える。

 ―そうや。めっちゃ前やけど、僕と麻希は、実の兄妹やのに、愛し合ってしもうたんや。後悔しても、もう取り返しがつかへん。あの時の事、嫌でも思い出してしまうわ―


 今からずっと前の事。まだ僕と麻希が、実の兄妹として一緒に両親と住んでいた時の話。

その日は、夏の暑い日で、僕はTシャツと短パン姿で家の二階にある自分の部屋にいた。麻希も同じく二階にある自分の部屋にいた。両親は外出していて不在だった。

実は、麻希は昔、極度の人見知りで、外に出るのも抵抗する程だった。自分の部屋に引きこもりがちで、両親が外出している時は、変な事をしないか、僕がしっかり様子を見る事になっていた。麻希はほとんど外に出ない為、僕等家族以外の人との接点は皆無と言っていい程だった。学校にほとんど行っていない為、学年が違うと麻希の事を知っている人はほとんどいなくて、同じ学年でも麻希の事を知らない人が多かった。麻希は、自分で刃物を使って手首を切った事があった。命に別状は無かったが、それ以来、両親と僕は、麻希が早まった事をしないように、麻希の様子を見ながら注意深く見守ってきた。

 その日、僕は自分の部屋で冷房をつけながら、ダラダラと過ごしていた。動くのも億劫になる位、だらけていたが、ふと、麻希の事が気になった。

 ―麻希、変な事してへんよな~。お父さんとお母さんから、麻希の事を気に掛けておくようにと言われてたし、面倒臭いけど、ちょっと様子を見に行ってみるか―

 僕は自分の部屋を出て、麻希の部屋へと向かった。麻希の部屋の前に到着し、ドアをノックして、麻希にそこそこ大きい声で話し掛けた。

「麻希~、何してんの?入っていい?」

 麻希からの返事が無い。再びドアをノックして麻希に声を掛けたが、やはり返事が無い。急に胸騒ぎがして、麻希の事が心配になった。

 ―麻希、まさかまた手首を切ってへんやろうな。麻希からの返事が無いけど、ここは思い切って、部屋に入った方が良さそうやな―

「麻希~、いるよな?入るで~」

 やはり麻希からの返事が無いので、ドアを開けて麻希の部屋に入った。入った直後、僕はとんでもない光景を目にした。麻希がベッドに座り、ヘッドホンを付けながら大音量で音楽を聴いていて、上半身はTシャツ一枚でブラジャーを着けていなくて、乳首がプックリ浮き上がっている。下半身はなんと何も着けていなく、股を開いていたので、見えてしまった。麻希は身体の成長が早く、その時もおっぱいとお尻が大きくスレンダーで、セクシーダイナマイト級のスタイルをしていた。麻希が頬を赤らめ、驚きと恥ずかしさが混じった感情で、大声で僕に言ってきた。

「キャッ!私の部屋に入る時は、ノック位してや!」

「ほんまにごめん!ノックして声を掛けたんやけど、大音量で音楽を聴いていて、聞こえなかったんやな。入ったらあかんかったわ。すぐに出るで」

 僕がそう言って、素早く立ち去ろうとすると、麻希が立ち上がり、僕の腕を掴んで、真剣な表情で僕に言ってきた。

「お兄ちゃん、私のを見たよね。不公平やわ。お兄ちゃんのも見せてよ!」

「え!麻希のを見たのはほんまにごめんやけど、僕のなんか見たって仕方ないやろ」

「いやいや、不公平やわ。見せてや!見せてくれへんかったら、何するか分からんで」

「え~。そんなに見たいんか。分かったわ。ちょっとだけやで」

 僕のを麻希に見せると、麻希が興味津々で僕のをじ~っと見て、突然、勢い良くTシャツを脱いだ。やはりブラジャーは着けておらず、麻希の大きなおっぱいがブルルンと揺れ、僕の目の前に現れた。麻希は裸の状態。驚きのあまり、声が出なかったが、視線は麻希のセクシーな裸に釘付けになり、麻希が嬉しそうに笑いながら僕に言ってきた。

「わ~い!お兄ちゃん、元気やな~!」

「あのなぁ、兄貴が元気になってるのを見て喜ぶなんて、おかしいやろ。さすがにもういいやろ」

「あ~、待って!」

 麻希が妖艶な笑顔を浮かべながら、思うがままにいじくり始めた。

「お、おい!何すんねん!」

「へへへ、男の人って、こうするといいんやろ。本で知ったわ」

 麻希の動きにより、僕がどんどん気持ち良くなる。麻希の表情が妖艶になる。僕も麻希も興奮してきた。麻希の表情が更に色っぽくなり、僕をじ~っと見つめながら言ってきた。

「ねぇ、お兄ちゃん、私と愛し合って!お兄ちゃんと愛し合いたい。私の初めての人になって!お願い!」

「は?アホな事言うな!妹となんか愛し合える訳ないやろ!」

 ―そう言ったけど、麻希、いい女やな。麻希と愛し合いたいわ―

「お願い!お兄ちゃん、言ってる事と違って、お兄ちゃん、めっちゃ元気やで」

「そんな事言われても、兄妹で愛し合うなんて、道徳的にあかんやろうし、僕の初めての人が妹の麻希で、麻希の初めての人が兄貴の僕なんて、後で後悔するで」

「そんな事気にせんでええんや!兄妹で愛し合っても、犯罪とちゃうで。私は絶対に後悔せぇへんで!お兄ちゃんも後悔なんてせぇへんわ!お願い!」

 麻希がそう言って、僕のTシャツを脱がし、僕が裸になる。麻希が僕に抱き付き、唇を僕の唇に合わせ、舌を僕の口に入れ、僕の舌に絡める。暫くの間、ディープキス。僕の理性が吹っ飛んだ。唇を離し、僕が麻希に言う。

「麻希~、もうどうにでもなれ~!」

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、二人で勢い良くベッドに雪崩れ込んだ。

 唇と唇を濃厚に重ね合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。僕も麻希もどんどん興奮してきて、二人だけの天国にいるかのような極上の時間を味わいながら熱く激しく時間が経つのを忘れてひたすら濃密に愛し合いまくった。

 二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、朦朧とした心地良さで余韻に浸る。

「あ~、最初はめっちゃドキドキしたけど、めっちゃ良かった~!これが愛し合うって事なんだね~!お兄ちゃんが初めての人で良かった~!お兄ちゃん、愛してる~!これで私達、兄妹やけど、恋人同士になれたね~!嬉しい~!めっちゃ幸せ~!」

「麻希、僕もめっちゃ良かったけど、これで良かったんかな?兄妹で初めて愛し合ったなんて、ほんまはあかん事なんやろうな」

「お兄ちゃん、気にせんでええんやって!世の中がどうとか、私達に関係ないで!私とお兄ちゃん、世界中で一番愛し合ってる恋人同士やで!」

「麻希、そこまで言ってくれて、嬉しいわ。吹っ切れたわ。僕も麻希の事、愛してるで。兄妹やけど、世界中で一番愛し合ってる恋人同士。うん!それでいいんや!」

「うん!ありがと~!お兄ちゃん、大好き!愛してる~!」

 唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合い、二人でベッドに横になり、暫くの間、無我夢中でひたすら愛し合いまくる。両親が帰ってこないうちに、ベッドから出て、下着と服を着て、僕が自分の部屋に戻る。麻希との愛に溢れる時間の余韻に浸っていると、お母さんが家に帰って来た。僕と麻希が、玄関まで行ってお母さんを迎える。お母さんは、僕と麻希が愛し合ったなんて、夢にも思っていない。

 この日を皮切りに、僕と麻希の愛に溢れる時間三昧の日々が続いていく。僕と麻希は、両親がいない時を見計らって、何度も何度も愛し合った。僕も麻希も、愛し合っている時の、天国にいるかのような極上の最高に気持ちいい時間に溺れた。僕も麻希も、お互いへの愛が、どんどん深まっていき、愛し合うのが、生活する上で必要不可欠な行為になっていた。ひたすら何度も何度も愛し合いまくり、無我夢中で愛し合いまくる日々を送った。

 そして、決定的な日が来た。

 その日は、両親が出掛けていて不在なのを良い事に、僕と麻希はベッドで愛し合いまくった。何度も愛し合いまくり、熱く激しく時間が経つのを忘れて無我夢中でひたすら汗だくになって愛し合いまくった。

 二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、最高の気分で余韻に浸った。

「あぁ、お兄ちゃん、めっちゃ良かった~!最高~!めっちゃ幸せ~!愛してるで!」

「麻希、僕もめっちゃ良かったわ!最高やわ~!幸せや~!愛してるで!」

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。

 その時だった。いないはずのお母さんの怒鳴り声が響いた。

「あんた達、何やってんの~!」

 僕も麻希も驚きのあまり一瞬固まり、すぐに二人でベッドに横になり、掛け布団を掛けたが、お母さんが詰め寄って来て、僕と麻希に言ってきた。

「あんた達、何をしたか分かってんの?大変な事をしたんやで!」

 僕が、恐る恐るお母さんに訊ねる。

「お母さん、いつから見てたん?」

「あんたが麻希と愛し合ってる時からや!予定よりもめっちゃ早く用事が終わって、家に帰って来たら、麻希の大きな声が聞こえたから、麻希が誰かと愛し合ってると思って、迷ったけど、恐る恐る麻希の部屋のドアを開けたら、あんたと麻希が愛し合ってたんや!あんた達、実の兄妹やで!実の兄妹が、愛し合ったんや!あ~、もう悪夢や~!どうしたらええんや!」

 お母さんが泣きながら言った言葉を聞いて、麻希がお母さんに言う。

「お母さん、ほんまにごめんなさい!でも私、お兄ちゃんの事、心から愛してるんや!お兄ちゃんと愛し合えて、めっちゃ嬉しいんや!後悔してへんで!」

「はぁ?あんた、自分で何言ってるのか分かってんの?あんた達、実の兄妹なんやから、結婚できないんやで!アホな事言うな!」

「うるさい!結婚できなくても、私はお兄ちゃんと一緒に幸せになるわ!」

「もういい!話にならんわ!あんたはどう思ってんの?」

 お母さんが、今度は僕に訊ねてきた。僕が迷いながら答える。

「僕と麻希、結婚できないのは分かってるけど、一緒に幸せになりたいと思ってるで」

 僕の言葉を聞き、お母さんが大きな声で訊ねてきた。

「あんた達、初めて愛し合ったのはいつや?今まで何回愛し合ったんや?」

 僕が答え、お母さんが青ざめながら、僕と麻希に言ってきた。

「もうどうしたらいいのか・・・。こうなってしまった以上、あんた達を一緒にいさせる訳にいかへんかもしれへんで。お父さんが帰ってきたら、どうしたらいいのか相談するわ」

 お母さんが麻希の部屋から出た。その直後、麻希が真剣な表情で僕に言ってきた。

「お兄ちゃん、大丈夫やで!絶対に私達、離れ離れにならへんで!一緒に幸せになるで!」

「麻希、そりゃ、一緒に幸せになりたいけど、見られてしまった以上、お父さんとお母さんの考えを聞かないとあかんわ。考えによっては、離れ離れになるかもしれへんで」

「そんな事言わんといて!お兄ちゃんの事、愛してる!絶対に離れへんで!」

 麻希が唇を僕の唇に濃厚に合わせ、舌を僕の口の中に入れ、僕の舌にグリグリと絡める、僕をぎゅ~っと熱く強く抱き締める。僕も麻希をぎゅ~っと熱く強く抱き締める。いつまたお母さんが麻希の部屋に入って来るのか分からなかったが、二人で思う存分ベッドで熱く激しく無我夢中でひたすら濃密に愛し合いまくった。

 その日の夜、お父さんが帰って来て、お母さんから、僕と麻希が愛し合った事を聞き、両親の話し合いが始まった。僕と麻希は、ドキドキしながら結論を待つ。暫く時間が経ってから、両親が僕と麻希のところに来た。そして、お父さんが、麻希を誰かの家に預け、僕をそのまま家に住ませる旨を、僕と麻希に告げた。その直後、麻希が号泣しながら叫んだ。

「お兄ちゃんと離れ離れになるなんて嫌や!お兄ちゃん、何とかして!」

「麻希、僕も麻希と離れ離れになるの嫌やけど、僕と麻希が愛し合いまくったのを、お父さんとお母さんに知られてしまったんやし、どうしようもないやんか。一旦離れ離れになるけど、絶対にまた会えるって!」

「絶対にお兄ちゃんと離れたくないわ~!お兄ちゃ~ん!」

 麻希が僕に抱き付きながら大泣き。僕も麻希を抱き締めながら泣く。そんな僕と麻希を、両親は無言で見つめる。そんな時間が、どんどん流れていった。

 次の日、僕が眠りから覚めると、もう麻希は家にいなかった。お母さんが何処かの誰かのところに、麻希を預けに行っていた。何処に連れて行かれたのかも分からない。

 ―麻希、愛してしまってほんまにごめん!麻希と愛し合ったら、あかんかったんや!―

 取り返しのつかない事をしてしまったと、物凄い後悔の念が僕を襲った。

 そして、何年も経ったある日、僕は、友人と食事をする店を探す為、スマホで料理が美味しそうな店を検索していると、ある店の画像を見て、心臓が飛び出そうになった。その店の店長の写真が載っている。すぐに麻希と分かった。あの時とほとんど変わっていない。

 ―そうか、麻希、料理好きやったもんな。よく麻希の美味しい手料理を食べたよな。行きたい。行って麻希に会いたい。ドキドキするけど、行ってみよう―

 麻希の店を予約し、友人と二人で麻希の店に入った。店に入ると、麻希が満面の笑顔で元気良く言ってきた。

「いらっしゃいませ!ようこそ!こちらへどうぞ!」

 言った直後、麻希の表情が驚きの表情に一変し、涙を流しながら、僕をじ~っと見つめてきた。

「お兄ちゃん、お兄ちゃんやんな?やっと会えたね。嬉しい。来てくれてありがとう」

「うん。たまたまこの店を検索したら、麻希の写真が載っていて、麻希に会いたくて来たんや。麻希、変わってへんな。僕も会えて嬉しいわ」

 麻希が僕と友人を席に案内し、僕と友人が料理を注文し、麻希が料理を運んで来た。早速、僕が少しドキドキしながら食べる。

「お~、めっちゃ美味しい~!麻希、昔から料理得意やったもんな~!さすがやわ~!」

「エヘヘ、ありがと~!お兄ちゃんが食べてくれると思うと、めっちゃ気合が入ったわ」

 僕と友人が麻希の作った料理を堪能し、割り勘で料金を支払い、先に友人が帰って、店には僕と麻希の二人だけになった。お互いのスマホの番号とメールアドレスを教え合った後、我慢できずに二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合い、唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、麻希が僕を見つめながら言ってきた。

「お兄ちゃん、私の部屋に来て。お兄ちゃんの事、ず~っと愛してるんやで!」

「麻希、行っていいんかな。兄妹なんやし、止めといた方がいいんとちゃうか?」

「いいんや!兄妹でも、私等、愛し合ってるんや!来てよ!お願い!」

「麻希、分かった。行くわ。僕も麻希の事、愛してるで」

 麻希が店を閉めた後、二人で手を繋いで歩き、麻希の部屋に入った。麻希がいきなり服と下着を脱ぎ、僕の服と下着を脱がし、二人共裸になる。二人でじ~っと見つめ合う。唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合い、勢い良くベッドに雪崩れ込んだ。

 麻希の元々良かったスタイルは、以前よりもセクシー度が増していた。唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃厚に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。実の兄妹という事実が、僕と麻希を更に興奮させ、熱く激しく無我夢中で時間が経つのを忘れてひたすら濃密に愛し合いまくった。

 二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、最高の気分に包まれて余韻に浸る。

「あ~、久し振りにお兄ちゃんと愛し合えて、めっちゃ良かった~!やっぱ、お兄ちゃんと愛し合ったの、最高~!お兄ちゃん、愛してるで~!」

「麻希、僕もめっちゃ良かったわ。兄妹やけど、麻希と愛し合ったの、最高やわ。幸せやわ!愛してるで!」

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合った。

 その後、僕は時々麻希の店に行き、麻希の部屋で麻希と燃え上がりながら愛し合った。

 そんな日々を送っていたある日、ふと、真剣に考えてみた。

 ―僕と麻希は兄妹なんやから、結婚できない。麻希を不幸にするかもしれへん。麻希の幸せを考えるなら、もう麻希と愛し合ったらあかんわ。麻希の店に行ったら、どうしても麻希と愛し合いたくなる。暫く麻希の店に行くのを止めよう―

 そう考えてから、麻希に連絡するのを極力控え、徐々に麻希と距離を置くようになった。麻希は店が忙しく、僕の気持ちを察していたようだが、僕を問い詰めるまではしなかった。ただ、麻希からしょっちゅう電話がかかってきて、メッセージやメールがたくさん届いた。僕は麻希の気持ちを分かっていながら、ほとんど反応しなかった。

 そして、麻希に僕の事を諦めてもらう為、優奈を麻希の店に連れて行った。


 暫く歩き、麻希のマンションに着いた。麻希に電話してオートロックを開けてもらい、エレベーターで上がって少し歩き、麻希の部屋のドアの前に到着。ドアをノックすると、麻希がドアを開けてくれた。僕が麻希の部屋に入り、麻希がドアの鍵をかける。

 麻希が僕に抱き付く。唇を僕の唇に熱く合わせ、舌を僕の口に入れて僕の舌に絡める。唇をそ~っと離し、満面の笑顔で僕をじ~っと見つめる。

「お兄ちゃん、来てくれてありがとう!めっちゃ嬉しいわ!愛してるで!」

「麻希、もう二人で会わん方がいいで。僕と麻希、実の兄妹なんやで。僕の彼女の優奈、めっちゃ綺麗でセクシーやろ。優奈を愛してるんや。もう僕の事は諦めてくれよ」

「嫌や!諦めへん!優奈さん、めっちゃ綺麗でセクシーやけど、私の方がお兄ちゃんの事を愛してるで!お兄ちゃんを愛する気持ちは誰にも負けへんで!」

「麻希、そこまで僕の事を愛してくれてるんやな。嬉しいけど、どうしたらいいんや」

「お兄ちゃん、兄妹でも私達は恋人同士や!愛し合っていいんや!」

「恋人同士か。いい響きやけど、ほんまにいいんかな。ほんまはあかん事やしな~」

「いいんやって!お兄ちゃん、愛してる!世界中で一番お兄ちゃんの事を愛してるで!」

 唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。麻希が自ら服と下着を脱ぎ、裸になる。優奈ほどではないが、大きなおっぱいとお尻がブルルンと揺れる。麻希が僕の服と下着を脱がせ、僕も裸になる。唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合いながら、二人でベッドにゆっくりと倒れ込んだ。

 濃厚にディープキス。舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。暫くの間、熱く激しく無我夢中でひたすら愛し合いまくる。久し振りの麻希との愛に溢れる時間は極上で、僕も麻希もどんどん気分が高まり、興奮しまくって二人だけの天国にいるかのような極上の時間に浸りながら熱く激しく気が狂ったようにひたすら濃密に愛し合いまくった。

 二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、朦朧とした気分で心地良い余韻に浸る。

「お兄ちゃん、めっちゃ良かったで!久し振りにお兄ちゃんと愛し合えて、最高に幸せ~!大好き!愛してるで!」

「麻希、僕もめっちゃ良かったし、幸せやけど、僕は麻希の事を愛してるし、優奈の事も愛してるし、あ~、どうしたらいいんや~!」

「お兄ちゃんが優奈さんを愛してるのは分かるけど、私の方がお兄ちゃんを愛してるんや!お兄ちゃんを愛する気持ちは誰にも負けへんで!」

「うん。分かった。僕も麻希の事、愛してるけど、優奈の事も愛してるんや~!」

 唇と唇を熱く重ね合わせ、舌と舌を濃厚に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。二人でベッドに横になり、ディープキスしまくり、抱き締め合いまくり、時間が経つのを忘れて、無我夢中でひたすら愛し合いまくった。

 翌朝、僕が麻希の部屋を出発し、暫く歩いて家に到着して、じっくり考える。

 ―また麻希と愛し合ってしもうたな。実の妹とはいえ、麻希と愛し合ったの、めっちゃ良くて、はまってしまうわ。優奈を一番に考えてるのに、実の妹の麻希と浮気してしまった。絶対に優奈にばれへんようにしないとあかんわ!―

 暫く考えた後、出掛ける準備を済ませて家を出発。今日の活動が始まる。


 その日の昼、占いの部屋で、優奈が、お客さんが来るのを待っている。

「あ~、暇やな~。今日はあんまりお客さん来ないなぁ。そろそろランチ食べよっかな~」

 その時、一人のお客さんが占いの部屋に入って来た。すぐに優奈が笑顔で迎える。

「いらっしゃいませ~!どうぞこちらにお座り下さい。あ~!」

 優奈が驚く。お客さんは麻希だった。

「こんにちは~。優奈さんに占ってもらいたくて、来ちゃったわ~」

「早速、来てくれてありがと~!さ、さ、ここに座って~。今日は何を占おっか?」

「フフフ、私が、どうやったら優奈さんに勝てるか、占って欲しいな~」

 麻希の言葉を聞き、優奈の表情が一変。前に美和から言われた事を思い出した。優奈が不思議そうな表情をしながら麻希に訊ねる。

「なんでそんな事占って欲しいの?なんで私に勝ちたいの?あいつの事が好きなん?」

「うん。優奈さんの彼氏の事が好き!昨日も優奈さんの彼氏と愛し合ったし~」

「はぁ?冗談で言ってんの?それともほんまの話?ほんまやったら怒るで!」

「ほんまやで。優奈さん、私とあの人を見て、何も思わんかったん?占い師なんやし、私とあの人が付き合ってる事位、勘付いたやろ?」

「見ただけでそんなん分からんかったけど、怪しい感じがしたわ。知らん方がいいかなって思って、深く追及せんかったけど、あんた達、付き合ってるんやね」

「そうよ。しかも、私とあの人、優奈さんには言えへん重大な秘密があるんやで」

「秘密?まぁ、知らん方が良さそうやし、追及せぇへんけど、愛し合ったのは許せへんわ。あんた、私に勝てると思ってんの?私とあいつがどんなに愛し合ってるのか、分かってへんねんな。まぁ、今日は、あんたは客なんやし、占ってあげるわ」

「ありがと~!私がどうやったら優奈さんに勝てるか、知りたいわ~」

 優奈が水晶玉に向かって呪文を唱え始めた。表情は怒りに満ちている。暫くの間、呪文を唱え続け、麻希を睨みながら言った。

「あんたが私に勝てる方法なんか無いって出たわ。予想通りやわ。そりゃそうやで。あんたも綺麗でスタイルいいけど、私の方が綺麗でスタイルいいもんね。あいつの事は諦めて、次の男を探してや。私は絶対にあいつと別れへんで!あんたがあいつと別れるしかないで」

「そう言うと思ったわ。今日は優奈さんと喧嘩しに来たんとちゃうねん。私とあの人が付き合っていて、私の方が優奈さんよりあの人の事を愛してるって事を言いたかったんや。私も絶対にあの人と別れへんから。正々堂々、勝負しようよ!」

「はぁ?ふざけんな!私の方があいつの事を愛してるに決まってるやろ!あんたなんかに絶対に負けへんで!」

「何言ってんねん。優奈さんなんかに絶対負けへんから!私があの人と幸せになるんや!」

「勝手に言ってろ!私とあいつの方が、あんたとあいつより、めっちゃいっぱい愛し合ってるんや!さぁ、占いは終わったし、お金払ってお帰り下さい。今度またあいつと一緒にあんたの店に行ってあげるわ。料理は美味しいしね」

「うん。もう帰るわ。お店で待ってるで。いっぱい食べて飲んで、今度は優奈さんがお金払ってね。それじゃ」

 麻希が占い料金を支払い、占いの部屋から出た。優奈が疲れ切った表情で座る。麻希とのやり取りを思い出し、涙がボロボロ出て来た。

 ―あいつ、また浮気しやがった。しかも秘密まであるんやな。気になるけど、知らん方がいい気がするわ。浮気したのがめっちゃ腹立つ!こんなに綺麗でスタイルがいい私と付き合っていて、なんで浮気したんや!あいつの浮気性、治らんのかな―

 落ち込んでいる優奈のところに、新たなお客さんが来た。優奈が涙を拭い、何とか笑顔を作って、元気良く言う。

「いらっしゃいませ!ようこそ占いの部屋へ!どうぞこちらにお座り下さい!」


 その日の夜、家に着いてから、美和、麗菜、麻希の順に、僕に電話をかけてきた。楽しくおしゃべりし、電話を切る。お風呂に入ってから、テレビを観ながら部屋で寛いでいると、僕のスマホが鳴った。ディスプレイを見ると、優奈からの電話。喜んで電話に出る。

「もしもし、優奈。電話ありがとう。優奈の声を聞けて嬉しいわ」

「うん。私もあんたの声が聞けて嬉しいわ。今日いろいろあって落ち込んでたんや」

「そうなんや。大丈夫?何があったん?」

「大丈夫やけど、言っていいん?言っていいなら、めっちゃ覚悟を持って聞いてや」

「え!もしかして、僕に関する事なんか。う~、聞きたいような、聞きたくないような。え~い!ドキドキするけど聞くわ!何があったん?」

「実は、麻希が占いの部屋に来たんや。あんたとの事を言ってたで。あんた、あの女と付き合ってるんやってな。あんたと愛し合ったって言ってたわ。あんた、また浮気したんやな。なんでなん?何か私に不満でもあるん?」

 優奈の言葉を聞いて、心臓が飛び出そうな位ドキッとした。どう返答しようか考える。

 ―うわ~!麻希、占いの部屋に行って、僕と付き合っていて、愛し合ったのを優奈に言いやがったんやな~。心配してた事が現実になってしもうた。どう答えよう。とりあえず、無理かもしれへんけど、嘘をついて誤魔化すか―

「そんな訳ないやんか。麻希とは何も無いって!信じてや!優奈に不満なんか無いで!」

「信じられるか~!懲りずにまた浮気しやがって~!私、占い師やし、浮気したらばれるって言ったやろ~!あんたが浮気したんやし、私も浮気しても、文句言わんといてや!」

「浮気したらあかんで!僕も浮気してへんで!」

 そう言った後、麻希が秘密をばらしたかどうかが気になった。

 ―そういや、麻希、僕と麻希が実の兄妹って事、優奈に言ってへんよな。確かめたいな。どうやって訊こう。う~ん。まぁ、他に何か言ってたか、さりげなく訊いてみるか―

「ところで、優奈、麻希は他に何か言ってた?」

「ん?他には、麻希があんたとの言えへん秘密があるって言ってたわ。私も、知らん方がいいかなって思って、それ以上は訊かへんかったわ。秘密って何?どうしても教えたくないなら別に言わなくていいけどね」

 ―そうか。秘密の内容は言ってへんけど、秘密の存在をばらしたんやな。教えられる訳ないし、嘘で秘密なんか無いって言っとくか―

「麻希との間に、秘密なんか無いわ!麻希とは何も無いって!」

「まぁええわ。秘密は知らん方がいいという感じがするし。浮気したのはほんまなんやろうけどね。でも、浮気されても、あんたの事、愛してるっていう気持ちは、どうしても変わらへんし、麻希に、絶対に負けへんって言っといたわ。今度いつ私と会えるの?」

「だから、浮気してへんって!そうやな~、今度の土日に三重に行くけど、その前に、金曜に優奈の家に行っていいなら行くわ。晩御飯も一緒に食べようよ」

「うん。分かった。じゃあ、麻希の店に行きたいわ。占いの部屋の営業が終わってから行くし、夜、占いの部屋に来てよ。一緒に行こう」

「麻希の店か。よく行く気になるなぁ。まぁ、料理は美味しいし、それでいいと思うわ。優奈に会うまでの間、ビューティーのサインの手掛かりについてしっかり考えるわ」

「うん。じゃあ、金曜に会えるの、楽しみにしてるで。愛してるで!じゃあね」

「うん。僕も愛してるで!それじゃあね」

 電話を切り、優奈の事を考える。

 ―優奈、静かに怒ってるっていう感じがしたなぁ。嘘で誤魔化したけど、完全に浮気を疑われてるなぁ。麻希、余計な事言いやがって。秘密はばらしてへんかったな。僕と麻希が実の兄妹なんて知られたら、どうなるか分からへんわ。優奈、また浮気してしもうて、ほんまにごめん!もう絶対に浮気したらあかんわ!でも、また浮気するかもしれへんな。それにしても、優奈に会えるの楽しみやな~。麻希の店に行くのがちょっと心配な面があるけど、修羅場にはならへんやろ―

 続いて、盗まれたビューティーのサインの手掛かりについて考える。北海道のゴルフ場で撮った写真を見て、得られた手掛かりと照合して考える。

 ―この中に、ビューティーのサインを盗んだ犯人が写ってるんかな。う~ん、当てはまる人はいるけど、この人や~って感じはまだせぇへんな~。もっと手掛かりを得られたら、犯人が分かるんかな~。あ、もうこんな時間か。明日は忙しそうやし、そろそろ寝るか―

 歯を磨き、トイレを済ませ、ベッドに横になり、暫くの間、優奈の事を考えながら目を閉じていると、いつの間にか眠りについた。

 ビューティーのサインを盗んだ犯人が誰なのか分からないまま、どんどん日が経っていく。金曜日になった。活動を終え、夜、占いの部屋に行く。優奈に会えるのが楽しみで楽しみで、ウキウキ気分で占いの部屋のドアを開ける。中に入ると、丁度そろそろ店を閉めようかと動いている優奈がいて、僕を見ると、満面の笑顔になった。

「お、来てくれてありがと~!もう占いの部屋の営業終了の時間やし、店を閉める準備をしてるとこやわ。ちょっと待っていてね」

 優奈が引き続き閉店の準備をする。優奈の占い師の姿は、いつ見ても綺麗でかっこよくて、思わず見とれてしまう。暫くの間、椅子に座って待っていると、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「うん。閉店の準備が終わったわ。着替えて来るね~」

 優奈が着替えようとした時、我慢できずに優奈をぎゅ~っと強く抱き締める。唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。唇を離し、優奈が優しい笑顔で僕を見つめる。

「ウフ、じゃあ、着替えて来るね。ちょっと待っていてや」

 優奈が奥の部屋に行く。少し待っていると、私服に着替えた優奈が出て来た。二人で占いの部屋を出て、優奈が鍵を使ってドアを施錠。二人で手を繋いで、楽しくおしゃべりしながら暫く歩き、麻希の店に到着。中に入ると、たくさんのお客さんで賑わっていて、麻希が忙しそうに動いている。麻希が僕と優奈に気付き、満面の笑顔で迎えてくれた。

「お~、ほんまに来てくれたんや~。嬉しいわ~!いらっしゃ~い!さ、どうぞどうぞ」

「うん。優奈が行きたいって言うから、連れて来たわ」

「エヘヘ、また来ちゃったわ。あんたと麻希との事は思い出したくないけど、麻希の料理はめっちゃ美味しいからね~」

 麻希に案内され、二人で席に座り、生ビール中ジョッキ二つと、僕と優奈の食べたい料理を注文。まずは生中をグイッと飲み、優奈が満面の笑顔になった。

「うん。ビール美味しい~!やっぱ、仕事終わりのビールは旨いね~!」

「うん。美味しいわ~!優奈と一緒に飲むビールは、格別に旨いわ~!」

 店員が次々と料理を運んで来た。今日は忙しいからか、店員がいつもより多い。料理は麻希がほとんど一人で作っていて、めっちゃ忙しそうに見える。僕と優奈がどんどん料理を口に運び、優奈が満面の笑顔で僕に言う。

「お~、やっぱ麻希の料理はめっちゃ旨いな~!悔しいけど、料理の腕は完全に麻希の方が上やわ~。レシピ教えて欲しいわ~」

「うん。ほんまに美味しい!でも優奈の料理もめっちゃ旨いで!」

「も~、私をおだてたって、浮気は絶対に許さへんで~!」

「だから、浮気してへんって!ま、どんどん食べて飲もう」

 また嘘をついた。引き続き二人で食べて飲む。ビールを飲み干し、赤ワインをボトルで注文してグイグイ飲む。優奈がすっかり酔っ払い、ご機嫌になる。僕も酔いが回り、優奈と一緒に飲めて、最高に気分が良い。赤ワインを飲み干し、料理を平らげ、優奈が僕に満面の笑顔を見せてくれた。

「あ~、美味しかった~!そろそろ行こっか。今日は私が払うわ」

「ほんまに美味しかった~。今日も僕が払うで。大丈夫やで」

「いや、私が払うで。この前、麻希に言われたんや」

「麻希、そんな事言ったんや。まぁ、気にせんでいいで。僕が払うわ。任せてや」

「そう?じゃあ、気にせんとくわ。ありがと~!ゴチになりま~す!」

 二人でレジに向かって歩き、レジの前に到着。麻希が笑顔でこっちに来た。

「今日も来てくれてありがと~!めっちゃ嬉しかったわ」

「うん。こっちこそありがとう。今日も麻希の料理、めっちゃ美味しかったわ」

「うん。あんた達の事はめっちゃムカつくけど、麻希の料理は最高に美味しかったわ」

 僕が会計を済ませる。その直後、麻希が優奈に向かってニッコリと微笑んだ。

「そういや、この前、優奈さんが支払ってって言って、ごめんなさい。そこだけは謝らないとあかんって思ってたわ。どっちが払うかなんて自由やもんね」

「お、謝ってくれるんや。ちょっとびっくり。別にいいで~。大丈夫やで」

「うん。でも、優奈さんに絶対負けへんからね!」

「フフフ、望むところよ!私に勝てる訳ないやろ。絶対に負けへんから!」

 優奈と麻希の火花が飛び散り、僕が圧倒される。僕と優奈が店を出て、麻希も一緒に出て、僕と優奈に向かって笑顔で言ってきた。

「ありがとうございました~!また来てね~!待ってるで~!」

「うん。また来るわ~!ほんまに美味しかったわ。ありがと~」

「うん。麻希とは戦ってる間柄やけど、麻希が作った料理はほんまに美味しいわ」

 麻希が店に戻る。二人で手を繋いで楽しくおしゃべりしながら歩き、優奈のマンションに到着。二人で優奈の部屋に入り、優奈が鍵をかけ、満面の笑顔で僕に言ってきた。

「ねぇ、あんたの事が好き!大好き!めっちゃ愛してる!」

 優奈が僕をぎゅ~っと熱く強く抱き締める。僕も優奈をぎゅ~っと熱く強く抱き締める。唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。僕も優奈も、酒が入って酔っ払っている事もあり、めっちゃ興奮している。僕が優奈の服と下着を一気に脱がせる。優奈のめっちゃ大きいおっぱいとふっくらとしたお尻が、ブルンブルンと揺れながら僕の目の前に現れる。優奈が僕の服と下着を脱がし、僕も裸になる。唇と唇を熱く重ね合わせ、舌と舌を濃厚に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、二人で勢い良くベッドに雪崩れ込んだ。

 唇と唇をグリグリと合わせ、舌と舌をグリングリンと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。僕も優奈もお酒に酔っていて、どんどん興奮度が増す。二人だけの天国にいるかのような極上の時間を味わいながら熱く激しく時間が経つのを忘れて無我夢中でひたすら濃密に愛し合いまくった。

 二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、心地良い疲労感で余韻に浸る。

「あ~、めっちゃ興奮したわ~!めっちゃ良かったで~!最高に幸せやわ~!大好き!愛してるで!」

「優奈、僕もめっちゃ興奮したし、最高に良かったわ。幸せやわ~!愛してるで!」

唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。二人でベッドに横になり、無我夢中で時間が経つのを忘れてひたすら愛し合いまくる。二人でベッドから出て、シャワーを浴び、再びベッドで熱~く激しくひたすら濃密に愛し合いまくる。余韻に浸った後、二人でベッドに横になり、時間を経つのを忘れて愛し合いまくる。ふと、優奈が真剣な表情で僕に言ってきた。

「ねぇ、お願いやから、三重で絶対に浮気せんといてや。信じてるからね。あんたの事、心の底から愛してるんや!ほんまにお願いやで!」

「優奈、分かってるで。絶対に浮気せぇへんで!優奈の事、心から愛してるで!」

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、幸せな気分に包まれ、いつの間にか眠りについた。

 翌朝、目が覚め、優奈をキスで起こす。二人でシャワーを浴び、朝御飯を食べ、僕の出掛ける準備が完了。優奈はまだ裸のまま。優奈が笑顔で僕に言う。

「じゃあ、頑張って盗まれたサインの手掛かりを探してね。応援してるで。私も東京でテレビ撮影を頑張るわ。全国で有名になって、たくさんのお客さんを占いたいからね」

「うん。ありがとう。頑張るわ。優奈もテレビ撮影を頑張ってや。優奈、こんなに綺麗でセクシーで、占いめっちゃよく当たるし、絶対に全国で有名になれるで!愛してるで!」

「エヘヘ、ありがと~!あんたにそう言われると、自信が付いたわ。愛してるで!」

 濃厚にディープキス。舌と舌を熱く絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。

 僕が優奈の部屋を出発。暫く歩いて僕の家に到着。三重に行く準備を済ませ、家を出発。優奈も下着と服を着て東京に行く準備を済ませ、部屋を出発した。


 僕が地下鉄の梅田駅に向かって歩いている時、優奈の事を考える。

 ―優奈、絶対に浮気せんといてやって言ってたな。僕の浮気に勘付きながら、僕が盗まれたビューティーのサインの手掛かりを探す為に協力してくれて、ほんまに浮気したのを申し訳なく感じるわ。優奈、ほんまにごめん!もう絶対に浮気せぇへんで!そうや、優奈が送ってくれた、探すポイントをしっかり確認しておこう―

 立ち止まってスマホを取り出し、メッセージを表示させる。まず第一のポイントを見ると、「伊勢神宮に行って、思い付く場所を探しまくる」と書かれている。

 ―伊勢神宮か~。久しく行ってへんな~。めっちゃ広いし、探すの大変やな~―

 更に歩き進み、地下鉄の梅田駅に到着。電車に乗り、私鉄の特急電車に乗り換え、席に座って窓の外の景色を眺める。久し振りに見る景色を、暫くの間、ボーッと見る。最初は都会の景色だが、大阪から奈良に差し掛かる辺りから、自然豊かな風景が広がる。風景を見ながら、優奈の事を考える。

 ―あ~、優奈と一緒に三重に行きたかったな~。三重には観光名所がいっぱいあるもんな~。優奈、今頃東京に向かってるんかな~。有名な番組やし、大変かもしれへんけど、一気に全国的に有名になりそうやな~。後で観るのが楽しみやわ~―

 更に特急電車が進む。優奈の事を考えながら目を閉じると、いつの間にか眠ってしまった。特急電車は奈良を走っている。窓の外の景色は、街になったり自然になったりと変化はあるが、僕は心地良く眠っている。眠っている間に特急電車が三重に入った。ふと、僕が目を覚ますと、窓の外の風景が自然に溢れている。新鮮な風景に、暫くの間、見入りながら、優奈の事を考える。

 ―優奈、もう東京に着いたんかな~。有名なテレビ番組の撮影やし、緊張するやろうな。僕は盗まれたビューティーのサインの手掛かりを探しに行ってるだけで、そんなに緊張してへんもんな~。優奈、頑張ってや~!心から応援してるで~!―

 更に特急電車が進み、そろそろ目的地の伊勢神宮近くの駅に着く辺りに差し掛かった。ぼんやりと景色を見ながら過ごしていると、目的地の駅に間もなく着くアナウンスが聞こえた。慌てて特急電車から降りる準備を整え、目的地の駅に到着し、特急電車から降りた。

 目的地の伊勢神宮近くの駅の改札口を通って外に出ると、伊勢神宮が、ある程度近くにある雰囲気が漂っていて、僕のテンションが上がる。

 ―お~、いよいよもうすぐ伊勢神宮やな~。久し振りに行くわ。頑張ってビューティーのサインの手掛かりを探すで~!待ってろよ~、伊勢神宮―

 駅から景色を見ながら歩く。一人でテクテク歩きながら、優奈の事を考える。

 ―思ったよりも距離あるなぁ。優奈と一緒に歩くと、距離が短く感じるけど、一人で歩くと、距離がそのまま感じるわ~。やっぱ、優奈と一緒に来たかったな~。今頃優奈は、テレビ番組の撮影に向けて準備してるんかな~。あ~、早く優奈に会いたいわ~―

 いろいろな事を考えながら歩く。ペットボトルのお茶をグイッと飲み、横断歩道の信号が赤から青に変わったのを確認し、横断歩道を渡ろうとした、その時、一台の車がスピードを出してそのまま横断歩道を横切って走って来た。僕はびっくりして後ずさりし、足がもつれて転倒してしまった。僕が怒りながら、走り去る車をじ~っと見つめる。

「痛~!何やねん、あの車。危ない運転しやがって~!」

 膝を地面に強く打ち付けたので、ズボンをめくって見てみると、青く腫れ上がっていて、少し出血している。ズボンは汚れただけで破れておらず、その点は一安心。

「あ~、めっちゃ腫れ上がってるし、少し血が出てるわ~!くっそ~!治療する為の物が何も無いし、このまま進むしかないか~」

 痛い足を我慢して進もうとした、その時、一人の女性が僕に声を掛けてきた。

「大丈夫ですか?怪我してますよね?本当に滅茶苦茶な運転の車ですね~」

「ありがとうございます。何とか大丈夫です。ちょっと怪我しちゃいましたけどね」

「ほんとですね~。痛そう~。実は私、医者なんです。簡単な治療になりますけど、今できる治療をしますので、ちょっと失礼しますね」

「え!お医者さんなんですか~。僕が怪我した時にいてくれるなんて、めっちゃ偶然ですね~。ほんまにありがとうございます。よろしくお願いします」

 その女性が持っている物を使って、手際良く治療してくれた。素早く正確な治療に感動。治療が終わり、女性が微笑みながら僕に言ってきた。

「治療終わりました。軽い打撲ですけど、これでちゃんと歩けると思いますよ。もし何か問題点がありましたら、こちらに連絡して下さい。ここからそんなに離れてない場所にある病院に勤めています」

 女性がそう言って、僕に名刺を渡してくれた。名刺には、「医師 星山唯香」と書かれていて、ほしやまゆいかと読むとの事。下には病院の電話番号が書かれている。僕が女性に御礼を言う。

「分かりました。何から何までありがとうございます。こんなに完璧な治療をしてくれたんですし、問題なんて起こらないですよ~!」

「ウフフ、そう言っていただけると、嬉しいです。では、私はこれで。お気を付けて」

 女性がそう言って歩き去ろうとしたが、僕が女性を引き留める。

「あ、待ってください。もしかして、伊勢神宮に行くんですか?」

「はい。ちょっと久し振りに行きたくなって、向かってるところだったんです」

「そうなんですか~。僕も伊勢神宮に行くところなんですよ。良かったら、一緒に行きませんか?治療をしてくれた御礼もしたいですし」

「え~、御礼なんていいですよ~。医者として当然の事をしたまでですから」

「いえいえ、それじゃあ僕の気が収まりませんよ。大きな事はできませんけど、何か御礼をさせて下さい。まずは、一緒に伊勢神宮に行きましょう!」

「そうですか~。まぁ、一人で行くのも寂しいかなと思ってましたし、これも何かの縁でしょうし、一緒に行きますね。じゃあ、ゆっくり歩きましょうか」

「はい。ありがとうございます。嬉しいです!」

 僕と女性が、一緒に歩いて伊勢神宮に向かう。まだ伊勢神宮まではそこそこ距離があり、道中、いろいろな話をしながら歩く。その女性は、背が高くて、スレンダーながらもおっぱいとお尻が大きく、めっちゃスタイルが良い。その上、医者という事で、キャリアウーマンで頭が良い。思わず見とれてしまう。

「三重に住んで長いんですか?もしかして、ずっと三重に住んでるんですか?」

「いえいえ、出身は東京なんですよ。大学がこっちの方の大学で、三重に住み始めたのは大学生の頃です。住んでみると、すっかり三重が気に入りました。食べ物は美味しいし、観光できる場所がいっぱいあるし、買い物できる店も結構多いですよ~」

「そうなんですか~。それにしても、お医者さんなんて凄いですね~。めっちゃ頭いいですよ~。僕なんて、そんなに頭良くないですから」

「そんな事ないですよ~。褒め上手ですね~。ありがとうございます。今日は伊勢神宮に観光に来たんですよね?」

「まぁ、観光もあると言えばあるんですけど、もっと大事な目的があるんですよ~」

「そうなんですか~。どんな目的なんですか?差し支えなければ教えて下さ~い」

「実は、前にゴルフ場で、僕が好きなニックネームがビューティーっていう女子プロゴルファーにサインを書いてもらったんですけど、誰かに盗まれてしまって、何とか見つけたくて探してるんですけど、僕の幼馴染の女性の占い師に占ってもらって、盗まれたサインの手掛かりを少しずつ集めてるんです。今回伊勢神宮に行くのは、占いで伊勢神宮って出たので、何か手掛かりを見つけられると思って、向かってるんですよ~。その盗まれたサイン色紙、幼馴染の女性の占い師に、ビューティーと上手くいきますようにって願掛けしてもらった色紙なので、何が何でも見つけたいんですよ~」

「へ~、女子プロゴルファーのサインですか~。ゴルフは全然分からないですけど、大切な物なんですね~。見つかるように祈ってますよ~」

「はい。ありがとうございます。ところで、何て呼んだらいいですか?」

「ウフフ、唯香って呼んで下さいね。そろそろ敬語止めましょうか。お話していて、すごく楽しくて、もっと距離を縮めましょうよ!」

「うん!そうやね!僕も敬語止めたいと思ってたとこやねん。僕も唯香としゃべっていて、めっちゃ楽しいで!僕と唯香、仲良くなれそうやね~」

「あはは、一気に関西弁になったね。大阪に住んでるの?」

「うん。大阪駅から割と近い場所に住んでるで。大阪もいいとこいっぱいあるで~。唯香はこの辺りに住んでるの?」

「ここからはちょっと離れてるけど、病院の近くで一人暮らしをしてるよ~」

 僕と唯香の話が弾む。二人で楽しくおしゃべりしながら歩いていると、もう伊勢神宮の外宮が見えてきた。

「あ~、伊勢神宮にもうすぐ着くわ~。唯香と一緒に歩いてると、距離が短く感じたわ~」

「ウフフ、私も、一緒に歩いてると、あっという間だな~って思ったよ」

 二人で並んで歩き、橋を渡って伊勢神宮の外宮の鳥居をくぐる。やはり歴史的な雰囲気を感じ、身が引き締まる思いがした。伊勢神宮の外宮は広く、何処を探せば良いのか迷う。

「着いたけど、何処から探せばいいのか分からへんな~。唯香は何処に行きたいの?」

「そうね~、やっぱ、正宮に行きたいかな~。しっかり参拝しなきゃね~」

「うん。何処に行けばいいか分からんし、唯香に付いて行くわ。唯香に付いて行ったら、ビューティーのサインの手掛かりが見つかりそうな気がするわ」

 二人で楽しくおしゃべりしながら歩く。途中で手と口を清める場所があり、二人で手と口を清める。更に歩き進め、正宮に到着。唯香が嬉しそうに口を開く。

「お~、正宮に来たわ~。久し振りに来た~。やっぱ雰囲気があるね~」

「うん。伊勢神宮めっちゃ広いし、断言はできないけど、前に伊勢神宮に来た時に、ここにも来たと思うわ。確かに雰囲気を感じるな~」

 二人で歩いて鳥居をくぐり、正宮を参拝する。ビューティーのサインの手掛かりがあるかどうか、周りを注意深く見回すが、ビビッと来る感じは無い。

「じゃあ、正宮を出よっか。次は何処に行こうかな~」

「うん。ここにはビューティーのサインの手掛かりは無さそうやし、次の場所に行こう」

 二人で歩いて鳥居を出て、少し歩く。何気なく右側の方を見てみると、少し離れた所にいる、肌が日焼けしている男性が気になった。

 ―あれ、あそこにいる、肌が日焼けしてる男性が気になるなぁ。もしかして、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、肌が日焼けしてる男性なんかなぁ。これは、手掛かりを見つけたと言えるやろ。さすが優奈!占いが当たったわ!ありがとう!―

 僕の様子に気付いた唯香が、僕に言葉を掛けてきた。

「どうしたの?あっちの方をジッと見てるけど、何かあったの?」

「うん。あそこにいる、肌が日焼けしてる男性が気になったんや。たぶん、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、肌が日焼けしてる男性なんやと思う。唯香に付いて行ったら、手掛かりが見つかったわ。唯香、ありがとう!」

「エヘヘ、別に何もしてないけど、役に立てて嬉しいわ。そう言ってくれてありがとう」

「うん。唯香、次は何処に行きたい?唯香に付いて行くわ」

「そうだね~、まぁ、何となく思い付いた所にどんどん行ってみるよ」

 二人で楽しくおしゃべりしながら歩き、別宮に到着。唯香が楽しそうに見て回っていて、僕も唯香と一緒に見て回る。やはり雰囲気があり、身が引き締まる思いがする。時折、真剣な表情になる唯香を見て、めっちゃ綺麗で見とれてしまう。ビューティーのサインの手掛かりを探してみるが、気になるところは無い。暫くの間、別宮を散策し、唯香が満面の笑顔で大はしゃぎ。

「やっぱり伊勢神宮はいいね~!パワーを貰えるって感じがするわ~」

「うん。真剣にいろんな物を見てる唯香を見てると、めっちゃ綺麗で見とれてしまうわ」

「え~、そんなにおだてても、何も出ないよ~。ほんと、褒め上手だね~。ありがと~!」

 二人で別宮を出て、伊勢神宮の外宮を歩き回って散策する。様々な建造物や、大きい木、石、池、いろいろな場所に行き、唯香が楽しそうに見て回る。僕も唯香と一緒に見て回るが、伊勢神宮よりも、どうしても唯香を見てしまう。こんなにも頭の良いキャリアウーマンの医者でありながら、めっちゃ綺麗でセクシーという完璧な女性に、僕がのめり込みそうになるが、ふと、優奈の事を思い出した。

 ―あかんあかん!唯香にはまったら、また浮気してしまうかもしれへん。優奈に、絶対に浮気せぇへんって約束したんや!唯香にはまったらあかん!―

 そう思いながらも、極上の女性である唯香に、僕はのめり込む寸前になっている。ビューティーのサインの手掛かりを探すが、新たな手掛かりは見つからない。

「そろそろ外宮を出よっか。お腹空いたね~。何処かでお昼御飯食べようよ」

「うん!僕もお腹ペコペコやわ~。唯香、何食べたい?」

「そうだな~、伊勢神宮に来たんだし、蕎麦とか天麩羅とか、和食が食べたいかな~」

「お~、いいねぇ。僕も天麩羅蕎麦を食べたい気分になってきたわ~」

 二人で談笑しながら歩き、伊勢神宮の外宮を出て、和食店を探す。暫くの間、探しながら歩くと、良い雰囲気の和食店が見つかった。

「あ~、和食のお店があったよ~!雰囲気いいし、行ってみようよ!」

「うん。いいで~。天麩羅蕎麦食べたいな~。大きい海老の天麩羅があればいいな~」

 見つけた和食店に二人で入る。店に入ると、そこそこの年齢と思われる女性が、にこやかに僕と唯香を席に案内してくれた。二人で席に座り、メニューを見て、唯香がはしゃぎながら、満面の笑顔で僕に言ってきた。

「わぁ~、蕎麦も天麩羅もあるよ~!何にしよっかな~」

「ほんまやな~。僕は、初志貫徹で、天麩羅蕎麦にするわ」

「天麩羅蕎麦か~。何だか、私も天麩羅蕎麦を食べたくなってきたな~。よ~し、私も天麩羅蕎麦にするよ~!」

 店員を呼び、天麩羅蕎麦を二つ注文。二人で楽しくおしゃべりして待つ。

「唯香は、なんでお医者さんになったの?」

「そうだね~、子どもの頃、お母さんが重い病気にかかった時、成功するかどうか分からない難しい手術を、女性の医者が見事に成功させて、お母さんを助けてくれたの。それを見て、私もこんなかっこいい医者になりたい~って思ったの」

「へ~、そんな事があったんや~。難しい手術を成功させて唯香のお母さんを助けてくれた女医さん、ほんまに凄いな~。唯香もその人に近付けてるの?」

「私は、まだまだだよ~。いっぱい勉強して、経験積んで、いつかその人のような立派な医者になりたいと思ってるよ~」

「凄いね~!唯香、尊敬するわ~。僕なんて全然ダメやわ~」

「そんな事ないよ~。まだよく知らないけど、いいとこいっぱいある感じがするよ~。もっといろんな事が知りたいな~」

「ありがと~!僕も唯香の事がもっと知りたいわ~」

 そんな会話を二人で楽しんでいると、店員が天麩羅蕎麦を二つ運んで来た。大きい海老の天麩羅が乗っている。

「お~、でっかい海老の天麩羅が乗ってる~。美味しそう!嬉しいわ~」

「うん。私も海老の天麩羅を食べたかったの~。早速食べよう!」

 まずは唯香が海老の天麩羅を食べる。サクッと音がして、唯香が満面の笑顔になった。

「美味しい~!サックサクだよ~!海老がプリプリだよ~!」

 唯香の言葉を聞いて、僕も海老の天麩羅を口に運ぶと、旨味が口の中に広がった。

「うん。ほんまに美味しい~!確かにサクサクやし、海老がプリプリやな~。天麩羅蕎麦にして良かったわ~!」

 続いて二人で蕎麦をすすり、唯香が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「蕎麦も美味しい~!適度なコシがあるし、出汁も美味しいわ~!」

「うん。旨い!海老の天麩羅に蕎麦と出汁がマッチして、最高の味やわ~」

 二人でどんどん食べ進め、すぐに天麩羅蕎麦を完食して、店を出る事になった。

「さっきの御礼もあるし、ここは僕が払うで!任せてや!」

「え~、いいの?御礼なんて、そんな気を遣わなくていいよ~」

「気なんて遣ってへんで~。唯香と一緒に過ごしてると、めっちゃ楽しくて、御馳走したくなったんや~。任せてよ!」

「ウフフ、そうなんだね~。分かったよ。お言葉に甘えさせてもらうわ。ありがとう。御馳走様でした~」

 僕が会計を済ませ、二人で店を出て、次は何処に行くか考える。

「唯香、次は何処に行く?何処でも付いて行くで~」

「うん。次は、定番だけど、内宮に行くよ。外宮に行ったんだし、内宮も行かなきゃね」

「分かった。内宮に行こう!行くの久し振りやわ~。唯香と一緒に行くの、楽しみや~」

「うん。歩いて行ったらかなり時間かかるし、バスかタクシーで行こうよ」

「了解!ちょっと贅沢してタクシーで行こう!タクシー代も僕が払うで!」

「え~、ほんとにいいの?何だか悪いなぁ。私、半分出すよ~」

「大丈夫やで~。僕が払いたいねん。唯香、最高の女性やし、幸せな気分やねん」

「も~、そんなに褒められると恥ずかしいわ。ありがとうね。じゃあ、お言葉に甘えるわ」

 二人でタクシーに乗り、内宮に向かう。歩くと遠いが、タクシーだとあっという間。程なく内宮の前に到着。僕が料金を支払い、二人でタクシーから降りる。橋と鳥居が見え、唯香がハイテンションで僕に言ってきた。

「お~、いい景色だね~。橋と鳥居がいいわ~。ねぇ、折角だし、一緒に写真撮ろうよ!」

「うん。撮ろう撮ろう!唯香と一緒に写真を撮れるなんて、幸せやわ~」

 唯香がスマホを手に取り、二人で顔を寄せ合い、唯香がスマホを持っている手を伸ばして角度を調整する。

「う~ん。私達と橋と鳥居をバランス良く写真に撮るの、難しいな~。なかなか上手く入らないわ~。これでどうかな~。まだ上手く入らないな~」

 そんな時、一人の女性が唯香に声を掛けてきた。

「あの~、良かったら、写真撮りましょうか?」

「はい。ありがとうございます。お願いします。ここをタップして下さい」

 唯香がスマホを女性に渡し、僕と唯香が寄り添って笑顔を作る。

「じゃあ、撮りますよ~。はい、チーズ」

 女性がシャッターボタンをタップし、シャッター音が鳴った。

「上手く撮れてるかどうか分かりませんが、確認お願いします」

 僕と唯香が写真を確認し、唯香が喜びながら女性に言う。

「ちゃんと綺麗に撮れてます。ありがとうございました!」

「いいえ~、どう致しまして。それでは、失礼しますね~」

 女性が歩き去って行き、唯香が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「いい写真が撮れて良かったわ~!写真送ってあげるよ。そうだ!電話番号とメールアドレス教えてよ。私も教えるよ」

「うん。ありがとう。唯香の電話番号とメールアドレスを教えてもらえるなんて、めっちゃ嬉しいわ~!写真もめっちゃ綺麗に撮れてるね~」

 二人で電話番号とメールアドレスを教え合い、唯香がさっき撮った写真を僕のスマホに送ってくれ、僕のスマホに届いた写真を僕が確認し、喜びながら唯香の方を向いた。

「ありがと~!めっちゃいい写真やわ~!めっちゃ嬉しい~!」

「うん。ほんとにいい写真だね~。二人共、いい笑顔だし、橋と鳥居も写ってるよ!」

 二人で歩いて橋を渡り、鳥居をくぐる。やはり雰囲気があり、少し緊張感がある。暫くの間、たくさんの木を見ながら二人で楽しくおしゃべりして歩き、僕が唯香に訊ねる。

「唯香、これから何処に行く?唯香に付いて行けば、ビューティーのサインの手掛かりを見つけられそうやし、付いて行くわ」

「うん。じゃあ、まずは正宮に行くよ。やっぱ、内宮に行ったからには、正宮に行かなきゃね~。きちんとお参りするよ~」

「うん。分かった。外宮でも正宮の辺りで手掛かりを見つけられたし、内宮でも見つけられそうな気がするわ~」

 二人で楽しくおしゃべりしながら、正宮に向かって歩く。両側の自然豊かな風景を見ながら心地良く歩き、正宮に到着。二人で階段を上り、鳥居をくぐる。

「あ~、やっぱり正宮は雰囲気があって、見応えがあるわ~。結構長い階段だったけど、頑張った甲斐があったな~」

「そうやな~。僕でもちょっときつい階段やったから、唯香はきつかったやろうな~。正宮はほんまにいい雰囲気やな~。身が引き締まるわ~」

 唯香が真剣な表情で正宮を見て回り、しっかりとお参りする。僕も一緒にお参りし、ビューティーのサインの手掛かりを見つける為に、周りを見回すが、気になるところは無い。唯香が真剣な表情で歩き回り、時々止まっていろいろな物を見る。僕が唯香の綺麗な姿に見とれていると、唯奈が笑顔で僕に言ってきた。

「ウフ、私の事、じ~っと見つめてるね。ちょっと恥ずかしいわ。手掛かりは見つからないようだし、そろそろ正宮を出よっか」

「うん。唯香があまりにも綺麗で、見とれてもうたわ。ここにビューティーのサインの手掛かりは無さそうやし、出よっか」

 二人で歩いて鳥居をくぐり、階段を下りる。

「唯香、次は何処に行きたい?何処までも付いて行くで~」

「大袈裟だね~。じゃあ、次は別宮に行ってみるよ。確かあっちの方だな~」

 唯香に付いて行く形で、二人で別宮に向かって歩く。楽しくて会話が弾む。更に歩き進み、別宮に到着。やはり独特の雰囲気を感じる。二人で参拝。唯香は真剣な表情で様々な物を見ていて、僕はどうしても綺麗な唯香の姿に見とれてしまう。ふと、周りを見回した時、少し離れた場所にいる、腕が筋肉質の男性が気になった。

 ―あ、あそこにいる、腕が筋肉質の男性が気になるなぁ。ビューティーのサインを盗んだ犯人が、腕が筋肉質の男性やったんかな~。また手掛かりを見つけられたわ!さすが優奈の占いやわ!立て続けに手掛かりを得られたなんて、嬉しいわ。優奈、ありがとう!―

 そんな僕の様子に唯香が気付き、僕に訊ねてきた。

「あっちをじ~っと見てるね~。もしかして、盗まれたサインの手掛かりを見つけたの?」

「うん。あそこにいる、腕が筋肉質の男性が気になったんや。ビューティーのサインを盗んだ犯人が、腕が筋肉質の男性やった可能性が高いわ。唯香に付いて来て良かったわ!これからも唯香と一緒に行動したら、また手掛かりが見つかりそうな気がするわ」

「お~、また手掛かりが見つかったなんて、良かったね~!私も少しは役に立てたようで、嬉しいよ。更にまた手掛かりが見つかるといいね~。じゃあ、そろそろ別宮を出よっか」

「そうやな。手掛かりが見つかったし、引き続き唯香に付いて行くわ」

 二人で歩いて別宮を出る。更に唯香に付いて行き、いろいろな建造物を見て回る。どれも趣があって雰囲気があり、唯香が真剣に見つめる。僕も見るが、目線は綺麗な唯香にどうしても行ってしまう。勿論、ビューティーのサインの手掛かりも探すが、新たな手掛かりは見つからない。どんどん時間が経ち、徐々に辺りが暗くなってきた。

「暗くなってきたし、そろそろ内宮を出よっか。一緒に回れて、すっごく楽しかったよ!内宮を出てから、何かしたい事ある?」

「うん。もっと唯香と一緒にいたいし、一緒に晩御飯食べようよ。勿論、僕が御馳走するし、唯香が行きたい店でいいで~」

「お~、いいねぇ!私ももっとお話したかったんだ~。私が行きたいお店でいいなら、丁度行きたいお店があるの~。案内するね~」

「うん!唯香が行きたい店で一緒に晩御飯食べるの、めっちゃ楽しみやわ~!」

 二人で歩いて内宮を出たところで、唯香が笑顔で僕に言ってきた。

「さっきはタクシーを使ったけど、今度はバスで移動しよっか。そんなに急いでないし、バスに揺られて移動するのも悪くないよね~」

「うん。それでいいで~。この辺よく知らへんし、任せるわ~」

 二人で楽しくおしゃべりしながらバスを待っていると、約十分経ってからバスが来た。二人でバスに乗り、席に座って暫く待つと、バスが発車。

 バスが揺れながらゆっくりとしたスピードで走る。席が狭く、僕と唯香が密着。

 ―あ~、このバス、よく揺れるお陰で、唯香の大きなおっぱいが僕に当たるわ~。気持ちいいわ~。大きいお尻も僕に当たってるし、幸せやわ~―

 僕が少しニヤニヤしたからか、唯香が笑いながら僕に言ってきた。

「あ~、私のおっぱいとお尻が当たるから、気持ち良くてニヤニヤしてるんでしょ~」

「あはは、ばれたか。唯香のおっぱいとお尻が当たって、めっちゃ気持ちいいわ~。バスに乗って良かった~。バスに感謝やわ」

 更にバスが進む。どんどん街の風景になり、唯香が僕に言う。

「もうすぐ着くよ~。着いてから、私が行きたいお店に案内するよ~」

「うん。唯香が行きたい店で一緒に晩御飯食べるの、ほんまに楽しみやわ~!唯香、お酒結構飲めるの?どんなお酒を飲むの?」

「そうだね~。強くはないけど、何でもそれなりに飲めるよ~」

 二人で談笑していると、バスが目的地のバス停に到着。

「ここで降りるよ~。降りてから、ちょっと歩いたらお店に着くよ~」

「うん。もうちょっとバスに乗って、唯香のおっぱいとお尻の感触を味わいたかったな~」

「も~、そんな事言われると、恥ずかしいよ~。でも、嬉しい~!」

 二人でバスから降り、唯香に付いて歩き、お目当ての店に向かう。楽しく会話をしながら歩き、唯香が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「着いたよ~。このイタリア料理店の料理、すっごく美味しいよ~。早く入ろう!」

「うん。確かにお洒落な雰囲気のイタリア料理店やね~。唯香が言うなら、料理めっちゃ美味しいんやろうな~。めっちゃ楽しみやわ~!」

 二人で店に入ると、若い女性店員が笑顔で僕と唯香を迎えてくれて、席に案内してくれた。二人で席に座り、メニューを見て、僕が笑顔で唯香に言う。

「まずはお酒やな~。何飲む?何でも好きなお酒飲んでよ~」

「そうだね~。イタリアンだし、やっぱワインを飲みたいな~。赤か白、どっちにする?」

「どっちでもいいで~。唯香は赤ワインか白ワイン、どっちを飲みたい?」

「私は赤ワインがいいなぁ~。赤ワインをボトルで頼もっか」

「うん!赤ワインをボトルで頼もう!唯香と一緒にお酒を飲めるの、めっちゃ楽しみ~」

 赤ワインをボトルで注文。メニューを見て、どんな料理を注文するか考える。

「唯香、何でも好きな物頼んでいいで~。お勧めの料理は何?」

「お~、ありがと~!そうだね~、カルボナーラのパスタと、照り焼きチキンのピザがお勧めだよ~。後は、シーザーサラダだね~。他に頼む料理は何でもいいよ~」

「うん。美味しそうやな~。後は、ステーキの盛り合わせがいいなぁ。ガッツリ食べたい気分やねん。赤ワインに合いそうやし」

「お、いいねぇ。このお店、ステーキもすっごく美味しいよ~」

 料理を決めた直後、店員が赤ワインのボトルとグラスを二つ運んで来て、一杯目を注いでくれた。料理を注文し、唯香が元気良く言う。

「じゃあ、乾杯しよう!かんぱ~い!」

「うん。かんぱ~い!」

 唯香がグイッと赤ワインを飲む。上品かつ豪快な飲みっぷり。

「美味しい~!いっぱい歩いた後の赤ワインは最高~!」

「うん。美味しい~!唯香と一緒に飲む赤ワインは、格別に美味しいわ~!」

 二人で赤ワインを飲みながら楽しくおしゃべりしていると、注文した料理が次々と運ばれて来た。まずは唯香がカルボナーラを一口食べ、満面の笑顔で僕に言う。

「お~、すっごく美味しいよ~!濃厚な味が口の中に広がってるわ~」

 唯香の言葉を聞いてから、僕もカルボナーラを口に入れる。

「うん。ほんまに美味しいわ~!味が濃厚で、深みがあるわ~」

 二人でカルボナーラをどんどん食べる。続いて照り焼きチキンのピザを口に入れ、唯香が大喜びで僕に言ってきた。

「美味しい~!この照り焼きチキン、ピザの生地と丁度マッチしていて、最高~!」

「うん。めっちゃ美味しい~!照り焼きチキンもピザの生地も、僕好みの味やわ~」

 二人でシーザーサラダも美味しく食べ、僕が笑顔でステーキを口に運ぶ。続いて唯香も笑顔を見せながらステーキを口に入れ、満面の笑顔で僕に言う。

「お~、ステーキめっちゃ美味しい~!ほんまに素敵なステーキや~!」

「あはは、だじゃれを言うんだね~。不意を突かれて笑っちゃったわ。でも、ほんとに美味しいね~。柔らかくてジューシーで、肉汁が口の中に広がってるわ~」

 二人で談笑しながらどんどん食べて赤ワインを飲む。僕も唯香もグイグイ赤ワインを飲み進め、早くも一本目が空いた。

「唯香、赤ワインのボトルが空いたで。僕と唯香で空けたんやな~。次は何を飲む?」

「う~ん、そうだな~、何だか、もう一本赤ワインのボトルを飲みたい気分だよ~」

「おぉ~!かっこいい~!もう一本行こう!僕もいっぱい飲むで~!十分強いやん!」

「エヘヘ、ありがと~!自分で思ってるよりお酒強いかもしれないなぁ」

 赤ワインのボトルをもう一本注文。すぐに店員が運んで来た。早速グラスに注ぎ、僕と唯香がグイッと飲み、既に頬が赤らんでいる唯香が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「あ~、赤ワイン美味しい~!どんどん飲めるよ~!」

「うん!美味しい~!唯香と飲んでると、美味しいお酒がより美味しく感じるし、美味しい料理がより美味しく感じるわ~」

「ウフフ、ありがと~!ほんとに褒め上手だね~!嬉しいよ。ところで、幼馴染の女性の占い師に占ってもらって、サイン色紙に願掛けしてもらったって言ってたけど、単なる幼馴染じゃないよね?その人と付き合ってるの?名前は何ていうの?」

 ドキッとした。唯香が僕と優奈の関係を勘ぐっている感じがした。

 ―唯香、僕と優奈の関係を探ってるんかな。ここは、正直に付き合ってると言ったら、一気に場の雰囲気が冷めるかもしれへんし、嘘で付き合ってへんと言う方がいいよな―

「その人とは仲はいいけど、付き合ってへんで。名前は優奈っていうんや。安心した?」

「うん!良かった~。その人と付き合ってるんなら、私が引かないといけないな~って思ったんだ~。私にもチャンスあるね~」

「え!チャンスって、どういう事?もしかして、僕と付き合いたいって思ってる?」

「エヘヘ・・・うん!すっかりあなたの事が好きになっちゃった~。一緒にいて、すっごく楽しいし、幸せな気分になれるの~」

 唯香の言葉を聞き、優奈の言葉を思い出した。

 ―優奈、絶対に浮気したらあかんでって言ってたよな。絶対に浮気したらあかんって、自分でも言い聞かせたけど、こんなに頭が良くて、めっちゃ綺麗でセクシーな女医である唯香に、好きって言われて、めっちゃ嬉しいわ!僕も唯香の事が好きになってしもうた。唯香と付き合いたい!優奈、ほんまにごめん!―

「うん!ありがと~!僕も唯香の事が好きや!僕と付き合ってくれるよね?」

「うん!もっちろん!ありがと~!嬉しい~!」

 更に二人でどんどん食べ、どんどん飲む。僕も唯香もすっかり酔っ払っている。二本目の赤ワインのボトルも空け、デザートまで全て注文した料理を平らげた。

「あ~、美味しかった~!すっごく楽しかったし、最高の気分だよ~!いっぱい食べて飲んだし、そろそろ行こっか」

「うん。ほんまに美味しかったわ~。僕もめっちゃ楽しかったわ。ここも僕が払うで!」

「え~、いいの?払ってもらってばっかりで、申し訳ないよ~」

「いいよいいよ。怪我を治療してもらった御礼もあるし、めっちゃ楽しかったし」

「ウフ、じゃあ、またお言葉に甘えさせてもらおっかな。ありがと~!御馳走様でした~」

 僕が会計を済ませ、二人で店を出て、唯香が笑顔で僕に言う。

「ねぇ、これからどうしたい?私は、もっと一緒にいたいな~」

「うん!ありがと~!僕ももっと唯香と一緒にいたいわ」

「ウフフ、嬉しい~!じゃあ、私の部屋に来てよ!今日、ずっと私と一緒にいて!」

「うん!勿論や!ありがと~!めっちゃ嬉しいわ~!幸せや~!」

 二人で一緒に歩き出す。僕が唯香の手を握る。唯香も僕の手を握り返す。

 ―唯香の手、温かくて柔らかいな~。めっちゃ気持ちいいわ~―

 二人で楽しくおしゃべりしながら歩いていると、ふと、唯香が僕に言ってきた。

「着いたよ~。ここが私の住んでるマンションだよ~」

「お~、このマンションなんや~。いいマンションに住んでるね~」

「エヘヘ、ありがと~!さぁ、入って~!」

 二人で唯香のマンションに入って行く。ふと、僕が優奈の事を考える。

 ―優奈、絶対に浮気したらあかんでって言ってたけど、結局、僕は浮気してしまいそうやわ。ほんまにごめん!でも、唯香が綺麗過ぎて、セクシー過ぎるんや~!―


≪Vol.10に続く≫

 主人公は、優奈に、もう絶対に浮気しないと約束していたのにも関わらず、三重で出会った唯香と付き合う事になってしまいました。また三重で浮気してしまうのでしょうか。優奈は東京でどのように過ごしているのでしょうか。次回をお楽しみに!

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