【Vol.5】大切なモノを探して、僕は優奈の占いで大都会に行く
優奈の占いにより、盗まれたサインの手掛かりを掴む為、主人公が一人で東京に行く事になりました。大都会の東京で、手掛かりを掴む事ができるのでしょうか。さぁ、幕開けです。
僕が家に到着。うがい手洗いトイレを済ませ、少し休憩してから着替え、念の為に泊まりの用意を鞄に入れ、家を出発。大阪駅から新大阪駅に電車で移動し、新幹線の切符を購入し、鶏の唐揚げが入っている駅弁とペットボトルのお茶を購入。新幹線のホームに向かい、東京行の新幹線に乗る。指定席の座席を探し、見つけて座り、暫くのんびり座っていると、程なく新幹線が発車。徐々にスピードに乗り、景色がビュンビュンと過ぎ去る。もうすぐ京都駅に着く辺りで、景色を見ながら、ボーッといろいろな事を考える。
―そろそろ京都駅に着くなぁ。やっぱり新幹線は速いな~。寝たらあっという間に東京に着きそうやわ~。久し振りの新幹線やし、起きていられる限りは起きて景色を見よっかな~。天気いいし、富士山見れそうやわ~。もう暫くしてから、駅弁を食べるか~―
そんな事を考えていると、京都駅に到着。降りる人よりも乗る人の方が多く、空席がどんどん埋まり、満員状態になった。すぐに京都駅を出発。次の停車駅は名古屋。景色がどんどん過ぎ去り、米原駅を通過。景色を見ていたが、似たような景色が続き、徐々に眠くなってきた。富士山を見たいので眠気を我慢。少しお腹が空いてきた。
―ちょっと時間早いけど、そこそこお腹空いてきたし、駅弁を食べるか。鶏の唐揚げ、美味しそうやな~。楽しみやわ~―
購入した駅弁を開け、早速、楽しみにしていた鶏の唐揚げから食べる。ジュワッと肉汁が口の中に広がり美味しい。野菜や卵焼きや鮭や御飯もどんどん食べ進め、ゆっくり食べているつもりが、意外に早く食べ終えた。ペットボトルのお茶をグイッと飲む。
―駅弁、美味しかったな~。特に鶏の唐揚げが最高やったわ~。優奈と一緒に食べたかったな~。優奈、今頃占いの仕事を頑張ってるんやろうな~―
駅弁の空き箱をレジ袋に入れる。優奈の事を考えていると、ふと、優奈がメッセージで送ってくれた、手掛かりを探すポイントが気になった。スマホを取り出し、メッセージを開き、一番目のポイントを確認する。まず書かれているのは、「思い付く場所にどんどん行き、片っ端から手掛かりを探しまくる」というメッセージ。
―思い付く場所で、片っ端から探すか~。思い付く場所なんて、なんぼでもあるなぁ。まずは何処に行こっかな~。迷うなぁ―
何処に行くか考えていると、いつの間にか名古屋駅に着いた。どんどん人が降りて行き、僕の隣に座っていたおじさんも降りた。すぐに同じ位の人数の客が乗って来た。僕の隣にどんな人が座るのか、ちょっとドキドキしていたら、キャリアウーマン風の美女が座った。ほのかに香水の香りが漂い、茶髪の長い髪からも良い匂いがして、ラッキーな感じ。
―お、さっきまでおっさんが座っていて窮屈やったけど、美女が座ってくれた~。小さな幸せやな~。ラッキー。何かいい事ありそうやな~―
名古屋駅を出発。どんどんスピードを上げる。美女が隣に座ってくれたお陰で眠くない。富士山まで起きていられそう。引き続き、東京に着いてから何処に行くか考える。
―思い付く場所か~。盗まれたビューティーのサインの手掛かりを見つけられそうな場所か。何処やろうな~。う~ん、思い付かへんなぁ。とりあえず、有名なタワーのツリーとか、ベタな観光スポットに行ってみるかな~。後は、新宿、原宿、渋谷、お台場、何処に行こっかな~。いっぱいあり過ぎて、悩むなぁ―
いろいろ考えていると、どんどん新幹線がスピードを出して進んで行く。浜名湖が見えてきた。太陽の光に照らされて、キラキラと輝いている。
―わぁ~、浜名湖綺麗やな~。優奈と一緒に見たかったな~。優奈、今頃仕事の合間の休憩で、ランチ食べてるんかな~―
優奈の事を考えていると、ふと、隣に座っている美女の頭が僕の肩に乗った。スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。綺麗な寝顔で、少し見とれる。
―この女の人、寝顔が綺麗やな~。優奈の可愛い寝顔とは違う雰囲気やわ。美女の頭が僕の肩に乗っかって、何か気持ちいいな~―
ちょっとした幸せな気分に浸っていると、お待ちかねの富士山が見えてきた。雪が積もっていて、さすが日本一高い山。神秘的で壮大な富士山を見て、感動する。
―お~、やっぱり富士山は素晴らしいなぁ。縦も横もでかくて、綺麗やわ~。行った事ないけど、死ぬまでに一回は行って登ってみたいなぁ―
富士山が見えなくなり、一気に眠くなってきた。コクリコクリとなり、眠気がピーク。寝るのを我慢する必要も無く、眠りに落ちた。
長い時間寝て、ふっと目が覚めた。風景を見ると、都会の街並が広がっている。暫く見て、品川駅に向かっているところと気付く。次の瞬間、隣に座っている女性が、僕に強い口調で言葉を投げ掛けてきた。
「ちょっと!寝たふりして、私のおっぱい触ってたでしょ!」
僕は驚きの余り、固まってしまった。触っていないと思ったが、ぐっすり眠っていたので、全く覚えていなくて、この女性に言われた事に対して、自信を持って反論できないが、このやばい状況を打破すべく、必死に反論する。
「え?熟睡してたから、触ってませんよ。勘違いでしょ」
「とぼけないでよ!寝たふりして私のおっぱい触ってたわ!しらばっくれても無駄よ!後で東京駅の駅長室に連れて行って、警察呼ぶからね!」
「え~、そんな~。勘弁して下さい。ほんまに触ってないですよ。どうしたらいいんですか?あなたの要求は何ですか?」
「後でじっくり話すわ。まずは東京駅の駅長室に行くよ!おっぱい触られて、めちゃくちゃショックで、気分悪いんだからね!」
僕とその女性が口論しているうちに、品川駅に着き、すぐに発車。もうすぐ東京駅。このままでは駅長室に連れて行かれて、警察を呼ばれてしまう。
―あ~、どうしよう。この女性のおっぱいなんて、触ってへんと思うけど、寝ていて覚えてへんのが痛いな。ほんまに警察呼ばれて、逮捕されたらどうしよう。誰か助けて~―
僕が泣きそうになっていると、通路を挟んで向こう側に座っている女性が口を開いた。
「あの、本当は触られてませんよね?私、見てましたよ。その男の人、ずっと寝ていて、あなたのおっぱいなんて触ってませんでしたよ。あなたこそ、寝たふりして、頭を肩に乗せて、その男の人をドキドキさせたかったんでしょ?いい加減にしないと、私が警察を呼んで、事情を説明して、あなたを逮捕してもらいますよ」
その女性の毅然とした態度での言葉により、僕の隣の美女は黙って俯き、しゃべらなくなった。眼光は鋭く、僕を助けてくれた女性を時々睨んでいる。
新幹線がどんどん進み、東京駅に到着。僕の隣の美女は、怒りに満ちた表情で、早足で出口に向かって行った。僕を助けてくれた女性に御礼を言う。
「ほんまにありがとうございました。触ってないと思いながらも、寝てたから確信を持てず、どうしようかと思ってました。ほんまに助かりました」
「いいんですよ。私、痴漢を絶対に許せないけど、痴漢してない人を冤罪で痴漢にしようとする女も、絶対に許せないんですよ。ああいう女がいるから、なかなか痴漢が減らないと思うんですよね。あの女、あなたからお金を揺すり取ろうとしてたと思いますよ。警察に逮捕されるよりは、お金を払った方がまだましだと思う男性が多いと思いますから」
「そうなんですか~。ほんまに危ないところでした。ありがとうございました。是非御礼をさせていただきたいです」
「いえいえ、御礼なんていいですよ~。当然の事をしたまでです。実は私、弁護士をしてるんですよ。だからああいう女を絶対に許せないんです」
「へ~、弁護士さんなんですね~。言われてみれば、確かに弁護士~って感じのオーラが漂ってますね~。もしお持ちでしたら、名刺をいただけませんか?」
「はい。いいですよ。どうぞ」
その弁護士の女性から名刺を貰った。名刺には、肩書で弁護士と書かれていて、名前は「森川麗菜」と記載されていて、もりかわれいなと読むとの事。下側に所属している弁護士事務所が印字されている。
「お~、弁護士さんの名刺、初めて貰いました~。嬉しいです~」
僕が喜びながらそう言って、自己紹介すると、弁護士の女性が笑顔で言ってきた。
「そうなんですね~。名刺を渡してこんなに喜んでもらえたの、初めてです。私も嬉しいです。あ、そろそろ降りないと、車掌さんに怒られますよ。降りましょう」
二人で慌てて新幹線から降りる。東京駅の新幹線の改札口から出て、在来線のホームに向かっている時、僕が弁護士の女性に言葉を掛けた。
「ほんまにさっきは助かったので、是非御礼をさせて下さい。何でも御馳走しますし、何処にでも連れて行かせていただきますよ」
「そうですか~。じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな~。とりあえず、新宿に行きますか」
「はい。行きましょう。新宿なんて久し振りです。楽しみ~」
中央線に乗って新宿に向かう。座席は満席で、ドアの近くに二人で立つ。弁護士の女性を見ると、ニッコリ微笑んでくれた。その女性は綺麗な顔立ちをしていて、大人の服装が似合うキャリアウーマンという感じ。身体のラインにピッタリとした服装で、おっぱいが大きくお尻も大きい、セクシーな体型をしていて、思わず見とれてしまう。電車が動き出し、少し経ってから弁護士の女性が僕に訊ねてきた。
「ところで、東京には何の用事で来たんですか?見たところ、一人ですね」
「実は、探し物をしていて、幼馴染の占い師に占ってもらって、東京で手掛かりを探すと出たので、一人で東京に来たんです」
「へ~、探し物ですか~。ちなみに、何を探してるんですか?」
「ニックネームがビューティーっていう女子プロゴルファーのサインです。大ファンなんですよ~。滋賀県のゴルフ場で何者かに盗まれてしまって。幼馴染の占い師に願掛けしてもらったサイン色紙なので、何が何でも見つけたくて」
「サインですか~。ゴルフはあまり興味なくて、そのプロゴルファーは知りませんが、あなたにとっては大切な物なんですね~。見つかるといいですね。そんなに大切な物を探しに来てるのに、私なんかに時間を使っていいんですか?」
「勿論いいですよ~。綺麗な女性と一緒に過ごせて、何だか幸せです」
「ウフフ、口が上手いですね~。そろそろ、敬語止めましょうか。私の事、呼びたいように呼んでいいですよ。麗菜って呼んでくれてもいいですし」
「本当ですか?僕も敬語にちょっと疲れてきたところなんですよ~。じゃあ、折角なので、麗菜って呼ばせていただきますね~」
「はい。どんどん麗菜って呼んでね。あ、そろそろ新宿に着くよ」
「ほんまや。久し振りの新宿、楽しみやわ~」
新宿駅に到着し、二人で電車から降りて改札口を通る。新宿駅は広くて、久し振りに来た僕だけだと迷ってしまいそうだが、麗菜は新宿に詳しい感じがする。
「行きたいカフェがあるの。フルーツパフェが美味しいんだよ~。行っていい?」
「うん。何でも好きな物食べてよ~。勿論、僕が御馳走するで~」
麗菜に連れられながらテクテク歩く。さすが土曜日の昼間の新宿は人が物凄く多い。ぶつかりそうになるが、何とかかわしながら歩く。暫く歩き、目的地のカフェに到着。
「ここだよ~。フルーツが美味しいの。楽しみ~。早く行こう!」
「うん。僕は行った事ないけど、麗菜がお勧めの店やし、楽しみやわ~!」
「お、初めて麗菜って呼んでくれたね~。嬉しい~!これからも麗菜って呼んでね」
「うん。こんなに綺麗な女性を麗菜って呼べて、僕は幸せ者やわ~」
二人でカフェに入ると、可愛らしい女性店員が笑顔で迎えてくれた。店員に案内され、席に座ってメニューを見る。フルーツパフェの写真が目立っていて美味しそう。他にも美味しそうなスイーツがあるが、やはりフルーツパフェに目が行ってしまう。
「私はフルーツパフェにするよ。何にする?」
「フルーツパフェ、ほんまに美味しそうやね~。僕もフルーツパフェにするわ」
「お~、やっぱりフルーツパフェだね~。ホットコーヒーが付いてるセットにしよっか」
「うん。フルーツパフェにホットコーヒーは、めっちゃ合いそうやな~」
店員を呼び、フルーツパフェのホットコーヒー付きセットを二つ注文。二人で楽しくおしゃべりしていると、店員がフルーツパフェを運んで来た。
「わぁ~、美味しそう~!いただきま~す!」
麗菜がスプーンを使ってフルーツパフェを一口食べ、すぐに満面の笑顔になった。
「美味しい~!やっぱり、このお店のフルーツパフェは最高に美味しい~!」
麗菜の言葉を聞いて、僕もフルーツパフェを食べると、新鮮なフルーツの甘味が口の中に広がり、極上の美味しさ。予想以上の美味しさに感動しながら麗菜に言う。
「ほんまや~。美味しいわ~!こんなに美味しいフルーツパフェ、生まれて初めて食べたわ~!さすが麗菜、いい店知ってるね~」
「ウフフ、ありがとう。そんなに感動したんやね~。私も嬉しいわ」
二人で談笑しながらフルーツパフェを食べ進める。ふと、麗菜が僕に訊ねてきた。
「ところで、関西弁からして、関西に住んでるんだよね?何処に住んでるの?」
「大阪やで~。割と大阪駅の近くやわ~。麗菜は、新幹線に何処から乗って来たの?」
「私はね~、泊りがけで京都に仕事で行っていて、その帰りだったの。住んでるのは東京都内だよ~。京都はいい所だよね~。歴史的なお寺がいっぱいあるし、美味しい食べ物がいっぱいあるし。仕事じゃなくて、プライベートで行きたいわ」
「うん。確かに京都はいい所やね。大阪もいいで~。今度、大阪も京都も案内してあげるで~。任せてよ~」
「お、頼もしいね~。楽しみにしてるよ~」
二人で会話を楽しみ、フルーツパフェを完食。そのタイミングでホットコーヒーが運ばれて来た。丁度コーヒーを飲みたかった絶妙のタイミング。早速飲み、僕が笑顔で言う。
「うん。美味しい。フルーツパフェを食べた後のコーヒーは最高やわ~」
「そうだね~。美味しい~。フルーツパフェの甘味とコーヒーのちょっとした苦味が、絶妙なハーモニーを奏でるね~」
「お~、麗菜、いい表現するね。さすが弁護士、ボキャブラリーが豊富やな~」
「ウフフ、ありがとう。ほんと、褒め上手だね。嬉しいよ」
ホットコーヒーを飲み干し、そろそろカフェを出る事になった。
「助けてくれた御礼に、ここは僕が払うで~。任せてよ」
「お~、ありがとう。美味しかったし、嬉しい~!」
僕が会計を済ませた。思ったよりも高かったが、全然平気な雰囲気を装い、店を出た。
「あ~、美味しかった~!御馳走様でした~!あのお店のフルーツパフェ最高~!」
「うん。ほんまに美味しかったわ~。次は何処に行きたい?」
「そうやな~、暫く新宿の街をブラブラ歩きながら、いろんなお店を回ろうよ」
二人で楽しくおしゃべりしながら、新宿の街を歩き回る。麗菜が入りたいと言った店に次々と入り、いろいろな商品を見て回る。
「わぁ~、このバッグ可愛い~。使い易そうだし、色がいいなぁ~。お~、この服、お洒落で大人っぽくてデザインいいし、仕事に着て行くのにいいなぁ」
麗菜が楽しそうに話す言葉に、僕が答える。
「どれも麗菜に似合うと思うで~。助けてくれた御礼に、びっくりするような金額じゃなければ、プレゼントするで~」
「え~、いいよ~。会ったばかりで、そこまでしてもらうのは申し訳ないし。さぁ~、どんどんいろんな所に行こうよ」
引き続き、新宿の街をブラブラし、百貨店に入る。百貨店には安価な商品から高価な商品まであり、麗菜のテンションが上がる。ブランド品が並ぶフロアに行き、ブランド品を眺めながら、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「ウフ、高価なブランド品を見てると、テンション上がるわ。今は見てるだけでいいわ~」
「確かに高いけど、買える金額のもあるし、何かプレゼントするで~」
「ありがとう。その気持ちだけで十分よ。いつか買ってもらうかもしれないけどね~」
ブランド品を見て回り、腕時計を見ている時、ふと、腕時計が気になった。
―あれ、このブランドの腕時計、何故か気になるなぁ。もしかして、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、このブランドの腕時計を付けてたんかなぁ―
僕が腕時計をじ~っと見ていると、僕の様子を見た麗菜が言葉を掛けてきた。
「どうしたの?腕時計をじ~っと見つめてるけど、もしかして、欲しくなったの?」
「いや、そうじゃないんやけど、何故か気になって。もしかしたら、サインを盗んだ犯人が付けてたんかなぁと思って」
「へ~、そんな事あるんだね~。やっぱり、占いが当たってたのかもね~。東京に来て、正解だったじゃ~ん。良かったね~」
「ははは、ほんまに手掛かり見つかったんやったらいいんやけどね~」
更にいろいろなブランド品を見て回り、百貨店を出て、次は何処に行くか考える。
「麗菜、次は何処に行きたい?何処でもいいで~」
「そうだなぁ、う~ん、何処にしよっかな~。逆に訊くけど、行きたい所ある?」
「お、僕か~。まぁ、ベタやけど、あの有名なタワーのツリーに行きたいかな~。まだ行った事なくて、一回行ってみたいわ~」
「うん。いいよ~。行こう。久しく行ってないから、楽しみだよ~」
二人で地下鉄に乗り、有名なタワーのツリーに向かう。地下鉄では二人で座る事ができ、時々おしゃべりしながら過ごす。ふと、麗菜がコクリコクリと眠り出し、僕の肩に頭を乗せる。キャリアウーマンだが、寝顔が可愛い。麗菜の寝顔を見ながら、幸せな気分に浸る。
―麗菜の寝顔、めっちゃ可愛いな。弁護士の仕事を頑張ってる、仕事の出来る人の寝顔か~。見ていて飽きないな~―
麗菜の寝顔を見て、麗菜から漂う良い匂いに包まれながら、気分良く座っていると、僕も眠くなってきて、いつの間にか眠ってしまった。目が覚めると、ツリーの最寄り駅の少し手前。慌てて麗菜を起こす。
「麗菜、そろそろ起きてや。もうすぐ着くで~」
麗菜が目を覚ました。まだ眠そうな表情が可愛らしい。
「あ~、いつの間にか寝ちゃってた~。起こしてくれてありがとう。ツリー、楽しみだね!久し振りだし、ワクワクするなぁ」
「うん。僕は初めて行くし、めっちゃ楽しみやわ~!」
ツリーの最寄り駅に着き、二人で地下鉄から降りて歩いていると、ツリーが見えてきた。僕のテンションが一気に上がる。
「お~、これが有名なツリーか~!やっぱでかいな~。迫力あるわ~」
「うん。ツリーは何回見ても圧倒されるわ~。前からあるタワーより高いもんね~」
更に二人で歩き、どんどんツリーが大きく見えて、いよいよツリーに到着。僕が入場料を支払い、少しの間待ってエレベーターに乗り、どんどん上がって行くうちに、僕と麗菜のテンションが更に上がる。
「どんどん上がって行くなぁ。早く展望フロアからの景色を見たいわ~」
「うん。私も楽しみだよ~。どんな反応するのかを見るのも、楽しみにしてるよ~」
「え~、たぶん、めっちゃ感動するで~」
いよいよ展望フロアに到着。二人でエレベーターから降りて歩くと、東京を一望できる景色が広がり、僕と麗菜のテンションが一気に上がり、麗菜がはしゃぎながら僕に言ってきた。
「お~、綺麗~!前に見た時より綺麗~!感動するね~。あそこにドームが見えるよ~!」
「ほんまや~!綺麗や~!大阪のタワービルから見える景色も綺麗やけど、ここから見る景色は格別やわ~!ドームがちっちゃく見えるね~。麗菜と一緒に見れて、最高やわ~」
「ウフフ、ありがとう。私も最高の気分よ。来て良かったわ」
展望フロアを歩いて移動しながら、いろいろな方向から景色を見る。隅田川やたくさんの高層ビル、皇居も見える。遠くの方に目を向けると、富士山まで見える。
「あ~、富士山が見えるよ~。前に見た時は、曇っていて見えなかったけど、今日は天気がいいから見えるんだね~。ラッキー。感動~。嬉しい~」
「富士山ほんまに綺麗に見えるな~。新幹線から見た富士山も綺麗やったけど、ツリーから見る富士山は、雰囲気があって感動的やわ~」
更に二人でツリーから見える景色を堪能。グルッと一周し、元の場所に戻って来た。二人で景色を見て、ふと、目が合った。暫くの間、見つめ合い、麗菜が僕の手を握ってきた。麗菜の手の温もりを感じ、僕も麗菜の手を握る。
―麗菜の手、あったかいな~。柔らかくて気持ちいいわ~―
二人で暫く手を握り合いながら、綺麗な景色を堪能していると、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「ねぇ、写真撮ろうよ。上手く撮れるかな~」
「うん。撮ろう!麗菜のスマホで撮って、後で僕に送ってよ~」
麗菜がスマホを手に取り、腕を伸ばして僕と麗菜に向ける。二人で笑顔になって顔を寄せ合い、麗菜がハイテンションで僕に言ってきた。
「じゃあ、撮るよ~。はい、チーズ」
シャッター音が鳴り、撮れた写真を確認。僕と麗菜が綺麗に写っていて、景色は少しぼやけているが、何とか写っていて、麗菜が満面の笑顔になった。
「うん。何とか撮れたね~。良かった~。写真送るよ~。そういや、まだスマホの番号とメールアドレス教え合ってなかったね~。教えてよ~」
「うん。ありがとう。写真、綺麗に写っていて良かったわ~」
二人でスマホの番号とメールアドレスを教え合い、メッセージを送る事ができるのを確認し、麗菜が満面の笑顔になった。
「さっき撮った写真、送ってあげるね~」
「うん。ありがとう。麗菜と一緒に写ってるいい写真が撮れて、嬉しいわ~」
僕が送られてきた写真を確認。何となく周りを見回すと、ふと、男性がサングラスを頭にかけているのが気になった。
―あれ?あの男性が頭にサングラスをかけてるのが、何故か気になるなぁ―
少しの間、その男性を見ていると、麗菜が不思議そうに僕に言ってきた。
「どうしたの?ボーッとあっちの方を見てるけど、何か気になったの?」
「うん。あの男性が頭にサングラスをかけてるのが気になったんや。なんでなのかは分からへんけどね。もしかしたら、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、頭にサングラスをかけてたのかもしれへんわ。まだ分からへんけどね」
「へ~、また手掛かりが見つかったっぽいね~。占い、ちゃんと当たってるんだね~」
「当たってたらいいんやけど。あ、そうや。写真ちゃんと届いてたわ。ありがとうね」
「うん。いい写真が撮れて良かったわ。じゃあ、そろそろエレベーターで下りよっか」
二人でエレベーターに乗って下り、ツリーを出て、次は何処に行くか考えている時、麗菜がハイテンションで満面の笑顔を浮かべながら僕に言ってきた。
「ツリーから見た景色、すっごく綺麗だったね~。感動したよ~」
「そうやな~。ほんまに綺麗やったわ~。景色を見て感動してる麗菜を見てると、僕まで嬉しい気分になったわ~。次は麗菜が行きたい場所に行こう。何処がいい?」
「私を見て嬉しくなったんだね~。気付かなかったわ~。そう言ってくれて、私も嬉しいわ。じゃあ、次は渋谷と表参道に行こうよ。いろんなお店を回って、晩御飯を表参道のお店で食べたいんだ~。行きたいお店があるの~」
「うん。いいで~。行こう!渋谷に表参道か~。久し振りやし、楽しみやわ~。めっちゃ綺麗な麗菜と一緒に行けるなんて、僕は幸せ者やわ」
「ウフフ、ありがとう。本当に口が上手いね~。でも、嬉しいよ」
二人で手を繋いで歩き、地下鉄の駅に到着。地下鉄に乗って渋谷に移動。今度は座れず、ドアの近くに立って、楽しくおしゃべりしながら過ごしていると、思ったよりも早く渋谷駅に着いた。改札口を通り、渋谷の街に繰り出し、僕がハイテンションで麗菜に言う。
「お~、渋谷や~!めっちゃ久し振りや~!このスクランブル交差点、変わってへんな~。懐かしい~!テンション上がるわ~!」
「ウフフ、すっごくはしゃいでるね。渋谷にいっぱい思い出あるの?」
「うん。東京に住んでた時は、新宿と渋谷にはよく行ってたわ~。表参道にはそんなに行ってなかったけど、今日は麗菜と一緒に行くのが楽しみやわ~」
二人で渋谷の街をブラブラ歩く。いろいろな店を見て回り、僕と麗菜の気分がどんどん上がる。前からある商業施設が見えて、懐かしい気分で入ると、たくさんのお洒落な店が僕と麗菜を迎えてくれ、麗菜がニッコリ笑顔になった。
「随分キョロキョロしてるね~。久し振りで懐かしいの?」
「うん。前に結構来てたからね~。めっちゃ懐かしいわ~」
二人で商業施設の中を歩き回り、ハイテンションでおしゃべりしながら楽しく過ごす。暫く時間が経ち、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「新しくオープンした商業施設もあるんだよ。行ってみようよ」
「そうなんや~。行きたいわ~。連れてって~」
麗菜に連れられ、新しくオープンした商業施設に向かい、到着。高層ビルの商業施設で、見ていて圧倒される。
「うわ~、めっちゃ高いな~。いっぱい店入ってそうやし、上の階から見る景色綺麗なんやろうな~。早く入ろうや」
「ウフフ、すっごくはしゃいでるね~。分かったよ。行こう!」
二人で手を繋ぎながら入り、中の雰囲気に圧倒される。いろいろな店があり、上の方の階には展望台もあり、僕がハイテンションで大はしゃぎ。
「お~、凄い!さすが新しい商業施設やな~。どんどんいろんなところを回ろう」
「うん。本当に嬉しそうだね~。見てると私も楽しくなってくるわ~」
二人で手を繋いで歩き、いろいろな店に行く。たくさんのジャンルの店があり、歩き回っているうちに、どんどんテンションが上がる。多くの店を回り、麗菜が口を開く。
「ねぇ、折角だから、展望台に行こうよ。ツリーから見た景色とはまた違った景色が見れると思うよ。実はまだ行った事なくて」
「うん。行こう行こう!僕も勿論行った事ないし、麗菜と一緒に行くの、楽しみやわ~!」
二人で展望台に上がる為のエレベーター乗り場に移動する。たくさんの人が並んでいるが、二人で楽しくおしゃべりしながら待っていると、あっという間に順番が回って来た。僕が入場料を支払い、エレベーターに乗って展望台に向かってどんどん上がる。エレベーターが展望台のフロアに到着。エレベーターから降りると、既に夜景になっている煌びやかで綺麗な景色が、僕と麗菜を驚かせてくれ、麗菜がはしゃぎながら僕に言ってきた。
「お~、綺麗な夜景~!初めて見た~!凄~い!感動~!」
「ほんまに綺麗やな~。キラキラ輝いてるわ~。でも麗菜の方が綺麗やで~」
「え~!そんな事言ってくれるんだね~。口上手いね~。嬉しいわ~。ありがと~!」
二人で手を繋ぎながら極上の夜景を堪能していると、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「また写真撮ろうよ~。夜景をバックにするの、難しそうだな~。ちゃんと撮れるかな~」
「うん。撮ろう!夜景をバックに撮るの難しそうやけど、チャレンジしてみるか~」
僕と麗菜が顔を寄せ合い、ピッタリとくっつく。麗菜がスマホを手に取り、腕を伸ばしてスマホをこっちに向けて様々な角度に傾ける。
「あ~、やっぱなかなか上手く写らないな~。これでどうだ?あ~、ダメだ~。こう向けたらどうかな?もうちょっと離すか。お、いい感じ。撮るよ~。はい、チーズ!」
麗菜がシャッターボタンをタップし、シャッター音が鳴る。二人で麗菜が撮った写真を確認し、麗菜が満面の笑顔で僕に言ってきた。
「お~、綺麗に撮れてる~。夜景もバッチリ入ってる~。大成功だ~。送ってあげるよ」
「うん。ほんまに綺麗に撮れてるわ~。ありがとう。嬉しいわ~」
麗菜が撮った写真を僕のスマホに送り、僕が確認し、満面の笑顔になった。
「ちゃんと届いたで~。ありがとう。めっちゃ嬉しい~」
「エヘヘ、そんなに喜んでくれると、何だか照れるなぁ。こちらこそありがとうね」
引き続き二人で手を繋ぎながら夜景を見る。ちょっと移動し、さっきとは違う夜景を見て、また感動する。いろいろな夜景を見て、ふと、目が合った。
「綺麗な夜景を一緒に見れて、幸せな気分よ。偶然だけど、今日出会えて良かったわ」
「うん。僕も幸せやわ。麗菜と出会えて良かった。女にはめられそうになったのには、めっちゃびびって、泣きそうになったけど、麗菜が助けてくれて、今こうやって麗菜と一緒に過ごせて、ほんまに嬉しいわ」
この瞬間、僕の頭の中から、優奈の「浮気したらあかんで」という言葉が消えていた。優奈の事を考える時間が無くなり、頭の中は麗菜でいっぱいになっていた。勿論、優奈の事を愛しているが、今日出会ったキャリアウーマンの弁護士である、めっちゃ綺麗でセクシーな麗菜に、僕の心は奪われていった。
更に二人で手を繋ぎながら夜景を堪能していると、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「ウフ、お腹空いてきたし、そろそろ行こっか。表参道に行きたいお店があるの」
「うん。麗菜お勧めのお店で一緒に晩御飯を食べるの、めっちゃ楽しみやわ~!」
二人でエレベーターに乗って下り、エレベーターから降りる。新しい商業施設の中を少し歩き回り、何店かの店に入って商品について楽しくおしゃべりし、商業施設を出た。
「さぁ、いよいよ晩御飯だよ~。お洒落で料理が美味しいお店だから、楽しみにしていてね~!」
「うん。麗菜と一緒にお洒落な店で晩御飯を食べるの、ほんまに楽しみやわ~!」
二人で手を繋いで歩き、渋谷から表参道に入る。イルミネーションはまだ始まっていないが、やはり表参道の大通りはお洒落で雰囲気が良く、美女と一緒に歩いていると、気分が高まり、この上ない幸せを感じる。暫く歩き、お洒落な雰囲気の洋風居酒屋の前に到着すると、麗菜が満面の笑顔で僕に言ってきた。
「着いたよ~。ここが私の行きたかったお店だよ~!何回か行った事あるけど、お洒落で、雰囲気が良くて、料理もお酒も美味しくて、最高だよ~!早く行こう」
「うん。確かにお洒落で雰囲気がいい店やな~。めっちゃ楽しみやわ~!」
二人で店に入ると、既にほぼ満席状態。外観もお洒落だが、店内もお洒落で綺麗で、見ながら驚いていると、麗菜が店員に話し掛け、予約をしている旨を伝えている。店員が笑顔で僕と麗菜を席に案内してくれた。二人で席に座ってメニューを見る。
「麗菜、いつの間にか予約してくれてたんやね~。気付かへんかったわ。ありがとう」
「エヘヘ、どう致しまして。人気店だから、もしかしたら満席かもしれないな~って思って、念の為に予約しておいたんだ~」
「さすが麗菜、しっかりしてるね~。何食べる?何でも好きな物を頼んでいいで~。助けてくれた御礼やし、何でも御馳走するで~」
「お~、ありがと~!嬉しいわ~。まずはお酒、何を飲むかだね~。何飲みたい?」
「そうやな~、まずはビールやな~。生中にするわ。麗菜は何飲む?お酒飲める?」
「うん。そんなに強くないけど飲めるよ~。ビールって聞いて、美味しそうだし、私もビールにするわ~。食べ物はね~、シーザーサラダと、カルボナーラと、シーフードピザと、ミニステーキを食べたいなぁ~。あとは好きな物を頼んでね」
「うん。あと、鶏の唐揚げを食べよう。じゃあ、店員を呼ぶで~」
店員を呼んで注文し、二人で楽しくおしゃべりしていると、すぐに店員が生ビール中ジョッキを二つ運んで来た。その直後、麗菜が満面の笑顔で僕に言ってきた。
「じゃあ、乾杯しよう。かんぱ~い!」
「うん。かんぱ~い!」
麗菜がグイッとビールを飲み、一気に満面の笑顔になった。
「美味しい~!普段はビールそんなに飲まないけど、今日はビールが美味しく感じるわ」
「うん。美味しい~!やっぱビールは最高やわ~。麗菜と一緒に飲めて、幸せやわ~」
二人でビールを飲みながら談笑していると、まずはシーザーサラダが運ばれて来て、麗菜が小皿に取り分けてくれた。
「麗菜、気が利くね~。さすが、出来る女性は違うね~」
「エヘヘ、ありがとう。本当に褒め上手だね~。さ、食べよ!」
麗菜がシーザーサラダを一口食べ、満面の笑顔になった。
「美味しい~!ここのシーザーサラダが旨いんだな~、これが」
「ははは、CMで聞いたようなフレーズやな~。僕も食べるわ~」
僕もシーザーサラダを食べると、すぐに旨味が口の中に広がり、満面の笑顔になった。
「うん。確かに美味しい~!今まで食べたシーザーサラダの中で一番かもしれへんわ」
「美味しいって感じてくれて、良かったわ~。シーザーサラダを頼んで良かった~」
次々と料理が運ばれて来た。どれも美味しそうで、どれを食べるか迷っていると、麗菜がどんどん小皿に取り分け、カルボナーラを口に入れると、一気に満面の笑顔になった。
「美味しい~!やっぱパスタはカルボナーラが最高~!」
麗菜の言葉を聞いて、僕もカルボナーラを食べる。濃厚な味で、美味しさに感動。
「ほんまに美味しいわ~!この店の料理、何でも美味しいな~。連れて来てくれてありがとう。麗菜、いい店知ってるね~」
「ウフフ、ありがとうね。そんなに褒めてくれると、照れちゃうよ~」
シーフードピザもミニステーキも鶏の唐揚げもどんどん食べ進め、どれもほっぺたが落ちそうな位美味しい。ビールを飲み干し、次は何を飲むか考え、僕が麗菜に訊ねる。
「麗菜、次は何飲む?何でもいいで~」
「そうだね~、じゃあ、赤ワインを飲むよ。グラスでいいかな~」
「赤ワインいいやんか~。折角やから、グラスと言わず、ボトルで頼もうよ」
「え~、ボトルなんか頼んで、飲み切れるかな?私、そんなに飲めないよ~」
「大丈夫やって。麗菜が飲めへん分は、僕がちゃんと飲み切るで~」
店員を呼び、赤ワインをボトルで注文。ボトルの赤ワインは、優奈も美和も酔っ払って僕といい感じになったので、赤ワインと言われて、すかさずボトルと言った。麗菜が酔っ払うのを期待していると、店員が赤ワインをボトルで運んで来た。赤ワインの一杯目をグラスに注いでくれて、麗菜がグイッと飲み、ハイテンションで僕に言ってきた。
「美味しい~!やっぱこのお店の料理には、赤ワインが合うよ~!」
僕も赤ワインを飲み、美味しくて気分が高まる。
「うん。美味しい~!確かにこの店の料理に合うわ~。最高~」
二人で楽しくおしゃべりしながら、料理を食べ進め、赤ワインをグイグイ飲む。麗菜の顔がどんどん赤らんでいき、嬉しい気持ちになった時、御機嫌の麗菜が僕に訊ねてきた。
「ねぇ、幼馴染の占い師って、女性なの?もしかして、その人と付き合ってるとか?」
ドキッとした。優奈の顔が頭の中に想い浮かんできた。
―どう答えたらいいんかな~。女性っていうのは言っていいと思うけど、付き合ってると正直に言うかどうか、う~ん、やっぱ、ここは嘘で付き合ってへんって言っとくか―
「え~、気になるんやね~。女性やけど、付き合ってへんで~」
「そうなんだ~。良かった~。その人の事、興味あるなぁ。もっと知りたいわ~。その人のお店、何処にある何て名前のお店なの?その人の名前は何ていうの?」
「良かったって言ってくれて、何か嬉しいわ。そんなに気になるんやな~。大阪駅の近くにある、占いの部屋っていう店で、名前は優奈っていうんや。まぁ、そんなに有名じゃないと思うし、知らんかったやろ?」
「うん。知らなかったよ~。でも興味あるわ~。きっと綺麗な人なんだろうな~。一度見てみたいわ~。占い自体も興味あるし~」
「あはは、別に気にせんでいいで~。麗菜の方が綺麗やで~」
「ウフフ、ありがとう。ほんと、口が上手いね~」
今度は僕が、気になった事を麗菜に訊ねる。
「麗菜、弁護士になるの、大変やったやろ~。いっぱい勉強したの?」
「そうだね~、困ってる人を助けたくて、弁護士になったんだけど、なる為に、いっぱい勉強したよ~。大変と言えば大変だったけど、将来、弁護士になった自分を想像しながら頑張ったら、そんなにしんどくなかったよ~」
「そうなんや~。なりたい職業になれて、ほんまに凄いわ~。尊敬するわ~」
「ウフフ、ありがとう。ほんと、口が上手いね~。酔っ払ってきちゃったなぁ。あなたの事、どんどん好きになってしまいそうだよ~」
「お~、嬉しいわ~!どんどん僕の事、好きになってよ~」
更に赤ワインを飲み進め、料理もどんどん食べ、デザートを注文する事になった。麗菜はレアチーズケ―キ、僕はバニラと抹茶アイスクリームを注文。デザートを食べ、麗菜のテンションが更に上がり、ハイテンションで僕に言ってきた。
「美味しい~!レアチーズケーキ最高~!食べてよ~。アイスクリーム食べるよ~」
「うん。アイスクリームも美味しいで~。食べて~。レアチーズケーキ貰うで~」
お互いのデザートを食べ合い、大満足。ボトルの赤ワインを飲み干し、料理を平らげ、ホットコーヒーを頼んで、二人で談笑しながら飲み干すと、そろそろ店を出る時間になり、麗菜がニッコリと微笑みながら僕に言ってきた。
「あ~、もうこんな時間なんだね~。楽しい時間は過ぎるのが早いね~。そろそろ行こっか。すご~く楽しかったよ~!」
「ほんまやな~。麗菜と一緒に過ごしてると、時間が経つのがあっという間やわ~。僕もめっちゃ楽しかったわ。勿論、僕が払うで~」
「お~、ありがと~!嬉しい~!幸せ~!」
僕が会計を済ませた。思った通り高かったが、平気な感じで振る舞うと、麗菜が満面の笑顔で僕に言ってきた。
「御馳走様でした~!ありがとうね~。高かったけど、大丈夫?」
「うん。どう致しまして~。大丈夫やで~。平気平気~」
二人で店を出て、手を繋いで暫く歩いていると、ふと、麗菜が口を開いた。
「美味しかったね~。このお店、何回行っても美味しいわ~。また行こうね~」
「うん。ほんまに美味しかったわ。いい店に連れて行ってくれてありがとう。また行こう」
「ところで、これからどうする?実はね~、私の家、ここから暫く歩いた所にあるの」
「そうなんや~。ここから割と近い所なんて、いい所に住んでるね~」
僕はそう言いながら、優奈の「浮気したらあかんで」という言葉を思い出していた。
―たぶん、麗菜、「家に来る?」って言いそうやな。どうしようかな~―
考えていると、麗菜から予想通りの言葉が返ってきた。
「私の家に来る?私は、もっと一緒にいたいよ」
その言葉により、優奈の「浮気したらあかんで」という言葉が、僕の頭の中から消えた。
「うん。ありがとう。僕ももっと麗菜と一緒にいたいわ」
「よ~し!決まり!行くよ~!」
麗菜が元気一杯の声を発し、僕の手を握りながら、手を大きく振って歩く。僕も一緒に手を振って歩く。二人で楽しくおしゃべりしながら暫く歩くと、見上げる位、高いタワーマンションが目の前に現れ、麗菜が満面の笑顔で僕に言ってきた。
「着いたよ~。ここが私のマンションだよ~。大きいでしょ~?」
「うん。思ってたよりもでかくて、びっくりしたわ~。こんないいマンションに住めるなんて、麗菜、凄いわ~。尊敬するわ~」
「エヘヘ、ありがとう。さ、入って入って~」
二人で手を繋ぎながら麗菜のマンションに入る。僕の心臓がドキドキしてきた。
その頃、優奈は占いの仕事を終え、昨日行った店で、一人でお酒を飲んで食事をしながら、店長といろいろな話をしていた。
「マスター、今日もタラバガニのパスタ、美味しいわ~。さすがやね~」
「優奈ちゃん、ありがとう。優奈ちゃんに褒めてもらえると、自信が付くわ~」
優奈は一杯目から赤ワインを飲み、既に三杯目を飲み干そうとしている。顔が赤らみ、酔いが回ってきた。
「昨日、一緒に来た私の彼氏、今日は一人で東京に行ってるんやで~」
「へ~、東京か~。一人で何しに行ってるん?」
「何かね~、大ファンの女子プロゴルファーがいて、私が願掛けしたサイン色紙にサインしてもらったらしいんやけど、そのサインを何者かに盗まれたんやって~。私ね~、彼氏のために占ってあげてるんやで~。私も北海道と沖縄に一緒に探しに行って、手掛かりを掴めたけど、まだサインは見つかってへんねん。それで、今日は私の占いで東京って出たから、一人で東京に探しに行ってるんや。今頃何してるんやろうな~」
「そうか~。彼氏さんは、よっぽどその女子プロゴルファーが好きなんやな~。優奈ちゃん、よく願掛けなんかしたな~。そりゃ上手くいかへんと思うけど、彼氏さんがその女子プロゴルファーと上手くいったらどうしようとか思わんかったの?」
「まぁ、少しは考えたけど、彼氏の幸せが一番やからね~」
「ほ~、優奈ちゃん、めっちゃ優しいな~。惚れ惚れするわ~」
「あはは、何言ってんのよ~。でも、たぶんあいつ、浮気してると思うねん」
「え~!こんなに優しい優奈ちゃんがいるのに、浮気なんて許せんな~!」
「そりゃ腹立つけど、それでもやっぱり彼氏の事が好きやねん。不思議やわ~」
「そうなんや~。優奈ちゃんは、仏様みたいな人やな。益々惚れ惚れするわ~」
「あはは、何言ってんのよ。さぁ、もっと飲むで~!」
優奈が三杯目の赤ワインを飲み干し、もう一杯注文。食べて飲んで、すっかり酔っ払っている。お酒も料理も平らげ、時計を見ると、いつの間にか遅い時間になっていた。
「マスター、美味しかったよ~。そろそろ行くわ~」
優奈が会計を済ませる為に出口の方に向かおうとすると、店長が優奈に言ってきた。
「優奈ちゃん、今日は俺が御馳走するで~」
その言葉に、優奈が驚いて言う。
「え?いいの?びっくりしたわ~。ありがとう。それじゃあ、お言葉に甘えるわ。御馳走様でした~。でも、なんで?」
「今日は優奈ちゃんと話していて、めっちゃ楽しかったから、奢りたくなってん。今日はもう他にお客さんがおらへんし、もう店閉めるわ~」
「そうなんや~。私なんかとしゃべってそんなに楽しかったんやね~。何か嬉しいな~。もう店閉めるんやね~。お疲れ様でした~。疲れたやろうし、ゆっくり休んでね~」
優奈の言葉に対し、店長が真剣な表情で優奈に言ってきた。
「優奈ちゃん、俺の部屋に来てくれへん?もっと優奈ちゃんと話したいわ~、俺の部屋、上の階に上がった所にあるねん」
「え?それはちょっと・・・。彼氏に申し訳ないわ~」
「ええやんか~。何もせぇへんで。ちょっとだけ俺の部屋に行くだけやで~」
店長がそう言って、店を閉め始め、表の看板を中に入れ、入口のドアを施錠し、店長が強い口調で優奈に言ってきた。
「さ、行くで。俺の部屋でもっとしゃべるで~」
店長が優奈の腕を掴み、階段に向かって引っ張ってきて、優奈が大慌てになった。
「ちょ、ちょっと、マスター、今日は強引やね~」
優奈が店長に引っ張られながら、店長と一緒に階段を上る。二階はまだ店内。三階に上がると、すぐにドアがあり、ドアには鍵がかかっている。
「ここが俺の部屋やで~。さぁ、入ってや~」
店長が鍵を使ってドアを開錠し、優奈の後ろに回って優奈の背中を押し、優奈を店長の部屋に入れた。優奈がよろめきながら言う。
「マスター、彼氏に申し訳ないし、やっぱ帰るわ」
「何言ってんねん。ここまで来たんやし、入ってや」
店長が優奈の肩を掴んで引っ張る。優奈がよろめき、床にお尻をつく。店長が強い口調で優奈に言う。
「さ、靴脱いでや。手伝うで」
店長が優奈の靴を脱がそうとし、優奈が大慌てになった。
「分かった分かった。靴脱いで部屋に上がるから、急かさんといてよ」
「お、良かった。ありがとう。待ってるわ」
優奈が靴を脱ぎ、店長の部屋に上がった。店長の部屋は広くはないが、それなりに整理整頓されていて、居心地は悪くない。
「へ~、マスター、ちゃんと掃除してるんやね~。ちょっと外の景色を見てみるわ~」
優奈が景色を見る為に窓の方に向かい、景色を見る。三階から見る景色は、そこそこ綺麗だが、至って普通の景色で、すぐに飽きて振り返ると、店長が目の前にいて、いきなり優奈をぎゅ~っと強く抱き締めてきた。優奈が驚いて言う。
「ちょ、ちょっと、マスター、どうしたん?止めてよ。痛いわ」
「優奈ちゃん、好きや!ずっと好きやってん。俺と付き合ってくれ」
「え~!急にそんな事言われても困るわ。私、彼氏いるし、裏切れへんわ」
「彼氏、浮気してるんやろ。優奈ちゃんも、浮気していいんや!」
「いやいや、それはちょっと・・・」
優奈がそう言った直後、店長が唇を優奈の唇に押し当て、舌を優奈の口の中に入れてきた。優奈が驚きながら店長の舌の動きに舌を合わせ、暫くディープキスを続ける。唇を離し、カーテンを閉め、優奈の上着のボタンをどんどん外し、上着を脱がせ、更に服とズボンを脱がせる。優奈が店長の物凄い勢いに飲まれ、一気に下着姿にされた。
店長が再び唇を優奈の唇に合わせ、舌と舌を絡め合い、優奈をぎゅ~っと強く抱き締めながら、優奈をベッドに押し倒した。
店長がベッドの上で膝を付き、仰向けになっている優奈のブラジャーを外そうとした時、優奈が懇願する表情で店長に言った。
「マスター、落ち着いて。シャワー浴びさせてよ。お願い」
優奈の声に、店長が少し落ち着きを取り戻して言う。
「そうやな。ごめん。強引過ぎたわ。シャワー浴びて来ていいで」
「うん。じゃあ、シャワー浴びて来るわ。シャワー何処にあるの?」
「あっちの方に洗面台があって、その横にあるで」
優奈がシャワーを浴びる為に浴室の方に向かい、洗面台で下着を脱いで、浴室に入ってシャワーを浴びる。シャワーを浴びながら考える。
―あぁ、どうしよう。マスターの勢いに負けて、部屋に来ちゃったな。このままいっていいんかな・・・一回だけ、一回だけならいいんかな・・・―
シャワーを浴び終え、バスタオルで身体を拭き、バスタオルを身体に羽織って店長のところに戻る。優奈のめっちゃ大きいおっぱいとふくよかなお尻がバスタオルで隠されている姿に、店長が大興奮。優奈のおっぱいのところの結び目に手を掛けると、優奈が店長の手を掴み、少し笑顔を見せて店長を落ち着かせる為に言った。
「マスター、落ち着いて。マスターもシャワー浴びて来てよ」
優奈の言葉に、店長が少しだけ落ち着いて、優奈に言う。
「うん。分かった。確かにシャワー浴びないとあかんな。浴びて来るわ」
店長がそう言って、浴室に行きシャワーを浴びる。シャワーの音が聞こえ、優奈があれこれと考えを巡らせる。
―あぁ、どうしよう。このままいっちゃおうかな・・・正直、マスターと愛し合いたい気持ちもあるよな・・・一回だけ、一回だけならいいよね・・・―
優奈が覚悟を決め、バスタオルを自ら剥ぎ取り、ベッドに仰向けに飛び込み、優奈のめっちゃ大きいおっぱいがブルルンと揺れる。
優奈がグッと目を閉じた。優奈の心臓がバクバク鼓動する。
すぐにシャワーを浴び終えた店長が、裸のまま、やらしさ満面の笑顔を浮かべながら、優奈と早く愛し合いたいという一心で、ベッドに向かって走って来た。
そんな優奈の状況を全く知らず、僕は麗菜と一緒に麗菜のマンションに入った。麗菜が鍵を使ってオートロックを開け、エレベーターに乗ってどんどん上がり、三十七階に着いて、エレベーターから降りた。廊下を少し歩き、麗菜の部屋のドアの前に到着。麗菜が僕を見て、ニッコリと笑って言ってきた。
「着いたよ~。ここが私の部屋だよ~。さぁ、入るよ~。楽しみにしていてね~」
麗菜が鍵を使って開錠し、ドアを開けて、二人で部屋の中に入る。リビングが広く、他にも部屋があり、綺麗に整理整頓されている。広い部屋に感動し、僕が麗菜に言う。
「お~、めっちゃいい部屋やんか~。広いわ~。いっぱい部屋あるわ~。綺麗に掃除してるんやな~。さすが麗菜や~。ほんまに尊敬するわ~」
「エヘヘ、ありがとう。ここから見る夜景、綺麗だよ~。見てよ~」
麗菜の言葉を聞いて、僕が麗菜の手を握りながら窓の近くに行き、夜景を見ると、一面にキラキラと輝く東京の大都会の夜景が広がっていて、僕が感動して麗菜に言う。
「うわ~、めっちゃ綺麗~!こんなに高い場所から綺麗な夜景を毎日見れるなんて、麗菜、めっちゃ凄いわ~!贅沢や~!」
「ウフフ、ありがとう。毎日見てるとちょっとずつ飽きてくるけど、それでも綺麗な夜景に癒される事が多いよ。綺麗な夜景を見てると、幸せを感じるの」
「うん。こんなに綺麗な夜景を麗菜と一緒に見れて、僕は幸せ者や~!」
麗菜が僕をジッと見つめる。僕も麗菜をじ~っと見つめる。麗菜が真剣な表情で言う。
「ねぇ、私、あなたの事が好きになっちゃった。私と付き合ってよ」
麗菜の告白に驚き、頭に優奈の事が浮かんだが、すぐに頭の中から消し、返答する。
「うん。僕も麗菜の事が好きや。勿論、付き合うで。ありがとう」
「わぁ~、嬉しい~!私達、恋人同士だぁ~!」
麗菜の笑顔が弾ける。僕と麗菜が見つめ合う。唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリングリンと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。長い間ディープキスを続ける。ピチャピチャと音が部屋中に響く。唇を離し、麗菜が笑顔で僕に言う。
「シャワー浴びよっか。先に浴びて来るから、待っていてね。洗面台はあそこだよ」
うがい手洗いをして、リビングに戻る。麗菜もうがい手洗いをして、カーテンを閉め、服を脱ぎ始める。どんどん服を脱ぎ、下着姿になった。僕が我慢できずに一気に服と下着を脱いで裸になり、麗菜をぎゅ~っと強く抱き締め、唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ブラジャーを外し、パンツを脱がせる。麗菜の極上のセクシーな裸が僕の目の前に現れ、僕が麗菜の裸に見とれながら言う。
「麗菜、めっちゃ綺麗な裸やな。あまりにも綺麗で、見とれてしまうわ」
「ウフ、そんなにじ~っと見られると、恥ずかしいわ~。でも、ありがとう。じゃあ、シャワー浴びて来るね。待っていてね」
唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。麗菜がシャワーを浴びる為に浴室に向かう。麗菜がシャワーを浴び始め、シャワーの音が聞こえると、僕の興奮度はどんどん高まっていく。
―麗菜、めっちゃいい身体してるわ~。おっぱいめっちゃでかいし、お尻もふっくらとしてるし、あ~、早く麗菜と愛し合いたい~!優奈には申し訳ないけど、こんなに極上のセクシー美女を目の前にして、我慢できない~!更に麗菜は弁護士で物凄いキャリアウーマンやし、僕はほんまに幸せ者やわ~!―
麗菜が戻って来るのを、ワクワクしながら今か今かと待つ。一分一秒がやたらと長く感じる。シャワーの音が聞こえなくなり、麗菜がバスタオルで身体を拭いて、バスタオルを羽織って僕のところに戻って来た。バスタオルを羽織っていても、麗菜の大きなおっぱいとふっくらとしたお尻が分かる。
「お待たせ~。さぁ、シャワー浴びて来てよ」
僕が我慢できずに、おっぱいのところにあるバスタオルの結び目を手で掴むと、麗菜がニコニコ笑いながら僕に言ってきた。
「そんなに焦らないでよ~。シャワー浴びて来て~。待ってるからね」
「うん。分かった。すぐにシャワーを浴びて戻って来るで」
急いで浴室に行き、ササッとシャワーを浴びる。シャワーを浴び終え、サッとバスタオルで身体を拭き、笑顔で裸のまま小走りで麗菜のところに戻った。麗菜が驚いて言う。
「随分早いね~。ちゃんとシャワー浴びたの?」
「勿論や~。早く麗菜と愛し合いたくて、めっちゃ急いだわ~」
麗菜のおっぱいのところのバスタオルの結び目を手で掴み、バスタオルを剥ぎ取る。麗菜のセクシーダイナマイトの裸が僕の目の前に現れる。僕と麗菜が見つめ合う。麗菜が目を閉じ、口を少し開いて少し上を向く。僕の唇を麗菜の唇に濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合う。ピチャピチャと音が部屋中に響く。ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、二人でベッドに勢い良く雪崩れ込んだ。
唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。お酒に酔っている影響もあり、麗菜が興奮しまくりながら、激しい息遣いで僕の身体を愛しまくる。麗菜の色っぽい動きに触発され、僕も大興奮で麗菜の身体を愛しまくる。二人だけの極上の時間を味わいながら時間が経つのを忘れて熱く激しく無我夢中でひたすら濃密に愛し合いまくった。
僕と麗菜がぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、心地良い気分で余韻に浸る。
「ウフフ、すっごく良かったよ~。私達、世界で一番愛し合ってる恋人同士だね。最高~。幸せ~。愛してるよ~!」
「うん。僕もめっちゃ良かったわ。世界で一番愛し合ってる恋人同士か~。嬉しいわ~。幸せやわ。愛してるで~!」
唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、二人でベッドに横になる。何度も何度もディープキス。舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。暫くの間、ひたすら濃密に愛し合いまくり、麗菜が妖艶な笑顔を浮かべながら僕に言ってきた。
「ウフ、段々眠くなってきたよ。寝ちゃうかもしれないわ。もう言っとくね。おやすみ」
「うん。僕ももう少しで寝ると思うわ。おやすみ~」
唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合いながら、二人で最高に幸せな気分で眠りについた。
翌朝、目が覚めると、僕の横で麗菜がまだ気持ち良さそうに眠っている。寝顔が可愛くて、顔をそっとなでる。まだ眠っている。僕の唇をそっと麗菜の唇に合わせる。暫くの間キスを続けると、麗菜がそっと目を開いた。麗菜がまだ眠そうな表情で笑顔を見せる。
「おはよう。キスで目が覚めて、すっごく幸せだよ。愛してるよ」
「うん。麗菜、おはよう。寝顔めっちゃ可愛かったで。起こすかどうか迷ったわ」
再び唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。更にディープキスを続ける。唇をそ~っと離し、少し眠い状態で、熱く激しく無我夢中でひたすら濃密に愛し合いまくり、余韻に浸っている時、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「ウフ、そろそろシャワー浴びよっか。いい時間になってきたよ」
「うん。そうやな。幸せな時間は過ぎるのがほんまに早いわ~」
二人でベッドから出て浴室に向かう。麗菜がシャワーの蛇口を捻り、勢い良くシャワーの湯が出て、まずは麗菜がシャワーを浴び、笑顔で僕に言ってきた。
「きゃは。朝のシャワー気持ちいい~!一気に目が覚めるわ~」
続けて麗菜がシャワーの湯を僕に向ける。適温の湯が僕の身体に当たり、微かに残っていた眠気が吹っ飛ぶ。ボディーソープを手にたっぷりと付け、お互いの身体を洗い合う。
ディープキス。舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。シャワーの湯で洗い流し、浴室から出てバスタオルで身体を拭いた。
「じゃあ、朝御飯食べよっか。用意するから待っていてね」
麗菜が裸のまま朝御飯の用意に取り掛かる。卵を割ってフライパンの上に落とし、ベーコンを乗せてベーコンエッグを作る。その姿が愛おしく、後ろからおっぱいをぎゅ~っと熱く強く抱き締める。暫くの間、抱き締め続けると、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「ウフ、後ろから抱き締められて気持ちいいよ。気持ち良く料理できるわ」
「うん!麗菜が料理してる姿があまりにも愛おしくて、抱き締めずにはいられんかったわ」
ベーコンエッグが完成。味噌汁を作り、サラダを皿に盛り、トーストを焼き、ホットコーヒーを入れ、麗菜手作りの豪華な朝御飯が食卓に並んだ。
「わぁ~、美味しそう~!麗菜、料理上手いね~。いただきま~す!」
「エヘヘ、ありがとう。そんなに褒められると照れるなぁ。いただきま~す」
まずは僕がベーコンエッグを食べる。ジュワッと美味しさが口の中に広がり、僕が大喜びで笑顔を見せる。
「美味しい~!麗菜が作ったベーコンエッグ、最高やわ~」
「ありがと~。すっごく褒め上手だね~。嬉しい~。作って良かった~」
どんどん朝御飯を食べ進める。美味し過ぎて、食がどんどん進み、会話が弾む。一気に平らげ、ホットコーヒーを飲み干した。
「御馳走様でした~!めっちゃ美味しかったわ~!」
「エヘヘ、ありがとう。嬉しいよ。御馳走様でした~」
二人で食器を流し台に運び、麗菜が食器を洗い始める。ふと、優奈がメッセージで送ってくれた二つ目のポイントが気になり、見てみると、「たくさんのキャラクターがいる、人が多い場所を探す」と書かれている。
―たくさんのキャラクターがいて、人が多い場所か~。思い当たる場所は一つしかないな~。麗菜、一緒に行ってくれるかな~―
洗い物をしている麗菜に、僕が笑顔で言う。
「ねぇ、今日はランドに行こうよ。めっちゃ有名なテーマパークという事で、幼馴染の占い師の占いで出たフレーズにピッタリ合うんや。東京には無いけど、東京って言葉が名前に付くから、占いに合ってると思うんや。どうかな?」
「お~、いいねぇ!丁度行きたかったの~!一緒に行けるの、す~っごく嬉しい~!早く用意して行こう!いい占いしてくれたんだね~。感謝感謝」
麗菜のテンションが爆上がり。素早く洗い物を済ませ、下着と服を着て、化粧を始める。僕も下着と服を着て、朝の用意を進め、短時間で出掛ける用意が完了した。化粧を済ませた麗菜は、煌びやかな美しさが備わり、最高に綺麗な顔になっている。
「麗菜、化粧してなくてもめっちゃ綺麗やけど、キラキラ光っていてめっちゃ綺麗やで」
「ウフフ、ありがと~!ほんとに口が上手いね~。でも、嬉しいわ」
唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。暫く抱き締め合い続けた後、二人で麗菜の部屋を出発した。
「さぁ~、ランドに行くよ~!楽しみで楽しみでウキウキしちゃう~」
「うん。僕もめっちゃ楽しみや~!麗菜と一緒に行けるのが嬉しいわ~」
二人で電車に乗り、ランドに向かう。手を繋ぎながら座り、暫くの間楽しくおしゃべりして過ごしていると、ふと、麗菜がコクリコクリとなり、僕の肩に頭を乗せた。
―やっぱり、麗菜の寝顔はめっちゃ可愛いな~。キャリアウーマンの雰囲気とは違って、無邪気な感じの寝顔やわ~。幸せやな~―
麗菜の頭の感触を肩に感じながら、幸せな気分で過ごす。僕も段々眠くなってきた。ウトウトとなり、いつの間にか麗菜の頭に僕の頭を乗せながら寝てしまった。暫くの間、二人で寝て、僕が目を覚ますと、もうすぐ有名なテーマパークのランドの最寄り駅に着くところ。慌てて麗菜の肩を揺すって、麗菜に言葉を掛ける。
「麗菜、もうすぐ着くで。起きてや。ほら、もう見えてるで」
僕の声に、麗菜が眠そうにしながら目を覚まして、満面の笑顔で僕に言ってきた。
「あ~、よく寝た~。気持ち良く寝れたわ~。お、あそこに見えてるね~。楽しみ~」
麗菜のテンションが一気に上がる。いよいよ最寄り駅に着き、二人で電車を降り、手を繋いで歩く。駅を出ると、既にテーマパークの雰囲気が漂っている。人が多く、二人で人の多さに驚きながら歩く。
「うわ~、めっちゃ人が多いな~。さすがランドやわ~」
「ほんとに人が多いね~。これぞランドっていう感じだね~。ますます楽しみだよ~」
二人で手を繋いで歩き、有名テーマパークであるランドに到着。僕が入場券を購入し、麗菜に渡すと、麗菜が嬉しそうにはしゃぎながら僕に言ってきた。
「わぁ~!嬉しい~!ありがと~!早く入ろうよ~」
「うん。そんなに喜んでくれて、僕も嬉しいわ。行こう」
二人でランドに入ると、そこは正に別世界。いろいろなキャラクターが歩いていて、メルヘンチックな建物や、雰囲気のある建物が並んでいる。その光景を見て、麗菜と僕のテンションが更に上がる。
「わぁ~、いっぱいキャラクターがいる~。あ、あそこに可愛いキャラクターがいる~!こっちに向かって手を振ってくれたよ~。私も手を振ろうっと」
麗菜がキャラクターに向かって手を振る。僕も一緒に手を振り、キャラクターが更に手を振ってくれた。麗菜のテンションが爆上がり。
「あ~、また手を振ってくれた~。嬉しい~!あ、有名なお城があるよ!写真撮ろうよ!」
「うん。いいで~。いい写真撮れそうやな~」
麗菜がスマホを手に取り、僕と麗菜が顔を寄せ合う。麗菜が手を伸ばし、お城をバックにスマホの位置を調整する。
「う~ん、なかなか上手く入らないな~。こんなもんかな~。いや、もっと上手く入るはずだな~。これでどうだ~。お、いい感じ。撮るよ~。はい、チーズ!」
麗菜がシャッターボタンをタップ。カシャッと音が鳴り、二人で撮れた写真を確認し、麗菜が満面の笑顔になった。
「お~、いい感じに撮れたよ~。私、写真撮るの上手いわ~」
「ほんまや~。いい写真や~。僕のスマホに送ってよ~」
麗菜が僕のスマホに写真を送信し、僕がスマホを手に取り、写真を確認した。
「届いたで。ありがと~!僕も麗菜も笑顔で、お城もちゃんと写っていて、最高の写真やわ~」
「エヘヘ、そんなに褒めてくれてありがとう。嬉しいわ。じゃあ、アトラクションに行こうよ。いっぱいあって迷うなぁ。まずは何処に行く?」
「ほんまにいっぱいアトラクションがあって迷うなぁ。麗菜は何処に行きたい?」
「う~ん、そうだなぁ。まずは、人気のあるキャラクターのアトラクションに行こっか」
「うん。いいで~。麗菜と一緒に行くの、楽しみやわ~」
二人でルンルン気分で手を繋いで歩き、人気のあるキャラクターのアトラクションに到着すると、人がごった返している。待ち時間を見ると、九十分と書かれている。
「うわ~、めっちゃ並んでるね~。九十分待ちやけど、麗菜、待てる?」
「勿論待てるよ~。おしゃべりしながら待ったらすぐだよ~。待っていい?」
「うん。麗菜とおしゃべりするの楽しいし、待てるで~」
二人で楽しくおしゃべりしながら待つ。段々前に進み、麗菜の笑顔が弾ける。一時間位待っていると、ふと、前の方に並んでいる白いシャツを着ている男性が気になった。
―あれ、あそこにいる白いシャツの男性が気になるなぁ。もしかして、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、白いシャツを着てたのかなぁ―
僕がその男性を見ていると、麗菜が僕の様子に気付き、僕に訊ねてきた。
「ねぇ、どうしたの?随分あっちの方を見てるね。もしかして、何か手掛かり掴めた?」
「うん。あそこにいる白いシャツの男性が気になったんや。もしかして、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、白いシャツを着てたのかもしれへんわ。やっぱり、このテーマパークに来て良かったわ。しかも、麗菜と一緒やから、めっちゃ楽しいわ!ありがと~!」
「お~、良かったね~!私も一緒に来れて、すっごく楽しいよ~!テンション上がるわ~」
引き続き二人で楽しくおしゃべりしながら待っていると、思ったよりも早く順番が回って来た。二人で乗り物に乗り、出発。アトラクションには、いろいろなキャラクターがいて、時々乗り物がスピードを上げたり回転したりして、僕と麗菜を楽しませてくれる。二人でアトラクションを満喫し、ゴール地点に到着。麗菜が大満足で、満面の笑顔を見せてきた。
「あ~、楽しかった~。このアトラクション、何回乗っても楽しいわ~」
「うん。僕も楽しかったわ~。麗菜と一緒に乗れて、最高やわ~。次は何処に行く?」
「そうだね~、今度はスリル系に乗ろっか。トロッコ型のジェットコースターに行こうよ」
「うん。行こう行こう。僕もあのジェットコースター好きやねん」
二人で手を繋いでハイテンションで歩いて、トロッコ型のジェットコースターに到着すると、やはり多くの人が並んでいる。待ち時間は六十分。さっきよりは短い。
「麗菜、待ち時間六十分やけど、どうする?待つ?」
「もっちろん!六十分なんてすぐだよ~。楽しみ~!」
二人で楽しくおしゃべりしながら待つ。徐々に前に進んで行き、僕と麗菜のテンションがどんどん上がる。ふと、右の方向に目を向けると、ブランドのロゴが入っている白いシャツを着ている男性が気になった。
―今度はブランドのロゴが入ってる白いシャツを着てる男性が気になったなぁ。ビューティーのサインを盗んだ犯人が、ブランドのロゴが入ってる白いシャツを着てたのかな―
僕の様子を見て、麗菜が僕に言ってきた。
「またあっちの方を見てるね~。今度は何の手掛かりを掴めたの?」
「うん。今度はブランドのロゴが入ってる白いシャツを着てる男性が気になったんや。たぶんビューティーのサインを盗んだ犯人が着てたんやと思う。ほんまにここに来て良かったわ」
「お~、どんどん手掛かりが見つかるね~。私も嬉しくなってきたわ~」
更に二人で談笑しながら待っていると、僕と麗菜の順番が回って来た。早速、二人でジェットコースタ―に乗ると、麗菜が満面の笑顔になった。
「いよいよ出発だね~。ドキドキしてきたよ~。楽しみ~」
「うん。乗った事あるけど、僕もドキドキしてきたわ~。楽しみや~」
ジェットコースターが走り始めた。まずは高い場所まで上がり、上がり切った後、スピードを上げて降下。一気にスリルが上がる。
「キャ~!!楽しい~!!」
麗菜が大声を上げてはしゃぐ。僕もスリル感を楽しむ。スピードを上げたり、急カーブを曲がったりと、ジェットコースターの動きが僕と麗菜を楽しませてくれる。二人で声を上げながら思いっ切り楽しみ、あっという間にゴール地点に到着した。
「すっごく楽しかったね~!何回乗ってもこのジェットコースターは最高~!」
「うん。ほんまに楽しかったわ~。スリルもあるし、麗菜と一緒に乗れて最高やわ~」
ジェットコースターのアトラクションから出て、次は何をするか考える。
「麗菜、次は何処に行きたい?ちょっとお腹が空いてきたね~」
「そうだね~。私もお腹空いてきた~。ランチにしよ!行きたいレストランがあるの~」
二人で手を繋いで暫く歩き、目的地のレストランに到着。いろいろなキャラクターが壁に描かれていて、店員が可愛い衣装を着ている。メニューを見ていると、食器が可愛いデザインで、美味しそうな料理が並んでいる。
「メルヘンに溢れたレストランやね~。麗菜が気に入ってるのがよく分かるわ~」
「でしょ~。料理も美味しいけど、このお店の雰囲気が好きなの~」
二人でランチプレートを注文し、サラダやステーキ等、料理をどんどんトレイに乗せる。デザートも注文し、トレイに乗せる。ドリンクをトレイに乗せ、僕が会計を済ませ、席に座る。まずは麗菜がサラダを口に運び、続けてステーキを一口食べ、満面の笑顔になった。
「美味しい~!雰囲気もいいし、より美味しく感じるわ~」
「ほんまや~。美味しいわ。さすが麗菜お勧めの店やわ~。テンション上がるわ~」
二人で楽しくおしゃべりしながら食べ進め、デザートも美味しく完食。二人でレストランを出て、次は何処に行くか考える。
「次は何処に行く?行きたいアトラクションでいいよ~」
「お、そうなんやね~。じゃあ、急流下りのアトラクションに行きたいわ~」
「お~、またスリル系だね~。しかもジェットコースターよりスリルがあるアトラクションだね~。いいよ~。行こう!」
二人で仲良くルンルン気分で時々スキップしながら歩き、急流下りのアトラクションに到着。待ち時間は四十分。念の為、麗菜に訊ねる。
「ここは待ち時間が四十分やな~。まだましな感じやけど、待てるよね?」
「勿論待てるよ~。四十分なんてあっという間だよ~。楽しみ~」
二人で楽しく会話をしながら待っていると、思ったよりも早く順番が回って来た。小舟の形をした乗り物に乗り、いざ出発。最初はゆっくりと動き、段々上がって行く。いろいろなキャラクターが楽しそうに遊んでいて、見ていて癒される。麗菜がキャラクターに見入り、はしゃぎながら笑顔で僕に言ってきた。
「あ~、このキャラクター可愛い~。あそこで皆で楽しそうに遊んでる~」
「そうやな~。可愛いけど、最後には僕等、ヒュ~ッて落ちるもんな~。乗った事あるけど、ちょっとドキドキしてきたわ~」
「も~、そんな事言われると、私までドキドキしてきたわ~」
そんな麗菜を見て僕が笑い、笑っている僕を見て麗菜が笑う。そんなやり取りをしていると、小舟が一番上の地点に着いた。少しゆっくりと進み、いよいよ落ちる直前。
「あ~、そろそろ落ちるよ~。ドキドキする~!」
麗菜がそう言って、僕の手をぎゅ~っと強く握る。麗菜の手が温かくて柔らかくて、落ちる直前の緊張感を上回る幸せ感が僕を包み込む。次の瞬間、小舟が一気にスピードを上げて落ちて行き、麗菜が大はしゃぎで叫んだ。
「キャ~!!めちゃくちゃ速い~!!」
すぐに水しぶきを上げて着水。僕も麗菜も水で濡れた。
「あ~、怖かった~。濡れちゃった~。でも、すっごく楽しかった~」
「ほんまやな~。僕も怖かったけど、麗菜と一緒に乗れて、楽しかったし幸せやわ~」
ゴール地点に到着。乗り物から降りて、次は何処に行くかについて話す。
「ねぇねぇ、そろそろ新しくオープンしたエリアに行こうよ。人は多いと思うけど、折角来たんだし、少しだけでもアトラクションに行きたいわ~」
「お、いいねぇ。新エリア、僕も興味あるわ。行こう」
二人で新しくオープンしたエリアに行くと、人でごった返している。歩くのもままならない位の混雑。予想以上の人の多さに、僕が麗菜に言う。
「麗菜、めっちゃ人多いで。アトラクション行けるかどうか分からんな。どうする?」
「行こうよ。人は多いけど、テンション上がるし、折角来たんだから、一つだけでもアトラクションに行きたいわ~」
「了解!麗菜の言葉を聞いて、俄然やる気が出てきたわ~!」
二人で新エリアのアトラクションに並ぶ。待ち時間は百五十分。麗菜は行く気満々。麗菜に訊ねるまでもなく、二人で列に並ぶ。さすがに百五十分しゃべり続ける訳にもいかず、時々おしゃべりして、時々ボーッとしながら待つ。ぼんやりとしている麗菜の表情が新鮮で可愛らしく、思わず見とれてしまう。そんな僕の視線に麗菜が気付いた。
「も~、そんなにジロジロ見つめられると、恥ずかしいわ~。私の顔に何か付いてる?」
「いやいや、何も付いてへんで~。ボーッとしてる麗菜の表情が可愛らしくて、ついつい見とれてしまってたんや」
「ウフフ、恥ずかしいけど、嬉しいわ。ありがとう。さぁ、もうちょっとで順番来るよ」
更に楽しくおしゃべりしながら待っていると、漸く順番が回って来た。新アトラクションは、メルヘンな部分もありながら、緊迫感のある場面もあり、内容が盛り沢山で、あっという間に時間が経ち、いつの間にか終了していた。
「楽しかったし、圧倒されたわ~。めっちゃ待ったけど、待って良かったわ」
「そうだよね~。待ち時間にふさわしい、素晴らしいアトラクションだったね~。楽しかった~。一緒に行けて幸せよ~」
「ありがとう。僕も麗菜と一緒に新アトラクションに行けて、最高に幸せやわ」
待ち時間が長かった事もあり、辺りが暗くなってきた。
「じゃあ、ちょっと早いけど晩御飯を食べて、夜のパレードを見てから東京駅に行こっか」
「うん。そうしよう。夜のパレード、キラキラ光って綺麗やんな~。楽しみや~」
二人で早めの晩御飯を食べる為に、ランチの時とは違ったレストランに入る。今回のレストランは高級な雰囲気のお店で、店内を見渡すと、キャラクターの装飾を少しだけ見つけた。店員に案内され、席に座り、メニューを見る。コース料理が中心で、パレード開始時間を考え、前菜とパンとメイン料理とデザートとホットコーヒーのコース料理を二つ注文する事にした。メイン料理は肉料理か魚料理のどちらかを選べる。
「僕は肉料理にするわ。美味しそうやわ~」
「お~、ランチもお肉を食べたけど、ディナーも肉料理なんだね~。さすが、ガッツリ系だね~。私は魚料理にするよ」
店員を呼んで注文。程なく料理が運ばれて来た。まずは前菜とパンを食べ、二人で楽しくおしゃべりしていると、メイン料理が運ばれて来た。まずは僕がステーキを一口食べ、口の中にステーキの旨味が広がり、僕が満面の笑顔になった。
「美味しい~!さすが高級レストラン!いい味出してるわ~」
続いて麗菜が魚料理を食べる。柔らかい魚を、ナイフとフォークを上手く使って食べ、満面の笑顔で僕に言ってきた。
「うん。魚も美味しいよ~。でも、ステーキ美味しそうだね~。も~らいっ!」
麗菜が笑顔でステーキを食べる。麗菜が一気に満面の笑顔になった。
「お~、美味しい~!魚より、ステーキの方が美味しい~!私もこっちにすれば良かった」
「あはは。どんどんステーキ食べていいよ。僕も魚を貰うよ~」
二人でステーキと魚料理をどんどん食べる。麗菜と一緒に食べていると、美味しい食べ物がより美味しく感じる。完食し、ホットコーヒーを飲み、そろそろパレードに向けて店を出る時間になった。
「勿論、ここも僕が払うで。任せてよ」
「お~、結構高いけど、さすがだね~。御馳走様でした~」
僕が会計を済ませる。高級レストランなだけあって値が張るが、平気な表情で支払った。
二人で手を繋いで歩いて店から出ると、既にパレードを見る為に人だかりが出来ている。
「うわ~、さすが夜のパレード。もう人がこんなにいるで~!」
「ほんとだね~。早く行って、いい場所で見ようよ」
二人で急いでパレードの席を取りに行く。周りを見回すと、ぽっかりと二人分空いているスペースを発見。ササッと移動し、二人でパッと座ると、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「あ~、もう少しでパレードが始まるね~。すっごく楽しみ~。前に見た時から、内容が変わってるかな~。同じでもいいけどね~」
「うん。僕もめっちゃ楽しみや~。僕が前に見たのはだいぶ前やから、その時から内容が変わってるやろうな~」
二人で談笑しながら待っていると、パレードの音楽が響いた。いよいよパレードが始まる合図。僕と麗菜のテンションが一気に上がり、麗菜が嬉しそうに僕に言ってきた。
「お~、いよいよ始まるね~。楽しみ~」
「うん。ワクワクするわ~。あ、向こうからパレードが来るのが見えるで~」
「ほんとだ~。見えた~。綺麗~。早くこっちに来て欲しいな~」
麗菜が僕の手をギュッと握る。僕も麗菜の手を握り返す。麗菜の手の温もりと柔らかさを感じながら待っていると、パレードが目の前に現れ、麗菜のテンションが爆上がり。
「わぁ~、ピカピカ光って綺麗~!前に見た時のパレードと、内容が変わってるわ~。あ、あのキャラクターがこっちに手を振ってくれた~。あの女の人、すっごく綺麗~!笑顔が素敵~。憧れちゃうな~」
「ほんまや~。キラキラしていて綺麗やわ~。あの女性綺麗やけど、麗菜の方が綺麗やで」
「も~、すご~く褒め上手だね~。嬉しいよ。ありがと~!」
二人でパレードを満喫。麗菜の笑顔が弾け、僕も幸せな気分になる。あっという間にパレードが過ぎて行った。
「あ~、パレードとっても良かったね~。すっごく感動したよ~」
「うん。綺麗やったね~。久し振りに見たけど、めっちゃ感動したわ~」
パレード会場から、二人で手を繋いで歩く。ふと、麗菜が笑顔で僕に言ってきた。
「出る前に、グッズショップに行こうよ。買わなくても、行くだけでテンション上がるわ」
「うん。行こう行こう!欲しい物があったら、勿論プレゼントするで~」
二人で楽しくおしゃべりしながら歩き、程なく入口近くのグッズショップに到着。グッズショップに入ると、いろいろなキャラクターのグッズが並んでいて、お菓子もたくさん置かれている。
「凄~い!いろんなキャラクターのグッズがある~!お菓子美味しそう~!」
「あはは、麗菜、めっちゃ楽しそうやな〜。何でも欲しい物プレゼントするで~」
「やった~!嬉しい〜!やっぱり、グッズショップに来たら、欲しくなるなぁ~!いろいろあるけど、どれにしよっかな~」
麗菜がはしゃぎながらグッズを見て回る。ぬいぐるみや文房具やマグカップなどなど、ありとあらゆるグッズを見て、満面の笑顔で僕に言ってきた。
「決めた!このタオルハンカチにするよ!ピンクと青で、お揃いにしようよ」
「お~、いいねぇ!お揃いのグッズか~。嬉しいな〜」
僕が会計を済ませ、店を出てから麗菜にピンクのタオルハンカチを渡すと、麗菜が満面の笑顔で僕に言ってきた。
「ありがと~!嬉しい~!大切に使うね~。大好き!」
「うん。そんなに喜んでもらえて嬉しいわ。僕も大切に使うわ。愛してるで!」
二人で手を繋いで歩き、もっといたい気持ちもあったが、テーマパークから出た。電車に乗って東京駅に向かい、東京駅に着いてから、二人でおしゃべりしながら新幹線の切符売り場に向かって歩き、僕が新大阪までの切符を購入すると、麗菜が僕に言ってきた。
「私も新幹線のホームに行くよ。ギリギリまで見送ってあげる」
「ありがと~!改札口で見送られるより、新幹線の扉の前で見送られる方が嬉しいわ」
麗菜が入場券を購入。二人で手を繋いで新幹線のホームに向かい、あっという間に到着。二人で話していると、すぐに新幹線が来た。
「すっごく楽しかったよ!いろいろありがとうね。出会えて本当に良かったよ!愛してるよ!連絡するからね」
「うん。僕もめっちゃ楽しかったし、麗菜と出会えてほんまに幸せやわ。愛してるで!僕からも連絡するわ」
二人でぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。少し人目が気になったが、我慢できずに僕の唇を麗菜の唇に濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合った。
時間の許す限り濃厚なディープキスを続け、唇をそ~っと離し、僕が新幹線に乗って、少し目が潤んでいる麗菜に言葉を掛ける。
「それじゃあね。麗菜、愛してるで!」
「うん。じゃあね。早くまた会いたいよ。連絡するね。愛してるよ!」
「うん。ありがとう。僕も早くまた麗菜に会いたいわ」
とうとう新幹線の扉が閉まった。僕が手を振ると、麗菜が手を振り返してくれた。お互いの姿が見えなくなるまで、二人で手を振り合った。
僕が席に座り、暫くの間、麗菜の事を考える。
―麗菜と一緒に過ごした時間、めっちゃ楽しかったな〜。変な女に言い掛かりを付けられた時は、どうしようと思ったけど、あの事があったからこそ、麗菜と出会えたんやな〜。人生いろいろあるなぁ。早く麗菜に会いたいな―
そんな事を考えていると、ふと、優奈の事が気になった。
―そういや、あれだけ優奈に、浮気しないでって言われたのに、また浮気しちゃったな。優奈、ほんまにごめん!優奈、どうしてるんやろ。優奈に会いたい!出るかどうか分からへんけど、電話してみよう―
居ても立ってもいられず、デッキに移動し、スマホを取り出して優奈に電話する。三回、四回、五回とコールが鳴り、優奈が電話に出てくれた。
「お~、やっと電話してくれたね~。邪魔しちゃ悪いと思って、あんたからの電話を待ってたんや。東京を満喫してきたんやね~」
「満喫なんかしてへんで〜。なかなか電話できなくてごめん。ビューティーのサインの手掛かりを頑張って探してたんや〜。今新幹線で新大阪に向かってるとこや。優奈の占いのお陰で、手掛かりがいっぱい見つかったわ。ほんまにありがとう。優奈は何して過ごしてたの?仕事忙しかった?」
「手掛かりが見つかって良かったやん。御礼なんて言われると、照れるなぁ。私は普通に仕事してたで~。お客さんいっぱい来て、忙しかったわ」
「そうなんや~。お疲れ様やったね〜。優奈と一緒に東京に行きたかったわ〜。東京にいる時、優奈の事ばっかり考えてたわ。もう仕事終わったやんな?今は家にいてるの?晩御飯食べた?これから会えへんかな?優奈に会って、東京での出来事をいろいろ話したいねん。優奈に会いたくて会いたくて」
「うん。仕事終わって今は家にいてるわ。晩御飯は適当に家で食べたで。私も一緒に東京に行きたかったわ〜。これから会うの、いいで〜。私の部屋まで来てよ。でも、浮気してたらばれるからね。覚悟しぃや」
「ありがと~。優奈の部屋まで行くわ。優奈のマンションに着いたら電話するで。僕も晩御飯食べたで。浮気なんかしてへんわ!優奈に会うの、めっちゃ楽しみやわ~!早く優奈に会いたいわ!愛してるで~!」
「うん。ありがとう。じゃあ、気を付けて来てね~」
「うん。じゃあ、また後でね~」
電話を切り、席に戻る。ゆっくり過ごしながら、さっきの優奈との会話を思い返す。
―浮気したのに、優奈に浮気してへんって嘘ついちゃったな〜。そりゃ、ほんまの事なんか言えへんわな。ばれるかもしれへんけど、早く優奈に会いたいわ。それにしても、優奈、元気なかったな。何か、申し訳なさそうにしゃべってた感じがしたな。何かあったんかな。ま、あれこれ考えても仕方がないし、会えば分かるよな~―
そんな事を考えながら過ごしていると、景色が真っ暗で単調な事もあり、目を閉じて暫く経ってから、いつの間にか眠ってしまった。
京都駅到着のアナウンスで目が覚めた。一回あくびをして、優奈の事を考える。
―お~、もう京都か~。もうすぐ新大阪やな~。優奈に会うの楽しみやけど、浮気したのがばれへんようにしなあかんな~―
優奈に会うのを楽しみにしながら過ごし、新大阪駅に到着。急いで在来線に乗り換え、大阪駅に着き、早く優奈に会いたい一心で、小走りで優奈のマンションに向かい、あっという間に到着した。
≪Vol.6に続く≫
主人公が、東京で盗まれたサインの手掛かりを掴む事ができましたが、弁護士の麗菜と一緒に過ごし、優奈を裏切ってしまいました。優奈も、店長に告白され、いろいろな事をされてしまいました。主人公と優奈に、優奈の部屋で、どのような事が起こるのでしょうか。




