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夏の照り付け

ピピ……ピピ……ピピ…


僕は手を伸ばして探す


ピピ……ピピ……ぴ…ガシャン


ありゃりゃ……今日は三家族合同のバーベキューだ。

ご飯を軽めに済ませ、車に乗り込む。


途中で見えてきた川に対して僕は思いっきり恨んだ


ガチャ……バタン………


父さんは大きく伸びていた

「あーついたー」

どうやら、僕たちが最後のようだった。

パパ会とママ会にもう分かれている。

僕は楓や日向のいる方へ行った。


「あ!尚武来た!遅いよ~!」

空気、空気読んでー!

「ごめん。渋滞でさ」

微妙な空気が流れる

そこに小さい日向が現れる

「あー!しょうくんじゃん!千代とあそぼー!」

いいぞ!空気クラッシャー!

「千代!尚武にやつに借りを作らないで!」

「ちよとあそぶのはオレだから!」

小さい楓風の男の子の諒くんが現れる。それを追いかけて来たのか、楓のお兄さんがこっちへ来る。

「おーい!ああ、尚武くん!来てたんだねー。先、川入っちゃったよ~」

やっぱり兄弟だよなあー

「おい!しょうくんオレと戦え!」

諒くん松葉杖が見てないのだろうか……

「僕、足、怪我してるんだ悪いけど遊べないなあ~」

じだんだをし始める

「あそぶんじゃなくて決闘なの!」

え~っと、え~っと。

「あー!俺も千代ちゃんと遊びたいな~」

ナイス!お兄さん!……あ、楓の


なんとか遊びを回避した……のに、千代ちゃんが離れてくれない……


「ちよね、しょうくんといると心がポカポカあったかいんだー」

そ、そうなんだ。離れてー本当に、君まで奪おうとしてるって日向に今思われてるからー!

「千代、川で遊ぼう」

「やだ!」

その後も千代ちゃんが僕に付きっきりでBBQが始まった


父さんはもう、すでビールを飲んで潰れていたので肉焼き係は僕だった。

「千代ちゃん、危ないから離れててね」

本当に色んな意味で僕が危ない

「やだ!しょうくん手伝う!」

さすがに危ないので抱っこして、日向のところへ持っていった

「うう、やだああ!」

千代ちゃんが泣き始めたので僕はどうしていいのかわからなくなってしまった。

「あんた、本当にどうしようもないわね……」

そりゃどうも

「千代、こいつは千代に美味しいお肉を焼くために頑張りたいから集中したいんだって」

千代ちゃんを宥め、僕の方を睨む。焦がさないよ。神に誓って


焦がしたものは全部僕のものとなった。でもさ、2枚だけって酷くない?ちゃんとしたやつが………


日向が近づき、肉を5枚分けてくれた

「私、あんたが全部肉焦がすと思ったわ。私、お腹いっぱいだから、これ、あげる」

なんの風の吹き回しだ?

「ありがとう。あとさ、ごめんな。ちょっとあれは言い過ぎだよな」

ただ、今は日向の思うがままに従うのが吉だと思った

「いいよ。別に」

僕たちの間の風は止めどなく入れ替わっている。


ミーンミンミンミーン………


昇、何やったんだよ。僕はそれ以降そのことが気になってその後のBBQはあまり楽しめなかった。僕は、日向と楓の二人の丸まった背中を眺めながら、昇への思いを空に馳せた。


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