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ep.7 兆し――
拙い文章ではありますが あなたの心に触れられたら 幸いです
(――ん? あれは……)
一見すると、何も無いと思われた大平原だが、よく目を凝らせば、遠くの方に草原を縫うようにして街道らしきものがあり、加えて停車している車らしき影と人だかりが目視できる。
(やった! あの車で人里まで送り届けてもらおう!)
オレはようやく捉えた人間の気配に歓喜し、車に乗車すべく全速力で駆け出した。
景色が滑るように流れ――風がごうごうと音を立てて顔にぶつかる。
持前の脚力を発揮して、ぐんぐんと加速し――草を薙ぐ勢いで大平原を疾走――――。
目標地点の様相は距離が縮まるにつれ、その全容が明らかになる。
(揉め事か? というか、え……あ、あれは何だ……?)
記憶にある常識とは、かけ離れた状況に唖然とする。
遠目で車と勘違いした物は、車は車でもエンジンを動力とする自動車ではなく、大型動物に牽引させる馬車であり、人だかりと思われたそれは、なんと異形の怪物に襲われている兵士だった。
ご高覧いただき ありがとうございました 次回へ続きます
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