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烙印者 Prequel ~空白の1ページ~  作者: 日月
第1章 目覚め
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ep.6 大平原

拙い文章ではありますが あなたの心に触れられたら 幸いです

 日光が木々によって遮られ、常に薄暗かった大原生林から、広々と開けた明るい世界へ。

 急に訪れた明暗の差にオレは目が眩み、思わず掌をかざして顔をしかめる。



 ――――しばらくして、ようやく眩しさに慣れた頃、この目に飛びこんできたのは、どこまでも続く空となだらかな地平線。青草が一面に生い茂り、吹き抜ける風に揺れている光景だ。

 大原生林を抜けたその先に待っていたのは、まさしく大平原と呼ぶに相応しい圧巻の世界が広がっていた。


「ハァ~……まだまだ道のりは長いな…………」

(まあ、あんな森を抜けて、いきなり住宅街がこんにちは、なんてことはないだろうけど、ちょっとガッカリだ……)

 雄大な景色に感嘆するのも束の間、自分がいまだに遭難中であることを思い出し、馬鹿みたいに開けていた口元を引き締める。


 大平原を前にしてポツンと一人佇んでいると、否応にも自分の置かれている状況を再認識させられ、飲み込んだはずの不安がせり上がってきた。

(と、とにかく干上がる前に、ここも通り抜けないとなっ)

 まずは大平原を見渡し目印になる物を探す。そこには細い木々と草食獣らしき影が点在しているくらいで、やはり民家といった人工物の類は見当たらない。ましてや人の姿など――……。


ご高覧いただき ありがとうございました 次回へ続きます

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