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SPACE PEACS  作者: 夢之ゆめぜっと
ドーミング・アップル
23/42

022 世界の傷口 改稿前

 イチかバチかの透明な朝…

 その透明な引導…枕元に立たれて…

 

 速度っ速度っ速度っ……

 見えない速度で足を踏み出し続けたら!


 上空より見下ろせばすべては諒解だった。 

 虫の粒ほどのっ…

 その内部。

 いわば巨大な傷口に。

 

 複雑に入り組んだ迷路の全容…

 生きた組織、意志を持った世界の速度の。

 成程ある秩序をもって動いていることが了解されるのは、上空から見下ろしているからで。

 その内部の濁流、息もつかせぬ程のっ。

 速度っ速度っ!

 …しかし直様あわれに…足をとられて…

 無様にガニ股をふらつかせているようだが。

 現実真剣。

 慌てが必要!

 危機一髪は促され…


 虫の粒っ。

 息長らえて…


 速度!

 いたちごっこだ。

 速度っ速度っ速度っ…

 傷はますます膿んで…

 糜爛する柘榴! 

 汚濁する飛沫っ!

 逆流や津波っ!

 見るもあわれ最強の戦士が。

 巨大、悪辣の知性に…

 世界内部は無残に喰い散らかす!

 また変化や流動…

 

 屍の渦。

 !くたばれ。

 死に果てた渦に言い捨てた!

 死ぬもんか。

 下手すれば。

 沼に呑まれて。

 絶望の取り引きや。

 挽き肉の臭い汁。

 分離する上澄みを吸って…

 臭い上澄みだ、故に我あり。

 死臭!


 制御不能!

 暴れ、踊る嵐…

 ノイズ死。

 死ぬことの分解が済めば…

 それは究極じゃないかな?

 突然。

 溢れ出すブロック。

 n-17は転がった!

 歪んだコイルだけ。

 一斉に散乱する…

 バウンドは錯乱する。

 

 冬の女王。

 青いドレス着た。

 金髪の巻き髪が貝のようで美しく。

 瞳、睫毛、わざとらしく突き出したクチバシに…

 俺はアイツを食ったっけ…

 精神の内底には隠しナイフ。

 汚い唾粘液が粘り揚げる…

 

 1009夜…

 積み上げは完成した?

 執拗な瞬きはコイル投げ払って…

 棒状だった秒針は。

 最早蛇行する鉄パイプに。


 トントトントン…

 責めて…息の根を…

 鳥が花にあたって。

 青と白のコントラスト。

 マヌケが刺さる!

 庭…

 それを追いかける…

 一歩。

 !!!!!!!!!!

 !!!!!!!!!!

 コイルは雪崩落ち。

 雪崩落ち。

 雪崩落ち…


 サービスタイム終了!

 元を取るように逆に不幸が襲い来る。

 せこい。

 次元の断層のクセに…

 コイルが降る。

 降る!降る!

 散弾銃のように肉に刺さった無数の片だ。

 咆哮!


ooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo


 世界がまた上の次元で揺れる!

 下界=意識は恐れ…翻弄される!

 ちぎれるほどの弾性でもって…

 捻った棒が飛んで刺さる。

 一撃を! 

 綱渡り式滑走。

 手順、地獄への誘導。

 空気刺す、爆音!

 より赤い肉に…

 突然振り落ちた一筋。

 弱点か?


Gyaaaaoooooooooooooooooooooo


 激しい揺れがひとたび…ふと止まり、さらに激しい揺れ、全体を崩壊へと促す。


 地獄の任務、ドーミング・アップル…

 別次元へと閉じられた彼… 

 不安定なじぇ元と次元の錯綜。

 綱渡りする命と進む意識と。 

 乾いた音が空気を切って。

 彼の腕に載せた隠し武器の発射口から…

 強力な弾性と粘着性の、蜘蛛糸に似た特殊な素材で…振り子にしてダイナミックに移動する…


 右腕は鋭いナイフと化し、移動毎に肉を裂く。

 裂く。

 裂く。

  

 それは速度を形成するようになり…

 軽やかなリズムをいだし。

 キッチュな音響が広がる。

 速度。

 速度。

 速度。


 突然に。

 やはりコイル!

 しかも軽量の…

 世界全体がそれで作られていたのか。

 それらが積まれたレンガの崩壊のように……


 準冥府、そう呼ばれた。

 ドーミング・アップルの戦いは果てしなく続く…

 這い上がって…一瞥して…決め台詞吐き捨てるように…

 追って追ってイメージの先にあるラストシーンを求めて…

 

 火炎放射が這う…

 不可思議で辛辣なこの…

 肌に合わぬ永遠のにじり寄り…

 火炎放射!

 火炎放射!

 傷口を這い出し上界にどうにか登る幻影…

 直様…

 その傷口全体に向かって…

 火炎放射器をぶっ放つ!

 焼け、縮れる肉の表面…香ばしく煙が世界に顕れて…

 毒々しいニオイが立ち込める。

 世界の傷口がグツグツと煮立っている…

 そしてちりちりと危うく結合へ向かって…

 世界の断層は…閉じられた…


 幻影…

 ドーミング・アップルは、任務成功のラストシーンへの幻影を何度も何度もループして…

 

 傷口に呑まれた優秀な兵士…

 幻影は去る…


 そしてまた、新たなステージとの対峙。

 背中に貼り付いた…

 死が攻撃力を強力に示しながらしつこくしつこく追い立てるから…

 スタート!

 立ち止まる暇はない…

 濁流は始まって…

 速度は向こうまで止まることはない!

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