理解
彼の行為で友トリオはネットで批判を受けまくる始末に!クラスからは歓喜の声が上がるものの、藤内が福野の行動に怒りを覚え、福野を窓から落とすことに!
果たして福野は無事か?
…ん?ここは?
確か藤内に落とされて…そっか。死んだのかな。
最終的には力でやられたのか…
その時天から声が聞こえた。
「そなたの身体は生きれるものではない。しかしまだ天に来る身分ではない。」
え?どういうこと?
そしてまた意識がなくなった。
「……」
「……の」
「…福野!」
「…あれ?死んだはずじゃ」
「よかった!生きてた!助かったのか!」
どうやら病院のベッドに寝ていたらしい。周りには本川。そして音浜に華山。さらに友トリオのメンバーが付き添っていた。
「本当によかった!なんで福野が死ななければならないのかずっと考えていた!本当によかったよぉ〜」
「…ありがと」
本川はとうとう泣き出してしまった。
そして友トリオからは、
「ゴメンなさい!私たちが何もかも間違っていた。」
「そうだよね。それぞれ個性があって当たり前だからね。みんな違ってみんないい。なんでそれに気づかなかったんだろう。」
「そして中学の時もいじめてゴメン!記憶が消せるわけじゃないけど許してくれ!」
「…」
何も返せなかった。
そして音浜と華山は、
「俺も悪かった。彼女が出来たから調子に乗っていた。まさかこうなるとは…また仲良くしてくれよ。」
「あの時告白してくれた時あったよね。実は振った理由はあなたが鉄道好きだから。私も偏見していた。私って酷い女だよね。福野くんを騙して。本当にゴメンね」
みんな謝ってくれた。久しぶりに感じたなぁこんな気持ち。
でもだからと言って許せるわけではない。これで水に流してはいけない。
「みんなありがとう。その気持ちは感じた。でも信用できると言ったらそれはわからない。でも忘れないでほしい。こんなことをしても意味がない。もちろん自分もした行動も。もうやらないことをここで誓おう。」
「友トリオのみんな。俺もやり過ぎた。ゴメン。」
その時力が急に無くなり、視界がぼやけてくる。
「ふ、福野?」
そう、俺は助かっていない。謎の天の声の1つの意味。そりゃ10m以上の高さから落ちて助かるわけがない。一時意識が戻っただけ、あとは死への道を歩むだけ。
ここでお別れなんだろうなぁ。
「みんな、今までありがとう」
そして何も見えなくなった。
本川、音浜、華山、友トリオ。周りにいるみんなが自分の名前を何回も読んでくれた。
今度は右手を上げてこたえた。しかしすぐにチカラが抜けてストンと落ちる。
まぶたが完全に閉じた。
福野優樹。彼のまぶたは2度と開くことはなかった。
次回最終回!




