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超加速する完全無音世界  作者: 主道 学


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1-2

「あの。ちょっと、あなた……。そちらで、次の電車が何時何分の到着かわかりますか? 私たち新宿駅へ行こうとしてるんですよ。ええと、こっちの出口からは駅周辺のお店もデパ地下も閉まっちゃってるから、駅から出ても意味がないわ。それにこの街……音がない……みたい……何も聞こえないの」


 改札口の向こう側から、さっき如月と呼ばれた女性が話し掛けてきた。


「え? じゃあ。帰らないと……ちょっと見てくる……」

「お願いしまーす」

「お願いします」

「お願いします……」


 如月さんと、もう二人のサラ女がいった。俺は回れ右して、ホーム内の電光掲示板のあるところを探すことにした。


 だが、いくらホーム内を探しても、線路が二本しかないからか? 電光掲示板がなかった。しばらく、ホーム内に立っていても、しんと静まり返っていてるだけで、次の電車が来ると知らせるアナウンスすらしないのだ。


 諦めて、元来た改札口への階段を上がった。


「バスとかは? あと、ロータリーは見たかい? タクシーでもあれば知っている駅まで行こうかなって?」

「私たちも、最初それを考えたんですよ。でも、ほら、人がいないから……」


 俺にいるホーム側にある改札口からの言葉に、如月さんが答えた。


「もしかして、私たち閉じ込められちゃったの?」


 一人のサラ女が怖いことを言ったので、如月さんともう一人のサラ女が震えだした。


「ええと……今何時だ? うん??」


 スマホを取出したが、電池は無事だがネットができないようだ。


 

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