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しきりに眠気眼をこすっていると、無情にも目前で停車していた最終列車がドアを閉めてしまった。
しばらくすると、列車は走り出してしまい。ガランとした何もない空間が辺りを支配した。
俺は、最終列車が通り過ぎてしまったホームで、暗闇となった遥かな水戸方面をいつまでも眺めていた。
やがて、正気に戻った途端。
とぼとぼと、駅から出るため改札口へと向かった。
階段を上がる。
「これから、どうするかだ? どこでどうやって寝よう?」
明日また会社に出勤しないといけない。
また、駅前の自動販売機でホットココアを一本買った。交差点に差し掛かる際に、そこで、地下へと仄かな明かりで照らされた階段があることに気がついた。
もう一つの駅が、あることを知ったのだ。その名も、旧博物館動物園駅。
丁度、目前の交差点を突っ切ったところにある。
青信号を渡ってから、近寄ってみる。照明のお陰で、仄かに明るくなっていて、人も疎らだがいるようだ。くたびれたサラリーマンたちが、大通りからちらほらとホームへと階段を下りていった。
もしかしたらと、小さな望みを持って階段を駆け降りた。
何故? 今まで気がつかなったのだろう? という問いには、簡単な答えがすぐに出てきた。その答えは、今まで終電を逃したことがなかいからだ。
ホームへと着くと、望み通りまだ最終列車が残っていた。
電子掲示板に1:00発水戸行きとある。




