第二話「マイギルド・ノルミス」
前話で何が起きてるか……大体予想できている人は、
この後の展開も予測できるだろう。
まぁ、これを書いている僕にでさえ、よく分かってないから、
なんと言えばいいのやら…
おっと、仕事の時間だ。
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小都…チュンバリ…
そこに、僕たちの支部がある。
茶色く焦げた石レンガ作り、所々に灰の跡があるが昔からあるやらかし傷だ。
「ここだよ?」
木製の扉を押す。
「わぁ」
中は基本、木製でできていて奥に酒場、手前に受付。
中央には乱雑に並ぶ丸机と椅子。
2階、3階とあり、なぜか……ポールの用まであるけど、これ、いつ付けたの?
中央で、飲んでいたヤツらが声をかけてくる。
「おぅ、ネオン!帰ってきたかぁ」
「ライオス、ただいま」
そして、酒を煽る彼。
「ふははは、お偉い坊主のお帰りかよ、今日は迷わず帰ってきたんだな!」
「迷ってない、ちゃんと帰ってくるじゃん。いつも」
「そうか?お前、遅れて帰ってくる事ざらだからな、わっはは」
と、彼も酒を煽る。
「おっ、また、女を連れ込んでるぞ!!ルカにいってやる!」
「ルカねぇに言うな!後、これは保護だから!獣人は保護対象!」
「おっ、そうか?」
彼も酒を煽る。
こいつら、昼間は飲んでるけど……夜勤の仕事だから仕方ないんだけど……あぁ、もう面倒臭い。
と思考していると声をかける人物が1人。
「あの、ネオンさん?」
受付嬢の穹である。
「ソラ~ごめんね。騒がしくして……」
「いいえ、いつもの事なので……えっとそちらは?」
ルカティカの事を指差す。
「不敬!」
「すみません」
「こら!ルナティカ」
威嚇した彼女を叱る。
「ネオン……ごめん」
「謝れてえらいですね。ルナティカさん」
えへへ……ソラによしよしされるルナティ。
「この子が、今回の?」
「そう、登録。お願いできるかな?」
僕は申し訳なさそうに尋ねる。
「大丈夫ですよ。私のお仕事なので!」
「あぁ……」
「ルナちゃん。後でね」
ソラは事務仕事に戻って行った。
さて……、
「どうしたものか、」
実はこれと言って、やることもないのである。
すると、ルナティのお腹がなった。
「ネオン、ご飯」
「ごはん、食べようか?」
ルナティカをさっきの3人組に預けて、僕は調理場へ向かった。
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~調理場
冷蔵庫から出汁入り味噌、豆腐、ワカメ、きゅうり、ビール、塩 、ごま油と後、旨味調味料を取り出す。
お米は誰かが炊いたのがあるのでそれを後で……
味噌と豆腐、ワカメで味噌汁を、
残りの材料できゅうりの浅漬けをつくる。
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「お待ちどうさま」
2人前の和食セットである。
「にく……ないのか?」
「ないけど、おいしいよ?」
ルナティカはフォークできゅうりを刺し恐る恐る口に入れる。
「!?!?……バクバク」
「ほら、その白い山も食べてみなよ」
「……?!」
彼女の移り変わる顔を見て僕の疲れは癒されたよ……精神的なね?
「頂きます」
そして、僕もいただく……うん、やっぱり薄味。
すると、ライオスが呟く。
「あれ?ネオン、お前……普通の飯も食うのか?」
「ばか、ライオス、こいつは”言葉喰い”の前に人間だぜ~ちゃんと飯食わないと死ぬよ、なっネオン」
「……、口に物入れてる時に話しかけるのやめてよ。返事遅くなるから」
すんません~、2人は謝る。もう1人はその場面肴に飲んでいた。
「今日のノルミス、人少ないけど何かあったの?」
「……」
肴に飲んでたやつが言いずらそうに話した。
「また、出たらしい”心無”」
ライオスが重ねて話す。
「最近、心無と語獣……増えたよなあ」
「そうだなぁ」
酒を飲む手が止まった。
僕は考え事をしながら、食べ終えて食器を片付けに調理場に向かった。
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心無……それは、心を無くした人の事。
とあるゲームではNPCとも捉えられるが、ここでは、
無差別に生き物を”殺す”そんな存在。
厄介なのが、その人の”理解”及ぶ範疇で世界を”書き換えて”しまうことが出来ること。
そんな、化け物じみた事が現実に起きてしまうようになった世の中だけど……
「やっぱ、獣人はいいよなぁ」
「わふぅ」
ルナティのお耳ももふもふする。
「純粋だし、可愛いし、後しっぽとおみみがもふもふ」
「ね~おん、触りすぎだぞ」
ごめんごめん、さっと、手を引っこめる。
そして、ルナティが少し恥ずかしそうに顔を赤らめこういった。
「なんか、スケベな触り方……だったぞ?」
はぅ!……僕のハートは射抜かれて少しの間動けなかった。
その時、ソラが声をかけてきた。
「ねお……大丈夫ですか?」
「たぶん、大丈夫だぞ?」
僕は動ける左腕で親指を立てる。
「次の依頼です。”行方不明者”の捜索だそうで……」
「?」
僕は書類を手に取る。
そこには、近頃行方不明になっている人物が後を絶たない。
そして、とある金持ちが自分の娘を探して欲しいとの内容だった。
「受けてけれますよね?」
「……」
勿論さ……そういって、ノルミスを後にした。
そして、何故かルナティカも着いてきた。
つづく




