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8—7


 椿芽(つばめ)たちが戻って来て、莉衣奈(りいな)は全員を食堂に集めた。


 先に戻って来たマホに説明されたので話はわかっている。


美月(みつき)先輩、愛弓(あゆみ)先輩、ユメ先輩。3名を確認しました」


 椿芽(つばめ)の報告を書き終えると、柑奈(かんな)たちは喜びの声を上げた。


「これで全員揃うね!」


「愛弓が攻撃して来たって、操られてとかじゃなければ、一緒に居たという男に逆らえないって事だよね」


 喜ぶ柑奈の隣で(ひびき)は椿芽に確認する。


 椿芽は頷いてから答える。


「そうですね、威嚇はされましたけど…来ないで欲しそうでした」


「だったら、その男を倒せばいいじゃん!」


「美月たちが逆らわない、逆らえないのなら、それなりの強さはあると思うんだよね。簡単には行かなさそう」


「この人数だよ? 勝てるよ!」


「あんたは何でそー楽観的なの!?」


「ひびきちゃんは何でそんな消極的なの!?」


「落ち着け2人とも! 話が進まん!」


 歪み合う柑奈と響に真希(まき)が苦言を呈する。


「おそらく、男の前に3人を戦闘不能にする必要があるだろうと私は考える」


「正直、戦いたく無いなぁ……」


「それは皆んな同じだと思うよ、リアちゃん」


 真希の考えを聞いたリアが呟くとイズナが答えた。


「その3人を迎え入れても34人…ひとり足りないと思うんだけど。イズナちゃん、この世界に来たばかりの時そんな話をしたよね?」


 莉衣奈の質問にイズナは首を傾げて答えた。


「そんな話したっけ? ごめん覚えてないや」


「………響ちゃん、柑奈ちゃん、私たち1期生は5人だよね?」


「?? 4人だよね?」


「んー…うん」


 響と柑奈は首を傾げながら答える。


 嘘をついているようには見えなかった。


 それは他のメンバーも同様だった。


「ちなみに、その方のお名前とかは…?」


 莉衣奈の隣に座っている椿芽は莉衣奈の顔を見ながら質問する。


「……………それが、思い出せなくて……でも、ぼんやりと居たような、気がするんだよね」


「曖昧なんですね」



「愛弓が居るならアタシは行きますよ!」


 羽海(うみ)の発言に左隣のまもりと正面席のリアが一斉に羽海を見た。


「目覚めたばかりなんだから、安静にしててください!」


 羽海の左腕の裾を摘みながら、まもりは訴えかけるように羽海の顔を見る。


「リハビリは必要だと思う。だからダメ」


「まもりもリアたんもどうしたの? ほらこの通り傷跡も無いしピンピンしてるんですけど??」


「私のそばから離れないでください!」


「ずーっと私のバリア内で隠れててね」


「過保護過ぎないかい?!」



「私は行きますよ! ユメと話がしたいです!」


 ヒメが挙手して答える。


「うん」


 莉衣奈は頷いた。すると椿芽が莉衣奈に質問する。


「リーダー、行くメンバーをどうします?」


「そうだな……」


 莉衣奈は全員の顔を見る。


「決めた! 全員で行こう!」




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