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ツヴァイ、冒険者

新たなブックマーク登録ありがとうございます。まだまだ未熟ですが、これからも宜しくお願いします。

今の時刻は朝の五時、昨日の夜に夜会の用事を済ませた後、十六夜達男子は三人部屋に帰り寝ていた。今は三人共に起きて、これからの事に思いを馳せていた。


「これから面白くなりそうだな」


「先ずは、メイが居る冒険者本部に向かうんだよね」


「そうっすよ流星っち、其処で説明とかをすると、メイっちも言っていたっすし」


三人それぞれの言葉を交わしていた、メイが名前で呼ばれているのは、メイ自身が呼んでくれと言ってきたからだ。


「ミラとの話し合いもうまく進んだな」


「実力を示せって、ミラさんに言われたもんね」


「けど、十六夜っちなら問題ないっすよ」

ミラとは、昨夜十六夜達が夜会メンバーに誘った人材だ。ミラはそれに対し、条件を一つ付けた。その条件とは、至極単純実力を示すことだ。このツヴァイでは近く、闘技大会がある。ミラの出した条件とは闘技大会で一位をとれというものだった。強い奴と戦える。それだけの事で、十六夜は今からワクワクしているのだ。


コンコン

「開いてるぞ」


「十六夜さん、流星さん、容静さん、時間ですよ」


フェルシアだ、今日はメイが居る冒険者本部に用事がある。時間帯と思い、迎えにきたのだろう。時間はと思うと、六時の刻の鐘が鳴った。


「ああ、準備は既に終わってる」

「僕も」 「俺っちも」

三人はそれぞれ、準備をし終わってから雑談をしていたのだ。

「メイさんが来ましたよ皆さん」


メイが着いた事を、エルが知らせてくれたので、五人揃って階段を降りていった。因みにこの宿、正面は現代にあるホテルとなんら変わらない、高さはそれなりにあるが、特殊な魔法が掛かっているのか、見た目よりも広く思えた。入って正面には二階に続く階段があり、大体の人は二階に泊まって居た。入り口まで行くと、メイがこちらに気ずき近寄って来た。


「お前達早速だが、冒険者本部に向かうぞ」


そう言うと、一瞬で景色が変わった。


「こいつは…おいギルドマスター」


「お前は順応が早いな、もう少し驚いてくれてもいいだろうに」

「そいつは悪かったな、だがよ、ギルドマスターは空間魔法が使えんのか」


十六夜達五人は、冒険者本部の手前まで、一瞬で移動していたのだ。


「ああ、私の空間魔法は少し難点があるがな」


一応難点について聞いたが、答えはしなかった。当たり前か、と十六夜は考え思考を切り、改めて景色を見た。十六夜は、目の前にある塔を静かに見ていた。


一見すると普通の塔だが、近くでみてみるとかなりでかい。塔の外見は、高く伸びた城のような見た目だ、塔の周辺には高い建造物が建っており、様々な人が行き交っていた。左を見ると、似た感じの塔だったが、右のとは違い、かなり横に広かった。右は、塔と建造物が一緒に建っているが、左は塔一つだけで、右側と同じ位の広さだった。

十六夜達五人は様々な事を考えたりしたが、メイが冒険者本部に歩き始めた事もあり、十六夜を除いた四人は急いでついて行った。十六夜は塔の景色をじっくりと見ながら、ゆっくりと考えて行った。(この世界は、天球とは何の関わりもないのか。少なくとも神話などは全く関係がない、技術は天球と似た部分もあるが、別世界と考えるべきか、面白い)こんな事を考えながら。


「さて、先ずはこの冒険者について話すぞ」メイは冒険者について話し始めた。


このツヴァイにある冒険者はダンジョン、迷宮、未開の地探索と、三つに分かれるそうだ。

迷宮とダンジョンで技や力、知識、能力に磨きをかけ、未開の地探索に行くのが、大体の順序だそうだ。迷宮やダンジョンはギルドが情報を把握しており、迷宮やダンジョンにも、難易度が存在する。基本的に、冒険者はダンジョンに潜る事が多い、ダンジョンにはレベルの概念が冒険者内で適応されており、数百レベルのダンジョンが発見されても、レベル相応の実力がなければ入れないらしい。未開の地探索は、少なくとも数百レベルのダンジョン到達が必要不可欠だそうだ。迷宮は初心者が多い、階層は十層で謎を解く知識も必要だからだ。迷宮は高レベルでない限りは、入れないなどの制限はない。ダンジョンや迷宮、未開の地はこんな感じだ。細かい事はまだあるが、メイ曰く、大まかに知っておけば良いらしい。説明が一段落したら、レベルと実力を見るために、ある場所に向かうらしい。


冒険者本部の手前から、歩きながら説明を聞いていた十六夜達一行だが、冒険者本部にようやく着いた。


「一通り説明を聞いたが、此処が冒険者本部か」


「ああ、此処でお前達の大体の実力、レベルを計りどうすべきか判断する。ランクも含めてな」


その言葉に少し眉を潜めた十六夜だが、意味を考えると納得し何も言わなかった。つまり、数百レベルのダンジョンをすでに突破している俺達の処遇をどうするか、実力とレベルで決めるのだろう。数百レベルのダンジョンを突破したりすると、国から称号や実力に相応した待遇が受けられるらしいな。ランクについても色々あるのだろう。冒険者にはそれぞれにランクがあるが、また後で。


冒険者本部に入ると、まるで酒場のような感じがしたが、辺りは清潔だったメイはその中を歩きながら、受付に向かう。十六夜達もついて行った。メイは一人の受付嬢に俺達を任せた。


「キサキ、こいつら五人の冒険者の受付を頼む。大体は説明したから、実力とレベルを測ってくれ」


メイがキサキと言ったのは受付嬢だ、キサキの方はいきなりギルドマスターに話しかけられ、狼狽えていたが、事情が分かるとすぐに真顔になり、仕事を始めた。因みに、冒険者本部の受付嬢達は皆、白く可愛い服装を着ている。


キサキはギルドマスターと話が終わると、改めて礼をしてきた。


「私は冒険者本部の受付嬢、キサキと言います。皆様の担当をしますので、これから宜しくお願いします」


背にかかる位の青い髪を揺らしながら、礼をする。受付嬢と言うだけあり、動きは洗練されている。


「俺は黒陰十六夜、好きに呼んでくれ」


「僕は無明流星、宜しく」


「俺っちは神賀容静っす、宜しくっす」


「私はフェルシアと言います。此方こそ宜しくお願いします」


「私の方はエル・ミリアと言います。私の方も宜しくお願いします」


一通り自己紹介をした後、雑談も交えながら訓練所みたいな場所に来た。


「まずは皆様のレベルを測りますので、一列に並んで下さい」


言われた通り、一列に並んだ。順番はフェル、エル、流星、容静、十六夜だ。並んだまま訓練所を通り過ぎ、真っ直ぐ向かう。直ぐに着き、キサキが説明を始めた。


「この場所は計測室です。冒険者の方々は大体此処で、自分のレベルを知ります。一人づつしか計測出来ない仕様なので、順に入って下さい。私自身も同行します」


説明し終わると、キサキは先に入って行った。


残った十六夜達は言われた通り順番に計測室に入って行った。

十六夜の番になり、計測室に入った。


「十六夜さんですね、此方に触れて下さい」


差し出してきたのは、一つのプレートだった。何でも数分程の時間がかかるそうだ。その間はレベルについての説明や話しをしていたそうだ。

早速プレートに触れる。変わった感じは特になく、レベルに応じて色が変わっていき、最終的にレベルが表示される仕組みみたいだ。


「キサキ、レベルについてはなんかないか」


「え、あ、はい」

いきなり聞かれた事に戸惑った反応を、十六夜は良いもの見たと、ニヤニヤしながら見ていた。


「コホン。レベルについては冒険者の実力を示す、重要な物の内一つです。「一つと言う事は他にも」はい。他についても様々な計測方が存在しますが、中でもレベルは根幹に位置しています。いま触れているプレートは同時に、対象者の適性属性も分かります。「属性が力でもあるのか」ええ。属性についてはその者を構成するの力の一種なので、自動的にプレートが感知してしまうのです。なので、これらの情報をサービスとして冒険者の方々に渡しています。」

ピピ


「プレートが計測し終わりましたね、情報が書いているので、お先にどうぞ」


冒険者が最初に見れるそうだ。なので先に見ると、プレートは黒く変色し、レベルは370と表示されていた。属性は無と書かれていた。一通り目を通し、キサキに渡した。するとキサキは驚き、目を見開いた状態で此方を凝視してきた。

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