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旅路

十六夜達一行は、馬車に乗りながらツヴァイにある冒険者を目指して進んでいた。


「暇だ」 「暇だね」 「暇っすね」 「暇ですね」 四人とも同じ言葉を並べながら、暇つぶしの方法がないか模索していた。


「流星、容静。なんかない」


「何にもないよ十六夜」


「なんか起きねーかな」




これからもなにも無いので、ほかの陣営…




「俺たちはどうする深城」


勇者の陣営で、武田は深城と話していた。


「今のところは現状維持じゃないかしら」


二人は、十六夜に言いくるめられた後に二人で話していた。


「黒陰が言っていた、アクションを起こすはどういう事だ」「少しは考えなさい。王国は黒い事でも考えているのでしょう。とにかく今は力を高める時でしょうね、王国も成長に力を貸してくれていますし」


「確かにな、分かった。今は力を高めるとしよう、二人にはどうする」


「まだ言わなくていいでしょう。あの二人には余り関係のない事でしょうし」


「だな、俺はもう行くぞ」


「ええ」




天心達は十六夜達と別れた後、冒険者の街に帰って来ていた。白陽が最初に向かったのは、四人で泊まっているホームという宿だ。


「二人共、十六夜に言いくるめられて悔しいのは分かるけど、最初に言った通りにランクを上げていくよ」


「分かってるわよ。白陽」


決意した顔で白陽を見る。大事な事を言おうとしている顔だ。涙も同じ顔をしている辺り、二人で話合って決めたのだろう。

「なに」 「十六夜について、教えてほしい」 「私からも、お願いします」 二人共、幾ら何でも人の過去を聞くのはどうか、と思い話合っていたのだろうと考える天心。


「いいけど、言えない事もある。明日聞きたい事を纏めて来て」白陽は十六夜の過去を全て知っている訳ではない。流星や容静でさえも、十六夜は話していない。


「分かったわ。明日」 「おやすみなさい」


二人は二階に行った、さっき言われた事を実行するのだろう。白陽はユリに話しをする事にして、ユリの下に向かった。


「ユリ」 「何ですか、白陽さん」明るい声で聞き返すユリ。


「十六夜が旅にでた」


「十六夜さんがですか」


「うん」 「分かりました」


白陽は意外だった、ユリは十六夜にかなり懐いていたから余計にそう思った。


「寂しくない訳じゃありませんけど、白陽さん達もいますし」


「ありがとう、ユリ」


白陽は礼を言った後、自分の部屋に戻り十六夜と念話し始めた。


朝になり、火鈴と涙も早起きして白陽の部屋に集まっていた。

「聞きたい事は決まった」


「決まったわ。十六夜の過去を全て教えて」

いきなり深い所まで聞きにきたなと天心は思ったが。


「それは無理」 「何でですか」二人は分からなかった、十六夜と天心は二人から見ていてもかなりの付き合いだ、なのに何で無理なのか不思議に思ったが、次の一言で納得した。

「十六夜の過去は僕自身もそんなに知らない、知っているのは中学校くらいからだ」


十六夜が白陽と出会ったのは、中学校の時だ。流星はもう少し早く会っていたが、容静は白陽の後に十六夜と出会った。厳密に言えば、流星は中学三年半ばに、白陽は中学校終わり頃に、容静は高校一年の半ばに、それぞれ十六夜と会っている。


「十六夜と出会ったのは中学の終わり頃、高校がそろそろの頃に初めて出会った。十六夜のなにが聞きたいの二人共」


白陽は懐かしむ口調を止め、二人に聞いた。


「十六夜の知識の多さと、涙」


「考え方について」


「十六夜に僕も同じ事を聞いた、十六夜からあまり言わないようにと釘を刺されているから詳しくは言えないけど、過去に色々あって知識を求めたっていってた、考え方は一個だけじゃ足りないからだとも」


「知識は何となく分かるけど、考え方が一個ってどういう事」


「見方の違いだよ、もしも自分がギルドの本部長だったらどうするか、どんな方法を使うかってね」


「そうゆう事ですか、なら白陽さんの過去を教えてくれませんか」


「僕の過去?」 「はい。十六夜さん達と会う前の白陽さんの事を」 「私も同じく聞いてみたいわ」

二人して天心に詰め寄った。天心はかなり動揺していた、火鈴さんも涙さんも二人共かなりの美人だ。天心は心の中で十六夜に対して、こんな状態になっても動じなかった十六夜は凄いと思っていた。二人から離れて天心は


「分かった。僕自身の過去を話すよ」


天心は自分の過去を二人に話す事にした。十六夜、流星、容静と出会う前の孤独だった人生の事を、十六夜と流星、容静の三人以外に初めて、火鈴と涙にゆっくりと話し始めた。


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