グリークランド巡り〜ラミアの町〜
ジースの仕事を兼ねて旅行をする事にしたパズ達はラミアの町へ向かいました。
この町の町長さんは王様、ジースに頼み事がある様ですが…
さてさて、グリークランド巡りの準備ができた様です。結構な荷物量です、この時代には馬車なんて有りませんので、獣の車、獣車を使います。世間では、大体使う獣は決まっているのですが、そこは王様なのでちょっと違います特注の獣、ならぬライラに懐いて来た獣です。きっかけとしてはジースがパンの家にやって来た頃に遡ります。
ジースは、その頃は今よりもちょっとだけ刺々しい雰囲気でした、パン家にやって来たのは、ライラとの婚約が決まり、地上を治めるのが使命だったので地上を学ぶためにライラの家族の元へ来たのでした。
そして、仕事を完了したオリエントが移動を開始しようと準備を始めたところ、ジースが「動物に車を引いてもらうと楽だよ」とアドバイスをしたのも有り獣を飼いならしていましたので、獣の出産が始まってしまいました。
そんな経緯があり生まれた頃から一緒にいる獣達なのです。名前は「エリュケ」「ケイオン」「オルト」「ビュッフェ」「タウロス」その内の「ケイオン」「オルト」が車を引いてます。
ケイオンは大蛇で車を引くと言うより乗せると言った方が適切です。オルトはこれまた、大きな猪で車を引いてます。なのでライラ、ジースがオルトの車に乗り、パズとライカがケイオンの車に乗った形です。「ケイオンでかくなったな!」昔はライカと同じくらい大きさでした、全長にして3mくらいです。
そんなこんなで出発して初めの目的地はラミアです、雨がわりかし少ない地域で、結構な確率で堕天使が出没するらしい…そして、町長より新たな町を作る計画を立てるので相談したいという依頼を受けている。これがジースの仕事、観光としては旧時代の遺産が発掘されるので、それを飾っている。
そして、買い物をする事も出来るのがこの町のアピールポイントです。
ここで言う旧時代は、大洪水以前の時代の事です。この時代は神々と人とが共に生活していたので、人と神とのハーフ、半神も少なからずいました。でも半神の能力に頼りどんどんと楽しようとする人々が増えてしまいました。そんな人間に怒った神々は大洪水を起こし人間を滅ぼしてしまった…と言うわけです。なんで今は人間が沢山いるのかって?それはまた別の話ですので結論だけ話します、大洪水を生き残った人がいたのです。そして旧時代の半神や人の作った物が流されて埋もれている…というわけです。
この地域には今でも使われている様な物がほとんどで稀に高レベルな物が出土しますが旧時代の亡霊、とでも言いましょうか、人によって「堕天使」とか「妖精」などと呼ぶものが出るので普通の人々は近づかないのですが腕自慢や一攫千金を夢見て来る人々が町を作っています。ここには、いわゆるダンジョンがありそこで旧時代の遺物が出土するのです。
さて、こんな遺跡のあるラミアにやって来たジース一行は早速、町長の所へ向かいます。「おー、王様よくおいでくださいました、お待ちしておりました。汚い所ですがゆっくりして下さい」とお茶の準備を始める町長、キリアコスはさも自慢気にお茶を出し、「どうです、この香りコリシャンケイブ洞窟の裏側に生息する植物のハーブティーなんです。なんだか心が落ち着き体の疲れが取れる様なきがしませんか?今洞窟の発掘に来る冒険者達に人気なんです。」
「うん、すごく美味しいよ。ところで町を新たに作りたいので相談がしたいって話を聞いて来たんだけど?」とさっさと仕事を済ませて観光がしたいジースは話を切り出します。
「いやー実はですね…」と話が長いキリアコスの話しは次の様なものでした。このラミア近郊に新たな洞窟、ダンジョンが発見されたのでそこを拠点に新しく町を作り一儲けしたいという話でした。町を作るための広告、作業員などなど広く情報を広めるためには王様を通すのが一番なのです。それは、この時代の生物は現代の約5倍くらいの大きさで食材を取って来るのにもそれなりの力が必要なのです、さらに多方面に足を運ぶとなると…と言うわけです。一言で迂闊に町の外には出られないという事です。
そんなわけで、キリアコスの話しを受けてジースとキリアコスは計画を練り直すわけですが、その間パズは物見してくる事にしました。
ラミアの町を見て回る事にしたパズ。
今までは、新規で町の開拓を行う生活だったので、文化的な物事には疎いため好奇心も手伝って人々の生活を見て回るのを楽しみにしていました。
ラミアの町には遺跡がありそこを中心に人々は生活しています、どんなものが見れるでしょうか。




