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Arms & Magic  作者: Takunoji
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道具屋の依頼〜森を抜ける〜

町長の息子さんと話して、一緒にラピスラズリを取りに行く事にした一行は、町長の息子と合流する為に町の北東にある森を抜ける為に町を出ます。

「しかし、肝心(かんじん).なところで雑音(ざつおん)が入ったな。」パズが鼻で笑いながら言います。「仕方ないわよ、あれは魔力を使った音声通信で、複雑な処理をしないといけないから使用する魔力量も多いし…通信の処理部分が複雑で良く分からなかったけど、あれは集中力を必要とする術式(じゅつしき)だったわね…」とライラが分かる範囲(はんい)で解説してくれます。

「まぁとりあえずは、森を抜けて見てからだね。もし、町長の息子さんと会えなかったら、そのままラピスラズリを取りに行こう。ちょと迷うかもしれないけどね。」とジース。町長の息子の話を聞いてから町長の家を出て出発の準備中の一行、ちゃんとした装備はまだ作成中。「なんとかなるでしょ?いきますか!」とパズ。

悩んでも仕方ないのは、みんな分かっているのでそそくさと出発します。

はじめの難関(なんかん)は町の北東にある『森』です。この辺りの動物達は呪いのお(かげ)でパズ達一行を(ねら)い何匹もかかって来る事を考慮(こうりょ)に入れて進まなくてはなりません。なので、アルドラの魔法で気配を消して森を抜けようという作戦です。

「それじゃ、みんな手を(つな)いで〜、いくよ〜イェソドネツァクケセド〜」とアルドラが呪文を(とな)え下、右斜め上、そこから上の順に点を結ぶ様に杖を動かします。最後にくるりと杖を使い、メンバーを囲む様に円を描きます。気配を消す魔法の様です。「じゃ、みんな、なるべく声を出したり、大きな動きはしない様にね。魔法が解けてしまうよ。」と注意を(うなが)します。「じゃみんな行くよ」とジースが小声で言います。

そこから森に入りまっすぐ北東を目指します。周りを見ると色んな動物達が見えます。ですが、アルドラの魔法で気配を消しているので見つかりません。姿を消しているわけではないので見つからない様に木陰(こかげ)などに隠れながら行くので少々遠回りになります。

トコトコと歩いていると「何事もなく森を抜けれそうだね。」とアルドラが言います。みんな(うなず)きます。ちょっとだけ緊張の糸が切れたのか「プ〜」とオナラの音がします。「ぼっ僕じゃないよ!」とジースが少し(あわ)てて言います。「いやぁ肉が美味かったからなぁ」とパズ、どうやら犯人はパズの様です。これがまずかった、動物達は人間の何倍も鼻が効きます。そしてこの匂いは普段、()がない物なので「何かがいる」と不思議に思った動物達が集まってきました。ジースは「まずいなぁ、もう少しで森を抜けれそうなんだけどな。」と残念(ざんねん)がります。「パズは後で説教だな」とライラは心の中で思うのでした。みんな戦闘は必至(ひっし)なのだろうと思い、戦闘の体制に入ります。「一気に森を抜けよう、殿(しんがり)は俺がやる。」とパズの一言でみな走り出します。アルドラはライラに手を引かれ、なんとかついて行っているようです。「ライラ!抜けた後に()つよ!」とジース、コクリと(うなず)くライラ、ちょっとあたふたしているアルドラ、無表情に走るライカ。

走って追いかけて来る動物達を尻目(しりめ)にジースとライラが森を抜けます。「準備は良いよ。」とライラ、コクリと(うなず)くジース、そして(ひるがえ)して「イニット!ターゲットパズ」と言い、指を真っ直ぐにパズに向けます。ライラも(ひるがえ)し両手をパズの方向に向けて(かま)えます。

パズはと言うと、ちょっとゆっくり走りながら、すぐ後ろに来た獣の頭を大剣で小突きながら、ジース達を追いかけています。

ジース達がパズの方に顔を向けた事を確認して『気』を大剣に集中させます。ちなみにライカはジース達の後ろであくびしています。

「ライカ〜!あくびしてんなよ!」とパズが怒っています。そんなやりとりは構わずにライラが呪文を唱えます。「ゲプラーケセドネツァク、目前の敵を(はら)いたまえ」。

するとライラの手のひらに火の玉がでてきました。それを矢の(つる)を引くように後ろ側に引っ張り、引いた手を離します。

勢い良くパズの方めがけて飛んで行く火の玉に大剣の腹を向け、火の玉を受けるような形で向かっていきます。すぐ後ろには獣が追いかけて来ているので振り向けばそく鉢合(はちあ)わせになります。

火の玉がパズの大剣に触れたか否かのタイミングでパズは、半回転して飛び上がります。大剣には火の玉が燃え移り、勢いよく大剣を炎で(おお)います。「終わりだな」とパズが一言残し大剣を振り下ろすと大剣の炎が小さめの火の玉となり動物達を(おそ)います。直撃する獣、うまくかわす獣、5匹くらいいた動物達が焼かれて逃げたものと逃げ遅れてパズに(にら)まれて(すく)んでいるものにわかれました。2/5匹が竦んでいると「ガオ!」と言って動物達を(おど)かします。びっくりしてそこにいた動物達はにげていきました。

なんとか窮地(きゅうち)をやり過ごした一行は、次の行動を確認します。

「森を抜けたら次は…なんて言ってたっけ?」とジース、「マラトン湖が見えるとこに大きな木があって『アナプニ…ザーッ…て地面に手をつけて欲しいんだ。』って言ってたけど、途中で雑音が入ってよくわからなかったのよ…」とライラが言います。「とりあえずは、大きな木を探しますか?」とパズが言い、そのようにする事にしました。

ちょっと歩くと、小高い丘があり、大きな木があります。「あれじゃない?」とアルドラが(うれ)しそうに言います。「多分な!」とパズが答え、その場所へ急ぎます。

小さな丘の上に大きな木が立っています。広葉樹(こうようじゅ)で年季が入っています。つまり現代では10mくらいの大きさ→この時代では50mくらいの木の近くにやって来ました。ここで何か呪文の様なものを唱えなくてはならないのですが、雑音でちゃんと聞き取れませんでした。

さてどうなる事やら…

続きは次回。

でわでわ。。。

呪文がわからない…これは致命的です。

どうしたら良いでしょうか?

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