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Arms & Magic  作者: Takunoji
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道具屋の依頼〜マラソン準備〜

森を抜けて、大きな木の下にきました。

しかし、町長の息子の話は途切れて中途半端にしか聞き取れませんでした。

ここから、どうやって町長の息子に会ったら良いのでしょうか?

「アルペ…なんだったかな?って言うか、わからないんだよ。雑音のお(かげ)でね…」ジースがぼやきます。

今、一行は町長の息子の話にある大きな木の下にいます。話の内容は以下の通りです。

「アナプニ…ザーッ…て地面に手をつけて欲しいんだ。そし…ザーッ…達が…ザーッ…よろしく!」『ザーッ』となっている部分を考えなくてはいけません。どこから考えたら良いでしょうか?

「『アナプニ〜』よ!『ア』しか合ってないじゃない!確か(とな)えてから地面につける様な事言ってたよね?」とライラがフォローします。そして、分からないところをハッキリさせようとする事にしました。要点(ようてん)をまとめると以下の様になります。

1. 「アナプニ〜」と〜する

2. 地面に手をつける

3. 「そし〜達が〜よろしく!」と言っていたので『〜』の部分を予想する

「まぁ、不明な所はこんな感じかな?最初の部分から考えましょ?」とライラ。

頭を()きながらパズが頭をフル回転させている様です。「うーん、アナプニ…おー!分からん!」と(ひざ)を地面に着き、両手を地面に着きます。丁度よつんばいになる形です。

ライラはそれを無視して「『アナプニ』で始まる単語を見つけないとね…何があるかな?」とジースを見ます。

「うーん、何も浮かばないな…」とジースが答えます。その時…風が吹いてライラの髪を(ゆら)らします。

そして、何気なく風が吹いた方を見たライラの目に男女、2人の人間がいる事に気付きます。「マラトンの町から来られた方ですか?」と男の方がライラに(たず)ねます。「あー、町長の息子さん?」とライラが思い当たりこのように言います。「はい、マラトンの町の町長の息子、エニキスと申します。」とライラに自己紹介します。

「はじめまして、グリークランド王のジースと申します。」とジースが自己紹介を返します。「おお…昔魔除けの石で町を囲ってくれた方ですね。いやー助かってますよ。」エニキスがジースに言います。「いや〜僕は依頼を分配しただけだからね、大した事はしてないよ。」と謙遜(けんそん)します。

一応ですが、グリークランドでの『王』はこの国1番の依頼をこなすハンターのことです。組織立(そしき)だって、やらなくては出来ない事を(おも)にこなします。

「それでは、準備も含めて一度うちにいらしてください。ラピスラズリを取りに行く算段もつけたいので…」とエニキスが言います。そして、後ろに振り向き、大きな木に手のひらを向けて「開けておくれ、あ…あーダメだ!みんなのいる前では言えないよ!」とエイキスが突然(とつぜん)頭を(かか)()みます。少しの()があってまた風が吹くとそこから声が聞こえてきます。「あら〜なんで?いつも言ってくれるじゃない?」ととなりのキュラーが言います。「いや…人前だし、そういうのは2人きりの時にしよう。」とエイキス。

どうやら夫婦間の話のようです。この(たぐい)のやり取りに他人が口を(はさ)むとロクな事が有りません。それを知っているジースとライラは、他のメンバーに「シー」っと口に人差し指を当てて言います。しばらく2人のやり取りを眺めていると、「さぁさぁ、こちらにどうぞ」とキュラーが一行に言います。案内されて着いたのは大きな木の中にできた『家』でした。案内といってもキュラーが「アナプニオ!」と唱えたら、風が吹いて、気がつくとここに居たという感じなのでどのように来たのかわかりません。

「『アナプニオ』っていうのは呪文か何かかしら?」とライラがキュラーに(たず)ねます。「ええ、そうよ。そちらの方が唱えてくれたでしょ?」とパズの方を見ます。「?、俺はそんな事いった覚えはないぞ?」とパズが言います。「あ〜、あんた考えてて、頭抱えて地面に手をついたでしょ?その時だ。」とライラ、「おー、とか言って地面に手をついた時ねぇ…」とパズが首を(かし)げます。

つまり、「アナプニ」と「おー」が(つな)がって呪文になったという事ですね。。。

ライラも納得したので早速ラピスラズリ取りの算段を()ります。今回はエイキスが仕切ります。

「えー、皆さんご存知かも知れませんがラピスラズリはここから約40キロ地点の洞窟『パンの洞窟』に有ります。そして、通常であればそこに巣食う『エンプーサ』を払いのける、もしくは退治する必要があるのですが、色んな形のエンプーサがいるらしく、戦闘力も未知数です。『エンプーサ』は冥界の住人、一部の怪物の総称です。そして、洞窟までの道のりには凶暴な動物達がいます。」『色んな形のエンプーサ』とエイキスが話したのは、行ってきた人の話を聞いた時に、まばらな答えが返ってきたためです。

そして、道程は歩いて約半日、走って約3時間ですが途中で動物などに出会(でくわ)さない場合の話です。なので、行って帰るのに1日以上かかるのが普通ですが、夜になるとエンプーサ達が襲ってくるので日の出ている間に戻る必要があるのです。

(ちな)みに『エンプーサ』というのは冥界の女神ヘカテーに使えるエンプーサとモルモーという冥界の住人の事ですが、彼らが話しているのはエンプーサの眷属達の事ですので色んなタイプがいるのです。

つまり『エンプーサ』と呼んでいるがエンプーサではないとう事です。

そして、色んなタイプのエンプーサ (の眷属)がいて夜になると行動範囲が広くなるのです。だから、夜になる前に戻って来る必要があるのです。

そんなわけで、スピードが重要になる今回の冒険はどんな作戦でやるのでしょうか?

それは、また別のお話にいたします。


この時代は、彼らの様に魔法を使うのが普通だった時代です。しかし、今は使える人が、あまりいませんね。


この後に、この星には、大きな隕石が飛んできて衝突します。その際に色んな現象が起きました。それは、次回のお楽しみ。

でわでわ。。。

マラソンを走るのに、気をつけねばならない事をまとめました。これらの問題をどうクリアするのか?作成会議を始めます。

必殺の「行き当たりバッタリ大作戦」はやめておいた方が無難(ぶなん)です。

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