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Arms & Magic  作者: Takunoji
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道具屋の依頼〜魔法の練習〜

ラピスラズリを売っている店から出て、町中探索(まちなかたんさく)チームと町の外で待機(たいき)チームに分かれて行動する事にした一行、外で待機チームは何をするのでしょうか?

町の外に出て待機する事になったパズ、アルドラ、ライカのチームは町の外に出て来ました。辺りは暗くなって来ています。夕暮れ時です。

「さて、待ちになったから、ゆっくり魔法の練習でもやるか?」とパズがアルドラに聞きます。「うん!やる〜」と乗り気のアルドラ、「何から始めたら良いの?」と続けます。「いや…俺は、わかんねぇんだ…だから、ライカに聞く。ライカ、お願いします。」ものを教えてもらう時の礼儀(れいぎ)なので敬語(けいご)になります。

さてさてと、ようやく出番の様でライカも待ちかねた様にライカが人間モードになります。「あ、ライカおねーさま」とアルドラが言います。随分(ずいぶん)と懐かれた様で…

「よし、日も暮れたし良かろう。魔法の練習か、感心だな。パズもそろそろ魔法を覚えたらどうだ?パンは学習意欲なしだったからな、パズはパンよりも大きな男になれよ。」とライカがパズに魔法を(すす)めます。

(ちな)みに『パン』とはパズのお父さんです。

「まぁ、これもタイミングかねぇ?アルドラと一緒にやるよ。」とパズが返事します。「それじゃ、よろしくお願いします。」とアルドラもお辞儀(じぎ)します。「良かろう。まずは、それぞれの適正(てきせい)から確認するのだが…」とライカが言葉に迷っているとアルドラが「私は風属性(かぜぞくせい)です。」「俺は、わかりません」とアルドラにパズが続いて言います。

「そうだな、パズはちょっと普通じゃないからな…よし、魔力のコントロールの基礎(きそ)をやる。まずは楽な体勢を取り、腹の下当たりに魔力を集めるイメージをする。パズは『気』を集めるイメージでいいぞ。」と、慣れた口振(くちぶ)りで言います。(ちな)みに今日のライカは荷物用のカバーを服にしています。人間モードの時は着る物を用意しないといけません。天界ではイメージが出来ればいいので問題ありませんが、人間界は違います。

「気の扱いなら出来るけど?」とパズがライカに質問します。「魔法と気の扱い方は同じなんだよ」とライカがちょっと皮肉った様に言います。「じゃ、なんで魔法が使えないんだろう?」とパズが、ちょっとムキになって答えます。「それはな…パズがアストラル界への入り口を閉じているからだな」とライカ、「うん、よくわかんねぇし、わかろうともしてねぇな…」パズが独り言の様に言います。「私もよくわかんないけど?」とアルドラが続けます。「アルドラは妖精(ようせい)、つまりアストラル界の住人だから、(すで)認知(にんち)しているんだ。(ちな)みに、今現状のアルドラは人間界とアストラル界の両方に存在(そんざい)している。」とライカが説明します。

「じゃ、アストラル界ってなんなんだ?あの世じゃないよな?」とパズが質問します。「早い話が『精神(せいしん)世界』だな、我々(われわれ)の存在するこの世界は2元的(にげんてき)に出来ている。1つはパズ達が使う工具などが存在する、物理(ぶつり)的なイデア界、そして精神的なアストラル界。この2つの層が重なってこの世界を構成している。パズはこのアストラル界への入り口を閉じているわけだ。」とライカが言います。パズにはそのつもりが無いようですが、魔法が使えないのでその通りなのでしょう。「で…だ。パズはアストラル界の入り口を開く、アルドラは、それをコントロールする事に注力(ちゅうりょく)してもらう。ちょうど腹を空かした(けもの)達がお前らを(ねら)っている様だ…」とライカが続けていると。ライカが林の奥を見つめ「あ?よく見て狙えよ?貴様ら…」とライカが軽く威圧(いあつ)します。そして、またパズ達の方を向き「どうやら、人間の味を知っている様だ、パズはやばいんじゃないのか?」とライカが冷やかします。「どうやんのか話してねぇよ!まさか、自分で考えろ、とか言うんじゃねぇだろうな?」とパズが(あせ)って言います。「自分で考えろ!アルドラもだ。」とライカ。

つまり、魔法を使う(ため)に以下のステップが必要だとライカは言っているのです。

1.魔力(気)を練る

2.アストラル界への入り口を開く

3.コントロール方法を考える

(すで)(けもの)達とパズ達は臨戦(りんせん体勢に入っています、がパズ達は魔法のコントロール訓練中、パズに(いた)っては魔法が使えないとろこからの訓練(せんとう)です。

「いつものことだが…気と同じで丹田(たんでん)に意識を集中する。…アストラル界への入り口を開く…精神、想像とか心の中とか…」と言葉にしながら作業手順(さぎょうてじゅん)を追うのがパズの(くせ)です。そして、1匹の獣が飛びかかってきました。

一方、アルドラはライカの説明を受けて、今まで自分が行なっていた事を「感覚(かんかく)」ではなく「理解(りかい)」して行います。アルドラは、以下の様な手順をゆっくりと()みました。

1. 集中して水玉のイメージを作り上げる

2. アストラル界にいる精霊(せいれい)にイメージした水玉にエレメントを入れてもらう

3. 水玉が飛んでパズに向かって来ている獣を吹き飛ばす

上のステップ「3」では、丁度(ちょうど)獣が目に入ったので、その様にイメージをしました。

パズは、壁を作り盾とするイメージをしました。なので、地面を引っ張り上げて壁を作りました。意外にもうまく言ったので「キター!」と声を上げて喜びました。そして、アルドラの放った水玉と壁のタイミングが合い、水玉が(かべ)直撃(ちょくげき)し後ろにいた獣に吹き飛んだ壁が直撃するというコンボ魔法?がクリーンヒットします。たまらず、キャンキャン言いながらその獣は立ち去って行きました。

それをみていた他の獣達は(ひる)んだのか、距離をとり様子を(うかが)う体勢に入った様です。

「しかし、この辺の獣達は人間ばかりを(えさ)にしているのか?なんか変だぞ?」とパズが言います。「そうだな、普通(ふつう)手間がかかりそうなら他の獲物(えもの)を狙いに行くはずだ。腹が減っているからな…」とライカ。「となれば、他に食うものがない?こんなに森や林があるのに?」とバズが独り言を続けます。

「うーん、この森に(だれ)かが魔法をかけたみたいだよ。この森の妖精(ようせい)さん (アルドラとは違う種)が教えてくれたんだけど。お願いもされちゃった。」とアルドラが妖精とのやりとりの内容を話してくれました。

話の内容は、ある日この森にやって来た魔女がマラトンの町の住人を一番美味しい餌だと思い込む魔法をかけた様です。それは、魔女がマラトンの町に(うら)みを持って行った事であろうという予想が立ちます。この種の魔法は「呪い」と呼ばれ、分類でいうと「黒魔法」に入ります。そして、その魔法を(やぶ)(ため)には「白魔法」が必要になります。

「とりあえず、ライラ達と合流する必要があるな。」とライカが言いました。

一方の、ジースとライラ達はどうしていたのでしょうか?それは次回のお話になります。

でわでわ。。。

マラトンの町に異変を感じたライカ一行は、ライラ達と合流する事にしました。探索中のライラ達とはどのようにコンタクトするのでしょうか?

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