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Arms & Magic  作者: Takunoji
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旅の準備〜魔道具屋〜

魔道具屋(まどうぐや)に来て、試しに1発撃()った魔法が想定外(そうていがい)の効果だったので、あっけに取られる一行。

そして、残りのテストが続きます。

「すごい威力(いりょく)だったね〜、アルドラの水玉。」ライラが(おどろ)きながら言います。「うーむ、よくよく見ると『(こわ)れた』と言うより物が『()けた』様な(あと)だね。」ジースが感想を言います。「ふーむ、見事なまでに『コントロール系』の魔力じゃな。」オババも感想を言います。

「『コントロール系』ってなーに?」アルドラが質問します。「それはね、自分以外の物質やエネルギーをコントロールするタイプの魔法が得意な人を言っているのよ。私の場合は『ブースト系』、物や魔力、存在そのものを強化するのが得意なタイプよ。」とライラが説明します。「(ちな)みに僕は『プロジェクション系』物や霊などを投影(とうえい)して具現化するのが得意なタイプだよ。」とジースが続けます。

とりあえずは、作成する魔道具も方向性が決まったので、何を作るか決めます。魔道具はその人の使用する術の発動方法(はつどうほうほう)に合わせてアクセサリー、本、杖など様々です。(ちな)みにジースの場合は剣がそれに当たります。ジースが好んで使うのは、細身(ほそみ)の剣なので剣に魔術媒体(まじゅつばいたい)、宝石や魔術刻印(まじゅつこくいん)など、を付けます。

魔法の発動方法は人によるので、模擬戦(もぎせん)を行い実戦のテストを行います。オババの作った結界内(けっかいない)(こわ)れたおもちゃなどがテスター(アルドラ)に向かって来るのを打ち倒します。ここでは(ころ)ばすのが目的で破壊(はかい)する事が目的ではありません。「あー、(なつ)かしのテスト人形がある〜」とライラが懐かしんでいると、「ほとんど、お主が壊してくれたがな!」とオババが言います。「だって想像以上に柔らかかったんですもの。」とライラが誤魔化(ごまか)します。「『テヘ』ってのは良いとして、まずはやってごらん」とジースがアルドラに(うなが)します。

「よーし、じゃあ一丁(いっちょう)行って見ますか?」とアルドラがやる気を出して、テストの結界(けっかい)に入ります。「それでは、模擬戦(もぎせん)開始(かいし)!」

「フォーフォッフォッフォー」と笑い声を上げながら一歩ずつ進んで来る人形を前に、アルドラが迎え打とうとしています。「こわいよ〜、助けて〜」人形の笑い声に(おび)えてしまい魔法が使えない状態(じょうたい)になっています。「アルドラ〜、これじゃテストにならないよ〜、大丈夫だから戦って〜」とライラが声をかけます。

「そうだ!私、頑張ります!!」と言い、おずおずと手を前に構え先程(さきほど)の魔法を使います。アルドラがとったアクションは「1.手を前に出す」「2.呪文を唱える」「3.魔法発射(まほうはっしゃ)」の三つの手順です。そしてテストの人形は3体いたのですが、一撃(いちげき)で全員、(たお)れました。

第二陣(だいにじん)〜」とオババが言います。そして、倒れていた人形が起きて元の位置からまた歩き出します。

「フォーフォッフォッフォー」とまた進んで来ます。「アルドラちゃん、今度は、水で武器(ぶき)を作って一体のみを倒すんじゃ」とオババが言います。そして3体のうち1体のみが進んで来ます。「えー、武器を作るってどうやるの?」とアルドラが駄々(だだ)をこねます。「水玉を作った時と同じだよ!イメージで武器を作るの!」とライラが、結界の外からアドバイスを送ります。「うーん、武器か〜武器…武器…これだ!」とイメージして作ったのは『杖』でした。が…イマイチ形が定まらず、棒の様な…空間の歪みの様な…不可思議なものを手にして、フォッフォッフォッ人形とおしくらまんじゅうをしている様な光景を眺めながら「具現化は苦手な様だ…」と一様(いちよう)に思った様です。

なんとか、人形を倒したアルドラ。接近戦は苦手、という判定が下されました。最後の第3ラウンドは耐久力テストです。フォッフォッフォッ人形が縦横無尽(じゅうおうむじん)攻撃(こうげき)を仕掛けて来るのでそれを防ぎ続けてどの位耐えられるかというものです。これは、人形の笑い声が具現化(ぐげんか)して飛んでくるのでそれを食らわない様にするものです。食らうと吹き出してしまいます、にらめっこみたいな感じです。つまり笑うと負けって事です。

「次はどうやって防げばいいの?」アルドラが質問します。「自分の周りに水玉を作るんじゃ」とオババが言います。言葉に(したが)い水玉を作り自分の周りに、自分の体を覆う様に水玉を大きくします。「準備(じゅんび)は良いか?では行くぞ!フォッフォッフォー」とオババが楽しそうに言います。どんな攻撃かは表現し(がた)いのでご想像にお任せします。

アルドラは結界を張り30秒程(ほど)耐える事が出来ました。これは平均的な成績です。

以上のテストにより、アルドラはコントロール系の遠距離(えんきょり)タイプの術士(じゅつし)という判定が出来ます。あくまでも、現段階(げんだんかい)においての話です。

そして、作成する魔道具(まどうぐ)は『杖』です。彼女(アルドラ)のイメージはどんなものだったのか、わからなかったので、本人に詳細(しょうさい)を教えてもらいます。

「それじゃ、アルドラちゃん杖の事を教えてもらおうかな?」とオババがアルドラを引き留めたので、アルドラは魔道具屋に残ります。そしてライラも残ります。

ジースは1人になりました。正確には、1人と1匹です。つまり、ライカとジースが次の場所に向かっています。「今日は人間モードにならないの?」とジースがライカに尋ねます。ライカは、顔をプイと背けてしまいます。「そうか…」ジースが溜息(ためいき)混じりに言います。

次は道具屋に行きます。

でわでわ。。。

ひと通り、魔法の適性テストが終わりアルドラの魔道具を作るためジース達と別れるライラとアルドラ。

残ったのは、ジースとライカ、コミニケーションがうまく取れるでしょうか?

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