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Arms & Magic  作者: Takunoji
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旅の準備〜鍛冶屋(かじや)〜

次の旅に出る前に、しっかりとした準備をしようと、ジース達の居城(きょじょう)に戻ってきた一行、早速城の中を見て回ろうにも、ジースとライラ以外は城内(じょうない)がわかりません。とりあえず食事をしながら、作戦会議(さくせんかいぎ)を開くことにしました。

短い様な長い様な、そんな旅を終えて居城に戻った一行。グリークランドの地を踏むのも久しぶりに感じます。そして、次の旅に向けた準備をするための帰還(きかん)です。

「んー、どうやろうかな?ライラは直接、魔道具見に行くの?」とジースが食事しながらライラに尋ねます。「そうねぇ、アルドラと話しながら儀式とか、道具とか準備をしようかな?って感じかなぁ?」とライラが水を飲みながら答えます。みんな戻ってきたので、とりあえず食事しながら作戦会議のようです。「俺は、こいつの手入れと七つ道具の補充ができれば良いかな?」と大剣を指しながら言います。(ちな)みにパズの言う『七つ道具』とは、以下の物です。

・釣り針 (パズの腰周りと同じくくらいの大きさです)

・ロープ(セルロースナノファイバー製)

(なた)

・水平器 (水平かどうか確かめる道具)

・レッドセッカ(火属性の日用品)

・ブルースイセキ(水属性の日用品)

・イエローフーレキ(風属性の日用品)

・装備している大剣

「それじゃ、鍛冶屋だね。僕は挨拶(あいさつ)もあるからひと通り回るから…」とジースが言います。

それぞれ準備を始める(ため)の情報収集をしたので食事を済ませ各自行動に移るのでした。

義兄(にい)さん、鍛冶屋に案内してもらって悪いね。」パズがジースにお礼を言います。

「いや、僕も用事があるから、礼には及ばないよ。パズは剣を研いでもらうのかい?」とジースが言います。

「何というか…火を通すだけでいいんだ。トムさんの話だと加熱すると剣の傷などが治る様になっているらしいんだ。まぁトムさんの話だとは思ってなかったけどね…義兄(にい)さんは?」とパズが答えます。

「僕は刀身を取り替えようと思っているんだもっと細くで丈夫なやつにしようと思っているんだ」とジースが言います。ここでジースが言っているのはレイピアの様な剣を言っています。

2人が話し終わったところで「王様、ご注文の品が出来ております。こちらの工場へどうぞ…」と工場(こうば)の若い者が伝えに来ました。

「ありがとう、今行こうとしていたところさ、パズ、彼は工場(こうば)の若い集、リーダーのアエリックだ。そして、パズ、僕の義弟(おとうと)だ。技術的な話は、お互いに良い刺激(しげき)になると思うよ?」とジースが2人の中継をします。

「初めまして、アエリックと申します。お(うわさ)は予々(かねがね)」とアエリックが挨拶(あいさつ)します。ここで、社交的(しゃこうてき)に相手の方が一枚上手だと直感的に判断したパズは「これは、ご丁寧に…義弟(ぎてい)のパズと申します。」とちょっとだけ格好を付けて挨拶(あいさつ)を返します。しかし、言葉が変な感じです。ジースも「あー無理しちゃって…」なんて腹のなかで思っている様です。

「まぁ、2人とも仲良くしてよ。あと、工場(こうばで火を通すのは可能なのかな?」とジースが話を切り替えます。「はっ、工場(こうば)では作業が終わったばかりですので問題ありません。こちらへどうぞ。」とアエリックが案内します。

アエリックの案内で工場(こうば)にたどり着きます。「みんな、お疲れ様。ちょっと剣に火入れをしたいんだけどいいかい?」とジースが、工場(こうば)に居る人達へ尋ねます。工場を代表する『バシル』が答えて言います。

「ははぁ、しかし…火入れをするための、素材がございません。」「あぁそれなら心配ないんだ、それはこっちの『パズ』がやるから…」とジースがパズを前に出します。

「こ…こんなボウズにですか?少し若すぎませんか?」とバシルが言います。ちょっとカチーンときてしまったパズは「おい、オッサン、子供だからって()めるなよ?こっちは…」「まぁ、ちょっとお互いに言い過ぎたね、ほらお互いに握手して落ち着いて話をしようか?そしてこの『パズ』は()義弟(ぎてい)無礼な物言いはぼくが許さん!わかったね」「失礼いたしいました。余りに若いのでつい…すまないなぁパズ君…だが、しかし私の認めた人間以外にこの工場(こうば)を触ら沙たくないのです。如何(いか)に王と言えどここは(ゆず)れません」と言い(はな)ちます。

「まぁ、おっちゃんの言う事も一理ある…俺じゃなくて、おっちゃんにお(ねが)いするのが道理(どうり)だな」と背中の大剣をバシルに見せます。「こ…これは…」とバシルは大剣を手に取りしげしげと眺めるのでした。「これは、人の手で作られたものなのか?見た目は普通の大剣だが、これは未知の物質で出来ている…これでは(わし)には(あつか)う事は出来(でき)んな」とバシルが言います。「おー、流石(さすが)に言うだけあって確かな目利(めき)きだ、おっちゃんの言うとおりこれは人の手ではなく『巨人』の手によるものだ、だからこれは俺にも(あつか)う事が出来ない」とパズが言います。「それでは、直せないのでは?」とバシルが尋ねます。「ああ、その通り、だが…直す必要は無いんだ。ただし火入れをしてやる必要がある。それは作った本人からそう言われているし、何度もそうやって来た…つまり火入れをして、刀身(とうしん)が元に戻って行く事を確認すると言う作業が必要だと言う事になるんだ、まとめると、おっちゃんに火入れをしてもらって、その過程(かてい)を俺が確認すればいいと言うわけだが、俺もおっちゃんに頼むのだから(うで)を見せて欲しいんだが?」とパズが言います。「(わし)と対等に話をするとは大したもんだ、よかろう(わし)が1つ(うで)を見せてやろう。お(ぬし)は、その大剣と小道具を使うのだな?」と2人で話が進んでいる様です。そして、コクリと(うなず)くパズをみて「防具(ぼうぐ)は使わないのか?」と続けます。パズが答えて「ああ、邪魔(じゃま)になるから使ってないんだ」と言います。「ならば、2日もらいたい。そして身体測定(しんたい

そくてい)だ、こっちに来い」とパズを手招(てまね)きします。

「なんか、()()けた様だね、じゃ後は(まか)せたよ。」とさっさと次の場所へ行ってしまうのでした。同じ職人同士同じ匂いを感じたのでしょう。ジースの頼んていたものに関しては、パズ達がぎゃあぎゃあ言っている間に、握りや振り具合などチェックを済ませてしまいました。

さて、次はジースとライラ、アルドラの儀式(ぎしき)魔道具(まどうぐ)を見に行きます。

一触即発(いっしょくそくはつ)しそうなパズとバシルのやりとりでしたが、打ち解けた様子の2人、面倒なので2人に任せて次は、ライラと、アルドラのものを見る様です。ジースは全般的に見るので全員を案内がてらに共に行動をするのでした。

次は、儀式、魔道具(まどうぐ)を見に行きます。

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