帰路〜リドリキ湖にて〜
川を下りなんとか、リドリキ湖にたどり着いた一行は、いかだを降りて適当な所に括り付けます。そして迎えに来てくれたケイオンとオルトに合流し、2匹に乗ってジース達の居城へ向かうのでした。
アリアクモン川を下り、遂にグリークランドの入り口にあたるリドリキ湖までやってきました。
アリアクモン川が、名前を変えながら南下して最後はリドリキ湖に着きます。そして、この湖がグリークランドの入り口に当たります。今回の旅行で出発するときは北寄りのラミアに向かいましたので、リドリキ湖の方には行きませんでした。そして、国境で別れたケイオンとオルトがパズ達が帰ってきたのを察知して迎えにきてくれたのです。一応、この時代の自然、動物は全て5倍です(大きさなど)。知覚、感覚、自然エネルギーも5倍です。そして彼らは夜の女神、ニュクスの眷属 でもあるので、彼らの感知できる範囲はすごく広いのです。
「おー、リドリキ湖に着いたか〜」ジースが言います。「なんだかすごくなつかしく感じるわね〜」ライラも感慨深いようです。書いている方も長かったでしょう(笑)…なにか聞こえますが無視して…と、リドリキ湖に着いてケイオンとオルトと合流した一行は、2匹の背中に乗ってのんびりと移動しています。横目にリドリキ湖が見えるので見晴らしも最高です。
実は昨夜のインキュバス事件以来、アルドラがパズを気があるようで、というか、あからさまにアプローチをかけるようになりました。
「パズ〜、リドリキ湖、綺麗だね!」といい、腕を組みます。しかし細かいことには気がまわらないパズ、「お〜そうだな、しかし、みんな今日も元気だな!ケイオンとオルトも元気そうだな」と気分爽快な様子です。
ケイオンとオルトは、元気にジースとライラの住んでいる、居城へ向かい、歩いていきます。「なんか長かったような、あっという間だったような…中々にハードな旅行になったわね〜、レジスタンスと協力して王様をやっつけたりしたもんね〜」とライラが色々と思い出しているようです。まぁ確かに色々とありましたねぇ〜。
ジースが思い立ったようにみんなに話し始め出しました。「よーし!みんな聞いて欲しい、デルフィに向かう前に、一度城に戻って、色々と準備をしようと思うんだ。オンリンポス山の帰りは、準備をしていればもっと安全に戻ることが出来たはずなんだ…すごく反省している。そして、目的地のアポロン神殿には、もしかすると怪物の類が出るかもしれないし、最悪のケースはピュトンが悪い方向で黄泉帰りして世界を…なんてことになった場合だ…」とジースの妄想が膨らんで行くのを断ち切るようにライラが言います。「まぁ準備をちゃんとして行く事は大事だし、その最悪のケースもないと思うなぁ。だって元々神託を与えるような存在だったんでしょ?でも予言とかでこじれた結果アポロン神達に倒されてしまったのでしょう?悪い神ではないと思うんだけどなぁ」「行ってみれば分かるさ!」とパズが言います。「まぁ話がそれてしまったが、とりあえずは準備をちゃんとして行こう!もうそろそろ城に着くよ!」と、不安が先行しましたが結局『ちゃんと準備する』という事しか決まらないままですが、こんなんでも、なんとかなるもんです。「城が見えてきたね、それぞれ準備をする為に必要な城の部署を伝えておこうか…」とジースが続けようとした時ライラが「いや、行ってみないとわからないと思うなぁ、あたしも城の中を迷わなくなるのに時間かかったし…」といいます。「そお?」とジース、「細かい事は着いてからでいいよ、で、義兄さん城にはなにがあるの?って言うか何が出来るの?」とパズがまとめます。
そして、ジースが説明を始めます。「うん、大体のことはできるよ、パズみたいな『軽装』タイプだったら、何を使うか分からないから、城を一周してもらうしかないんだけど、ライラの様な『魔砲陣』タイプだと、魔道具屋や儀式屋などが必要になるよね。もちろんありますよ?、ライラ主導で頑張っている様だよ。他はどうだろうか?因みに僕の場合は、魔法と剣を使う『軽装』タイプだから鍛冶屋、儀式屋が必要になるんだね。魔道具屋は『魔砲陣』タイプでないと使えないものが多いから僕は使わないんだ。」とジースが話を区切ります。
「はーい」「はい、アルドラ。」手を挙げたアルドラに対し、ジースが答えます。「私はなにタイプになるんですか?」「…」この場にいる全員が固まります。「アルドラは、普段は、猟とかしないの?」とバズか聞きます。「うーん、基本的に天界では地上で生活している、人々や生物などの思いとか、死んだものの精神エネルギーが流れてくるから、しないかな?でも時々人間のいる町に降りてお供え物とか食べるよ?」とアルドラ。「つまり、戦うという事はない…」とパズが念を押します。コクリと頷くアルドラ、「アルドラって妖精なんだよな?」またもコクリと頷きます。「姉ちゃん頼んだ!」パズが一言。「うーん、そうねぇ『妖精』だから魔法か…いかだの上でも使っていたしね…そうだ、あたしと同じ『魔砲陣』タイプで準備してみたら?戦いなどは実際にやってみないと分からないから…」とライラが提案します。「そうだね、まずは後方支援系で…戦場に出てみないとなんとも言えないしね。ケイオンとオルト、ありがとう」とジースが言います。すると2匹とも止まってくれたのでした。「…」「よかったわね、努力の甲斐があったわね。」感涙に言葉を失うジース、暫くのあいだ言う事を聞いてもらえないので、色々と努力していたジースなのでした。努力が実り感動したというわけです。努力が身を結ぶ事はとても大きな喜びになります。
そろそろ城にたどり着いた様です。続きは次回に。
でわでわ。。。
そろそろと城に着くので、城でのやる事を確認、ケイオンとオルトとのコミニケーションが取れた事に感動したジース。
特に何も考えていないパズ、夕食の支度に考えを巡らせるライラ…各々(おのおの)思う事が別々ですが、アルドラの戦いにおける、立ち位置を考えつつ、次の旅路への準備を始めます。




