昼飯の準備
オリエントのメンバーと合流したジースとライラ、再開を喜ぶのもいいがまずは食事が先の様です。材料はあるのでしょうか?
ライラとジースがオリエントのキャンプにたどり着き、互いの無事を喜んだり雑談したりとしているうちにパズが「昼メシの食材探してくるよ」と一言残してさっさと食材探しに行こうとしました。その時に、ライカがパズにすり寄ります「今日の食材はお前と相性悪いから今日は留守番!」と突き返すが、すねるライカが距離を置いてついてきてるのを見かねてパズが仕方なく手招きをするのでした。
周りの風景は一言で言うならば森の中になります。今回、オリエントの仕事は「森の中の休憩所を作成する」なのですが森の中は食欲旺盛な生物たちが沢山います。これからパズが取りに行く食材も中々手強い相手になります。
森の中は火炎を使うと火事になるのでライカの得意な火炎は使えません、焼け野原になると人々の食材がなくなってしまい困るのです。あと生木は中々燃えないのもありますが…
そして、相手は食獣植物なので接近戦は食材からすると格好の獲物、人間みたく手先を器用に使うなら別ですが四足歩行のライカとは「相性が悪い」のです。
そんなこんなで、食材の近くまでたどり着きました。「いいか、奴が触手(枝)を伸ばして俺を捕まえたら俺に向かって火を吐いてくれ…」ライカにそう言い残し走り出しました。
目標は食獣植物「ガジュウ・ウツボカヅラ」その名の通り牙獣、四足歩行の獣を好む植物です。
ガジュウ・ウツボカヅラは袋状の捕獲器官があり捉えた獣の霊体を抜き取ります。近づいた獣の体をツルを使い持ち上げます。四足歩行なので手も足も出ない感じです。疲れたところを袋状の器官に入れ、電気ショックを与え気絶、霊体を抜き取り食べる…
食べ残し=獣の肉体はガジュウ・ウツボカヅラに食べられた時に霊体と一緒に裂かれて枝にぶら下げやすくなります。その肉はまた次のエサをよぶ為に使用します。「腐らないのか?」って?植物に特有のフィトンチッド(強力)により腐りません。そして程よく日干しされ熟成干し肉になってます。
そして、獣を捕食するので並の人間では捕まった時点で死んでしまいます。
そんなガジュウ・ウツボカヅラに捕まる作戦でのぞむパズは大丈夫なのでしょうか?
目標めがけて走るパズに気がついた食獣植物は嬉しそうにガサガサと肉ならぬ葉を揺らしています、目標の射程範囲に入った時ツルが伸びてパズをめがけて伸びていきます、普段は背中にある親父譲りの「大地の剣」を下段に構え始めのツルをへし折ります、続くツルも返す刀でへし折りますが長くは持ちません、結局捕まってしまいます。
普通のひとなら背骨を折られてしまう所ですがパズは平気なのです。
その理由は後々にお話ししますがライラが使った魔法とは別の「力」を使ったからです。そして作戦通りライカの火を受けてパズに巻き付いたツルを丸ごと焼き切り、スタコラと逃げて行きました。当然「干し肉」を付けたままなので大漁です。
隠して昼飯をゲットした1人と一匹はみんなの場所へ帰ります。
パズのいない間にライラは昼飯の用意をしていました、パズが戻った時にはメインディッシュを残すのみになった状態です、ライラも料理のための焼け石を作っていました。ライラは魔法の才能があり、火の魔法で焼け石を用意していたのです。
最後に石焼ステーキを並べて昼飯の出来上がり。
楽しい昼食が始まり、雑談と笑い声で賑やかな雰囲気です。
食後、ジースが口を開きました。
改めて、依頼の話です。
ようやく口を開いたジース。本来の目的である「依頼」について話すと思われるが…




