オリエント登場
1人では抱えきれない使命を与えられた王、ジース。妃のライラにアドバイスをもらい「オリエント」に依頼を出す事にしました。王とは仲が良いみたいだが…
大きすぎる使命を果たすため、協力者を集める事にした王、ジースは「オリエント」に依頼を出す事にしました。
早々に使いを送り出し、今後の動きについて作戦を考えていました。
2、3日した後、送り出した使いが帰ってきました。ボロボロの姿で帰って来たので城の人間はびっくりしました。ただし王妃を除いて…
「報告…致します…『王がこちらへ来るように』と…言われ…ました」と言葉を残し、そこに倒れてしまいました。王妃は「またか…」と心の中で呟いた、「やっぱりあなたが直接行かないと…」こう王に言った。
王は「んー、案の定だな…けど王としての立場が…まぁあの人には通用しないかな?」苦笑いしながら呟いた。
あくる日、王は旅行と称してオリエントのいる場所に向かう事にしました。
昔の話なら「馬車」でしょうが、この時代は遥か昔、大昔よりも大昔、恐竜が栄えた白亜紀よりも前の話なので
馬車なんてものはありません。
その代わり、犬に乗って行きます。
犬といってもこの時代の犬型の生物は
現代の犬の5倍の大きさです、シェパードの5倍、歩く時の背丈が2.5m位だと思って下さい。
そんなわけで、出発する事にした2人は、ライカの背中に乗りました。
「さぁ、ライカ!『パズ』のトコに行くよー!」答えるように走り出すライカは丁度ライオンのメスの様な姿で尻尾には蛇、首回りに短い毛、背中に翼を付けています。空を飛び、口からは火を吹く…軽くバケモノじみた感じですが、綺麗好きで、ライラとは気が合う様です。対してジースにはあまり懐かない感じです。
王は「久しぶりに王様やらなくていい感じだなぁ…みんな元気かなぁ?」と振り落とされない様にしながら気分良く声を上げました。「城の外なら名前でいいでしょ?ジース?」となにやらイチャイチャしてます。
この王様、ジースは器用なので振り落とされない様に、頑張りながら余裕をかます、という特技があるのです(笑)
さて「オリエント」の方はどうしているかと言うと…
「オヤジ〜、一応王様のつかいだぞ?やり過ぎじゃないのか?」とパズが父親のパンに言います。
「用があるなら本人が来て話すべきだ特に今回の様な話はな…ジースの野郎後で説教してやる!」パンは工具の手入れをしながら独り言の様に言いました。パズは「まぁいいか…」といいながら、空を見上げて「ライカは元気してるかなぁ…」と呟きました。
そして、今日も仕事があります。
「オリエント」は今で言うとこのキャラバン(隊商)と同じような集団で作業現場毎にキャンプを作っています。
今日は作業完了の予定日、クライアント(お客さん)に作業結果を確認してもらう日です。
「若〜、セムの旦那が見えられましたぜ」と施工頭のシンが走って来た。棟梁の息子、つまり「若」という事らしいです。
そして、クライアントのセムはオリエント創設者オッサンのライバルにして親友です。隠居の身ですが武勇伝を沢山持っています。「みんな元気にしてたかな?あまり無茶はしないようにね」と挨拶、腹の中では「あんたにゃ言われたかねぇな…」と心の中で思いつつ棟梁パンが迎えます。「どうも、元気にやってますよ、そちらはどうですか?」と社交辞令をしてから現場の仕上がりを見て回り、作業確認を済ませました。そうしてるうちに昼飯時になり、棟梁の奥さんが昼食を持って来ました。「あ、セムさん。こんにちは、ご機嫌いかがです?」と挨拶。
棟梁の妻、エリーはセムの作った料理人集団「サラッド」で拾われて育てられました、セムは育ての親になりますが集団の中なので、こんなやりとりです。
そうこうしていると、西の空がキラーンと光はしないがジースとライラがライカに乗ってやって来ました。




