オリンポス山〜魔獣を探す〜
どうやら、アルドラの過去を聞いて『魔獣』に対する怒りが込み上げてきたパズ達、早く見つけて懲らしめてやりたいところですが、どこにいるのでしょう?
さっきから、殺気立っている一行、少し雰囲気が悪い感じです。
先程からぐずっているアルドラは少しだけ落ち着いて来た様です。
「みんな、そろそろ出発するぞ!」とライカがいいます、そして人間モードです。どうやらオリンポス山の様に神聖な空気が濃い場所では人間モードでいるのが楽な様です。そして、パズの大剣、「大地の剣」の手入れをひと段落したパズは「一丁やるか?」と意気込んでいます。ジース、ライラも準備オッケーの様です。「奴を見つけたら教えてね、そしてすぐ隠れるのよ」とライラがアルドラを気遣います。
メリーナが先頭に立ち道案内を始めます、山に住む動物達の気配も多くなります。敵を打つ前に「動物の餌食」にならない様に気をつけなくてはなりません。登山をするのには、以下の点に注意する必要があります。
1. なるべく疲れない様にする
2. 水分や食料の確保
3. 自分の位置を見失わないこと
4. 怪我をしない(応急処置出来る事)
上記を踏まえ、みんな準備をしました。
パズは、長袖と工具を入れるためのポケット付きのズボン、大剣とリュック…長袖になった位しか変わりません。。。ライラはスカートからズボンになり、両手に腕輪を装備ズボンのベルトに竹筒のようなミニバック、髪は結ってポニーテールです。
そして、ジースはマントにいつも装備している剣、リュックサック。。。彼もいつも通りです。ライカは人間モードなので、ニンフ達と同じ様なかっこうですが、身にまとっているシルクをふんどしの様に履き、鎧の様に足〜腰〜手甲に似せた形で巻いています。
ちなみにニンフ達は、シルクを体に巻いて、それを布で縛る様な格好をしています。おおよそ戦闘向きではありません。
準備が整ったので山道を進んでいるのですが、先程から「ドーン」「ピギャー」とか聞こえて来ます。モナ曰く「動物達が獲物を狩っているだけ」らしいです。オリンポス山には誰が作ったのか「山道」があり、今はそこを登っています。メリーナが話すには「いつもこの道を使っているよ」と言う事なのですが、動物達に遭遇したら一発で終わってしまうのではないかと思ってしまいます。彼女らはいつも姿を「実体化」させていないので問題ないと言う事です。ですが、今日は人間が一緒にいるので実体化したままです
もし何かあったら姿をくらまして逃げる用意はできている様です。
こんな話をしているからか、腹を空かした動物が1匹走って来ます。体の大きさからして「食える」と思ったのでしょう。珍しくジースが前に出ます。
「みんな目を閉じて!ホドティファレトマルクト!」と言いながら逆三角形を描き太陽の光を剣に反射させます。
反射した光が逆三角形を通して増幅されます。走って来た動物の目に光が刺さり、目をくらませます。「ギャフン」とひと鳴きして逃げ帰るその動物は、「グルウルフ」集団行動はしない単独で生活する狼です、気をつけなければいけないのは「遠吠え」です、グルウルフはフーセンカをよく食べます(雑食)ので大気の力を操り、いわゆる空気砲の様なものを放ちます。
「無益な殺生はいけません!」とパズに言います。「はい…」と少しだけ反省するパズ。そして道はまだまだ続きます。
山に登り始め一時間くらいが経ちました「ちょっと休憩しようか?」とジースが気を利かします。「そーね、そろそろ目的の魔獣が見えても良さそうだけど?」とライラ。山の中腹あたりで山の頂上もよく見えます。「今日は本当についているよね、オリンポス山は普段、頂上が雲で覆われていて見えないのよ?」とメリーナが言います。
現代でも、それは同じで雲がかかっていることが多いらしいです。
多少周りが見渡せる場所なので辺りを見回すと煙の立っているのが見えます。どうやら火を使う生物がいる様です。火を使うケースは2パターン考えられます、1つは火を吹くか操る動物、もう一つは知恵があり人間と同じ様に火を使う。前者の場合は、周りの植物は生木なので燃えて続けるのはひと工夫必要なので可能性は低い…ならば後者の方が確率が高いので『魔獣』の可能性があると判断できます。あくまでも予想の範囲内ではありますが…他に情報もないので向かう事にしました。
さて、いよいよ『魔獣』とご対面、となるのでしょうか?
続きはまた次回…
煙が立ち上っている場所があり、それは人の仕業であろうと見込みを付けた一行は、そこに向かうことにしました。果たして、「魔獣=気が狂った英雄」なのでしょうか?
そうであれば、戦闘は必至。行方や如何に…




