カテリーニ地方〜物の怪退治〜
突如現れた、老人の形をした物の怪
怨念の様な険しい顔付きをしています。
魔法使いの様な格好をしていますが、物の怪なので、格好は関係ありません。
その格好が本人のイメージなのでしょう。ちなみに、この世界の物の怪は幽体(目に見えない)と実体(見える)の状態があり幽体の時は物理的な力を持ちません。
逆に実体は物理的な力を持っています。
通常の人間と比べると、幽界(エーテル界)に生きるものなので霊気を使う事には長けています。
「かかったな!」とチャンスを見計らったかの様に突然現れた物の怪、兵士長が鎧を着終わったところを突いて姿を現しました。「ザックとやら、お前は我が魔術により鎧に取り込まれるのじゃ!」と言ったところで手に持っている杖で円を描き、なにやら呪文を唱え始め、兵士長が鎧がカタカタと動き始めます。「うおー、どうした?我が鎧、あやつか!ならば共に戦おうぞ」と剣を構え気合いを入れます。すると、鎧がカタカタいうのをやめました。「安心してあの世に行くが良い」と言うや否や兵士長の剣が物の怪の体を貫き後ろの壁に刺さっています。
「ぎぃやー!…ん?あ、そういえばもう死んでいたっけ、貴様の剣なぞ効かん!」と物の怪は、その場から動こうとしますが、動けません。「な!なんだ、これは…すり抜けられんぞ…」兵士長の気合いにより、幽体組織が貫かれたのです。人には肉体、幽体(エーテル体)があり、この物の怪は人の体が滅び幽体のみの状態…と言うわけです。
「幽体が貫かれたんだよ、安心して地獄に行きな」ジースが未練が残らない様に説明します。「馬鹿な…幽体には物理攻撃は通じないはず…」物の怪が言います。「オッチャンの『気』は万物の根源、幽体も肉体も全て『気』から出来てるんよ、安心して地獄に行きな」パズが言い終わるか否かのタイミングで物の怪が青い炎に焼かれます。「さよなら…」ライラが炎で焼き払います。「始めて、お化けと戦ったが幽体とはなんだ?なぜワシの剣が刺さったのだ?動物のお化けには効かなんだが…」兵士長が尋ねます。「それはね、アトモスが剣に帯びていたからよ」ライラが答えます。ここで言う『アトモス』とは現代(紀元前)のデモクリトス大先生が万物の根源であるとしたものです。東洋で言うなら『気』になります。一言で言うなら真の気合いは全てに通ずるとういことでしょうか?
兵士長が首を傾げていると「アトモスっていうのは、万物の根源と呼ばれるものなんだけど…霊も人もみんな『アトモス』で出来ているから『破壊のアトモス』を剣に纏わせて突いた兵士長の剣が物の怪を倒したわけだね、動物霊が出た時は剣に纏わせてなかったという事。」納得して首を縦に降る兵士長、パズが更に付け加えます「オリエントでは、それの事を『気』って言うんだ、こいつを完璧に使いこなせば、どんな相手にも負けないし、傷を癒すことも出来るんだ」「ほぉ『気』とな…なかなか良い響きだな」兵士長が剣を眺めながら答えます。
さて気を取り直し、先へ進む事にします、次に見えるのは兵士達の休憩所。
何が出るでしょうか?
また、薄気味悪い通路まで戻ります。みんな目が暗がりに慣れてきて周りが少し見える様になって来ました。気配を探りながら歩きだします、先程の『アトモス』とか『霊』などこの城での戦い方を知りたがる兵士長が「なぁこれは…」なんて質問を並べます、薄気味悪い通路でも和気あいあいとした雰囲気です、そろそろと兵士達の休憩所の入り口が見えてきたところです。案の定何かいそうです、パズ…ではなくライカがみんなに教えます。グルル…とのどを鳴らし、みんなの注意を促します。突然「ガン!」と音が鳴り気がつくと兵士長がライラの頭ら辺をかばう様に腕を伸ばしています。「怪我はないか?バケツかな?」「ありがとう」ライラがお礼を言います、続けて「あたしの出番のようね」と腕輪を二の腕まで上げて、腕輪を新たに2つ取り出します。片方の腕輪にはレッドセッカ、イエローフーレキがはめてあり、もう片方にはイエローフーレキ、ブルースイセキがはめてあります。本人曰く「かわいくない」らしいです。
次に飛んできたのは、イスです。これは木ではなく石で出来ていてさすがの兵士長でも受け止めれないものでした。それに対しライラは片手で受け止めるというより、はたき落とす感じでイスを叩くとイスが飛び散るように砂に変わってしまいます。「様子見はもういいでしょ?出てらっしゃいよ、いたずらっ子ちゃん」
今度は、いったい何が出るのでしょうか?続きは、また次回。
なにやら、テレキネシスの様な力で物を飛ばしてくる正体不明の敵が現れたようです、ライラが自分の出番だといいやる気を見せています、正体も見当がついている様です、何が出るでしょうか?




