第43話 二人の保護者②
コンコン
自分達の今の状況を伝えたところで、病室の扉がノックされる。
その音に夏帆は『ああ』と頷いて蓮達に顔を向けた。
「そうそう。今日はもう一人、来客の予定があるの」
「そうなんだ。それじゃあお母さん、また……」
「ああ、みんな待って。そう言うことなら一緒にいて欲しいから」
「え?」
邪魔しないように、と外に出ようとしたところで夏帆から止められる。
そう言うことならと言われても、蓮にはどういうことか分からない。
桜季の方を向き視線で確認するも、桜季も首を横に振って分からないと答えた。
琴乃も同じく分からないと言った表情だ。
「どうぞー」
そんな蓮達をよそに夏帆が扉の外へと声を掛けると、そこから見舞客が現れた。
そしてその姿は蓮も良く知る――
「ねーさん!?」
蓮の顔が驚きで染まる。
それもそのはず、この病室を訪れたのは、蓮の実姉である御厨旭その人だった。
蓮と旭の目が合う。
「あら、蓮? どうしてここに?」
「どうしてねーさんが?」
姉弟で揃ってポカンとしてしまう。
「旭さんも座って下さい。ちょうどいい機会だから、話してしまいましょう」
唯一事情を知っているであろう夏帆が、クスリと笑いながらそう言った。
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すみません、急な体調不良で短くなってしまいました




