第三十二話 三速激走(さんそくげきそう)
自分の書きたいところの一つです。
前回のあらすじ
関西国全体の爆破事件とその工作を仕掛けた中国と四国の二重国の宣戦布告が行われ一夜明けた今日。前線に展開している中国軍と四国軍の兄弟で軍人の兄、谷賢と弟の谷相による喧嘩から兄弟による兄弟の為のゲームをするように作戦を変えて目標の五雹ドームに向かう。五雹ドームに向かったのち、そこの中にいた、元中部軍で現在は、刑務作業で谷を殺すのを目的にしている木戸翔と相対する。
木戸と賢は、お互いに衝突した。「全システム発動。敵をドームに留めろ!」北野はいち早くここにいる作業員全員に聞こえる声で指示した。オペレーターや監視員は、既に行動を始めている。
「ついに始まったな」小声で龍が、語りかける。
「あぁ…そうだな」独り言みたいに言ってしまったが、一応龍に返事をした。
「もし、負けたらどうする?」
「お前は、大丈夫だ。一番の責任は自分がとるだろうね」
「一応準備はしとくよ。2つの意味でね」龍は、既に歩きだしていた。
「あぁ頼む」その言葉を聞く前に龍は、その場を後にした。
「さて続きを、見るとしよう」北野は再び、モニターを覗き込んだ。
「お前さん。俺と似た者同士だね」人が出せる衝撃波で敵に語りかけている。その衝撃は、ナイフを刺し合い、受け止め、避けるたびに起こるため既に近くの機器はその影響で周りから姿が消えた。
「類は友を呼ぶとは、言った事が起きるとは運命だ」そう言い敵の出す音速に近いスピードで突撃して来た。そのスピードをナイフで受け取るが、その力で強制的に後退りをしてしまった。ナイフで顔が詰め寄いにらみ合った。木戸は、体を空中に浮かせて前転に似た回転で、距離を置いた。もう一方は空中で避けられ自分の出したスピードのままドームの壁に当たった。やがて砂煙の中から1人、姿を現した。その1人は、ボロボロに破れたオレンジ服にナイフを持ち見ると左耳などにやけどをした跡をしている。また、顔に大きなキズが一つありその傷で目つきが悪いのを更に服装と合わせて囚人を思わせる。彼が木戸翔である。
「お前さん、名前は何と言うんだ?」砂煙が風に吹かれて段々と近づいてくる。姿が見え再び、睨み合う。その男は言葉を開いた。
「谷賢。どのみち敵であるお前を殺すもんだ。お前こそ誰だ!」最後は語尾が強く聞かれた。自分も返す
「俺は元中部軍の木戸翔だ。今は、なんやかんやですまないが犠牲になってくれ!」自分も強く返す。
「ざっけんな!誰が負け犬のオレンジ囚人に倒される道理がある!」
「そっちこそ、兄弟割れ見せて、いざとなったら弟守るとかキレるツンデレ弟溺愛者!!」
「おい俺は、てめえにそんなこと言ってねーぇぞ犬種:負け犬」
「結局!おめぇ言ってるんだよ!」ナイフを谷賢に向ける。が、それを降ろしこの2人の言い争いは、短く静かに幕を閉じた。お互い直立不動でにらめ合う。
((さて次は何かな))と互いに、考える。北野は考える。
(2人は、互角。似た能力者同士、思考は似通る。だから相手の立場として次の一手を考えているはずである)とも思っていた秒間が私にありました。。最初に、無から脱したのは谷だった。
「はぁ~(*´Д`)とりあえず幕間劇は、ここまでだ」谷は円を描くように近づく。木戸も意味も汲み取ったのか自然に描く。
「やっぱり、俺たち考え方は似るもんだね」相手の表情を見る。少し仲間を見る目で微笑んでいた。
「そうだなぁ。所で何で君はここにいるんだい?」聞いてみたいことを聞く、彼の履歴のことである。
「松代ってとこの自分の本陣で関西のleftに捕まってね一応戦争犯罪人の罪を消してくれたけどその代わりの殺人罪の減刑目指さして只今、交戦中」
「で、あんたは?」等価交換でお前も言えという表情で聞いてくる。多分多少イラついている。
「シンプルだよ。この能力でクソな弟をぶっ潰す」
「そいつはお前の為に左腕飛んだ隻腕か」谷は立ち止まる。それを見て立ち止まる。
「俺を殺すのはいいが、弟を殺したら、許さん…」今まで以上に低い声で警告される。
「そうならないよう、お互いに努力しよう」
ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!………
これは……… 震度3ぐらいの、揺れでドーム全体が揺れる。見るとドームの天井が、分厚い核シェルターの厚さの何百倍もの厚さのある天井で全体を覆う。
「どうやら、第2ラウンドの合図らしい」距離をあけ、木戸は谷と一直線に立っている。
「西部開拓のガンマン、またやるのかい?」谷は挑発する。
「その挑発には乗らないよ」やはりばれていた。木戸は続ける。
「多分、お前の能力は一度スピードを上げると後は猪のようにフルスピードで駆け抜ける。あん時、壁とぶつかったのはそれだろう?」「探偵気取りかい」一応読みは、当たっている。そのため内心の深くで焦っている。それが悟られないようするしかない。
「なら確かめてみるかい?」そう言いナイフを構える。コート姿の構えは、より敵の軍服として上官のイメージを更に際立たせる。
『能力向上』
その言葉で彼はコートの押さえを取る。「練習は終わりか」「お前はしないのでいくのか」お互い、戦闘再開するのに移行した。
「郷に入っては郷に従え。勿論、イェスだ」
『能力向上』
(問題は、コートの中。あそこに何がある)ここまでの戦闘で、確実に破けているはずなのに、まだ耐えている。自分の服もそうだが、恐らく特注品なのかもしれない。しかも遂に押さえを取ったのは、一気にカタをつけにきている。
両者構え、見合って見合って静寂が訪れた。
ガタンッ!
その音で、休戦は続戦となった。
((早い:!))お互い敵の懐に入って理解した。谷は、待ち木戸は攻める。だが、次の考えは違っていた。
(しまった。!)懐に入りナイフを刺すはずだったが、一足先に、谷は手にもつナイフが刀になっていた。タイミングは、音の合図で自分の突撃。その間に懐に来るのを待っていたに違いない。予想外の裏切り方となり既にあとの祭りとなってしまった。
クハッ
脇腹から胸にかけて大きく裂かれた。
「手ごたえあり」その言葉の前に大きく倒れた。最初のうちは、時間をかけてナイフの攻防からの休戦。そして続戦となったが勝負は2秒で決着となった。「卑怯だな 「コートに隠していました」淡々と事実を述べ、ナイフを足で届かない所に払った。「では、最後に何かあるか?」谷は語りかけてくる。どうやら一つ気づいていないらしい。それを伝えるとしよう。
「気づいたか、音の正体」ん?確かめに試しに音のした方を見ると、目の前に壁、いやコ…?ブ………?シ………!
顔面クリティカルヒットで谷は吹っ飛ぶ。
「お前を殺すのは、俺だ」
そこにいたのは、最初の最初に、腕を吹っ飛ばし直ぐにスリープしていた、弟の谷相であった。




