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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
interval 半年経って
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1.トウマ

3月の終わり頃。

俺はよく分からない女に話しかけられた。


自分で言うのも可笑しな話だけど、俺はモテる。けど、いまいち女ってのは五月蝿うるさい存在って認識しかない。


モテるが故に、ハエの様に女が群がる。

これは誇張してるけど、俺にとっては女はそんなものだ。


だからこそ、よく分からない女に声をかけられた時、最初は無視しようとした。


「君は恋愛に興味が無いの?」


女は最初にそう言った。

こんな質問、聞かれたら、気になるよな。


そうして話を聞いていったら、ラブアシスト制度だとか、天使だとか祝福だとか、そんな話になった。


面白そうだから、分厚い冊子を読み飛ばして、同意書にサインをしたよ。


ラブアシストってのは、色んなサポートがあるみたいだけど、俺に与えられたのは、〝告白を必ず失敗させる〟力だった。


色々制約はあるみたいだけど、面白そうだし、その力を貰った。



最初に使ったのは、うん。



幼馴染が教室で、突然告白した時だったな。

あれは驚いたよ。

ってゆーか、告白はおろか、女っ気なんて全く無いやつだったし。


小学生の時は仲よかったけど、中学になってから、アイツはヲタい趣味に走っちゃったから、疎遠になったんだ。


どうでもいいヤツ、に成り下がってた。


だから、力を使ってみたんだ。


まぁ、使わなくてもフラれるかもしれないけど、使ってみた。


そしたら、赤い糸を死神みたいなやつがプツンと切るわけだ。幻覚を見たよ。

最初は信じられなかったけど。。、



幼馴染は、フラれて、クラスは祭りだったなあ。



そこでさ、ちょっと罪悪感が目覚めたりして。



そこからさ、色々、色々あったけど、俺の推理は当たったんだよね。名探偵だな、俺。



七星ちゃんが天使でさ、アイツは俺と同じ被験者だったんだってさ。

まぁ、そうじゃなきゃあんな場所で告白なんかしないよな。


ま、謝ってさ、許してもらえたよ。


そこからのカバーは頑張ったんだぜ、俺。

アイツが七星ちゃんと別れて、俺が七星ちゃんと付き合って、すぐ別れた。


そういうシナリオを描いて、クラスに噂を広めた。ひと苦労したよ。

そしたら七星ちゃん、ミーコと険悪ムードになってやんの。

ま、ミーコは裏で嫌われてるから、皆七星ちゃんの味方だと思うけどね。


なんか分かんねー転校生とか、カヨコがすげーイメチェンしてるし

ほんとよく分かんない半年間だったな。


まぁ、なんかラブアシストもあと半年で終わるみたいだけど、俺、力使うこと今後あるのかな。



つーか、ラブアシスト制度って、俺らの人生利用してるよな?




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