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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.04 ルール違反
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1-2.2人!?


あの日、僕とトウマと七星の中で、秘密の会話が交わされた。



僕がトウマに七星を取られ、七星は結局トウマを振り、みんながバラバラになったという設定にしよう、という秘密だ。



イケイケグループ代表のトウマがその話をすれば、噂はたちまち広がり、僕と七星が別れたという事実が広まった。

そもそも僕みたいな男が七星と付き合っていることに反対をしている男女は多く、むしろ別れたことに皆が安堵しているようだった。


それよりも、フラれたトウマがフリーという事で、トウマ人気が物凄いらしい。

僕は僕の評価を知らないが、やはりイケイケな男子というのはお得だなぁと思う僕だ。


また、クラスメートの美和子さんと七星の仲が悪化しているのだと聞いた。理由はよく分からないけど、僕は少し心が痛い。



そんな、親睦会後のドタバタやイザコザが過ぎた頃、僕の日常生活はちょっとだけ変化した。



「おはよう」



トウマが話しかけてくれるおかげで、少しずつ僕に歩み寄るイケイケ男子が増えた。



「おはよう」



僕も答える。もう、あまり緊張もしていない。





「えー、今日は転校生が2人いるので紹介します」



ざわつくクラス。

転校生が2人!? 僕は驚く。


もしかして。。。



と僕が思っていると、やはりその通り。


三木矢絵留くんが壇上に立つ。



「三木矢絵留と申します。両親の都合で、この度転入して参りました。趣味は人間観察。宜しくお願い申し上げます」




一瞬静まるクラス。

しかし、絵留くんの中性的で不思議な顔立ちに、皆は歓迎した。




「もう1人なんだが、今日は体調不良みたいだ。明日来れたら来るみたいだから、温かく迎えるんだぞ〜」


お笑い担当の吉田くんが先生に質問した。


「ん、先生、もう1人は男?女?オカマ?」


全く笑いどころのない発言に皆が静まり返る。性別をネタにするなんて吉田くんも落ちたものだ。




「お前の好きな女の子だぞ。名前は藍田加代子ちゃんだ」





アイダカヨコ



一瞬、びくっとする。



そして、胸が痛くなった。


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