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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.03 親睦会で僕たちは別れる
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2-1.パンツ一色


6月20日。

若干の憂鬱を残しながら、僕はカッコいい服を身にまとい、七星と電車に乗る。


二駅を越え、みっつめの駅を降りてすぐ、スポーチョがある。


スポーチョとは、色んなスポーツが楽しめる複合施設だ。


10時集合なのだが、僕と七星は30分前についた。


スポーチョは4階建てで集合は1階だ。

一番乗りかと思いきや、既にクラスメートがちらほらと集まっていた。



「おっはよー!」



八巻さんだ。

八巻さんには、例の件は伝えていないが、トウマが参加する事になった旨は伝えていた。

殊更テンションが高い。それにしても八巻さん。


八巻さん!!!!





スポーツ大会にスカートで来るってどういう神経ですかぁあぁっ!!!!




また僕を惑わせるつもりなのか、八巻さん。


もうその手には乗りません。




そんなことを思っていると、入り口からまばゆい光が差し込む。


黒髪ロングが肩にかかりそうで、整った顔立ちの高嶺さん。クラスのマドンナ。やはり綺麗だ。

なになに、今日は私服か。

水色のジージャンのようなやつに、白いヒラヒラの長めのスカートをはいている。いやぁ、私服も可愛い。




スポーツ大会にスカートで来るってどういう神経ですかぁあぁっ!!!!




これはとんでもないことになる。


僕の頭はパンツ一色。

いやいや、いろんな色のパンツで埋め尽くされた。



5分前にもなると、全員が集合し、イケイケグループが会計を先に済ませ、イケイケグループに誘導されるように4F最上階へ向かう。




総勢20名が集まった、親睦会。




この親睦会で、僕たちは別れる。


天使と人間の恋は許されないのだ。




「それじゃあ早速、チームメンバーを発表します!」

美和子さんが仕切り始め、ついに始まる、親睦会!

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