↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.03 親睦会で僕たちは別れる
PR
55/185

2-2.首を回し


「ええと、それと、七星ちゃん!」


美和子さんがそう言うと、周りが盛り上がる。チームBにカップルが揃ったのだから。

僕と七星、残る2人も続けて発表される。


「ヨシダイ!」


「魚住くん!」


なっ!なにぃー!!!



僕のチームBは、僕と七星と吉田くんと魚住だ。

吉田くんとは一度も喋った事は無い。彼はクラスの人気者であるが、イケイケな感じではない。坊主のお笑い芸人のような感じの人間である。


それはさておき、魚住だ。

なんて嫌な奴と同じチームになってしまったのだ。


「よお」

「や、やぁ、同じチームだね」

「お前かよ」

魚住は不機嫌そうである。


「アンタたち!やるからには本気よ!」

七星が張り切っている。首を回し、ポキポキと音を立てたいのだろうか?まるで何も音は鳴らない。


「ん、チーム名を決めよ」

吉田くんが提案した。吉田くんは喋る時にいつも、ん、と枕詞がつく。


「チームリーダーは紅一点の私なんだから。私が決めるわよ」

いつの間にか七星がチームリーダーになっていた。


「センスあるやつで頼むよ」

魚住が言う。



「よし!決めたわ!」




「チーム仲良し!」




どこが仲良しなのだ七星!

僕は魚住と仲が悪いし、七星、君とは本日喧嘩別れの予定なのだ!


「はいはーい、それじゃあ、ルールを説明するわよー」



美和子さんのルールによると、5種目の競技でそれぞれトーナメント戦を行うそうだ。

各種目の順位に応じて、勝ち点が与えられる方式らしい。


「それじゃあ早速、第1種目のミニバスケをやりましょー」


わー、わー、と盛り上がる。


早速バスケか。


ミニコートに集合する。

コートは2つあるようだ。



進行役が語り始める。

「では、チームA対B、チームC対チームD、チームEはシードです」


5種目、それぞれのチームにはシード権が与えられるのだ。しかも、シード権を持ったチームは決勝からスタート出来るのである!



そんなこんなでコートに入るチームBあらため、チーム仲良し。

対するはチームA


相手チームのメンバーは、神田くん、吉田くんの僕の関わりのない2人に加えて、トウマと美和子さんがいた。


両チーム向かい合い、代表の2人が敵チーム側の真ん中に立つ。ジャンプボールが始まるのだ。

こちらの代表は魚住。相手はトウマ。



トウマが僕と七星に近づく。



「約束の件、分かってるよな?」



「もちろんよ!負けないわ!」七星が張り切る。僕もこくりと頷く。



向かい合うトウマと魚住。


審判がボールを垂直に投げる。



宙を舞うボール。



魚住とトウマはジャンプをし、腕を天に伸ばす。



鈍い音、トウマの右手がボールを捉え、相手チームへと跳ねた。



幸先の悪いスタート!

第1回戦だ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。