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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
超古代文明の謎
88/93

超強竜巻 <メアたち奮闘記>



荒れ狂う巨大なトルネード!!


そのトルネードで吹き飛ばされたのは・・・ミレイユやリュミィルだけではない!!

宿屋である越後屋にも危機が迫っていた。

屋根や壁が 凄まじい風によってガタガタと震え・・・今にも倒壊しそうに見えるのだが、

実際はかなり頑丈に作られていた。


この宿屋を設計したのはサラである!!

建物の構造に遊びと柔軟性を備え・・・倒壊しそうで倒壊しないような仕組!!

異世界から伝わりし先進的設計と特殊な素材で出来ているのだ。


まさに難攻不落の宿屋と言ってもいいぐらいである!!


「僕の設計に間違いはない!!」

サラの余計な発言によって なにやら・・・フラグが立ってしまったようだ!!


ズドドドォォォォ~


なにか凄まじい音とともに 宿屋越後屋は フワリと浮かび・・空へと舞い上がっていく~

地面の基礎工事なんてやっていないため・・・簡単に空へと離陸する宿屋。

・・・ちなみに この宿屋には空を飛ぶ機能はついていませんww



ただ単に暴風で 宿屋が吹き飛ばされたということであるのだが・・・

・・・そこはサラの設計である!!

先進的設計と素材によって宿屋はまったく壊れておらず 原形を保ったまま空へと 見事な離陸をしたのであった!!


宿屋の屋根が微妙に出っ張っており この出っ張りが翼の役割をしてしまったのかもしれない。

または・・・宿屋にくくりつけたノボリが 帆の役目をしてしまったのかもしれない!!

・・・・とにかく 飛んで行ってしまったのだ!! 空のかなたへ・・・


----故郷を離れ旅発つ宿屋!! その名も越後屋----




「え~~ うそ~~!!  飛んで行かないで~ 」

空へと駆け上がる越後屋を 露天風呂から見上げて・・・驚くサラ!

まったく予想もしていなかった事態の発生である。




幸いなことに この宿屋にはメアを含めて人はおらず 人的被害は出なかったのである。

ちなみに・・・・この宿屋は大空へ駆けあがり 成層圏近くを飛行・・・・隣の大陸へと無事に軟着陸したらしいとのことである。


しかし・・・宿屋は空へ舞い上がったのだが・・・露天風呂は舞い上がらない!!

露天風呂で湯につかっている紳士淑女の面々は 大変な目にあうのであった。


暴風によって露天風呂の桶は舞い上がり お湯は波うち 津波となる。

周囲を囲む塀は吹き飛ばされ・・・露天風呂が丸見え!!

水着を着ていなかったら・・・周囲から覗き見放題というか・・・それどころではない!



「全員撤収!!」

「騎士さんたちも ついてきてください!」

サラやエルノスティ国王は叫び、メアたちに先導され、安全な避難場所・・・

・・・・すなわち 水陸両用戦闘車レオティーガーへと全員が走りだした。


その際・・・風で飛ばされてくる数々の危険物から 彼ら紳士淑女たちを守るため

メアたちは その危険物を足蹴りなどによって叩き落とすというトンデモ体術が披露されたのであった。


目にも止まらないような体術・・・足蹴り!? 蹴とばし!? 半回転!? 宙返り!?などを見て 

騎士たちはそのトンデモ体術に驚き・・・目を白くする。

「なんて恐ろしいメイド服の子たち!!」


そんなメイド服なメアたち!?の大活躍によって 怪我人を一人も出さず、レオティーガーへと避難させたのであった。




その頃・・・・暴風に飛ばされてしまったリュミィルは 体を伏せ ほふく状態の姿勢で周囲を観察する。

砂が巻き上がり、風が荒れ狂う・・・様々な危険物が飛び交うとんでもない状態になっていた。


すると・・・・なにやらメイド姿の黒い影が 飛び交う危険物を避けながら走ってくるではないか!!

もちろんそれは メアの一人である!!


そのメアは暴風の中、地面を蹴り水平飛行をするかのごとくヘッドスライディングをおこない、体を数回回転!!

倒れているミレイユをすばやく回収し、お姫様だっこをすると、レオティーガーが停車している方面へと駆け走りだした。


そのトンデモ体術というか・・・・・サーカス的曲芸を唖然として見てしまうリュミィル。

だが・・・唖然として見ている暇はない!!

リュミィル自身にも危険が迫りつつあったのだ。

この暴風から避難しなくてはならない。

ミレイユを抱えたメアを後ろから追い・・・同じくレオティーガーへと避難するのであった。



----------------------------------------------------



このレオティーガーは水陸両用車であり戦闘車・・・

・・・そして ミレイユこと聖女皇帝のお召し車両ということで、数々の特別仕様となっていた。

寝室やラウンジはもちろん、風呂や医療設備なども備え付けている!

そのため・・量産型のレオティーガーに比べ 大きさだけではなく、質量も格段に重くなっており・・・

・・・・巨大なトルネードの暴風でも 飛ばされないだけの質量は・・・あるはずだと思う(不安)



避難先として・・最適!?であるレオティーガーへとサラやエルノスティ国王たち面々が逃げ込んでくる。

もちろん・・ミレイユもメアに抱っこされながら無事に到着。

その後ろから追いかけてきたリュミィルも到着した。



しかし・・・・・・

リュミィルと騎士たちは このレオティーガーなるへんてこな物体的乗り物!?を見て困惑し・・・ 

そして、乗り込むことに躊躇してしまった。


エルノスティ国王たちの面々は・・・平気な顔をして乗り込んで行ったので 問題はないとは思うのだが、

異様な鉄の塊であるがゆえに恐れを感じてしまったのである。


「なにこれ!?」

「乗り物なのか!? 車輪のようなものがついてるし!?」


だが!! ここで悠長に・・眺めている暇はない!!

・・・・すぐ後ろにまで巨大トルネードが迫ってくる以上、意を決して!?というか

レオティーガー内に避難するしかなかったのである。


恐々・・・または どきどきわくわく!?しながら乗り込むリュミィルたちが・・・そこで見たものは!?

不思議で先進的な車内の設備とその豪華さ!

温度管理も行き届き・・・実に快適である。


どうやら この車両は動く宿舎のようなものかもしれない。

彼らは聖女帝国聖女皇帝とセルーカ国王。  

二人の皇帝と国王がおしのびで出かけるのなら これぐらいの設備を持った馬車を持ち出してきても不思議ではない。


それに なによりも驚くべきことは・・・

外は暴風で荒れ狂っているはずなのに車両内部は 揺れもせず、暴風の音もしない!!

凄まじすぎる技術・・・魔法技術!!


「なんと! 不思議な・・・」

「これが聖女帝国の技術力なのか!?」

リュミィルは・・・おもわず その技術力に畏怖を感じるのであった。



ちなみに このレオティーガーには 魔法サスペンションが備えられていて 暴風からの揺れを完全に吸収してたのである。

音に関しては・・・ただの普通の防音技術であるww



-------------------------------------------


『 全員の収容を確認しました! 』

メアの声が車内に響き渡った。

「よし! 出発」


ミレイユの気絶以外は 負傷者もなく全員を無事に収容したのであった。

レオティーガー5台は暴風の中、ゆっくりと動き出す。

目的地は・・・トルネードで荒れ狂う危険なこの森からの・・とりあえずの脱出!!


ちなみに・・・一台に収納するには 人数が多すぎるため 騎士たちには他の車両に乗り移ってもらうことにした。

車両から車両へと乗り移る際、外部にさらされず移動できるチューブ方式のため 安全に乗り移れます。

安全、快適設計である!!




暴風の吹き荒れる中・・・レオティーガーは進む!!

まるで なにごともないかのように進むのである!!


レオティーガーは偉大!!

巨大トルネードなど なんのその・・・平気な顔!?で前進する。


前進する! 前進する!!

メアたちの活躍によって前進する。

メアたちがいないと前進すらできないという・・ちょっと恥ずかしい事実!!



実は・・・レオティーガーの後ろをメアたちに押してもらって 前に進ませていたのです。

あまりの暴風のため レオティーガー単体の馬力で・・・動かすことができなかった・・・・(涙)



-------------------------------------


これは・・・・

数分前の出来事である。



レオティーガーはエンジンを唸らせ前進してるつもりだが 前進しない。

車輪が空回りしてるのである。

前から吹きつける暴風のため・・・前進するどころか後退しかねない。

亀を相手に競争しても負けてしまうぐらいの速度というか 動いてさえいない!!



「仕方がない!! メアさんたちの出動です!!」

暴風の中での無茶ぶりなサラの命令により 何人かのメアたちは外に出て・・・

レオティーガーを後ろから押して進ませることになったのであった。


メアたちが一般の人間だったら サラはとんでもない鬼畜上司なのだが、生命体ではないメアなので

そこんとこは問題ない!!

でも・・・ミレイユは心配しながら 医務室の窓からメアたちの作業を覗くのだった。

(気絶から回復したミレイユは・・・自らのヒール魔法で回復済みです。ベットで転がりながら怪我人のふりをしています)


外部では・・・・風が唸り もはや歩けるような状態ではない。

トルネードの危険領域内に はいっているのかもしれなかった。

そんな暴風の中、作業をするメアたち。

命綱を体に巻き付け 飛ばされないようにしているようだが、何人かのメアは 風に飛ばされて・・凧のように浮遊をしていた。




ちなみに エルノスティ国王も手伝おうとして 外に出ようとしたところ、

ルナーリア王妃(仮)やエレオノーラ王女に止められたのである。

身体強化魔法の使い手である国王でさえ・・・この暴風は間違いなく危険!!

生身の人間は外に出ないほうがいいです!!



そんなこともあり メアたちの涙ぐましい努力!?によって、レオティーガーは暴風の中、前進を開始したのであった。

------数時間後


幸いなことに現在、レオティーガーに損害無し。

ときおり大木や巨大な岩が命中したが・・・・お寺の鐘のような音がした程度で傷もつかなかった。

ゴ―――――ン


そんな鐘の音をBGMにしてww

メアたちに押され前進するレオティーガー5台は 人知れずの森を脱出し、ケレン砂丘に到達した。

そして・・・ケレン砂丘にある巨大な岩陰にレオティーガーを隠して、巨大トルネードを避けようということになったのであった。




この巨大トルネードは 不思議なことに人知れずの森で停滞しつづけ、移動をすることはなかった。

そのおかげで 付近の町であるケレンには被害はなかったのだが・・・・・・

・・・住民たちには ばっちりと そのトルネードの姿を目撃されたのである。


天をつくほどの黒く巨大な風の渦!! なんと禍々しいことか!

吹きあがる破片の数々、恐ろし気な轟音・・・

まさに恐怖!! まさに世界の終焉!!



そして・・・このトルネード由来の風が ケレンの町へと吹き付けた。

暴風ではないが・・・それなりの風であり、ときおり洗濯物が宙に舞っている。


巨大トルネードは人知れずの森で停滞し移動しておらず ケレンの町は安全なのだが・・・

・・・住民たちは怯え恐れる!!!


今にも・・・ケレンの町を覆いつくすのではないかという恐怖!!

この町に接近しているのではないかという恐怖!!


子供たちは泣き叫び、大人たちは家財道具を荷馬車に積め、街から逃げ出す。

「いそげ!!」

「はやくしろ!」

「ぐずぐずしていると あれに巻き込まれるぞ!!」


南へと向かう街道には 荷馬車や脱出する人々の行列が長く続くことになる。



魔物の襲撃から トルネードの出現・・・不幸と災難続きになってしまったケレンの町。

なにかに呪われたのか!?

いえいえ・・・・すべての原因はミレイユたちの訪問である!!!  

やたら災難をふりまく 歩く迷惑な人達であった。



---------------------------------------------


一方 レオティーガーに乗車している面々は・・・

トルネードの暴風が治まるまで この地で待機することにしたのである。


安全を確保できたのか、レオティーガー内では完全に気がゆるみきり、すっかりお気楽モード。

レオティーガー内のラウンジで、ティータイムやゲームなどをして、

すっかり騎士の人達やリュミィルとなごんでしまう聖女帝国やセルーカ王国の面々。

特にサラや騎士の人たちは、ケレンの町で買い込んだサソリワインを飲み、すこしほろ酔い気分の状態である。



魔法対戦で対決していたミレイユとリュミィルの二人も・・・すっかりなごんでいた。

ラウンジに出されるケーキやコーヒーで すっかり洗脳されたのか!?


あれだけ睨み合っていたのに 今はニコやかに話している。

こんな はた迷惑なトルネードを発生させたことなんて すっかり忘れている二人・・・・

互いに認識はしていないが・・・恐るべき迷惑な師弟であった。




ちなみに・・・

トルネード旋風によって露天風呂の脱衣所が吹き飛ばされる寸前に、

メアたちによって、服装やら所持品を素早く回収していたのであった。

そういうわけで・・・水着から着替える服がなくて困るということはなかったのである!!


もちろん 騎士たちの鎧や装備も回収済みである。

騎士たちにとって 武器は命より大切であるのかは不明ではあるが 感謝されたのであった。

 

さすがのメアたちである!!






--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) 今回の主役はメアたちだ!!




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