ここは森の中の温泉宿
人知れずの森中央付近。
レオティーガーによって破壊されたゴーレムたちの残骸が あちらこちらの地面によこたわっている。
まさに戦場跡というべき雰囲気である。
そんな荒廃した戦場跡で、目をランランとさせながら鼻歌まじりに 破壊されたゴーレムを調査をしている猫耳な少女!がいた。
もちろん・・・サラである。
「るんるんるん♪」
特にサラはゴーレムの目に埋め込まれた・・・キラキラと光る石を入念に調査するのであった。
その石こそピカリ石・・・一番の調査目的とした石である。
そのピカリ石には 釘のようなものが埋め込まれており、
そこから伸びた大量の配線が 回路基板のようなものにつながれていた。
この回路基板には 極小の魔法陣が大量に描かれており・・・まるで前世の記憶にあった電子部品のようであった。
「これは・・・・まさに!!!
科学と魔法を融合させた古代技術だというのか!!」
次に・・・・サラは、ゴーレムを動かしている動力源の調査をすることにした。
固く頑丈なゴーレムの胴体部分をメアたちによってこじ開け・・内部調査をしてみると、
複雑に組み込まれた歯車とチューブがぎっしりと詰まっていた。
このゴーレムの動力は・・・予想通り蒸気機関のようである。
しかし、搭載されている蒸気ボイラーが こんなに小さいにも関わらず強力なパワーを出せるのが不思議であった。
まるで魔法だというか・・・魔法技術なんだろうけどねww
このゴーレムだけでも 調査すべき箇所が多数あり・・・時間をかなり要しそうだ。
他にも もちろん調査すべき遺物はたくさんある!!
「持ち帰れそうなものは 全て持って帰って 本国で研究しましょう~」
サラはメアたちに命じて・・・重要と思われる遺物や部品、ゴーレムそのものなどを 次々と梱包していった。
お土産である!!
お持ち帰りである!
決して盗掘ではない! ということにしておくw
ものすごい大量の遺物・・・
・・・・・メアたちは大変そうである!!
荷物を運ぶための飛空船の手配もしなくてはならない!
メアたちによって梱包させた荷物が山のように並べられる。
崩れたら危険なので 付近を立ち入り禁止にした!!
どこかの港のコンテナターミナルのような様相となっていたのである。
「大量だな!! さすがに圧巻!!」
その後・・・・
サラからの連絡を受けた飛空船ハヤブサが多数飛来し・・・飛空船に続々と荷物が積み込まれていく。
荷物運びのメアたちも大忙しである。
大量の荷物のため ハヤブサ一隻だけでは もちろん運びきれない!!
・・・・多数のハヤブサが動員、砂丘海岸の沖合で停泊している可潜飛空艦ミ・カアサと往復して、
荷物を運ぶことになっていた。
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そんなサラを横目で見ながら ミレイユやエルノスティ国王たち・・・その他の面々は、
緊急に作ったとは思えないほどの豪華な温泉リゾート施設を見て・・・
その素晴らしさに驚いていた。
というか完全に温泉旅館となっている!! 温泉旅館そのものである。
そして・・・・ミレイユの希望していた露天風呂もちゃんと完成していたのであった。
これは・・・・
超古代文明時代に この地に存在していたという温泉リゾート施設を現代に再現してみたものである。
温泉旅館風にしたのはサラの趣味であるのだが・・・
・・・・超古代文明が和風もどきであると予想すれば あながち的外れな施設ではないはずである・・・とおもう(サラ談)
というわけで・・・和風露天風呂がここに誕生したのであった!!
ヒノキづくりの味わいのある旅館風温泉、木目が美しいフローリングされた床、
縦格子の仕切りから漏れ出す日光、
提灯なども飾られている。
ここから発掘された温泉特有の文字がきざまれている湯桶も・・・もちろん必需品として置かれてます。
カポ――ン
もちろん温泉特有の音も鳴り響く。
パシャ―ン
ジャバジャバジャバ
消火活動のため身体がすすっぽくなったミレイユをはじめとした面々は
体の汚れをお湯で流し・・・ゆっくりと露天風呂へとはいる音であった。
そして・・・今回は お風呂回である!! 読者サービスである!!
見えるようで見えないように 微妙に湯けむりが湯舟に広がり、うまく視界を阻害している・・・・
・・・・じつにエロい演出である・・・はずなのだが・・・あまり意味はなかった。
全員が水着を着ていたからである!!
見た目が女子であっても れっきとした男であるエルノスティ国王がいるため、裸体で風呂に入るわけにはいかない!!
というわけで・・・全員が水着を着てます!!
残念そうな顔をする国王!
いや! 水着でも目の保養になるはずなのだが・・・
ちなみに・・・・エルノスティ国王は なぜか女性用の水着を着ているww
ルナーリア王妃(仮)が用意した水着を なんの疑いもなく着用したからであった。
そして、なぜか似合っているww
もちろん ルナーリア王妃(仮)が選んだのだから似合っていて当然である!!
サラは遺跡調査にいそしみ、他の者は温泉で観光気分・・・
もちろん サラは遺跡調査を好きでやっているので なんの問題もない。
「こんな・・・森中に こんなすばらしい温泉が 気持ちいい」
湯舟の中に溶け込んでしまっているミレイユ。
完全にリラックスモードである。
先日・・・サラからもらったビキニを着て 何かとアピールしているルナーリア王妃(仮)
もちろんアピール先は国王である。
彼女に関してはエルノスティ国王に任せておこう!!
どうせ 勝手にいちゃ付き合うのだから・・・・
そんな二人を後目に エレオノーラ王女とパウネリア侍女大臣は水泳の練習をしている。
たぶん・・・風呂じゃなくてプールだとおもっているのじゃないのか!?
そして・・・・湯あたりにあたる二人であった・・・
「ち・・・ちょっと体がしんどい・・・」
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紅い髪をたなびかせリュミィルは数人の騎士とともに 人知らずの森にはいっていく。
魔物暴走によって木々が倒されているため 視界はいいのだが・・倒木が邪魔で なかなか前に進めない。
「すこし、この森をなめていた!!・・・もうちょっと準備をしてくるべきだったか・・・」
そんなことを騎士たちと話していると、なにやら焦げ臭い匂いがしてきた。
「臭いますね・・火事!?」
「あちらの方向からか・・・」
その臭いをたどって リュミィルたちは 森の奥深くに進んでいく。
森の中を倒木を避けつつ進んでいくと より焦げ臭さが強くなり・・・すすに覆われ黒くなった木々が見えてきた。
地面も黒くなっており、草が燃えた跡が見える。
間違いなく・・火災があったということが分かった。
魔物たちの暴走に 何らかの関係があるのだろうか!?
そんなことを考えながら 火災跡の中を進んでいくと リュミィルはとんでもないものを見た!!
人を寄せ付けないこの森のまっただ中に・・・目新しい建造物があったのだ!!!
それも 燃えた跡がない新品同様の建築物。
まわりの森林や遺跡らしきものが焼きただれいるというのに
この建物だけが 火災など無かったように建っていたのである!!
それも・・・・見たことないような奇妙な建造物!
平屋のようで二階建て!?
あげくに・・・戸口が広く開けられ・・・まるで宿屋のような雰囲気・・というか宿屋にしか見えない!!
越後屋と書かれた看板が掲げられ 多数のノボリが風にたなびいていたのである。
「え!? え!? え!?」
あまりの不可思議すぎて戸惑うリュミィル。
そして・・・騎士たちも同様であった!!
しかし・・・・ここは冷静に観察しなければならない!!
魔物が暴走し・・・森の火災・・・そしてこの奇妙な建物!!
もしかしたら魔物暴走事件になんらかの関与!?
だが・・・この建造物の戸口は広く開けられ 客を招くがごとく・・・入ってくださいと言わんばかり・・・の宿屋!?
これは空城の計!?
「罠!?なのか・・ しかし、調べなければなるまい!! 周囲の警戒は怠るなよ!!」
「はっ!! 騎士団長殿」
リュミィル率いる騎士たちは周囲を警戒しつつ、その奇妙な建物に近づく・・・
もちろん その建物とは サラが設計した温泉旅館風の建築物であり、この世界ではあまり見られない形状をしていた。
少しづつ・・・その建造物に近づくリュミィルたち。
すると付近になにやら人の気配!?
「魔物!?」
いや!? あれは人の姿をしている。
メイド服を着ている女性がなにやら 地面を掘りかえしているではないか!?
「畑でもつくっているのか!? こんなとこで!? なぜに!?」
リュミィルは警戒しつつよく観察してみると・・・
・・・・そのメイドたちの中に猫耳をした少女がいたのである。
そして・・・・その少女に なにかの引っかかりを感じた。
「あの猫耳少女・・・・どこかで見たような!?」
しばらくの間 その猫耳少女を目で追い なんとか思い出そうとする。
記憶の戸棚を開けまくり なんとか一つの記憶と一致させた。
セシリアンナお嬢様に似ている!! しかし・・・髪が青い猫耳の少女は どう考えてもセシリアンナお嬢様ではない!!
お嬢様には・・・猫耳はなかったし、髪は黒かった!!
顔と・・・雰囲気だけが異様に似ているのだ!!
リュミィルは 意を決して・・声をかけることにしたのである。
しかし・・あの少女やメイドは 実は魔物であり 化けて騙そうとしている可能性もある!!
注意と警戒をしつつ・・慎重に近づく。
「もしもし お嬢さん!!」
すると、遺跡発掘に熱中していた猫耳少女であるサラは振り返り、騎士の人達を目撃した!!
騎士!? あの服装は間違いなくアフ・ラ―ナ国の騎士の人!! なぜここに!?
突然の来訪でサラは ちょっと驚いたが・・・冷静に判断すると、
この地で・・はでに爆発炎上させ森を火事にさせたのだから・・・騎士国の人間が調査に来ても不思議ではない!!
さ~どうするサラ!! どう言ってきりぬけるか!?
「いらっしゃいませ~ お泊りですか!? お食事ですか!? それとも・温泉ですか!?」
サラはここでいきなり 宿屋の従業員になりかわったのであるw
温泉リゾート施設を旅館風に立てているため 宿屋に見せかけることも可能であった!
「え・・・!! 宿屋なのか!?」
ケレン住民からの話では・・・けっして人が寄り付かないゆえに
人知らずの森という名称になった・・・この森の奥地で・・・なぜ宿屋があるのだ!?
おもっきり戸惑うリュミィル!!
騎士の人達も面食らう!!
そして・・・とりあえず・・・なんとなく適当に返事をしてしまったリュミィル!
「えっと・・・食事を!!」
-------------------- To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) いきなり宿泊客となるリュミィルであった。




