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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
超古代文明の謎
75/93

ケレン町観光案内 :序


炎サソリサラちゃん大泣き事件。

・・・・・そんな炎サソリ騒ぎもあったものの 5台の馬車に偽装したレオティーガーは 情報収集をするためにケレンの町へ向かうのであった。

砂丘海岸を通り、内陸へ5kmほど入り込んだ森林地帯と砂丘の境界線ちかく・・

その境界線の 小高い丘の上に町は存在していたのである。


町に入るためには 傾斜のある坂を登る必要があり、一般の荷馬車では馬がしんどそうに登っていた。

しかし・・・ダミーのゴーレム馬に引っ張られている巨大馬車(偽装したレオティーガー)にとっては余裕であった。

たしかに ゴーレム馬は完全なダミーで 馬力はほとんどない!!

しかし、馬車の駆動力はレオティーガーのエンジンによるものなので、この程度の坂などまったく問題にならないのである。


その5台の巨大馬車は またたくまに他の荷馬車を追い抜き、町の出入り口に到着したのであった。


一般的荷馬車を引く商人たちや護衛は 唖然としてその巨大馬車を見ていた。

あんな巨大な馬車5台がこの斜面を悠々と登る!! それも一台の巨大馬車につき一頭の馬(ダミーのゴーレム馬)!!

「信じられない! なんという強靭な馬なんだ!!」

商人たちは・・・・その馬に興味津々のようであった。




町の城門には 門の出入りを管理する衛士たちがいるのだが・・・・、

その衛士たちは 目の前の光景におもっきり驚いていた!!


一般の荷馬車を上回る巨大な馬車が5台もそろっており

それも・・・見たことないような立派な(ゴーレム)が引っ張っている!!

どこぞの偉い大商人の ご登場という感じであった!!


「これは・・・・すごい!」

いつも冷静な衛士が おもわず口にだしてしまったのである。


もちろん、門を守る衛士だけではなく、周辺の住民、荷馬車の商人もみな、この五台の馬車(偽装したレオティーガー)に注目していた!!

そして その注目される荷馬車から出てくる者は女性ばかりで・・・男性がいない!!(一人だけ絶世の男の娘が乗っているが・・)

メアたちを合わせて21人という女性集団である。


この門を守っている衛士にとって・・・女性だけでのキャラバン隊は初めて見たのであった。

とりあえず・・・驚きの顔をかくし‥平然として、女性たちに対応する。

決して驚きの顔を出さない!! 門を守る衛士にとって当然の作法であった。



衛士は彼女たちに身分書の提示を求めると その女性たちはそれぞれ身分書を差し出してきた。


この身分書はセルーカ王国が発行しているので本物であるが・・・名前と身分は偽名を使っている。

ちなみに・・・エルノスティ国王の身分書には女性として記されていた。

ここで男性だと記されていると・・・まちがいなく騒動になるからである。 

念のため・・国王には女装してもらった。

男装!?したままだと あれやこれやと質問され面倒だからである。

しかし・・・女装しているエルノスティ国王は とんでもない美女になってしまったため逆に目立ってしまった!!

付近にいる商人やら通行人の何人かが エルノスティ国王をチラチラ見て気にしてるようだ!



衛士たちは セルーカ王国の証明書つきということもあり 疑るということはなく、簡単な処理で審査が終わった。

「町での目的は・・商品の仕入れや調査をするつもりですが・・・・・・とりあえずは、観光がおもな目的ですね」

比較的に慣れているパウネリア侍女大臣が 衛士たちとのやり取りに対応をしたのである。


「なるほど・・・・審査はおわりました!! ケレンの町にようこそ」


「ありがとう」


5台の巨大な馬車(レオティーガー)は町へと入って行く。

その巨大さに・・・町の住民たちにも注目を浴びてしまったようだ。

とりあえず門の衛士から聞いた・・・この町で一番大きい宿屋にいってみるつもりである。

これだけの馬車を駐車できるのは その宿屋ぐらいだそうだ。




<< 暁の来光亭 >>

なるほど!! 割と大きい宿である。馬車の駐車スペースもありそうだ。

でも~お高いのでしょ!! いえいえ お手軽価格で・・・はなさそうである!!


高級宿らしい!!!

「ほう・・・けっこう お高い値段ですね!!」


聖女皇帝や国王が・・・宿賃を気にするなんて・・・・!!

エルノスティ国王は一時期、ゲリラ活動をしながら国中をさまよっていた時期もあり・・それなりに金銭感覚はあるが、

ミレイユの場合、長年の間、地下牢で快適ライフをしてるため、金銭感覚が破壊的であった!!



「え!? 私だって たまに町で買い物するので・・・ある程度は分かってるわよ!」

・・と言いつつ、護衛のメアに山ほど荷物を持たせて 手当たり次第に買い物をしてる以上、ミレイユには金銭感覚はないはずである。


「あまり贅沢しすぎて・・・国民に顰蹙をかわないようにね!! パンがなければケーキ・・とかいって革命はいやですよ!!」

サラの警告であったが・・・


「分かってるわよ! というか趣味で飛空宮殿とか 大がかりな建造物を造っているサラちゃんのほうが・・・・危なくない!?」

ごくり!!

冷静に考えると 聖女帝国の予算をかなり趣味的に使用していたのはサラのほうであった!!



そういえば・・・・このような宿屋に宿泊するのはミレイユにとって初体験である。

サラの場合は・・・前世で経験済みだろうけど!!

ちょっとだけ、わくわくするミレイユだった。


----------------------------------------


宿屋の従業員に客室を案内された。

サラと同室である。

飛空宮殿を見なれているミレイユにとっては・・・・小さい部屋だったが、

調度品のセンスというか 部屋のつくり、内装は圧倒的にこの宿のほうが素晴らしかった!!


広いベットに椅子の設置位置、色合いなど 実に素晴らしい。

鏡台、室内風呂、洗面など・・使い勝手がよい配置である。


「こういう部屋のつくりもいいよね!」

「うんうん 今度、デザイナーを雇って飛空宮殿の改装をしてもいいかもね~」


サラはくるりと体を回転して ペットにダイブするのであった。

「このベットって えらく弾力性がありフカフカだよね!! どういう仕組み!?」

サラは ベッド裏をのぞき込むとそこには シビラ鉱石らしきものに魔方陣が描き込まれていた。

なるほど・・・この弾力性は魔法か!!

そして なにやらメモをとるサラ。

どうやら サラにとっては、初めて見るタイプの魔方陣だったらしい。


「国外のなにげない魔具に僕の知らない知識が詰め込まれてるとは・・・・世界は広いものだ!」

 

ミレイユは客室で 観光案内の冊子を読みながらティータイムをしてる間も、サラは客室中の魔具類を調べまくっていた。

他にも 見たことないような珍しい魔方陣がないかという期待である。

「サラちゃん! 楽しそうね」

猫耳をパタパタさせながら 楽し気に調査をするサラであった。


とりあえず・・一通り客室の調査が終わり満足したサラを誘って ミレイユは露天風呂にでも行くことにした。



そうです。今回はお風呂回である!

湯煙旅情である・・・・のだが

しかしながら、そこは温泉ではなかった!!

どこにでも・・温泉が湧いてるわけではないですからね。

ケレンの町に湯元はなかった!!


温泉は湧いてないが・・露天風呂はある!!

というわけで 夜空を眺めながら 広い露天風呂にはいれるという贅沢が味わえたのであった。


サソリ石像の尻尾からお湯が湯舟に流れ込み湯煙が湧き出す。

桶もサソリ風の形!?

蛇口もサソリのような形!!

そこまでして・・・サソリを観光名物にしたいのか!!


そんなサソリずくしの露天風呂でちょっと疑問を持つミレイユ。

「サ・・サソリね!! ちょっと怖いかも!!」

カポ―――ン とりあえず風呂特有の音はこだましていた。

「サソリは・・ともかく やっぱし夜空を見ながらのお風呂は気持ちいいよね!」



一方、サラはサソリに痛い目にあわされたわりには このサソリずくしの露天風呂を楽しく味わっていた。

そうです! サラは湯舟にお盆を浮かばせ、お酒をちびちびと飲んでいる!

とりあえず・・・見た目は少女なんですけど、中身はやっぱし・・・・おやじである!!!


そんなわけで・・ 露天風呂を楽しむ二人であった。



ミレイユは風呂を出た後、・・・・・・この宿の食堂に移動した。

そこには エルノスティ国王たちのいつもの面々が すでにテーブルに腰かけていた。



護衛のメアたち15名も ちょっと離れたテーブルで腰を掛けている。

一応・・・メアたちもこの宿屋の宿泊客として食事をとるのである。


「このあたりの名物は・・・・・サソリの天ぷらというか炎サソリ料理らしいね」

露天風呂がサソリずくしなら やっぱし料理もサソリずくし!!

苦笑いするミレイユ!!


そこには、テーブルにずらりと並べられていた・・・炎サソリの原形のない謎の料理の数々・・

たしかに 元の原形があると食べるのに躊躇しますからね。

このあたりの配慮は・・・さすが高級宿というべきか!?


これら料理の美味しそうな匂いに刺激されたのか、おもっきりフォークを差し口にいれるミレイユ。

・・・もはや 聖女のような上品さもないような食べっぷりである!!


この炎サソリ料理の数々・・・

今まで食べたことのない食感である。  とくに・・・舌の痺れ!?具合がなんともよろしい!!  癖になる!?

この痺れは、サソリの炎の噴出口が原因らしい。   というか健康に問題はないのか!?


味は・・・から揚げに似ている!? 白身魚に似ているのか!?

高級宿の料理人によるものなので・・・この炎サソリ料理が一般的な味質なのかは不明だが ミレイユにとっては満足であった。

「おいしい!!」



このあたりの名物らしい炎サソリワインを片手に サラは またしてもちびちびワインを味わいつつ炎サソリ料理を食べる・・・

なんか・・見た目は少女だが、おじさんぽい食べ方である。

しかし 猫耳をパタパタしてるあたりは・・・じつに子供っぽい振る舞いであった。

「このピリッとくる痺れが このワインとあいますね」

酒の肴と化すサソリ料理だった。 



エレオノーラ王女は炎サソリのピリッとくる痺れのためか・・・口から泡を吹いて天井を見上げていた。

女性としてその恰好はどうかと思うが・・・横で座っているパウネリア侍女大臣が慌てて王女の口をハンカチで拭いていたりする。

王女には ちょっと刺激が強すぎたか!!




そんな刺激的な炎サソリ料理を食している中・・・

エルノスティ国王とルナーリア王妃(仮)は 炎サソリ料理とは関係なく いつものように・・いちゃつく姿を見せつけながら食事をしている!!

ま~いいけどね!!


飯テロ!?にもなってない回でした。






閑話休題・・・・

宿屋<< 暁の来光亭 >>の厩舎では いつものように お客様から預かった馬に餌や世話をしていた従業員が思わず悲鳴を上げた。

「ひぇぇぇぇ 死んでる!! じゃない!・・・・馬じゃない!」

一人の従業員の意味不明の悲鳴に 駆け付ける他の従業員達。

そして ミレイユたちが乗ってきた馬車につながっていた馬に注目があつまった。


「・・・・馬じゃないよなぁ!」

「これは ときおり嘘か本当なのか噂話に聞いたゴーレムというやつじゃないのか!!」

「ほ~これがゴーレム!! ゴーレムの馬か!! すげぇなぁぁ」

「よっぽど近くによらないとわからないほど 精工につくられている」

「・・・・ってこのゴーレム馬を 厩舎にあずける意味があったのか!?」

「これだけ精工だと 持ち主も馬だと勘違いしてたりして・・・あっははは」


その後・・・このゴーレム馬の噂がケレンの町中に広がることになる。

都市伝説として語られていたゴーレム馬は 実際に存在していたと!!






--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) 完全なる観光旅行の回でした。




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