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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
超古代文明の謎
74/93

遺跡に行こう!!



ミレイユ聖女帝国・南海島沖合の上空では 四角形のような形をした空に浮かぶ浮遊造船所が存在しており、

数隻の飛空艦が絶賛w建造中であった。


一般の人から見れば・・・・じつに未来的、先進的技術に見えるのだが、率直に言えば・・・

浮遊造船所は資材の輸送面から考えると不便である!

飛空艦建造に必要な資材を浮遊造船所まで運ぶのに いちいち飛空船を使う必要があるためであった。


だったら どうしてこんな不便な浮遊造船所を作ってしまったかというと・・・

・・・聖女帝国の領土が狭すぎて、飛空艦艇造船所を地上に作れなかったのであるww

南海島は小さい島ですから・・・仕方がないです!! 

そういうわけで 空の上に浮かぶ造船所が存在していたのであった。


「やっぱし それなりの領土を侵略して 船の建造ぐらいは満足にやりたいです」

サラの侵略したい発言である!!


そんな不便はあったものの・・・飛空艦建造計画は順調に進められていた。

これはサラによる五カ年計画の一端、制空権確保による防衛力増強を目指すものである。

「次に・・あの怪獣が来たら 空からの一撃で吹き飛ばしてやる~」

サラの叫びによる五カ年計画wwであった。



浮遊造船所で浮遊しながら建造される飛空艦とは違い・・海辺で波に揺られながら建造される艦艇もあった。

それは・・・飛空艦ミ・カアサの改造・リニューアル計画である。


現在、サラの設計により、全力をあげ・・・潜水可能飛空艦、略して可潜飛空艦ミ・カアサへと改造が進められていた。

サラの肝いりにより 趣味満載と化すミ・カアサ。


もちろん サラのことである!! フラグのようにお約束は達成されw・・・やっぱし事故が発生した。


・・・・魔導高圧缶核融合炉が爆発してミ・カアサが真っ二つとなって沈没する程度の軽い事故であった。

(サラは軽い事故だと強く主張!!)


あえて言うなら・・・大事故が発生することを前提として 南海島のはるか沖合で建造していたのである。

何が起きても大丈夫!! 人的被害はないはずである!!

建造作業をしていたメアたちは吹き飛ばされるのだが・・・(メアはAIゴーレムなので生命体ではないです)


しかし・・ミ・カアサが真っ二つ事故の規模があまりにも大きすぎて、南海島の沖合に巨大なキノコ雲をつくっていた。

天を覆うばかりの白い雲・・・・付近に降り注ぐ船体の残骸・・・

轟音鳴り響く 大スペクタクル映像である。

もちろん 南海島の住民は恐れおののき パニック寸前になってしまったが メアたちを派遣してなんとか住民をなだめたのである。

それでも あえて軽い事故だと発言するサラww

一応 こんなサラでも聖女帝国では 肩書だけは摂政である!



「サラちゃん!! 気おつけてよね!! けっこう危なかったらしいじゃないの!!」

ミレイユは非難というか・注意を促す。


「うっうううう~ 僕は安全な掩蔽壕で避難してたけど・・・あの轟音はすこしビビった! 怖かった! もうあんな怖いのは いや!!」

なにがあったのか 詳細は分からないが・・・ものすごくサラが怖がっていたのである。

サラに怪我はなかったのは 不幸中の幸いであった!!



それから・・・

サラは沈んだミ・カアサを引き上げ・・・再設計することになる。 

もともとミ・カアサの全長は400mだったのだが、真っ二つになったので、

別れ別れになった胴体の間に 新しい船体を継ぎ足し・・・リニューアルしたのである!!

全長400mが1000mへと巨大化した新ミ・カアサとして生まれ変わったのであった。




あれやこれやと 色々ありながら・・・

とりあえず・・・可潜飛空艦ミ・カアサはついに完成したのであった。

完全に元の飛空艦ミ・カアサの面影がなくなり、別の船としか思えないほどのリニューアルとなった!!

 



--------------------------------------




ここはケレン砂丘。

砂に覆われ まるで砂漠のような海岸線。


アフ・ラ―ナ騎士国の東部海岸地域。

セルーカ王国の国境線から海岸線に沿って南へ100kmの地域。

この地から海に沿って200kmほど南下を続ければ騎士国の国都アフ・ラーナに至ることができる。


このケレンの海岸線の沖合に一つの潜望鏡が周囲を伺っていた。

現在は漆黒の闇に包まれた真夜中である。


「敵影なし!」

潜望鏡に映った周囲のリアルタイム映像を

可潜飛空艦ミ・カアサの艦橋のディスプレイに映し出されていた。


・・・その艦橋はラウンジ風になっており・・・・どう見ても船の艦橋には見えない!!

天井は高く広さも十分あり真昼のように明るい照明。高級感あふれるつくりとなっている。


そのラウンジ風艦橋の真ん中には 噴水付き温泉池があり ミレイユとサラは足を池に浸しながら 優雅にジュースを飲んでいた。

そして・・・・ラウンジ艦橋に設置しているパラソルテーブルにノートパソコンが置かれており、

そのノートパソコンで 可潜飛空艦ミ・カアサのコントロールを行う仕組みとなっている。

かなり・・・先進的というか、浮かれているというか・・とんでもない艦橋になっていた。


「・・・・・私たち・・・完全に観光客の気分だよね!!」

ミレイユの感想である。


「移住性を追求した観光船をコンセプトにした船なんですよ 素敵でしょ! おねーさま!!」


「うんうん 快適!! でもこれ・・・あ~軍艦ではなくなったんだね!」


「武装はとりつけてますけど・・・基本は観光船です!!」


1年前、ヴィジャナル王国中で暴れまわって略奪しまくった船とは思えないぐらい観光船に早変わりしていた。

ミレイユたちがいる温泉池の少し離れたパラソルテーブルでは、エルノスティ国王とルナーリア王妃(仮)は 

ティータイムをしながら ご機嫌よくイチャイチャしている!!


そして・・・可潜飛空艦ミ・カアサ内にある室内プールで水泳の練習をしているエレオノーラ王女とパウネリア侍女大臣!!

セルーカ王国首脳部も この船に乗っていたりしていた。


セルーカ王国の行政と軍事をユリティーナ姫とエトゥ隊長に丸投げしているらしいので問題なしだそうです!!


「ちょっと前に発生した内乱鎮圧と後始末で このところ、大変だったんだよ!!

俺だって・・・たまには休みたい!」

エルノスティ国王の心からの叫びである!!




二月前ほど・・・セルーカ王国で発生した事件!!

戦争中にヴィジャナル王国側に寝返ったため 戦後に身分を剥奪されてしまった旧貴族派が兵を挙げ 王都ブルジュへと侵攻をはじめたのである。

そんな急ごしらえの軍隊ごときで・・・・・・エルノスティ国王を倒すことなどできるわけもなく・・

エルノスティ国王自らの手によって手早く鎮圧した。

久しぶりのパンダ着ぐるみの装着にうれしくなったエルノスティ国王は喜び一杯となって 

先頭に立ち魔道チェンソーを振り回しながら突撃した。  


その後ろから あわてて追いかけるエトゥ隊長率いる真紅の流血パンダ隊。

なにやらとんでもないパンダ大戦だったそうだが・・・・いいんですけどね!!


そして 内乱は簡単に終了・・・もちろん エルノスティ国王の勝利である。

その後の・・鬱陶しい後始末にエルノスティ国王はへたばってしまった!!

事務仕事は不向きだったのである!!




そんな 疲れ切ったエルノスティ国王に とある情報がもたらされた。

聖女帝国が他国の遺跡を密かに探索するらしいという情報である!


その情報が どこから洩れたのか・・・謎であるのだが、

エルノスティ国王は とにかく休みたいという理由から 聖女帝国との外交的協力という謎の名目で

その他の仲間たちを連れて・・観光旅行にではなく 視察ということでついてくることになったのである!?







-----------------------------------


潜望鏡から付近に人がいないことを確認後・・・可潜飛空艦ミ・カアサは静かに浮上する。

月は出ておらず まったくの暗闇、まさに鼻を摘まれても分からないほどの暗さである。

その暗闇にわずかな明かりがともる。

ミ・カアサの格納ドックのハッチが開き、艦内の明かりが漏れたのである。


そのハッチから5台の水陸両用車レオティーガーが 波もない静かな海へ着水し、浜辺へとゆっくりと向かう。



そこは暗闇のケレン海岸。

わずかに照らされた光の中、レオティーガーから下車する人たちがいた。

ミレイユ、サラ、エルノスティ国王、ルナーリア王妃(仮)、エレオノーラ王女、パウネリア侍女大臣、

他に護衛のメア15人!!


聖女・セルーカ王国のオールキャストメンバーである!!

決してアフ・ラ―ナ騎士国へ攻め込むために来たわけではなく

純粋なる遺跡調査であるのだが・・・エルノスティ国王あたりは観光旅行だと思っているのだろう!!

 

この5台の水陸両用車レオティーガーには 長期間のキャンプ生活に耐えれるように、寝室、風呂、炊事場を完備しており

かなり快適に過ごせるようになっていた。

そして 一番重要なことがある!!

このレオティーガーを軍用兵器だとバレてはいけない!!

バレてしまうと・・・最悪の場合、アフ・ラ―ナ騎士国との外交問題になりかねないのである。

そこで このレオティーガーを馬車に見せかけるために偽装をおこなったのであった。


ちょっと普通の馬車より大きいが・・・・・・

以前 アフ・ラ―ナ騎士国の国都アフ・ラーナにミレイユたちはレオティーガーを偽装した馬車で訪れたことがあったので 

問題はないと考えた。


メアたちは夜が明ける前までに偽装作業を行うことになった。

馬車には馬が必要だが・・・これはダミーのゴーレム馬をとりつけることによって それなりの馬車にすることが可能だろう!!

このゴーレム馬はすばらしく遠目には馬としか見えないのである。


ということで・・・ミレイユをはじめとした面々は 夜が明けるまで レオティーガー内の寝室でお休みすることになったのである。


そして 次の日!!

荷物を満載している馬車という設定である偽装レオティーガーが堂々と朝日に照らされ完成していた。

「メアちゃんたち 朝までご苦労様  たいへんだったでしょ」

ミレイユは 仕事をやりとげて あたかも満足してるかのように馬車(レオティーガー)の上で仁王だちして

朝日に指さすメアに声をかけるのであった。


このメアちゃんたち・・・・サラちゃんの影響をうけて中二病のようになってるのじゃないの!?

ちょっとミレイユは不安に思いつつ 馬車(レオティーガー)内にはいり朝食をとるのであった。


キャンプのように野外で朝食をとると 砂丘の砂で口の中が砂だらけになるため・・・外での食事はしません!!

エルノスティ国王他、全員は・・・温度調整の整った馬車(レオティーガー)内のラウンジで気持ちよく朝食をとり、

完全にくつろいだ気分となっていた。


完全に観光地気分である!!!


そんな観光地気分にひたりながら 馬車(レオティーガー)5台はケレン海岸の砂丘を走りながら古代遺跡を探すのだが・・・そこにあるのは砂丘のみ。

遺跡の痕跡すら見当たらない! ただの砂丘の山だけが連なる。

ああ~砂丘よ!! ただの砂丘とは情けない!!


車内のラウンジでは 相変わらず・・・エルノスティ国王とルナーリア王妃(仮)がいちゃつく。

かなり目の毒である。

エレオノーラ王女は羨ましそうに見ているようであった。


サラは 車内に備え付けているノートパソコンを操作して周辺の状況を確かめているのだが

砂丘ばかりなので つまらなそうである。


一日中・・・ミレイユたちは車内でティータイムやらゲームをしながら 楽しく過ごせたのは良かった。

こんなことがあろうかと・・・サラは色々な娯楽製品を積んでいたのである。

結局・・・この日は 遺跡らしいものを見つけることができなかった。

残念!!!



「・・・・近くの町で情報収集をするしかないよね!」

サラの一言である。

「ケレンの町ですね。行ってみますか?」


「あまり 私たちの姿を見られるのは問題ですけど・・・仕方がないですね!!」


「ケレンの町ね~  ケレンの町と言えば・・・・あれですね」


「サソリの天ぷら! 名物らしいですよ」


「サソリ!?」


「ケレン砂丘に生息している炎サソリというサソリで・・・・尻尾から炎を吐き出し その反動によって、空へと舞い上がるのですよ」


「こわ~いなぁ」


「素人がへたに炎サソリに近づくと 空から襲われて噛まれちゃうので注意です!!

・・・毒を持ってるので噛まれたら おねーさまに泣きついてください」

サラは注意を促したが・・・さっそく次の日にサラの猫耳をかまれ ミレイユに泣きついてたりするw


そして・・・・なぜかエルノスティ国王が 炎サソリと戦いたそうな顔をしていた。

「一戦してみたい!!」


「手のひらサイズ程度の爬虫類相手に 本気にならないでくださいよ」


その日の夜は・・・

車内のラウンジ風の食堂でおいしい夕食!!  そして、ふかふかベット。

ミレイユたちは・・・レオティーガー内で 野原のキャンプとは思えないほどの快適な一夜を過ごしたのであった。



次の日・・・朝日に照らされるケレンの浜辺に 尻尾から炎を吐くサソリ、20匹ほどが空に舞い上がり、

海でひと泳ぎしているサラに襲いかかろうとしていた!!

サソリは 大変危険であると促していたサラが うかつにも襲われるというよくあるあるパターンである。



たとえ一匹一匹が手のひらサイズであろうと、空を飛び・・毒を吹きかけてくる以上・・・たいへん危険な生物である。


まさに・・・B級映画の定番!!

ビキニ姿の美女が海辺でモンスターに襲われるシーンの再現である!

(サソリの盆踊り!?)



「ちょっと! ちょっと! 泳いでいただけなのに~」

サラの悲鳴が浜辺をこだまする。


そこへ・・・・あるあるパターンのヒーロー登場!! 絶世の男の娘の登場である!!


エルノスティ国王は大喜びとなり 砂丘をひと蹴り、空に舞い上がりながら、炎サソリと空中戦をしている。

すごい連打パンチをくりだしサソリが弾け飛んでいく!!

ほぼ一方的な戦闘であった。


・・・・エルノスティ国王相手では ちょっと役者が違いすぎた。



そして ビキニ姿のサラは大慌てになってレオティーガー車内に逃げ込み ミレイユに泣きついた!!

「うわぁ~ 毒が体に回る~  おねーさま助けて~」


ミレイユは すかさず治療魔法!!  

さすがの聖女である!! またたくまに解毒は完了したのであった。

「こえ~こえ~よ!! この砂丘に人が住まない理由がわかった!!」



エルノスティ国王はサソリ退治に夢中で サラのビキニ姿が目に入ってなかったようだが・・・

ルナーリア王妃(仮)は駆け走り・・・サラにパーカーのような上着を無言で かぶせるのであった!!

どうやら・・・サラのビキニ姿はちょっときわどく刺激的すぎたようだ。

ルナーリア王妃(仮)の気苦労・・・ご苦労様!


そして、その後・・・ルナーリア王妃(仮)はサラに 同じようなビキニが手に入らないかと相談を受けていたww






--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) 恐るべし炎サソリ!!




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