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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
聖女帝国・伝説の黎明期
66/93

ここはミレイユ聖女帝国南海島!!


南海島はミレイユ聖女帝国の唯一の領土であり帝都でもある。


この島の元々の大きさは300m四方程度であったが・・・現在、海岸線を絶賛埋め立て中のため 4km四方にまで広がっていた。

そこに女神フレイエミア神殿などの宗教施設、温泉街、遊園地、住宅地などが次々と建設されていく。

これら建設業務に携わっている人たちは ユリティーナ姫の元・腰巾着だった元海賊たちである。

しかし、現在の彼らは洗脳!?によって ミレイユに忠誠を誓う忠実な国民となり・・・

ゆくゆくはこの帝都で暮らす予定となっていた。



この南海島の沖合10kmほどの海底に密かに建設された謎の施設がある。

そこは、誰にも知られてはいけない秘密の施設!!

言わば・・エリア51もどきの地域、未確認飛行物体が飛んでいたり!?・・・・もちろん禁則事項です!!!


その謎の施設は 謎の海底トンネルによって南海島と行き来できるようになっていた。

基本的には無人施設なのだが、たまにサラがやってきて なにやら怪しい作業をこなしていた。

もちろん、海底の景色を見るためにミレイユも来ていたりしている。


海底の底とはいえ、十分な陽射しが届き、青くキラキラ光る海水。

その海中を色とりどりの魚やサンゴ礁もどき!? あげくに空を飛んでるはずの海ぼうず凧が泳ぐ姿も見れたりする。

このような すばらしい海底景色をガラス越しに見ながらティータイムを楽しむミレイユだった。


「神秘的! 地上では見れない景色よね!!」


完全なリゾート施設になっているが・・・実は発電所である。

飛空石核融合発電所!!

事故で爆発しても海底なので被害を最低限に留めることが出来るという利点によって海底に設置したのであった。

この発電所から生み出された魔導エネルギー(電気のことなんだけとw)は南海島に供給し豊かな生活を送るための糧となるのである。

この電力システムによって、中世世界の常識を逸脱したような近代都市、近代文明が誕生しようとしていた。

文明開化の曙は近い!!




一年後、南海島における様々な建設工事も ようやく終わりを迎えようとしていた。

そして・・・そこには!!

時代を超越した近代都市が出現していたのである。


南海島中央の小高い丘には女神フレイエミア神殿が建ち、

その美しい白亜色が太陽の光に照らされキラキラと光っていた。

その丘の麓では、魔導硬化ガラスをふんだんに使う高層建築物(3階建て程度だが・・)が建ち並び、

遊園地の観覧車がゆっくり回っている。

魔導エネルギーから供給された電力によって 上水道、下水道などのインフラ設備が充実しており、

動く歩道と言うべき交通機関!?が町の縦横に設置され無料で利用できる。


そして・・・真夜中でも明るく都市を照らす照明や電灯。

そこは 24時間眠らない町!! 

いわゆる・・・南海海上未来都市!!


だが 建設はまだ終わっていない!

次なるサラの野望は空に向かっていた。



この南海海上都市の上空500mに巨大な円形の飛空物体が浮遊している。

この飛空物体は、まだまだ建設途上ではあるが・・・・・外観の見た目だけは完成しており

始めて見た者に感動と驚きを与えている。


この飛空物体とは・・・なにか!?

かつて・・・ヴィジャナル王国飛空艦隊の旗艦であった大型飛空船のシュレーゼンをバラバラに解体し 飛空円盤の増築に流用したのである。

いわゆる・・飛空円盤とシュレーゼンの融合!! 合体!?

決して・・・材料費節約wwのためが目的ではない。共食い整備でもないですよ!!


とにかく!!、この融合により、シュレーゼンの持つ超古代文明の技術を取り込むことができたのだ!!

よりパワフルに!! より大きく!! 男のロマンを掻き立てる巨大物体、

言わば、サラの趣味を目いっぱい詰め込んだ巨大飛空都市へと生まれ変わったのであった。



サラは飛空都市とは言っているが・・・・一般住民が住む予定はない!!

どちらかと言えば・・・ミレイユやサラの住居のようなもので 飛空宮殿と言ったほうが正しいのかもしれない。


おそらくサラは巨大な飛空体を造りたかっただけで用途など考えていない?   

趣味のなせる業である。



まだ未完成なのだが・・その飛空都市の真ん中に姫路城もどきの天守閣が建っている。

21世紀の姫路城が真っ白なのに対して、この姫路城もとぎは・・・・薄赤色である。

姫路城を決して真似てはいないというサラの主張により 色だけは変えたようである。



そんな名城wもどきの城内にある天守の間と呼ばれる大広間。

ちなみにこの広間はほぼ完成しています!!!

そこに・・・十二単衣を着た二人の女性が高座に座っていた。

聖女皇帝のミレイユと、その妹の摂政であるサラ。  

新たに摂政という役職がサラの肩書につきました!!



その二人を前に 閣僚のシメオン少年は飛空都市建設における進捗状況を説明していた。

この飛空都市内で、内装設備まで完成したのは この姫路城もどきだけだったのである!!

それ以外の設備は まだまだ未完成であり、おもにメアたちが建造にいそしんでいた。



「この一年の間・・戦争もなく平和が続き、これからも平穏が続くでしょう。 そんなに慌てて建設を急ぐ必要は ないのじゃないの!?」

「おねーさま!! 夢はこれからです この飛空都市建設が終われば・・次は宇宙都市計画!!」


「宇宙!?」

ミレイユは サラがなにを言ってるのか分からなかったが、

前世持ちのシメオン少年には反応があった!


「スペースコロニー!!!  っというか まだ宇宙にも行ってないですよ」


「始めはロケットづくりからか~」


「始めは おとなしくV2ロケット いや ゴダードのロケットづくりから始めるのがセオリーです!!」


「シメオン君! なかなかマニアだね」


そんな会話を聞いているミレイユには意味不明だった。



ガラスばりの天守の間から見える紅茶海は地平線まで広がり、聖女帝国の伝説は・・・これからも広がりつづける。


ミレイユたちの戦いは始まったばかりだ・・・・・・・だけど、劇終ではないです





------------- 次回予告!! ---------------------------------





セルーカ王国の西方に位置する大国アウステーヌ連合帝国。

現在、この連合帝国は群雄割拠の状態である。


今から数年前、連合帝国の帝都ユシアで起きた大規模爆発事件により帝都は壊滅し、皇帝一家も行方不明となった。

そして・・・巻き起こる後継者争い。

誰が次期・皇帝の位につくのか!? 

もちろん、話し合いで決まるわけもなく、瞬く間に全土を巻き込む大規模な戦乱へと発展した。



ここは・・・・・

アウステーヌ連合帝国の東部に位置し紅茶海に面している港町アフ・ラーナ。

人口は600人。小さい町である。

周辺は砂漠に囲まれたオアシス的地形。

南方には砂漠が広がり、その向こうには白狼朝と呼ばれる国が存在している。


その港町アフ・ラーナの沖合に大規模船団があらわれた。

海は白い帆に埋め尽くされ・・・その数は100隻。

これはヴィジャナル王国から脱出したリュミィル率いる南部独立軍と呼ばれる武装集団であった。

この船団は海岸線に接近し、そこから武装集団が上陸、瞬く間に港町アフ・ラーナを占領してしまったのである。


この港町アフ・ラーナはラーナ士爵家の領地であったのだが、

当主であるラーナ・ルシュ・ユッカは一戦も戦わず、家族をつれて逃げ出していた。

ラーナ士爵の保有する戦力は20人足らずで、それも文官のような人達、元から戦える戦力はなかったのである。


そして、放棄されたラーナ士爵の屋敷に入ったリュミィルは、一人の幼児を発見したのであった。

それは・・・ラーナ士爵の次男で、4歳児のエルモであった。


町の噂によれば、このエルモは生まれながら魔力が無く、当主から邪魔者扱いをされていたということだった。

リュミィルは かつてメイドをしていた時のことを思い出し、エルモに対して丁重に扱うことを決めたのである。

魔力なしだと決めつけられたセシリアンナと同じ境遇にしたくなかったのだ。


「うん 決めた!! エルモ君を旗頭にして、この地にアフ・ラーナ騎士国を建設する。 エルモ君は今日から騎士王よ!!」


こうして・・南部独立軍と呼称していた武装集団は、アフ・ラーナ騎士団と呼称するようになった。

エルモ君のためでもあるが、実態は・・・・・

この幼い少年を傀儡にして、リュミィルは この港町の実権を握ろうというわけである。

それに ラーナ士爵家は古い家系であるので、対外折衝をラーナ士爵の名を借りておこなえるという利点もあった。



ラーナ士爵家の祖先はアウステーヌ連合帝国によって滅ぼされ併合された王国の王族!!・・・・の分家の分家の末端のそのまた分家ww

ちょっと問題があるかもしれないが・・・あえて無視!!

アフ・ラーナ騎士国の独立は決して不法ではなく国土回復の大義がある・・・ということにした!! 


ということで・・・

混乱で政治機能がマヒしているアウステーヌ連合帝国から、出来るだけ領土を分捕り、

リュミィルは、この地で新天地をつくろうという思惑である。


いまや! リュミィルは新たに誕生したアフ・ラーナ騎士団長として、周辺地域へ領土拡大を始めた。

召喚したバジリスク軍団を主力として、周囲の封建領主たちを屈服させながら、北西部へと攻め込んでいく。

まさに無敵のバシリスク軍団といったところである!!

しかし・・・このバシリスクには運用上の制約があった。

たしかにリュミィルの能力で大量のバシリスクを召喚できるのだが・・・

・・・・そのバシリスクを戦闘に使うには、魔食石と呼ばれる鉱物食料が必要であった。

この餌を与えないとバシリスクは へたばってしまい動けない そして、いずれは消滅してしまう。


リュミィルはできるだけ魔食石の確保のため この地の鉱山などで採掘などはしているが・・・数に限界がある。

ヴィジャナル王国から脱出し南方大陸に逃げた理由も・・・バシリスクの大量召喚をやり続けるのが不可能だった理由もあった。


それでも この付近では、比較的に魔食石は豊富にあるので、ヴィジャナル王国本土で戦うよりもかなり有利ではあった。

しかし・・・いつまでもバシリスクに頼るわけにはいかない!

代わりの兵士たちを鍛え。それなりの戦力にする必要がある!!

リュミィル騎士団長は領土を広げつつ、戦力の充実化を図るのであった。



それから・・・時が経ち・・

セルーカ王国との国境にまで領土を拡大した時、一つの情報が耳に入ってきた。

リュミルにとっては衝撃的な話を聞いてしまったのである。



セシリアンナと思われる女性がセルーカ王国によって拉致されたあげくに、拷問を受け逆さ吊りにされていると・・・

そうです!! あの懐かしい名前! セシリアンナ!! 


・・・・・リュミィルが かつてミルヤと綽名されメイドとして働いてた頃、その世話をしていたユスティネス公爵の娘・・

地下牢に閉じ込められた可哀そうなセシリアンナ!!


「お嬢様が・・・・!! なんてこと!」

リュミィルの赤い髪が 怒りのあまり逆立った。



ヴィジャナル王国の講和使節団が飛空円盤の格納庫で見たサラの逆さ吊り事件を

独自判断の解釈によって 事実をひん曲げ曲解した話が伝わったのであった。



「シモール!! この話は間違いないのか!!」

リュミィルの最も信頼しているシモールと呼ばれる眼鏡青年から聞かされたのであった。


「ヴィジャナル王国内部の協力者から聞いた内容なので間違いありません!!

どうやら姉にあたるユリティーナ将軍のおもちゃにされ 虐め倒されているとのことです」

曲解された情報を自身ありげに断言するシモール!!  


逆さ吊りされたサラの姿がユリティーナ姫に似ていることから妹であると勘違いされ 

あげくにユリティーナ姫への反感から 実の妹を拷問しているという嘘の噂が広がったのであった。



リュミィルは震える拳を握った。

「討伐する!」


すこし眼鏡がずれたのか、手で押さえたシモールは、ニヤリと笑った。

「シモール! 準備をするわよ。  私はセルーカを攻撃する! セルーカを潰す!! ユリティーナ将軍とやらを抹殺 そしてセシリアンナ様を救出する!!」



次の日から・・・

リュミィルは対セルーカ戦のために準備を始めるのだが、かなり厄介な敵だと知ることになる。


とある有力な情報筋からの情報(怪)によると・・・・

・・・・セルーカ王国を背後で操る危険な存在!  謎の国でもあるミレイユ聖女帝国の存在を知ることになった。

まさに、その聖女帝国こそ!! 悪の元凶であり、大魔王を復活させ 略奪と世界征服を狙っている!!

恐るべき国だという・・・・


この情報をリュミィルは鵜のみにはしなかったが・・・

あのヴィジャナル王国飛空艦隊を撃破したことから、強力な飛空艦隊を保有していることが予想された。


「これは・・・・やっかいな敵になるわね!!」


それならば・・・その聖女帝国とやらに対抗するためにも 我らも飛空船を保有しなければならない!!

リュミィルは今後の軍拡方針を決定した。


アフ・ラ―ナ騎士国領土内のダンジョン、鉱山を開発。

そこから採れる鉱石、飛空石を入手し聖女・セルーカ同盟を撃破できる飛空艦の建造を始めた。

「私たちも飛空戦力を手に入れるわ!!」


しかし・・・・飛空艦の建造は大変むずかしく、技術者も不足していた。

ヴィジャナル王国から連れてきた人達では、心もとない!!


そこへ シモールからのアドバイスを得た。

「聖女・セルーカ同盟とヴィジャナル王国が紅茶海で 飛空艦隊同士の戦いがあったそうです。

多数の飛空船が海に墜落したとのことですので、墜落した船を我らで再利用してはいかがですか?」


「再利用ね!? 墜落してしまった船を再び飛ばすことなんてできるの!?」


「たとえ飛ぶことが出来なくても・・・船の動作原理や解析だけでも十分価値があります。きっと飛空船開発の糧になると思います」


「なるほどね~たしかに!  回収班を派遣することにしましょう!!!」


数日後には、国都アフ・ラーナの港から出帆する多数の船を見かけることになった。

目的は紅茶海飛空決戦で墜落した飛空船をできるだけ回収し、アフ・ラ―ナ騎士国で再利用するためである。




--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) バトル漫画の定番!! 師弟対決の始まりだ~~




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