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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
聖女帝国・伝説の黎明期
55/93

シメオン少年の魔術修行


南海島で女神フレイエミア神殿と それに付随する建物が次々と建築されていく。

特に埋め立て地に作られた子供向けパーク・・・

・・・・某ねずみのようで違うような・・・ パンダ!!ランドの建設が進められていた。

エルノスティ国王の象徴であるパンダをモチーフとしたテーマパークである。



もちろん流血などしてはいない!! かわいいパンダたちの楽園である!!

「この異世界初の子供向けアミューズメント!! 娯楽の革命の始まりだ!!」

設計、企画をおこなっているサラの雄叫びが南海島に轟く。  相変わらずサラはご機嫌の様だ。




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そのころ、こちらはセル―カ王国の王都ブルジュ。

その日、ミレイユは新しい衣装に着替えていた。

ブルジュの町をうろうろと出向くための散歩衣装である。


地下牢屋時代からのミレイユの夢!! お気楽な買い物ショッピングをしたいのだ!!

{ 越後屋 }に行くついでのお気楽な買い物ショッピングなのだけど・・・・ 



町娘あたりが着ているような庶民の服を メアに用意してもらい 着替えるミレイユ。

しかし・・・・庶民の服の割には きれいに洗濯されシワもよっていない。

一般庶民が着ている安い服でも、メイドのメアたちの洗濯によって 不思議に王侯貴族の着るような立派な服装になってしまう。

恐るべきメアの洗濯技術である。もはや神業!!!



ブルジュの町中で・・・一人の少女が歩く。

住民たちの目線がその少女に集中する。


一般庶民向けの安い服なのに、あたかも貴族服を着ているかのように異彩を放っていた。

ブルジュの庶民街を散策するミレイユは、かなりの場違いな雰囲気を醸し出しているのだが、

ミレイユ本人は 一般的な服を着て庶民たちの中に溶け込んでいると思っているのである。    


その上、ミレイユの少し後ろから ゾロゾロとメアたち十数人が 護衛として付きそう。

護衛のメアたちは、普通のメイド衣装に かわいらしい見た目なのだが、周囲の住民たちに ある種の威圧を放ち続けていた!!

分かる人には分かる!! あれは聖女帝国女帝であらせられるミレイユ様だと!!!

まるで、モーゼの水割りのごとく 住民たちは道をよけ、ミレイユを避けるのであった。


見方によれば ミレイユは完全にバカ殿様状態である!!!



それでも・・・周りの人たちを気にせず あっちの店で買い物、こっちの喫茶店でお茶、屋台で買い食いしながら、

ミレイユは町を散策し続けた。

余談だが・・・ミレイユの寄った店の店主や屋台のおじさんの顔色が すこし悪かったり恐れたりしてたのは 気のせいだったのだろうか!?


そんなことはあったが・・・・

・・・・ミレイユは最終目的地である聖女帝国直販店{ 越後屋 }に訪れるのであった。



それは・・・{ 越後屋 }の店長をしているシメオン少年に合うため。  

つまり、女帝であるミレイユ自らシメオン少年に魔術を教えるためであった。

シメオン少年にとっては、かなりのドキドキ感である。

その日の{ 越後屋 }の業務を 手の空いてる者にまかせ 

シメオン少年はミレイユ女帝から直に魔術の神髄!?を学ぶのであった。


ミレイユはシメオン少年を聖女帝国の魔導士長に抜擢できるぐらいの能力があるのではないかと予想していた。



サラちゃんの話では 前世の記憶を持つものは、選ばれし者として魔力量が高く能力に秀でていると聞いていたが・・・

・・・・・シメオン少年の魔力は少なすぎた。


魔術の適正は予想通り高かったのだが・・・魔力量の不足は意外であった。

サラちゃんの言うところの 前世の記憶持ちは魔導師として最高の能力という話だったのだが・・・違ったのか!!



「陛下 前世の頃、異世界に行って大活躍する話が流行った時期がありましたので、

サラ様は その物語に影響されたかとおもわれます」


「なるほどね!  中二病をこじらせているサラちゃんならありうる!! サラちゃんの妄想だったのね」


「中二病・・・・!?」

ちょっと シメオン少年には以外であり、衝撃でもあったようだ!!

可愛くて能力のあるサラ様に ちょっと憧れていたりしたのに・・・でも中二病のサラ様も素敵だと思うシメオン少年だった。



「ところで・・・シメオン君も サラちゃんと同じ異世界からの転生者なんだね!

それなら、サラちゃんのように とんでも魔具とかつくれるのかな?」


「サラ様の技術力は とんでもなさすぎます。  前世記憶があっても簡単に作れないですし

前世記憶といっても 私の場合は記憶の所々がぬけていますので学術的なものは無理です」


「サラちゃんは特別バージョンみたいなものか!?」

・・・・・普通ではない生まれ方をしてるからね! 私が人工的に作っちゃったし・・・


ミレイユはシメオン少年にサラなみの能力を期待をしたが ちょっと無理みたいなので残念だった。

とりあえず、シメオン少年には わずかな魔力量しかないので、

魔力の節約方法や 魔力回復能力法を教えるのであった。


「とりあえず、朝、昼、晩、夢の中でも 魔法詠唱をつづけることね」


「へ・・は・・はい   陛下!」


陛下直々の魔法特訓だが・・・・ なんか無茶なことをいわれてるような気がするシメオン少年だった。

でも・・・このミレイユの教えが 今後 大きくシメオンをかえていくことになる!!!



その後も ミレイユはたびたび{ 越後屋 }に訪れては シメオン少年にミレイユ流スパルタ訓練競技会を開催することになった。

ついでに ミレイユの弟子になりたがっていたエレオノーラ王女も この競技会に飛び入り参加。

お供についてきてるパウネリア侍女大臣もついでwに参加。

ミレイユもお手本を見せるという意味もあり、競技会に参加します。


ミレイユを含めたこの四人には、それなりに動ける運動着を着てもらい、腰にロープを巻き付ける。

そして・・・このロープの先には1トンもの重量がある馬車!!


スパルタ訓練だ!!



みなさんには・・・この1トンもの馬車をロープで引きづって歩き続けてもらう!!


身体強化魔法の練習である!! 身体強化魔法を使えば性別に関係なく、強い力を発揮できる!!

シメオン少年は魔力は少ないものの 魔法適正のよさと魔力節約によって 1トンの馬車を長時間の間、軽々とひっ張り続けた。

さすが・・ミレイユが直に教えただけのことがある。


エレオノーラ王女も かなり・・けっこう ちょっと無理か!?

なんとか 身体強化魔法を発動し

なんとか 馬車を移動してるようだ!!

なんとか!! とりあえず合格。



パウネリア侍女大臣。  もともと王女のお供で来ており・・もとから魔法をつかえる体質ではない!!!

そんなわけで 魔法を使わず自力で 1トンの馬車を引っ張ろうとしている。   もちろん、動きはしない!!

・・・・・あ~あ~疲れたようで へたり込んで休んじゃった!!!

{ 越後屋 }の店員からお茶とかもらって リラックスしてる!!  

その上、出された菓子をおいしそうに食べている!!

もう、そこで休んでてもいいよ!!



ミレイユ自身は とりあえず軽々と身体強化魔法をかけて 1トンの馬車を引きづって走ってます!!   走りまくってます!!

「さすが ミレイユ様」

「陛下 素晴らしいです!」


二人の声がミレイユの耳に聞こえてきた。  ちょっとうれしいミレイユであった。









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・・・・・ある日の午後である。


飛空円盤の艦橋で、慌ただしくサラはコンソールを操作していた。

近頃、サラは何かに追われるように なにかの作業をしているようだ!!

そんなサラを艦橋で見かけたミレイユ。



先日、おしのびで{ 越後屋 }に訪れた際、シメオン少年が言っていた。

「 近頃のサラ様は 不安げな顔をしている 」と・・・


何かあったのだろうか!?


艦橋室内の後方には 畳が敷かれ旅館(茶室)のようなレイアウントになっている。

もちろん 畳の上には 必需品として ちゃぶ台とミカン、

そして ハンドル式の電話機(明治時代頃のものです)や 巨大なラッパのついた蓄音機も置かれている。


ミレイユは そのちゃぶ台の前にすわり 電話機のハンドルをまわす!!

すると中から コーヒー豆が摺りつぶされる音が聞こえてきた。  

そして 自動的にお湯がそそがれ ふたが開き、コーヒーがミレイユの前に出現!!

電話機と見せかけたコーヒーメーカー。   

なにやら異世界のCMのように!!


  ======   違いがわかっている聖女皇帝  ======


ミレイユはコーヒーの匂いを味わいながら 蓄音機でBGMを流す。

違いを確かめるミレイユ!! なぜか決めポーズ。   ミレイユもサラの中二病が感染したのか!?


蓄音機からは 心に染み入る音楽・・・ときおり微妙な雑音がはいるのは レコード盤特有の味わい。




サラが 追われるように作業していると後方から 蓄音機の心地よい音色、ときおり微妙な雑音つき!!!が

したので振り向くと そこにはミレイユが ご機嫌よくコーヒーをすすっていた。


このBGMと おねーさまのすまし顔。


!!!!!

サラも おもわずちゃぶ台にすわり、コーヒーを片手に ==違いがわかっているサラ== をやってみたりした。


サラは中二病心を満足したところで・・・・メイドを呼び、

王都ブルジュで評判のケーキを運んできてもらった。


イチゴケーキのイチゴに魔力を閉じ込めており、

口の中にイチゴか入ると イチゴが弾けるというおちゃめな仕掛け入りケーキ。

ブルジュでは面白がって大人気だそうな!!


そして・・・ ミレイユとサラは 爆発ケーキを口に入れ、ご機嫌よくお茶会をするのだった。




二人はケーキをたいらげ 満足したところで、サラは艦橋のディスプレイを眺めながら、呟きだした。


「もしかしたら僕・・・ 新しい魔具が作れなくなるかもしれない」

「え・・・!」

ミレイユはサラの顔を見る。


「僕の前世は・・・・いえ・・あ」

なにか悲し気なサラ!!

「別に なにも言わなくてもいいよ サラちゃん・・・」


「僕の生まれた時に授かった不思議な力は・・・前世の僕の脳に・・・  

その脳内電脳に繋がっていたネットワークが、なぜか今世で繋がっていたことなんだ」


サラの言ってることが まったく分からないミレイユだった。


「だけど・・近頃、前世で繋がっていたネットワーク通信が使えなくなりつつある。

あちら側世界のネットワーク規格が新旧交代のためかもしれない」


「サラちゃんは、いままでは前世世界と通信できてたってこと!?」


「分かりやすく言えばそうです! でも もう通信が取れなくなりつつある」

衝撃の告白である。  

サラの凄まじい魔具や技術は、異世界との通信で得ていたのであった。


しかし ミレイユにはよくわかっていない!!

とりあえず、サラの革新的な魔具は、作りにくくなっているぐらいは ミレイユでも理解していた。


「でも 今、ここで使われている超越した技術だけでも 私は幸せよ これで十分じゃないの!?」


「前世世界の科学技術は すさまじいですからね。 普通に生活するなら これで十分かもしれません」


「便利すぎるよ」


「でも 将来になにが起きるか分からないので・・・

・・・・・僕は、ネットワークから引き出せる前世世界の技術を 

通信が切れてしまう寸前まで 出来るだけ書き写し書物にして残す!!」


辛うじて繋がっている前世ネットワークから得た知識を 

サラの魔導念写によって魔道コンピューターに書き写し記録させ その情報を印刷し本になっていく。

ちなみに元の世界の言語を こちら側の言語に翻訳して本にしてます。



印刷され積み重なった本をメアたちが図書館へと運びいれていくのであった。

めざせ! アレクサンドリア図書館 それとも金沢文庫か!?


「あんまり 無理しないでね サラちゃん!!」

「簡単な魔導念写なので 魔力もあんまり使わないから楽です」


「それでも・・・・大量の書物よね 」

「蔵書10万点 10秒間1冊づつ印刷されていきます。 あとデジタル化もしなくっちゃ」


「・・・・・サラちゃん  たのしそうね!」

「何かを作るのって楽しいよね  けっこうメアさんたちも手伝ってくれてるし」


艦橋内のオペレーター室では メアたち10人が書物運びのためか いそがしく行き来している。


「第二艦橋室では シメオンちゃんをはじめ 30人のメアさんたちも頑張って書物化の作業をしてるよ

シメオンちゃんは 懐かしい~とかいって感動してたね!!」

シメオン少年は 書物の印刷の作業を怠けて、印刷されていく漫画を読みふけていたのだ!!

前世の懐かしい漫画をついつい読んでしまうシメオン少年だった。


「この飛空船に第二艦橋室なんてあったのね」


「第十艦橋室までつくってます!! 」

「なぜ・・・・そんなに!!」


「こんなことがあろうかと・・・・というセリフを言うため!!」





そんな忙しく働くサラだが ちゃんと次の計画を立てている。

天空の町計画である!!

現在ブルジュに着陸している飛空円盤を南海島に移動させて、本格的に天空の町化する計画である。

書物化の作業とともに 天空の町の設計も徐々に進めているサラであった。



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「サラ殿! 天空の町を建設するのなら すこし南海島へ視察に行きたいなぁ」

エルノスティ国王がそんなことを言い出したのであった。

「なら いきますか!?」

お気楽に返答するサラ。



セルーカ王国の基盤も固まりつつあり 国王がすこしばかり不在でも なんとかなる状態となっていた。

国防は真紅の流血パンダ隊・エトゥ隊長により守られ、

治安はユリティーナ姫がつれて来たラウリ治安騎士団によって安定していたのである。



 




--------------------  To Be Continued サラちゃんの秘密があきらかに!!




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