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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
聖女帝国・伝説の黎明期
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女神フレイエミア教団の誕生



ヴィジャナル王国王都。

東大陸において、セルジュ帝国帝都セルジュ―クと並ぶ大交易都市である。

馬車や人々が行き交い、商人たちのかけ声が響き渡る大路には、

真夜中でも昼のような明るさをもたらす道路照明魔具がずらりと並んでいた。

ここは 眠らない王都チャイア。


その王都の中心地にある宮殿の国王自室にて二人の人物の会話が聞こえてくる。



「セルーカ王国は女神フレイエミアの御加護によって守られています。

絶対に敵対してはなりません!! 敵対すれば滅亡してしまいます!! 

すべからく和平を決定すべぎです」


年老いたせいか椅子に深く座った老人、すなわち、国王であるメルンスルトの前で ラファーエル王子は声高に主張した。

たえず冷静な判断で決断を下していた知性豊かな王子の変わりように驚く国王であった。


我が子・・・ラファーエル王子は・・・

いったいセルーカ王国で どのような目にあったのか!?



「王子よ・・・・」

国王は何かを語ろうとしたがやめた。


ラファーエル王子は 捕虜にされた際の拷問のせいで、精神を病んでしまったのかもしれない!!

王子の側近でもあるホールン伯も同様に精神を病み同じことを言ってるという報告を受けた。


ここで王子に反論し より精神を病ませるのは得策ではない。

「ラファーエルよ。  そなたの意見は分かった!

わしも戦争を続けるつもりはない。 実は和平をするための裏工作をしてるのだ」


国王の言葉に顔が明るくなるラファーエル王子。


「父上!! 安心しました。私が意見せずとも和平をするおつもりだったのですね」

「あ~  和平に反対する者もいるので  けっして他言するではないぞ  これは秘密裏に動かねばならない」



「わかっております!」

「そなたは 長い捕虜生活だったのだろ!! そうだな~ 長期に休暇をとって山荘で休むとよいのではないか!?

そうだ!  ホールン伯も連れて行ってやれ」


「ありがたき御言葉!!  その御言葉に甘えさせていただき 休ませてもらいます  」

「うむ 体を休ませてくるがいい」


ラファーエル王子は、この部屋に入ってくる時と違って 晴れやかな顔で部屋から退出した。



王子には悪いが、和平などする気はない!! 当分は騙されてもらうしかないか!!

王子を安心させて休養をとれば、体も精神も元にもどるだろうしな・・・・

しかし・・ホールン伯ともども精神を病ますセルーカ王国の拷問とは・・・・なんと恐ろしいことか!!


かわいそうなラファーエル王子!! 当分は政務から外すことになるが、ここは当分休みをあたえ休養をとらすのがいい。




ミレイユとサラの思惑では ラファーエル王子がヴィジャナル王国中を

かき乱すはずだったのだが、あっさりと当てが外れたのであった。

・・・・のだが!?


王国東部の山荘へと休養をとりに行く間のみちのりで ラファーエル王子は・・・

町々や領主館、はたまた、名もなき村で 女神フレイエミア様の奇跡の逸話を話まくったのであった。

それは、それは行く先々で、講演会を開くがこどく、多くの人を集めては 逸話を喋りまくった。


ラファーエル王子の意図はともかく、ほぼ無意識で女神フレイエミア教の布教をやってるようなものだった!!!


天然というか無意識の恐ろしさである!!!





セルーカ王国ブルジュで女神フレイエミア様の降臨の目撃。

その女神のはからいで、天国世界を垣間見た出来事。

そして、その使徒であり聖女であるミレイユ様のすばらしさなどを、 

ラファーエル王子は人々に触れ回ったのであった。




「私は神々しいお姿の女神!  女神フレイエミア様とお会いしたのだ!

いつくしむように私に語りかけてくれた女神様!!

神とは人を超越する存在。  神とはこの世界の調和をもたらすもの。

私は、この時!本当の慈愛というものを知った。

私は、この時!本当の安寧と平和を知った。

女神様はおっしゃいました。   戦ってはならない!! 平和こそ! 女神の望む世界であると!!

そして 女神様の使徒であらせられる聖女ミレイユ様とともに 世界平和を実現するのです!!」



ラファーエル王子は、涙を流しながら語るのである。 本当に真面目な人物である。

側近のホールン伯は そこまで真面目ではないが 神の神々しさに触れ、王子と同じく女神フレイエミア様を信仰している。




ラファーエル王子が一般人なら 話すら聞いてもらえなかったのだが、王子という身分から、

領主階級から一般庶民にまで、多くの逸話を話すことが出来たのである。


ただし、話の内容が荒唐無稽のため 神話や宗教逸話扱いとなり、さほど興味を持たれることがなかった・・・のだが!!!

ここで!!!・・・・・

その側近であるホールン伯が王子の話を補足し・・・より興味が出る話に盛り付けていったため、

女神フレイエミアの逸話が 一般庶民を中心にひろがっていくのである。



ラファーエル王子は まじめ一辺倒の話だったのに対し、

ホールン伯は 女神フレイエミア様の御召し物の薄絹がエロかったとか、聖女ミレイユの想像を絶する美しさ、

その背後にいた、猫耳のかわいい少女の話やらと

男たちの興味を誘う話をした上に、話を盛りに盛った作り話をたしたため、

原型がなにであったか分からなくなるまでに話が膨れ上がったのであった。




------ 女神フレイエミア様伝説!! -----------------



セルーカ王国には 女神フレイエミアを奉じる聖女ミレイユが

猫耳美女教徒軍団を率い世界の平和を乱す邪悪な者に天罰の砲弾を放つ。


しかし、正しい行いをする男性は、猫耳美女教徒の天にも昇るサービスを受けることができる。

もちろん男性たちだけではなく 女性の場合は、

猫耳美少年教徒の口には言えないとんでもないサービスを受けることができるらしい。







----------------------------------------------------




この噂話がブルジュに伝わったとき!!

ピラミッド宮殿談話室にて・・・


「ちょっと~ なに~ 私は何か いかがわしいR18的秘密結社の首領もどきの話になってるじゃないの!」

ミレイユはかなりのプンプン状態である。


「・・・・えっ 僕! そんなサービスはしたくないよ」

サラは自分の猫耳をさわりながら、複雑な気分。



「猫耳美少年教徒というのが ものすごく興味があるのだけど・・・」

エレオノーラ王女が、周りをぐるりと見回して美少年を探す。

「もしかして弟のことなの!?  」


ルナーリア王妃(仮)と仲良くイチゴケーキを食べているエルノスティ国王は 思わず噴き出した!!

「おいおい!!  俺を巻き込むなよ」 



パウネリア侍女大臣は海外からもたらされた報告書をペラペラとめくりながら話す。

「どうも この話の原型はヴィジャナル王国に帰ってもらったラファーエル王子が流した噂らしいよ 」


「あの王子 なんてことを・・・・」


「ラファーエル王子は 女神フレイエミア様の信仰を広めようとしてるのだけど、

側近のホールン伯が色々と話に尾ひれをつけまくってるらしいです」


「あの・・寝てばっかりだった人だな!!」


「話にエロ要素が入りすぎ・・・   やっぱし偉い(エロい)人だったんだ!! 」



「こういう話が広がると エロ目的のため 女神フレイエミアに参拝しに来る人が増えそうなので

いかがわしい風俗店を・・・・」

サラは楽し気に本気でつくる気になっていた。

実際 サラは魔具端末をポチポチしながら 女神神殿を建設して その隣に風俗街をつくる計画書までつくっていたww


「サラちゃん・・・  いかがわしい店をつくるのはやめて!!」

ミレイユは本気で頼んだのである。


というか・・・神聖な神殿の隣に いかがわしい店を建ててほしくない!!!




------------------------------------------


その後、ヴィジャナル王国にて・・・・


・・・いろいろな様々な出来事の末、数多くの協力者が集まりついに結成された!!

いわば ラファーエル王子の魂の叫び!! ラファーエル王子の希望、願望!!

女神フレイエミア教団 の創設である。


平和、話しハナシアイ、戦をしない

基本的に この三つの教えが支柱となる教団である。


ラファーエル王子は この日から この教団を率いて、世界平和!?を歩むことになる。




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血まみれと殺戮に目覚めてしまったエルノスティ国王が 

かつて 信条にしていた思想が 敵だった王子に受け継がれたのだった!? 


「もう、俺には血の量でしか 物事を考えられなくなった」

かつての平和主義者だったとは思えないエルノスティ国王の御言葉である!! 



「どうして ここにはラファーエル王子のような人材がいないの!?」

小声でささやくミレイユだった。

サラには聞こえてたが 聞こえないふりをしたのであった。






--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) ここから ラファーエル王子の真実の戦いが始まる!!





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