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影の守り人 〜影に潜ると異能が目覚めました〜  作者: 佐野松 友


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9/12

9 ビー玉

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 説明する為にスーパーに行かなければ。しかし、どう説明したら良いのだろうか。


「電話すれば良いにゃ」

「あ。」

「やれやれにゃ…」


 こんな事なら携帯番号を聞いておけば良かった。


 スーパーに電話を掛ける。


(電話ありがとうございます。シーガリオン富士店佐野で御座います)


「すみません、昨日お世話になった景盛です。深山さんはいらっしゃいますか?」


(……浚水君?)


「あ、はい、そうです」


(私よ、昨日のおばちゃん)


「あ〜、お疲れ様です?」


(深山さんね。…少々お待ちくださいませ)


流石ベテラン。誰か分からなかった。


(もしもし、お電話変わりました、どうしました?)


「あ、お疲れ様です。…ウチの猫が喋りました」


(…イタズラ電話ですか?)


「いや、えっと…。昨日アレからまた侵海?に入りまして」


(ちょっ、何考えてるの!?)


「あ〜、それで、半魚人野郎斃しました」


(今から、直ぐそちらに向かいます!)


ガチャッ…!


「……怒ってたな〜」

「当たり前にゃ…。それより、ハマチ食わせろにゃ」

「…元気出たのか?」

「まだまだ浚を置いて逝ける訳ないにゃ」

「…そうか」


 込み上げるものを押さえてあんこを撫でる。


「もっと労わるにゃ」

「ははっ、了解」


ピンポーンッ…。


「どうぞー」

「お邪魔するよ」

「お邪魔します」

「…兄妹で来たんすか」

「興味深い事を聞いたからね。つい、来てしまったよ」

「…猫ちゃんが喋ったとか」

「お客様にお茶くらい出すにゃ」

「あ、お構いなく…」

「…腹話術では、無いよね?」

「そんな器用じゃねぇっす」

「言葉使いが悪いにゃ」

「…コレは、驚いたね」

「尻尾が2本…」

「階位が上がったのにゃ」

「…ッ、原因は分かるのかいッ?!」

「半魚人野郎を斃した証拠をあんこが食べたんです」

「美味しかったにゃ」

「…マジで?」

「ちゅーるを凝縮した味の飴玉だにゃ」

「…飴玉?」


「昨日の圧縮を半魚人にやったんです。そしたら、ビー玉サイズまで、圧縮しました」


「…どう思う?兄さん」

「俄には信じ難いが侵海の物を食べるのは前例がある」

「…結果は?」

「全員死んだよ。血を吐いてね」

「え、でも、あんこはピンピンしてますよ?」

「簡単な話にゃ」

「ふむ。…教えて頂いても?」

「その前に浚はハマチを捌くにゃ」

「…あいよ」


 一応来客用のお茶を出して、リビングで話の続き。


「ハマチはやっぱり油が美味いにゃ〜」

「…通なんですねー」

「長生きすると食べ物に気を使うにゃ。ハマチは健康にも良いにゃ。後はデザートが出れば文句無しにゃ」

「甘く無い小豆アイスがあるよ」

「早く出すにゃッ!」

「その前にさっきの話の続きだよ」

「…しょうがないにゃ。浚は特別だから別枠にゃ。まずはコレが絶対にゃ」

「ええ。景盛君の特別差は特異です」

「そして、一般人の場合にゃ。あの海の物はエネルギーが桁違いにゃ」

「普通の健康な状態だと過剰。と言う訳か…」

「そうにゃ。今にも死にかけのエネルギーが枯渇してる奴に食べさせるにゃ。それだけで復活するにゃ。…異能も目覚めるけどにゃ」


「コレは…。普通に大発見なのでは?」

「真実ならね。被験者が居ないと証明し難い」

「人間は実験が大好きにゃ。他の国はやってるにゃ」


「…何故それをアナタが知っているんです?」

「そんなの、鳥に聞けば直ぐにゃ」

「…兄さん。私これ以上は聞かない方が良いと思う」

「…そうだね」

「もう良いかにゃ?」

「ええ。貴重な情報ありがとうございました」

「それなら、浚。アイス出すにゃ」

「あいよ」


「では、僕は戻るよ。あ、コレ携帯番号ね」

「あ、どもっす」

「美冬は色々チェックを」

「了解よ」

「じゃあね、景盛君。無茶をしないでくれよ」

「お疲れ様です」


 そう言って、深山兄は戻って行った。


衝撃の事実ッ!・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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