9 ビー玉
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
説明する為にスーパーに行かなければ。しかし、どう説明したら良いのだろうか。
「電話すれば良いにゃ」
「あ。」
「やれやれにゃ…」
こんな事なら携帯番号を聞いておけば良かった。
スーパーに電話を掛ける。
(電話ありがとうございます。シーガリオン富士店佐野で御座います)
「すみません、昨日お世話になった景盛です。深山さんはいらっしゃいますか?」
(……浚水君?)
「あ、はい、そうです」
(私よ、昨日のおばちゃん)
「あ〜、お疲れ様です?」
(深山さんね。…少々お待ちくださいませ)
流石ベテラン。誰か分からなかった。
(もしもし、お電話変わりました、どうしました?)
「あ、お疲れ様です。…ウチの猫が喋りました」
(…イタズラ電話ですか?)
「いや、えっと…。昨日アレからまた侵海?に入りまして」
(ちょっ、何考えてるの!?)
「あ〜、それで、半魚人野郎斃しました」
(今から、直ぐそちらに向かいます!)
ガチャッ…!
「……怒ってたな〜」
「当たり前にゃ…。それより、ハマチ食わせろにゃ」
「…元気出たのか?」
「まだまだ浚を置いて逝ける訳ないにゃ」
「…そうか」
込み上げるものを押さえてあんこを撫でる。
「もっと労わるにゃ」
「ははっ、了解」
ピンポーンッ…。
「どうぞー」
「お邪魔するよ」
「お邪魔します」
「…兄妹で来たんすか」
「興味深い事を聞いたからね。つい、来てしまったよ」
「…猫ちゃんが喋ったとか」
「お客様にお茶くらい出すにゃ」
「あ、お構いなく…」
「…腹話術では、無いよね?」
「そんな器用じゃねぇっす」
「言葉使いが悪いにゃ」
「…コレは、驚いたね」
「尻尾が2本…」
「階位が上がったのにゃ」
「…ッ、原因は分かるのかいッ?!」
「半魚人野郎を斃した証拠をあんこが食べたんです」
「美味しかったにゃ」
「…マジで?」
「ちゅーるを凝縮した味の飴玉だにゃ」
「…飴玉?」
「昨日の圧縮を半魚人にやったんです。そしたら、ビー玉サイズまで、圧縮しました」
「…どう思う?兄さん」
「俄には信じ難いが侵海の物を食べるのは前例がある」
「…結果は?」
「全員死んだよ。血を吐いてね」
「え、でも、あんこはピンピンしてますよ?」
「簡単な話にゃ」
「ふむ。…教えて頂いても?」
「その前に浚はハマチを捌くにゃ」
「…あいよ」
一応来客用のお茶を出して、リビングで話の続き。
「ハマチはやっぱり油が美味いにゃ〜」
「…通なんですねー」
「長生きすると食べ物に気を使うにゃ。ハマチは健康にも良いにゃ。後はデザートが出れば文句無しにゃ」
「甘く無い小豆アイスがあるよ」
「早く出すにゃッ!」
「その前にさっきの話の続きだよ」
「…しょうがないにゃ。浚は特別だから別枠にゃ。まずはコレが絶対にゃ」
「ええ。景盛君の特別差は特異です」
「そして、一般人の場合にゃ。あの海の物はエネルギーが桁違いにゃ」
「普通の健康な状態だと過剰。と言う訳か…」
「そうにゃ。今にも死にかけのエネルギーが枯渇してる奴に食べさせるにゃ。それだけで復活するにゃ。…異能も目覚めるけどにゃ」
「コレは…。普通に大発見なのでは?」
「真実ならね。被験者が居ないと証明し難い」
「人間は実験が大好きにゃ。他の国はやってるにゃ」
「…何故それをアナタが知っているんです?」
「そんなの、鳥に聞けば直ぐにゃ」
「…兄さん。私これ以上は聞かない方が良いと思う」
「…そうだね」
「もう良いかにゃ?」
「ええ。貴重な情報ありがとうございました」
「それなら、浚。アイス出すにゃ」
「あいよ」
「では、僕は戻るよ。あ、コレ携帯番号ね」
「あ、どもっす」
「美冬は色々チェックを」
「了解よ」
「じゃあね、景盛君。無茶をしないでくれよ」
「お疲れ様です」
そう言って、深山兄は戻って行った。
衝撃の事実ッ!・:*+.\(( °ω° ))/.:+




