10 深山美冬
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
「もう。驚かせないでよ…」
「すんません」
「でも、猫ちゃんが元気になって良かったわね」
「ええ。大切な家族なんで」
「寿命も伸びたのかしら?」
「多分?」
「モチロン伸びたにゃ」
「…そうだ。1つ聞きたい事があったの」
「何にゃ?」
「ステージ1か、2の人間がその飴玉を食べたら、どうなりますか?」
「にゃ?進んで人から外れたいのにゃ?」
「…どう言う意味です?」
「ステージなんて言ってるけれど、人が水を操れるかにゃ?」
「いえ、…それでは、ステージ3とは……」
「私を見てみるにゃ。普通の猫かにゃ?」
「いえ、猫又です…」
「ステージ3の人間が普通の筈が無いのにゃ」
「おい、俺は人間だぞ」
「爬虫類の王の目をして何が人間にゃ…」
「うぐ…」
「爬虫類の王ですか?」
「何でもないにゃ」
そう言ってあんこはスタスタと外に行ってしまった。
「飴玉欲しいっすか?」
「そうね…。研究するにも現物は欲しいわ」
「了解」
「無茶しないでね」
「大丈夫っす。楽勝なんで」
「油断厳禁ッ」
「…うっす」
「それと、コレと、コレ。渡しておきます」
「…?カード?」
「私の番号と本部へ行く為のパス」
「良いんすか?」
「悪用しないでしょ?」
「それは勿論」
「それと、敬語も要らないわ。苦手でしょ?」
「…助かるよ」
「改めまして、深山美冬よ。宜しくね?」
「景盛浚水。浚でいい。宜しく」
握手して、番号の書かれた名刺とIDカードを貰った。
「硬いにゃ〜…」
屋根の上から2人を眺めて一言。
チュンッ…。
「オスが着飾ってアピールするのは、お前達鳥の方が上手だにゃ〜」
ほのぼの日向ぼっこしていた。
「戻りました」
「お帰り。彼女は何か言っていたかい?」
「ええ…。私達も更に上に行けるかと」
「人の道を外れてかい?」
「…はぁ。性格が悪いわよ、兄さん」
「仕方ないだろう?彼は金の卵を産むガチョウだ」
「間違っていないだけにタチが悪いわね…」
「良き隣人でいる必要が有るし、取り込まれる訳にもいかない。直ぐにバレるよ。彼の特異性は。…美冬がもう少し年下だったら良かったんだけどねぇ…」
「セクハラで訴えるわよ」
「ごめん、ごめん」
「あの子はどうなの?」
「…彼女かい?…衝突しそうでねぇ…」
「あ〜。ステージ3の誇りね」
「彼が勝ってしまうと色々面倒だしね…」
「陰陽院…」
「肝入りだからね。把握してる一部の者達も騒ぐだろう」
「台風の目になるのね…」
「爬虫類の王…」
「そう言ってたわね、彼女」
「…咄嗟に思い浮かぶモノは?」
「……ドラゴン?」
「海の有名な龍さ」
リヴァイアサン…




