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影の守り人 〜影に潜ると異能が目覚めました〜  作者: 佐野松 友


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7/8

7 検査結果

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「お疲れ様。景盛君」

「お疲れ様でした。…どうでした?」


「素晴らしい結果だったよ。…おめでとう。君は人類3人目のステージ3だ」

「…ステージ3?」


「水の加護と我々は言っている。簡単に言うと水中呼吸が出来る影人の事を指す。…特に君の異能は対侵海に特化していると我々は見ているのさ」


「侵海特化型に分類されるのは君で2人目だよ」


「あなたは?」

「研究員のAさ」

「同じく研究員のB」


「阿笠さんと坂田さんよ」


 阿笠が少し太めのメガネ。坂田が2メートル近いマッチョ。白衣がどちらも悲鳴をあげている。誰得だ。


「因みにステージ1がこの組織の大多数だ。ステージ2は、」

「私と兄さんともう1人だけよ」


「深山さんも?」

「そう。私は、、」


 掌を此方にかざして、水分が集まっていく。


「水の短剣ね」

「へぇ…。そっちの深山さんは?」


「誠で良いよ。コチラも浚水君と呼ばせてもらうけどね。…僕の異能も妹と似てて、、」


 コチラも掌をかざして、…槍、か?


「正確には銛、だね。一応サハギンなら斃した事もあるよ」

「あの半魚人を…。」

「表世界から銛を射出するんだよ。侵海そのものが危険だからね」

「あっちに行けるんすか?」

「ある程度周期があるのさ。…君は運が良いのか悪いのか、侵海に全身浸かり、更に飲んだ。普通なら死んでいるよ」


 自分の身体を見つめる。…確かに物凄い怠さと眠さだった。運が悪かったらそのまま眠る様に…。


 ゾッとする。


「適合出来る人間も中にはいるらしいけどね。僕達では触るだけで精一杯さ。あの中に入るのは自殺と同義だよ」


「……」


「君は難なく泳げるけどね」

「…大丈夫なんすか?」


「前例がいるからね。彼女は君と同じ様に水の加護を得て、サハギンやナイトシーザーを斃している」


「ナイトシーザー?」


「見たまえ」


 深山がパソコンから何やら打ち込んでいる。


 プロジェクターから映し出されるのは、見覚えのある、、


「コレがサハギン。君の言う半魚人だね。この個体達は侵海の比較的浅瀬に沢山いる。」


「沢山…」


「そう、沢山だ。獲物を引き摺り込み、溺れさせ、捕食する。」


「食われるんすか…」


「年間の行方不明の多くがサハギンの仕業とされている。…表では言えないがね…」


 それはそうだろう。行方不明の被害者が半魚人に攫われたなんて、誰が信じると言うのか。


「そして、コレがナイトシーザー」


 武器持ちの半魚人が服を着ている…。


「サハギンが知能を持ち、武器を持ち、言葉を得た存在だよ」

「コンタクトが取れる…?」

「残念だけど。無理だね。攻撃性が更に上がっていて、サハギンを統率して襲ってくる」


 そんなヤバい存在を斃したのか…。


「今の所分かっているのはコレだけなんだ。更に深い所に何があるのか、居るのかも分からない。…だから、君にお願いがあるんだ」


「…命懸けの探索をしろって?」


「勿論報酬は破格を用意するし、願い事も出来る限り約束しよう」


「…少し、考えさせて下さい」


「良いとも。…帰りは妹が送って行くよ」


 スーパーで買い物をして、家に帰る。


「ここまででいいです」

「そう?…もし、助けが必要なら遠慮なく頼ってね」

「うす」

「兄さんは言わなかったけど。…ステージ3はね、侵海を呼べるの。…用心してね」


 そう言うと、深山は歩いて行った。



研究員AとB。鉄板ネタを笑ってくれなくて少し凹む。

A、若い子のツボは分からん…

B、鼻メガネでも付けるべきか…

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