7 検査結果
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
「お疲れ様。景盛君」
「お疲れ様でした。…どうでした?」
「素晴らしい結果だったよ。…おめでとう。君は人類3人目のステージ3だ」
「…ステージ3?」
「水の加護と我々は言っている。簡単に言うと水中呼吸が出来る影人の事を指す。…特に君の異能は対侵海に特化していると我々は見ているのさ」
「侵海特化型に分類されるのは君で2人目だよ」
「あなたは?」
「研究員のAさ」
「同じく研究員のB」
「阿笠さんと坂田さんよ」
阿笠が少し太めのメガネ。坂田が2メートル近いマッチョ。白衣がどちらも悲鳴をあげている。誰得だ。
「因みにステージ1がこの組織の大多数だ。ステージ2は、」
「私と兄さんともう1人だけよ」
「深山さんも?」
「そう。私は、、」
掌を此方にかざして、水分が集まっていく。
「水の短剣ね」
「へぇ…。そっちの深山さんは?」
「誠で良いよ。コチラも浚水君と呼ばせてもらうけどね。…僕の異能も妹と似てて、、」
コチラも掌をかざして、…槍、か?
「正確には銛、だね。一応サハギンなら斃した事もあるよ」
「あの半魚人を…。」
「表世界から銛を射出するんだよ。侵海そのものが危険だからね」
「あっちに行けるんすか?」
「ある程度周期があるのさ。…君は運が良いのか悪いのか、侵海に全身浸かり、更に飲んだ。普通なら死んでいるよ」
自分の身体を見つめる。…確かに物凄い怠さと眠さだった。運が悪かったらそのまま眠る様に…。
ゾッとする。
「適合出来る人間も中にはいるらしいけどね。僕達では触るだけで精一杯さ。あの中に入るのは自殺と同義だよ」
「……」
「君は難なく泳げるけどね」
「…大丈夫なんすか?」
「前例がいるからね。彼女は君と同じ様に水の加護を得て、サハギンやナイトシーザーを斃している」
「ナイトシーザー?」
「見たまえ」
深山がパソコンから何やら打ち込んでいる。
プロジェクターから映し出されるのは、見覚えのある、、
「コレがサハギン。君の言う半魚人だね。この個体達は侵海の比較的浅瀬に沢山いる。」
「沢山…」
「そう、沢山だ。獲物を引き摺り込み、溺れさせ、捕食する。」
「食われるんすか…」
「年間の行方不明の多くがサハギンの仕業とされている。…表では言えないがね…」
それはそうだろう。行方不明の被害者が半魚人に攫われたなんて、誰が信じると言うのか。
「そして、コレがナイトシーザー」
武器持ちの半魚人が服を着ている…。
「サハギンが知能を持ち、武器を持ち、言葉を得た存在だよ」
「コンタクトが取れる…?」
「残念だけど。無理だね。攻撃性が更に上がっていて、サハギンを統率して襲ってくる」
そんなヤバい存在を斃したのか…。
「今の所分かっているのはコレだけなんだ。更に深い所に何があるのか、居るのかも分からない。…だから、君にお願いがあるんだ」
「…命懸けの探索をしろって?」
「勿論報酬は破格を用意するし、願い事も出来る限り約束しよう」
「…少し、考えさせて下さい」
「良いとも。…帰りは妹が送って行くよ」
スーパーで買い物をして、家に帰る。
「ここまででいいです」
「そう?…もし、助けが必要なら遠慮なく頼ってね」
「うす」
「兄さんは言わなかったけど。…ステージ3はね、侵海を呼べるの。…用心してね」
そう言うと、深山は歩いて行った。
研究員AとB。鉄板ネタを笑ってくれなくて少し凹む。
A、若い子のツボは分からん…
B、鼻メガネでも付けるべきか…




