6 異能
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
いつの間にか人が増えている。
「早速、テストしてみよう。プールに入って、好きに泳いでくれ」
言われた通り、着水する。…特に入った感じはいつも泳いでいるプールと何も変わらない。
「変質しない…と」
「やっぱりまだステージ1なのでは?」
「…いや、見てくれ」
泳ぎから、潜水に変える。…泳ぎやすい?いつもより水の抵抗を感じない。
「水の加護…」
「ステージ3だと…」
息苦しくならない…。それどころか気分が良い。まるで、水中が生きる場所とでも云うのか。
「鰓を確認。ステージ3です」
「異能がまだだ。水深を下げてチェックしよう」
深く潜る。…普通のプールと思っていたが、奥に行くほど底が遠い。
[あ〜、テステス。聞こえたら親指でグッドサインをくれないか?]
取り敢えずグッド。
[壁に立て掛けてある武器があるだろう。どれでもいいから扱ってみてくれ]
武器…。見たところ、日本刀やら、槍、斧まで色々ある。
取り敢えず、日本刀をチョイス。
ー重ッ
重い。これを振ってあの半魚人を斃すイメージがつかない。
軽そうな小太刀が持つには丁度いい。けど、しっくり来ない。
「武器タイプではない…と」
「特殊タイプでしょうか?」
「……ふむ」
[景盛君。サハギンに襲われた時、どんな事を考えたかな?」
どんな?…必死になって足掻いた。必死に何とかしようとして、目に…。
ーギュルンッ
「ひッ」
「爬虫類の目…か?」
…更にクリアに見えるようになった?…何だ?目の奥が、熱い。
武器…。
ギリギリ…。ミシッ、メキッ、バキンッ!
「小太刀が折れた…」
「…水圧だ。彼の見た先から水圧が増している…」
「そ、そんなの…」
「水の申し子よりも上の可能性か…」
「化け物レベル…」
[景盛君。最後に人形を沈める。どんな方法でもいいから壊してみてくれ]
落ちて来たのはマネキン人形。恐らくは沈む材質なのだろう。
壊す。…先程と同じ様に人形に向かって目に力を入れる。
ーメキメキッ、ベギッ、ボゴッ、ミシミシ…。
凄い圧力により、圧縮された人形だった物。
ーコレが、深山が言っていた、異能…。
「恐ろしいな…」
「コレがステージ3…」
「侵海の水を飲んで生きた人間か…」
[景盛君。ありがとう、テストを終了するよ。上がって来てくれ]
「ふぅ…。どうでした?」
「素晴らしいよ。…そうだ、此処に真水が入ったペットボトルがある。コレに何か出来るかい?」
普通の市販品の水。…目に力を入れてみる。
メキメキッ!…バンッ!
「あ、すんません」
「いや、こちらこそ、すまないね。検査は終了だよ」
「…血とか、脳波とか取らないんすか?」
「影人はね、特殊なんだ。血も脳も変わらないよ。…君の場合は鰓が出来たけどね」
「…え?」
「水中にいる時だけ出来るみたいだね。実に興味深い」
首周りを触っても、特にいつも通りだ。
「あと、目はあまり多様しない方が良いだろう。…シンプルに危険だし、珍獣扱いされるからね」
「…うっす」
珍獣扱いはごめん被る。
ステージ1侵海に触っただけの人
ステージ2異能に目醒める。侵海を何度も触る必要有り
ステージ3早い話魚になる。侵海を飲むとなれる。
適合しないと死ぬ。ちびちび飲みましょう(゜∀゜)




