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影の守り人 〜影に潜ると異能が目覚めました〜  作者: 佐野松 友


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4/9

4 夢の中で

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


ーここは…。


「此処は君の夢の中」


ー夢…。


「そう、君は侵海でサハギンに襲われ、飲んだ」


ー飲む…。


「侵海の水はね、人には猛毒なんだ。」


ー毒…。


「でも、君は生きて帰った。毒を飲んで、だ」


ーそうだ…。


「今、君の身体は猛毒に犯されて尚、生きたいと足掻いている」


ーそうだ。


「天涯孤独になり、家族も余命幾ばくかの老猫だけ」


ーそうだ。


「それでも、君は生きたいか」


「…ああ。生きたい。あんこが待ってるんだ」


「そうか。…おめでとう。君は運命に勝った」


「運命…?」


「…もし、また、引き摺り込まれたら、どうしたい?」


「そんなの、決まってる。…3枚におろしてやるよ。おじいちゃんの包丁で。」


「…そうか、使ってくれるか。……思う存分振るうがいい。君なら、或いは…」


「…?」


「いや、なんでもないさ。…君は力を得るだろう。その力を良き事に使うように祈っているよ」


「待ってくれッ、アンタはいったい…」


「…それも、潜れば分かるさ。……もし、次に会うなら、侵海だな。浚水」


「…ッ、あ、アンタはッ」


「…それと、防犯はしっかりと、だ」


「…は?…ゴボボッ」



ー待ってるぞ、浚水。



「待ってくれッ!」

「きゃッ」


サクッ


「…痛ってぇーーッ!」

「ごめんなさいッごめんなさいッ」


「ご、強盗かよッ、お生憎だが金目のもんなんかねぇぞッ!」

「ま、待ちなさいッ、誤解よッ」

「なら、そのナイフ捨てやがれッ!」

「…あ、そ、そうね」


ポイッ…。


「か、景盛君、落とし物を届けに来たの」

「は?」


「コレ、生徒手帳。住所が載ってたから…」

「た、確かに」


 あの時に落としたのだろう。


「…強盗では無い、と?」

「違うわ。…景盛、浚水君、昨日何があったか、覚えていますか?」


「…はぁ。…笑われるかも知れないけど、…半魚人に襲われた」

「侵海に入り込んだ…と。」

「引き摺り込まれた、だよ」


「どちらにせよ、…飲んだのよね?」

「得体の知れない水か?…溺れる程ね」

「…体調はどう?」

「刺した当人が言うのか?」

「あれはっ。…暴走する可能性が有ったから…」

「…アンタ、何もんだ?」


「私は深山。深山美冬。治療も込みで私の組織に案内します」


 それが、俺達の始まり。


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