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影の守り人 〜影は魑魅魍魎が支配する世界でした。力で全てアメ玉にして斃します〜  作者: 佐野松 友
始まりの影

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24/31

24 眷属大先輩

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「分かったか、小娘、私が大先輩あんこなるぞ!敬うにゃ〜」


 …ふみふみしながら言ってもな。


「先輩、どうしたら?」

「しらん。あんこの悪ふざけだからな」

「それにしては、威力の強いドロップキックだったわよ?」

「先輩の威厳を見せるには上に乗るのが1番なのにゃ」

「どんな理屈だ…」


 ふみふみは継続しながらも、白鳥に先輩としてのあれやこれをレクチャーするあんこ。


「まずは自分の異能が何かを探すのにゃっ。それまで、ふみふみを続けるにゃ〜」


「…一部の層にはご褒美では?」


「五月蝿いにゃ!爪たてるぞっ」


 それもご褒美なのでは?


「ごほんっ。白鳥、武器が出せそうとか、何かないか?」

「うむむむ…。何かヒントとか無いですか?」


「…俺は特殊例らしいからなぁ。あんこは爪の斬撃範囲だろ?」

「そうにゃ。美冬も階位が上がれば、ナイフ以外も出来るかもしれないのにゃ」

「ほ、本当に?」

「どうやって侵海の底までナイフ一本で行く気にゃ…。殺されるだけにゃ〜。…小娘も浚に付いて行くなら精進するにゃ」


 それは、そうだよな。ナイフだけで、シーザーならいけるかもだけど、その下、未知の奴等に効くかと言えば、正直微妙だ。


「小娘の名前から連想して、出るかもにゃ?」

「私の名前から…」


 白鳥…。白鳥雫だったか?


「…センパイ?」

「…何だ?」

「私の名前分かりますよね?」

「白鳥だろ」

「下の名前です!」

「…………雫。」

「ほ」

「ほ?」

「ほあぁぁあ〜!?」

「…ッ!?」


 いきなり奇声を上げる白鳥に驚く。…そんなに下の名前呼ばれて嫌だったのか…。


「何にゃ?!」

「…青春ねぇ」


 少し黄昏ながら深山妹が呟いた。


「それで、雫は雫が出せるかにゃ?」

「…洒落で出るの?」

「直感にゃ。指先にでも集中したらビームが出るかもにゃ〜」

「雫関係無い?!」

「何だっけ。雨垂れ石を穿つとか?」


 その言葉で着想を得たのか、白鳥が指先をコチラに向けた。…人を指すもんじゃないんだが。今はいいだろう。


「…先輩。見てください!指先から…」

「…ビームには見えないな」


 どうみても、ポタ、ポタ、くらいの感覚。


「ステージが上がるのを期待だにゃ」

「ポタポタがシャワーくらいになるのかしら…」

「微妙過ぎますよね!?」


 諺通りなら常に修行あるのみだな。


 何故、白鳥の名前を覚えていたのか。好きな諺が雨垂れ石を穿つだからだ。雫。良い名前じゃないか。


 その名の通り、一滴ずつでも石に穴を開ける雫。


 あんこの言う通り、そのうちビームみたいになるかもな。

青春っ\(//∇//)\

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