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影の守り人 〜影は魑魅魍魎が支配する世界でした。力で全てアメ玉にして斃します〜  作者: 佐野松 友
始まりの影

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23/31

23 眷属

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「いや〜。美味しかった。特にシメの雑炊が良かったね」

「本当に。お店で食べた物と遜色無いほど、美味しかったわ」


「先輩がお嫁さんになって下さい」

「アホか。自炊のレベルだぞ、…白鳥、身体に違和感や不調はあるか?」

「…?お腹いっぱいです」


「あれだけ食べたらそうなるのにゃ…。あまり時間がないから、浚。直接吸い出すにゃ〜」

「吸う!?せ、先輩、私達まだそこまで進んでませんよ!?」

「そこもなにも、ゼロだろうが…。あんこ、どうやる?」

「先ずは、横になって、お腹を出すにゃ〜」

「…流石に乙女の肌を見るのは不味いから、終わったら呼んでくれないかい?」

「了解よ、兄さん」


「え、食べたばかりでお腹を出すのはちょっと…」

「早くしろにゃ」

「はいっ。先輩、この猫ちゃん、私に厳しくないですかっ!?」


「……気のせいだろ」


 横になった白鳥の服をお腹まで捲り上げるあんこ。

…確かに、食べ過ぎだな。ぽっこりしてる。


「お嫁に行けなくなります…」

「安心するにゃ。眷属になれば万事オッケーにゃ」

「…おい」

「浚はお腹に手を当てて、小娘の中の過剰な侵海を纏めるのにゃ」


 はぐらかされた気がするが、今はいいだろう。…白鳥のお腹に手を乗せる。…あんこが言うには、過剰な侵海が有ると。


 ……確かに、反発する過剰なエネルギーが分かる。…コレを白鳥が扱えるまでの量まで吸い固める

ッ。少しずつ、負担のないように、ゆっくりと…。


「あ〜。何だかスッキリした様な?」

「…お前どれだけ飲んだんだよ…」


 手に収まるのは砲丸並みの大きさの玉。コレが白鳥の余剰分の侵海。それだけ引き摺り込まれて飲んだと言う事だ。


「終わったかい?」

「もう、呼ぶから待っててよ…」

「ごめんごめん、待ちきれなくてね」

「コレは使うか?」

「そうだね。研究サンプルとして買い取るよ。それで、彼女はステージ2になったのかい?」


「にゃ?…浚、全部吸ったのにゃ?」

「…いや、白鳥が扱える量は残した」

「それなら、ステージ3になるのも時間の問題にゃ〜」


「ちょっと、さっきからステージとか何なんです?私、もしかしたらあの半魚人になっちゃうとか!?」

「…半魚人にはならないぞ」

「あ、それなら、まぁ。…いやいや、本当ですよね?」


「どちらかと言うと異能が生えるにゃ〜」

「え、時間を止めたり、誘惑できたりとかです!?」

「…お前、結構なスケベにゃ」

「ひどいっ。健全な考えかたですよっ」


「……」

「同じ女性として、ノーコメントよ」

「何も聞いてないぞ」

「あはは…。取り敢えず、コレはサンプルで貰って行くよ。美冬は彼女の様子を見ながら戻って来てくれ」


「了解よ。どうなんです?彼女」

「ちゃんと眷属になってるにゃ。先輩は私なのにゃ〜」

「先輩猫ちゃんです?」

「あんこ大先輩と呼ぶにゃ〜」

「あんこ大先輩…」

「眷属になったって話だけど、双方に特とかあるの?」

「モチロンにゃ。と、言いたい所なんだけどにゃ〜」

「制約があると」

「浚の位が上がれば上がるほど、寿命が伸びるにゃ」

「…私まだ10代なんですけど…」

「若さもにゃ」

「…っ」

「何ですと?!」

「…ねぇ、浚君。」

「美冬はもうステージ2まで上げてるから駄目にゃ。侵海に染まり過ぎてるにゃ」

「がーん…」

「普通に位を上げれば良い話なのにゃ〜」

「そ、そうね…。が、頑張るっ」


「大先輩も眷属?なんですか?」

「そうとも言えるし、違うとも言うのにゃ。浚と長く生活して、浚の波動を毎日浴びてたにゃ。そして、寿命が付き掛けの時にサハギンの飴玉を食べたのにゃ。コレも浚の能力で。なのにゃ」

「…つまり?」


 無言のあんこが白鳥を蹴り倒し上に乗った。


「言わば、相棒枠なのにゃッ!眷属なんて下っ端にゃ〜ッ」


 渾身のドヤ顔。…お猫様に乗られて良いな、白鳥。

20年以上生きた先輩猫の意地!・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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