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影の守り人 〜影は魑魅魍魎が支配する世界でした。力で全てアメ玉にして斃します〜  作者: 佐野松 友
始まりの影

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20/31

20 あんこと侵海

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 流石に日本円じゃない札束を貰っても、どうしたら良いか分からないので、丁重にお断りした。せめて、日本円でお願いしたい。


「今日は潜るのにゃ?」

「ああ。報酬が出るからな。遺産も節約しながら使っていても減るもんは減るから」

「お金を稼ぐにゃ〜」


 あんこの大好きなハマチだって、安くはない。バイトをしながら高校に行く事も考えた事も一度や二度じゃ無い。おじいちゃんが高校卒業分のお金を遺してくれなかったら、大変だったと思う。


「貯金は有れば有るだけ良い」

「節約も大切にゃ〜」


 そう。その為にはサハギン共を玉にして、売り捌く。それだけで大金をくれるんだ。俺なら行ける。今ならアイツらが金に見える。


「それじゃ、行くぞ」

「れっつらごーにゃ〜」



 影の世界、侵海。サハギンが大勢いる表層部分で、支配者が君臨していた。


「ギョギョーッ!?」

「ギヨベッ?!」

「ギョギョ…!?」

「何言ってもてめーらは玉になるんだよッ!」

「そうにゃ〜ッ美味しい飴玉になれにゃ〜!」


 大も小も関係ない。全部玉にする。玉を入れる為に態々大きめのリュックを買ったんだ。せめて、パンパンになるくらいは狩りたい。


「ギー!!」


「シーザーが来たにゃッ」

「掛かってこい!」


 おじいちゃんの包丁も使い方が分かってきた。この包丁は俺の眼の圧力に耐えられる。恐らく唯一の武器だ。そして、耐えられるのなら、こういう使い方も出来るッ!


ドシュッ!


「ギッ!?」

「うにゃ〜ッ」


ザシュッ…。


 射出した包丁がシーザーの胸に突き刺さり、トドメはあんこの爪。サハギンなら包丁の一撃で斃せるけど、シーザーは硬い。流石上位種。


「浚、早く飴玉にするにゃ」

「飴玉にした覚えはないんだが。」

「そうなのにゃ?美味しい飴玉にゃ〜」


 確かにビー玉は飴玉に似てる。誤嚥でニュースになる事もあるには有るが。


「因みに、昨日人間を玉にしたろ?」

「にゃ?多分食べれるにゃ」

「…マジかよ」


 それは、おじいちゃんが持ってたマンガの敵キャラの技じゃないか?いや、チョコになれとか思ってなかったぞ?


「小腹でも空いてたのかにゃ?」

「俺は腹ペコキャラじゃない…」


 確かに、節約はしていたさ。でも、ちゃんと3食食べてたし、規則正しい生活だと思うぞ。買い食いだってほとんどしていない。


「そんな事はどうでも良いのにゃ。また、シーザーが来たにゃ」

「俺は…、俺は、腹ペコキャラじゃ無いッ!」


「ギーッ?!」


メキメキッ…。ベコ、ビキ、ギリギリ…ッ!


「あーッ何するにゃ!豆粒なんて食いでが無いにゃッ!」

「……はぁ。結構集めたし、今日は帰るぞ」

「さっきのシーザーの飴玉を寄越すにゃ〜」

「豆は嫌か?」

「そんなもん、深山にぶん投げろにゃ」

「鬼かよ」


 まぁ、間違いなく投げ渡せば、研究しに帰るので、

鬼は外になるが。

魔人好きなんですよね。あの能力一度は欲しいと思った事があります(*´꒳`*)特に等身大チョコ。

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