20 あんこと侵海
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
流石に日本円じゃない札束を貰っても、どうしたら良いか分からないので、丁重にお断りした。せめて、日本円でお願いしたい。
「今日は潜るのにゃ?」
「ああ。報酬が出るからな。遺産も節約しながら使っていても減るもんは減るから」
「お金を稼ぐにゃ〜」
あんこの大好きなハマチだって、安くはない。バイトをしながら高校に行く事も考えた事も一度や二度じゃ無い。おじいちゃんが高校卒業分のお金を遺してくれなかったら、大変だったと思う。
「貯金は有れば有るだけ良い」
「節約も大切にゃ〜」
そう。その為にはサハギン共を玉にして、売り捌く。それだけで大金をくれるんだ。俺なら行ける。今ならアイツらが金に見える。
「それじゃ、行くぞ」
「れっつらごーにゃ〜」
影の世界、侵海。サハギンが大勢いる表層部分で、支配者が君臨していた。
「ギョギョーッ!?」
「ギヨベッ?!」
「ギョギョ…!?」
「何言ってもてめーらは玉になるんだよッ!」
「そうにゃ〜ッ美味しい飴玉になれにゃ〜!」
大も小も関係ない。全部玉にする。玉を入れる為に態々大きめのリュックを買ったんだ。せめて、パンパンになるくらいは狩りたい。
「ギー!!」
「シーザーが来たにゃッ」
「掛かってこい!」
おじいちゃんの包丁も使い方が分かってきた。この包丁は俺の眼の圧力に耐えられる。恐らく唯一の武器だ。そして、耐えられるのなら、こういう使い方も出来るッ!
ドシュッ!
「ギッ!?」
「うにゃ〜ッ」
ザシュッ…。
射出した包丁がシーザーの胸に突き刺さり、トドメはあんこの爪。サハギンなら包丁の一撃で斃せるけど、シーザーは硬い。流石上位種。
「浚、早く飴玉にするにゃ」
「飴玉にした覚えはないんだが。」
「そうなのにゃ?美味しい飴玉にゃ〜」
確かにビー玉は飴玉に似てる。誤嚥でニュースになる事もあるには有るが。
「因みに、昨日人間を玉にしたろ?」
「にゃ?多分食べれるにゃ」
「…マジかよ」
それは、おじいちゃんが持ってたマンガの敵キャラの技じゃないか?いや、チョコになれとか思ってなかったぞ?
「小腹でも空いてたのかにゃ?」
「俺は腹ペコキャラじゃない…」
確かに、節約はしていたさ。でも、ちゃんと3食食べてたし、規則正しい生活だと思うぞ。買い食いだってほとんどしていない。
「そんな事はどうでも良いのにゃ。また、シーザーが来たにゃ」
「俺は…、俺は、腹ペコキャラじゃ無いッ!」
「ギーッ?!」
メキメキッ…。ベコ、ビキ、ギリギリ…ッ!
「あーッ何するにゃ!豆粒なんて食いでが無いにゃッ!」
「……はぁ。結構集めたし、今日は帰るぞ」
「さっきのシーザーの飴玉を寄越すにゃ〜」
「豆は嫌か?」
「そんなもん、深山にぶん投げろにゃ」
「鬼かよ」
まぁ、間違いなく投げ渡せば、研究しに帰るので、
鬼は外になるが。
魔人好きなんですよね。あの能力一度は欲しいと思った事があります(*´꒳`*)特に等身大チョコ。




